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    一週間

    唯花(いちか)

    DONEワンデイドロライ 
    お題『作戦会議』『パーティー』『約束』

    一週間後のパーティーで桃李の身が危険にさらされるかもしれない。弓弦からそんな相談を受け、パーティー中彼の身を守る計画にしぶしぶ協力することになる茨。
    協力する代わりにある約束を取り付けてもらうのだが?

    以下の要素有。
    ※ギャングスト、テンペストスト、SS本戦スト、Atlantisスト(fineクライベスト)
    ※台詞有モブ




    **
    久々の共闘あるいは素直になるのは苦手だという話**

    「で。どうして自分がそんなことに関わらないといけないんですか」
    「あなただって嫌でしょう。きな臭いのは。わたくしはあくまでも、自身に降り注ぐ火の粉を振り払うつもりで提案しているのです」

     茨は、真剣な表情でこちらを見つめている男を横目で睨みつけた。

     本当にたまったものではない。どうして彼に協力しなくてはいけないのか。……話は今から二時間前に遡る。
     


     
     ***
     
     その日、茨は珍しくも伏見弓弦からの連絡を頂戴していた。彼からの連絡なんて、記憶にある限り一度もない……。いや、SSの本番前。彼の主人が行方不明になったときに、呼び出されたことがあったっけ。

    (まあ、応じずにいたら空き部屋に引きずり込まれたんですが)
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    tono_bd

    DOODLE同級生の中で一番初体験が早かったのが生徒会長だったら良いな……って思いながら書きました。
    スペースに集まった人全員「夏の現代学パロ」というお題で一週間で作り上げるという鬼畜企画でした。
    私が考える「現代学パロ」はこれだ!!って言い切るつもりで出します。
    どう見ても社会人パロとかは言わない約束。
    ノスタルジーが見せる 夏休みを失って二年が経った。
     手元で弾けている生ビールの泡のように、パチパチと僅かな音を立てて消えていく。気付いたら無くなっているような二年だった。社会に出れば時の流れは変わるのだという言葉の信憑性を疑った時期もあったが、自分がその立場に立ってはじめて理解出来るものだ。
     ノスタルジーが生み出す感傷だろう、自分らしくないなと思いながらジョッキを傾ける。
     同窓会なんて自分には縁の無いものだとファウストは思っていた。誘う友人もいないし、誘われるような人柄では無いと自覚している。それなのに今この場にいるということは、認識が間違っていたという事だろうか。今日の事を報せてくれた淡い空色の髪をした友人は目立つ事も面倒事も厭うきらいがある。そんな彼が声をかけてくれたのは、単に僕がのけ者にされないよう気を遣ったのか、巻き添えを探していたのだろう。
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