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    ベッドシーン

    bros801

    TRAINING🍣ブラフェイ🎧(R15?)🔰07
    ⚠️ブラ→←フェイ前提のモブフェイ

    兄の代わりにもならない熱を求めて夜の街を彷徨う、不安定で無気力で無邪気で矛盾した弟の話。

    倫理観がブレイクビーツしている🎧は、ある意味せかいでいちばんおひめさま だと思っているオタクの妄想です。

    ⚠️ベッドシーンそのものは描写していませんが、喋らないし名前もないモブ男とフェイスが関係を持っているシーンがあります。
    # あの子は今夜も だれかのしたで ないているの◇ ◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇



     幼い頃からフェイスは、向けられる視線に敏感だ。

     周囲の人間はいつも、うっとりとした表情でフェイスの両親と、兄の顔を見る。まるで国立美術館での芸術鑑賞を楽しむかのように。

     それから少しだけ視線を下げて、9歳離れた兄の後ろで顔を半分隠しているフェイスを視界に入れると、みな一様に息を呑むのだ。

     音の波に揺蕩うことを好むフェイスにとって、自身の顔を見た直後に漏れ聞こえる感嘆のため息はただの雑音でしかなかったが、僅かでも不埒な考えを抱く者など許さないと、いつだって手を握ってくれる存在がそばにいた。

    「俺のそばから、決して離れてはいけない。守れるな? フェイス」

     両親に促されて出席させられるよくわからないパーティーは、フェイスだけのヒーローをひとりじめできる時間でもあった。
    1853

    yaginoura0811

    DONE闇夜に横たわるベリジャミンR。

    この眼が焼き付けたいのは悪魔のベッドシーン。
    その男は決まって闇の深い夜に現れる。

    前触れはなんとなくだがベンジャミン自身感じ取っている。
    いや、向こうが仕向けていると言って良いだろうか。

    もはや無抵抗。退屈そうに瞼を閉じるベンジャミンを組み敷いた漆黒の男はニヤリと口の端を上げて笑う。

    「相変わらず君は退屈そうだね」
    「アァ…全部お前のせいだ」
    「そう噛みつかないでよー。せっかく塗ってあげた口紅が崩れちゃうじゃないか」
    「その時はお前の血で代用してやる」
    「良いねぇ。そういうの嫌いじゃないよ」

    交わす言葉同士が噛み合わない、というよりベンジャミンにとってこの男の言葉に翻弄されるのは不本意であるだけである。
    わざとかわしつつも重くのしかかって来るベリアルの身体を押し除ける。

    半ば噛み付く形で唇を奪われてまた退屈そうにベンジャミンがベリアルの背中を足で蹴り落とす。

    「いったいなぁ。骨が折れるじゃないか」
    「折れるぐらいならまだマシだと思え」
    「おいおい、まさか砕くつもりかい?砕かれるのは理性だけで充分なんだけど?」

    口説き文句の様で泥臭さの残さも感じる言葉にベンジャミンが苦虫を噛み潰したての顔で唾を吐く。

    「いっそ魂ま 2100