ブラッド
時緒🍴自家通販実施中
TRAINING8/5 ブラネロ版ワンドロライお題:「エスコート」「秘めたもの」「赤面」
ネロが寝ているところに、不思議な指輪を持って箒で訪ねてくるブラッドリーのお話です。ちょっと甘め。
月の魚 夏の日の夜半すぎ、コツコツと窓が叩かれる音がした。
俺はちょうどその時自室のベッドでまどろんでいて、意識があやふやだったから、最初のうちはそれを夢の中の幻だと思った。けれどその音はしつこく鳴り続けたので、俺はいよいよ目を覚まし(久しぶりに早寝をして気分がよかったのに最悪だと思った。汗はかいていたが)身体を起こし窓を見た。
あたりは月と星の明かりしかなく薄暗かったけれど、分厚い硝子窓越しに映る人影はきちんと見えた。それは紛れもない、俺の元相棒であるブラッドのものだった。どういうわけか知らないが、彼は愛用の箒に乗り、何やらリズムを刻んで不透明な窓を叩いている。鼻歌を歌うようなそれに俺はため息をついたけれど、彼が何かを思いついてしまった時にはことは全て遅く、俺に出来ることは一つもなかった。今夜も、ブラッドは空想を現実にしようとしているか、もうしてしまったのだろう。
3448俺はちょうどその時自室のベッドでまどろんでいて、意識があやふやだったから、最初のうちはそれを夢の中の幻だと思った。けれどその音はしつこく鳴り続けたので、俺はいよいよ目を覚まし(久しぶりに早寝をして気分がよかったのに最悪だと思った。汗はかいていたが)身体を起こし窓を見た。
あたりは月と星の明かりしかなく薄暗かったけれど、分厚い硝子窓越しに映る人影はきちんと見えた。それは紛れもない、俺の元相棒であるブラッドのものだった。どういうわけか知らないが、彼は愛用の箒に乗り、何やらリズムを刻んで不透明な窓を叩いている。鼻歌を歌うようなそれに俺はため息をついたけれど、彼が何かを思いついてしまった時にはことは全て遅く、俺に出来ることは一つもなかった。今夜も、ブラッドは空想を現実にしようとしているか、もうしてしまったのだろう。
Ppeco0
DONEブラボ マリア様とヒマワリ🌻2023/8/8 完成
応援絵文字やリアクション等ありがとうございます!
嬉しすぎて一人で絵文字を眺めながらニヤニヤしています。
夏バテ気味でしたが、おかげさまで元気とやる気が復活しました🙏
皆様もどうか暑さに気をつけてお過ごしくださいませ😌
disciplexmentor
DOODLEニーナ・ジョーンズ(少女時代)× ブラッド・メニクソン(青年時代)こう左右固定なんですが······
過去の回想シーンを見てからなぜかこの二人を百合だと思っているところ。(何だろう…)
百(もも)
PAST2023/05/03 投稿(https://twitter.com/Momo100_317/status/1653913102919012353?s=20)
「檸檬」と「夢十夜」のマッシュアップオマージュです。
断絶期にブラッドリーが見た夢の話です。
YELLOW 気がつくと、おれは何もない道を歩いていた。何もないというのは些か大袈裟な表現で、実際には家も街路樹もあった。
これが夢であると気が付いていた。おれは平常通り金のない大学生で、指だって両手に五本ずつしっかりと生えていた。それでも、おれは知っていた。これは夢である。
最近はひたすら懊悩の日々だ。大学の卒業と入隊を目前にして、果たして本当にこれで良いのかと今更のように思ったりもしている。自分の名前の綴りすらもあやしいような頃から持ち続けていた目標をようやく達成しようとしている。そのことに精神が戸惑っているのかも知れなかった。もしくは、自分のこれは目標や夢などという崇高なものではなく、もはや意地なのではないかと考えてしまうことがあった。
2033これが夢であると気が付いていた。おれは平常通り金のない大学生で、指だって両手に五本ずつしっかりと生えていた。それでも、おれは知っていた。これは夢である。
最近はひたすら懊悩の日々だ。大学の卒業と入隊を目前にして、果たして本当にこれで良いのかと今更のように思ったりもしている。自分の名前の綴りすらもあやしいような頃から持ち続けていた目標をようやく達成しようとしている。そのことに精神が戸惑っているのかも知れなかった。もしくは、自分のこれは目標や夢などという崇高なものではなく、もはや意地なのではないかと考えてしまうことがあった。
すすき
DONEブ受マンスリーに参加しました!お題「ときめき」ミスブラ
ブラッドリーが「ミスラつよい♡俺が絶対ぶっとばす♡」って考えつつ二人がケンカしてるだけです。
気づいたら八割くらいケンカしてた。
魔法戦闘とか初めて書いたので多めに見てください……。
この殺気の理由は忘れてしまった。もし覚えていたとしても、この圧倒的な力の前では無意味だろう。血のように赤い髪を揺らし、静かな殺気だけを湛えてブラッドリーを見下ろす緑の瞳にぞくりと背筋が粟立った。極上の獣、絶対なる帝王。この男を前にして血が躍らないほうが嘘だ。何がきっかけか、など些細な話だった。
愛銃を構えて魔力を練った。挨拶代わりに二発三発と撃ち込んだ弾はあっさりと障壁にはじかれる。
魔力のゆらぎを頭上に感じて飛び退けば、寸刻もなく巨大な岩が落ちてきて地面をえぐった。地響きを裂くように冷気が貫き、先程までブラッドリーが立っていた場所が瞬時に氷に包まれる。岩が凍り付き、耐えきれなくなったように砕け散った。
1597愛銃を構えて魔力を練った。挨拶代わりに二発三発と撃ち込んだ弾はあっさりと障壁にはじかれる。
魔力のゆらぎを頭上に感じて飛び退けば、寸刻もなく巨大な岩が落ちてきて地面をえぐった。地響きを裂くように冷気が貫き、先程までブラッドリーが立っていた場所が瞬時に氷に包まれる。岩が凍り付き、耐えきれなくなったように砕け散った。
すすき
DONEブ受マンスリーに参加しました!お題「誘惑」ミスブラ
お酒を使ってミスラを誘うブラッドリーっていいな!と思って書きました。
それで? と声を掛けられてミスラは一つ瞬きをした。
「てめえは何しに来てんだよ」
こんな夜中に、とブラッドリーがちらりと窓の外に視線を向けた。厄災が輝く空はまだ終わりそうにもないのはミスラにもよくわかっている。そんな夜を何度も過ごしているのだから。理由は、と聞かれれば一つしかない。
「眠れないので」
「そっちじゃねえよ」
ブラッドリーが小さくため息を吐いてグラスを傾けた。琥珀色の液体が揺らめいて消えていく。指先をくるりと回してボトルから新しい酒を注ぎ入れ、ブラッドリーが足を組み直した。もう一度グラスを傾けてから、どうしてブラッドリーの部屋を訪ねて来たのかという意味だと付け足される。
それについての理由をミスラは持っていない。ふと、そういう気分になっただけだった。今日はシャイロックが魔法舎にいなかったこともあるかもしれない。あのバーに行っても、もぬけの殻だった。勝手に飲んでもよかったが、あまりに種類が多くて面倒になって止めた。そうしてバーを出た時に頭に浮かんだのがブラッドリーだっただけのこと。
1358「てめえは何しに来てんだよ」
こんな夜中に、とブラッドリーがちらりと窓の外に視線を向けた。厄災が輝く空はまだ終わりそうにもないのはミスラにもよくわかっている。そんな夜を何度も過ごしているのだから。理由は、と聞かれれば一つしかない。
「眠れないので」
「そっちじゃねえよ」
ブラッドリーが小さくため息を吐いてグラスを傾けた。琥珀色の液体が揺らめいて消えていく。指先をくるりと回してボトルから新しい酒を注ぎ入れ、ブラッドリーが足を組み直した。もう一度グラスを傾けてから、どうしてブラッドリーの部屋を訪ねて来たのかという意味だと付け足される。
それについての理由をミスラは持っていない。ふと、そういう気分になっただけだった。今日はシャイロックが魔法舎にいなかったこともあるかもしれない。あのバーに行っても、もぬけの殻だった。勝手に飲んでもよかったが、あまりに種類が多くて面倒になって止めた。そうしてバーを出た時に頭に浮かんだのがブラッドリーだっただけのこと。
watariyu_rtd
PAST■主従アンソロ 寄稿漫画ピアスを買ってもらう従者のお話。
ブラッドさんの願いとクロードの願いの乖離という少し悲しい話しになりました。主従もロードラで大好きになったカップリングです!クロードちょっとへんなこで可愛い。ハロウィンのバナーはなんだったの?? 6
すすき
DOODLEシャイロックを口説くブラッドリー。カプではないおや、というごく小さな店主の呟きが男の耳に入ったのは、偏に客が他にいないからだった。普段はそれなりに賑わっているこのバーも、今杯を傾けているのは男ただ一人。珍しくはないが貴重な時間であるのは確かだ。だから店主もこんな事を言う。遠くで聞こえるチェンバロの音色がいいアクセントだ。
「そんな所に隠れてしまわれるなんて、どうかなさったんですか?」
隠れる、という程の場所でもない。男がいるのはバーカウンターから然程離れてもいないテーブル席だ。ここを選んだ特筆すべき理由もなく、強いて言うなら向かい側に置かれている空のグラスだろうか。アルコールが抜かれたカクテルの雫が底にわずかに残っている。
男が扉をくぐってから今までの全てを見ていた店主は全てを知っている。問うまでもない。だからこそ、店主は男に問うのだ。それを男も分かっているから静かに笑みを零すだけだ。ゲームは悪くない。空のグラスを二つ、カウンターまで運ぶ。
1060「そんな所に隠れてしまわれるなんて、どうかなさったんですか?」
隠れる、という程の場所でもない。男がいるのはバーカウンターから然程離れてもいないテーブル席だ。ここを選んだ特筆すべき理由もなく、強いて言うなら向かい側に置かれている空のグラスだろうか。アルコールが抜かれたカクテルの雫が底にわずかに残っている。
男が扉をくぐってから今までの全てを見ていた店主は全てを知っている。問うまでもない。だからこそ、店主は男に問うのだ。それを男も分かっているから静かに笑みを零すだけだ。ゲームは悪くない。空のグラスを二つ、カウンターまで運ぶ。
すすき
DOODLEsubネロ×Domブラッドリーのネロブラいい酒が手に入ったという言葉にほだされるべきじゃなかった。いや、そもそも部屋のドアを開けるべきじゃなかったのだ。いつもよりしおらしい様子であったとしても、この男がそんな思考回路を持っていないことなど分かり切っていたのに。
後悔したところでもう遅いのだということはネロが一番よく分かっている。跪けと言われてしまえば、この体は抗えない。
酔って手元が狂ったとカトラリーを拾わせたのはこの為かと奥歯を噛みしめた。荒れそうになる呼吸を飲み込んで目の前の男を睨みつける。
「っ、おい、てめえ」
「《[[rb:Good > よく出来たな]]》」
ブラッド、と咎めようとした声は音にならずに喉の奥に消える。背中を駆け上がったものを振り切るように咄嗟に顔を背けた。顔が熱い。頭がぼやける。腹の奥が渦巻いて、浅ましい欲求を訴えかけてくる。理性が抗えぬ程の本能は、容赦なくネロを責め立てた。
1301後悔したところでもう遅いのだということはネロが一番よく分かっている。跪けと言われてしまえば、この体は抗えない。
酔って手元が狂ったとカトラリーを拾わせたのはこの為かと奥歯を噛みしめた。荒れそうになる呼吸を飲み込んで目の前の男を睨みつける。
「っ、おい、てめえ」
「《[[rb:Good > よく出来たな]]》」
ブラッド、と咎めようとした声は音にならずに喉の奥に消える。背中を駆け上がったものを振り切るように咄嗟に顔を背けた。顔が熱い。頭がぼやける。腹の奥が渦巻いて、浅ましい欲求を訴えかけてくる。理性が抗えぬ程の本能は、容赦なくネロを責め立てた。
minato2612
DONE2023.07.15ミスブラWebオンリー『けだものに捧ぐ愛の詩』展示作品①
ブラッドリーが謎の紙切れを見つける話。
みんなでわちゃわちゃしつつ、後半はミスブラです。
賢者は男女どちらでも読めます。
For you.朝、自室の扉の下に紙切れが差し込まれていることに気付いた。
「……何だこれ」
ブラッドリーは首を傾げながらそれを拾い上げる。掌よりも少し大きいくらいの紙切れには、よく分からない記号のようなものが羅列していた。一文だけのそれは、太い角ばった線で紙切れのスペースをめいいっぱい使って記されている。
「何かの魔術か……?」
訝しげにそれを眺めて、何の気なく紙を陽の光に透かしてみた。特に変化はない。魔法の気配を探ってみるも、何も感じない。ブラッドリーは再び首を捻った。魔法陣で使用される記号に近いように見えたのだが、どうにも違うらしい。魔導書は何度か読んだこともあるし経験もあった。そこで見たことのある記号な気がしたが、魔法の気配がない以上外れている可能性の方が高そうだ。もしくは、彼でさえ感じ取れないような、高度な隠蔽魔法がこの紙に施されているか。
9823「……何だこれ」
ブラッドリーは首を傾げながらそれを拾い上げる。掌よりも少し大きいくらいの紙切れには、よく分からない記号のようなものが羅列していた。一文だけのそれは、太い角ばった線で紙切れのスペースをめいいっぱい使って記されている。
「何かの魔術か……?」
訝しげにそれを眺めて、何の気なく紙を陽の光に透かしてみた。特に変化はない。魔法の気配を探ってみるも、何も感じない。ブラッドリーは再び首を捻った。魔法陣で使用される記号に近いように見えたのだが、どうにも違うらしい。魔導書は何度か読んだこともあるし経験もあった。そこで見たことのある記号な気がしたが、魔法の気配がない以上外れている可能性の方が高そうだ。もしくは、彼でさえ感じ取れないような、高度な隠蔽魔法がこの紙に施されているか。
早寝(あこ)
DOODLE女体化ネロ別に太ってないし胸もすごい大きいわけじゃないのに、服に無頓着すぎて数年サイズ測らずずっと同じ服を着て(買ってもサイズも色も同じ服を通販で安売り時に買う)、自分の骨格スタイルガン無視の服を着るせいで着太りするネ
たぶんブラッドリー︎︎ ♀には呆れられてる
このくらいの髪の長さもかわいいんじゃ……?と思って描いたけど、この長さならファウスト︎︎ ♀はショートボブがいいなぁ 3
ろな(はると)
DONEうちよそのブラアス、ブラッド視点③ソレはまた訪ねてきた。
自分の幸福を手に入れた者の押し付けがましい行為なのか、苛立ちしか感じない。
それならば、その幸せに顔向けできないように作り変えてやろう。 5
ろな(はると)
DONEうちよそのブラアス、ブラッド視点②そしてユールモアは落ちた。
自分には到底関わらぬ名も知らぬ英雄だかによってすべてが変わった。
無様に生き残った己はどこかでこの世界と共に終わりを待つつもりだったのだ。
この男が、再び訪れるまでは。 4
ろな(はると)
DONEうちよそのブラアス、ブラッド視点その①10年ほど前、栄華を誇るユールモアから逃げ出そうとした青年とユールモアに仕えた軍人。
―何故なのか。
そのような愚問も時間の無駄になる問答も要らなかった。
ただ、己が育てた部下が裏切った事、他人を信頼しようとした己への怒りがあった。 3
miki_tea
DONEブラネロwebオンリー10「Bright Next Stage」の展示作品。冬春ブラネロ。
ある日、双子によって氷の中に閉じ込められたブラッドリーの下に現れたのは、どこか懐かしい気配がする空色の持ち主で………。
雪解けの蜂蜜酒 凍てついた氷の中、指一つ動かせないまま閉じ込められている。こんな胸糞悪い氷の檻はとっとと抜け出したいのに、いくら魔力を込めても到底破れそうにない。
(……クソッ、あのジジイ共覚えてろよ)
いくら悪態を付いたところで、あの双子が満足するまでブラッドリーはこの氷に閉じ込められたままなのだろう。
(今度は何年間だ?面倒臭えことになったな)
分厚い氷越しにぼんやりと見える外に視線を向けると、明るい日の光が降り注いでいた。
(放置されてるのは冬の国のど真ん中じゃねえな。春の国に近い場所か?)
それなら尚更、面倒臭いことになった。春の国の民は滅多に冬の国に近付かない。外部からの干渉は期待できそうにない。
ブラッドリーが不貞腐れて昼寝でもしようかと思っていると、こちらに近付いて来る魔力の気配を感じた。
18356(……クソッ、あのジジイ共覚えてろよ)
いくら悪態を付いたところで、あの双子が満足するまでブラッドリーはこの氷に閉じ込められたままなのだろう。
(今度は何年間だ?面倒臭えことになったな)
分厚い氷越しにぼんやりと見える外に視線を向けると、明るい日の光が降り注いでいた。
(放置されてるのは冬の国のど真ん中じゃねえな。春の国に近い場所か?)
それなら尚更、面倒臭いことになった。春の国の民は滅多に冬の国に近付かない。外部からの干渉は期待できそうにない。
ブラッドリーが不貞腐れて昼寝でもしようかと思っていると、こちらに近付いて来る魔力の気配を感じた。
cross_bluesky
DONE開催おめでとうございます!カジノで西の国の商人と取引するブラッドリーの話。
パスワードはお品書きにあります。
THE GAME IS OVER ──ああもう、一体何が起こっているんだ!
男はそう叫び出したいのを必死に堪え、なんとか笑みを貼り付けつづけた。
西の国の北部、北の国との境の街の片隅にあるカジノ。取引の場所として選んだこの店とは、男は深い関係にあった。男は西の国の資本家で商売人だ。このカジノの経営にも裏で一枚噛んでおり、本来ならば今頃男の前には多少のイカサマを駆使して積み上がったチップが並んでいるはずだった。
「……おっと、また俺の勝ちだな。旦那は客人のもてなしが大層上手いらしい」
テーブルの向こう側の男は長い脚を組みかえて不敵に笑う。バイカラーの髪に鼻筋を横断する大きな傷痕。仕立ての良いスーツを纏う男は、今宵の取引相手──北の国、死の盗賊団の頭領であるブラッドリーだ。
3533男はそう叫び出したいのを必死に堪え、なんとか笑みを貼り付けつづけた。
西の国の北部、北の国との境の街の片隅にあるカジノ。取引の場所として選んだこの店とは、男は深い関係にあった。男は西の国の資本家で商売人だ。このカジノの経営にも裏で一枚噛んでおり、本来ならば今頃男の前には多少のイカサマを駆使して積み上がったチップが並んでいるはずだった。
「……おっと、また俺の勝ちだな。旦那は客人のもてなしが大層上手いらしい」
テーブルの向こう側の男は長い脚を組みかえて不敵に笑う。バイカラーの髪に鼻筋を横断する大きな傷痕。仕立ての良いスーツを纏う男は、今宵の取引相手──北の国、死の盗賊団の頭領であるブラッドリーだ。
notyokkk
MOURNING難しかったですルイディナ・ハスラー
満田冷慈
ブラッド・ベロニカ
ニヒツ・G・リーベルノ
A-G-E-N-T
煉覇極炎
空虚氷柱
リノ・マッケーシ
他四人
光と狂 目の前に圧倒的脅威が立っている。成長盛りの彼ら、将来を担う戦闘狂たちは今にも食ってかかろうとしたというのに、何故だろうか。普段なら効くものが何一つ通じない。目の前にいる悪党は、息一つ乱すことなく、自分達の眼前に立ち塞がり、無情にも銀狼の腕をへし折る。絶叫が聞こえる。自分達の司令塔の絶叫が。
「あぁああああああ“!!!!!!!!!!」
それを合図にブラッド・ベロニカとニヒツ・G・リーベルノはその場から瞬時に距離を取った。これがおそらく現状一番冷静に頭を回す自分達に偉そうに指示を飛ばすことが出来る満田冷慈を殺さない為の手段である。
「へぇ、物分かりのいいガキだ。嫌いじゃないな、お前のお友達は随分賢い猿らしい」
5435「あぁああああああ“!!!!!!!!!!」
それを合図にブラッド・ベロニカとニヒツ・G・リーベルノはその場から瞬時に距離を取った。これがおそらく現状一番冷静に頭を回す自分達に偉そうに指示を飛ばすことが出来る満田冷慈を殺さない為の手段である。
「へぇ、物分かりのいいガキだ。嫌いじゃないな、お前のお友達は随分賢い猿らしい」
mori_yuen
DONE「ブラッドリーがあどけなくて困ってるんだ」(byマ)から始まるハンルス無自覚話。マさんが出て来るのは少しだけです。
君を評して「ブラッドリーがあどけなくて困ってるんだ」
軍人にしては少々小柄ながらも数々の伝説を持つアヴィエイターが放った言葉に、オレは耳を疑った。思わず彼を凝視するが、丸太のような腕を胸の前で組み思い悩む姿は真剣そのものだ。基地内で珍しく見かけたマーヴェリックに駆け寄ったのはつい先ほどのこと。いつもの眩い笑顔で挨拶を交わしたはずが、突然雲行きが怪しくなった。様子のおかしい上官の対応に迷っていると、少し下の位置から再度つぶやきが聞こえる。「あんなに無防備であどけなくて大丈夫だろうか?」
……よし、聞かなかったことにしよう――上官に対する態度としては決して誉められたものではないが、独り言かもしれないし、口を挟まれては逆に迷惑かも知れない。大分苦しい言い訳を胸に、用事を思い出した体でその場を去ろうとしたが、
6429軍人にしては少々小柄ながらも数々の伝説を持つアヴィエイターが放った言葉に、オレは耳を疑った。思わず彼を凝視するが、丸太のような腕を胸の前で組み思い悩む姿は真剣そのものだ。基地内で珍しく見かけたマーヴェリックに駆け寄ったのはつい先ほどのこと。いつもの眩い笑顔で挨拶を交わしたはずが、突然雲行きが怪しくなった。様子のおかしい上官の対応に迷っていると、少し下の位置から再度つぶやきが聞こえる。「あんなに無防備であどけなくて大丈夫だろうか?」
……よし、聞かなかったことにしよう――上官に対する態度としては決して誉められたものではないが、独り言かもしれないし、口を挟まれては逆に迷惑かも知れない。大分苦しい言い訳を胸に、用事を思い出した体でその場を去ろうとしたが、
ioo_ichinoe
INFO6/25 お前に酔う夜 ホ04bぱりぱりいおせんべいキスブラ新刊 500円
トキメキスイートラブランジェリー
漫画 ぱりこ
小説 いお
ブラッドがセクシーランジェリーを着ている性癖ブックです✌️
小説部分を担当しました。
エキスパートアグレッシブランジェリー きっかけというものは、往々にして些細なものであることが多い。今回も例外ではない。ブラッドが唐突にそのいかがわしいモノを買ったのは、【マンネリ解消】という目的にほかならなかった。
恋人との関係をブラッドは最近いささか、生暖かくなったと感じている。キースとの確執めいたものが解消されてから、ようやく正しいかたちでの“恋人”になった彼との関係は至って良好である。
それはもう、恐ろしいくらいに。
それにブラッドは、多少の不満があった。ありていに言えば、欲求不満なのである。その原因は、キースに、ある。いかんせん、彼はこの頃、ブラッドに対して優しすぎるのだ。
二人の関係が今のように平和なものになったからこそ、キースはブラッドに対して甘いところが押し出されている。もちろんブラッドだって、距離を取りたいわけではない。
3320恋人との関係をブラッドは最近いささか、生暖かくなったと感じている。キースとの確執めいたものが解消されてから、ようやく正しいかたちでの“恋人”になった彼との関係は至って良好である。
それはもう、恐ろしいくらいに。
それにブラッドは、多少の不満があった。ありていに言えば、欲求不満なのである。その原因は、キースに、ある。いかんせん、彼はこの頃、ブラッドに対して優しすぎるのだ。
二人の関係が今のように平和なものになったからこそ、キースはブラッドに対して甘いところが押し出されている。もちろんブラッドだって、距離を取りたいわけではない。