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    ローグ

    narakaeru

    DOODLE自分だけが楽しい架空まじん任務。🌱メインで出自と願いを追っていく感じの内容なので捏造設定もりもりです。
    特にカップリング要素はなく、五部構成の予定。

    第一章 物語る言葉 ←イマココ
    第二章 黙する言葉
    第三章 律する言葉
    第四章 語らぬ言葉
    エピローグ
    語る世界、遥かなる沈黙〜第1章 物語る言葉(前)〜 貴方が永遠の命題について問うのならば、私は自らの舌を抜こう。そうして漸く、私は貴方の問いに答えることができる。

    ──「知恵の殿堂に残された走り書き」より




     
    「旅人〜!オイラ、お腹が減っちゃったぞ!早くランバド酒場に行こう!」
     片割れを探すためのテイワットを巡る旅にも、時々休息は必要だ。それは時に思いもよらない出会いをもたらしてくれるし、世界の裏側にある意外な真実を教えてくれたりもする。それから、単に羽を伸ばして終わることもあるけれど──それだって必要なことだから。
     前の国での一件が終わってから次にどこへ行くかパイモンと相談した結果、自分達はこうして再びスメールを訪れていた。「大切な友達がどうしているか気になるから」というのはパイモンの言葉だけど、その思いは同じだったから、こうしてスメールシティまではるばるやって来た。
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    roconnnnn

    DOODLEメと◓が一緒の雲に乗ってふわふわしてるのを書きたかったのですがそこにたどり着くまで時間がいるのでひとまずはワンライで書いた明るくないモノローグ編のみの投稿でご容赦ください( ; ; )
    ※メの子供時代、家族を捏造しています
    ※👮🏻🏫組について完全に勘違いして書いてしまったところがあり、書き直せないところまで来てしまったので気づいた方は目をつぶっていただけると助かります。大変申し訳ありません。
    ふわふわ 夢を見ている。
     小さなころからずっと見ている夢だ。その夢の中で俺は、ふわふわな雲の上に乗ってぼうっとしている。
     ふわふわ、雲の中でその感触を楽しみながら、周囲を見てみると今回も隣の雲に赤井が乗っている。それ以外には何も無い。上も下も、右も左も、ただ青空が広がっているのみでそこにあるのは自分たち二人だけいる虚無だった。
     小さい頃は、俺の乗っている雲の中に両親がいた。近くの雲には友達もいた。ちなみに雲は基本一人乗りらしく、友達が俺の雲に乗ってきたり、俺が友達の雲に乗るようなことはなかった。雲に乗っているときの体勢については、仰向けとかうつ伏せとか、あぐら座りとか……楽な姿勢をすることが多い。立っていることはあまりない。それはさておき、初めて見た夢で俺は両親がいる雲を指してあそこに行きたいと願ったのだ。だから両親の元で俺は生まれ育てられたのだと思う。両親が亡くなると、夢の中でも両親が消え、一人乗りの雲になってしまった。友達も離れると、夢の中でもどこかに行ってしまった。
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