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    一気に

    ounira

    REHABILI○○年ぶりの小説投稿で震えています。
    出張帰りの新幹線でなんとなくスマホで書き始めたのですが、気がつけば一気に終わりまで書きました。
    壬生、鳴瀧館長、龍麻、如月の4人が出てくるストーリーです。
    (カップリングは無さそうな感じですが、書いた人は普段、鳴主が大好きです)
    時間軸はラスボスを斃した以降かなと思いますが不定です。
    誤字脱字はご容赦を。
    新しいシューズ 拳武館館長・鳴瀧冬吾は、今日起きた出来事の報告を淡々と終えた弟子・壬生紅葉の足元が気になっていた。
    「それは…一体どうしたのかね?自分で買ったものか?紅葉」
    弟子の壬生が履いているのは真新しい靴だが、一種、異様な気を放っていた。どうやら普通に流通しているようなスパイクシューズではなさそうだった。
    「この靴…ですか?」
    壬生は目線を落とした。
    「これは…龍麻に貰いました。」
    「ほう…?龍麻君…。…貰ったとはどういう事かね?」

     そう尋ねられ壬生はドキリとした。
    どういう事かねと尋ねられると、一体どういう意図の質問で、どう答えるのが最良なのか、一瞬言葉に詰まってしまうからだ。
    この館長・鳴瀧には相手に有無を言わせない静かな圧力があり、声には聞いた相手を従わせる力がこもっていた。
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    Cipher

    DONEシミュラクラムになることを諦めきれない博士とライフラの会話
    会話文だけです
    勢いで一気に書いてしまった…多分続かない
    ライフライン「何度聞いても同じよ、私はやらないわ」



    コースティック「私は君の腕前を信用し尊敬しているのだ、ミス・シェ…シミュラクラムへの人格移行処置を施せるのは、君しかいない。

    君はその処置を非正式的に施すことが法に触れるかどうかを憂慮しているのであろう。だが私は世の中の多くを占拠する凡人どもには歓迎されない存在だ。その心配は――」



    ライフライン「そうじゃないのよ…あなた、シミュラクラム化の申請が正式に通らなかったということがどういうことなのかわかっているの?…あなたは…その処置には…」



    コースティック「わかっている」



    ライフライン「…えっ?」



    コースティック「すべて理解している。正式に承認が下りなかったということが、私にシミュラクラム化への適性がないこと、即ち私の肉体と精神がその処置に耐えられる保証がないことを意味していることも。万が一の場合に責任が取れないために、適性がないと判定された者は正式には処置を施してもらえないことも。それにもかかわらず非正式的に処置を強行しようものなら肉体的・精神的苦痛は言語を絶するものとなり、処置の途中で命を落としかねず、仮に成功したとしても精神が崩壊している場合も少なくないということも――
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