七緒
流浪 @阿七おいしい
PAST2021.2初旬。興行で少し離れてる間に地位名誉甲斐性有りの超イケメンに口説かれる七緒ちゃんを阿国さんが目撃して七緒ちゃんはそんな気更々ないのに急に弱気スイッチ入った阿国さんを慰める羽目になる七緒ちゃんの図。
流浪 @阿七おいしい
PAST2021.1下旬。CPお題『勢い余って阿国さんに抱きついた七緒ちゃん』+『七緒ちゃんが可愛すぎて今すぐにでも抱きしめたい阿国さん』を合体させた阿七漫画。阿国さん√入ってすぐくらいの頃。
starbirth-iori
MAIKING祭壇で怨霊となった父と再会した阿国は平島殿とともに消えてしまった。戦場に増え続ける怨霊を浄化する七緒達。襲われかけた七緒を救ったのは桔梗紋を身につけた阿国だった…! 的な! …そんな漫画を夏あたりまでにコツコツ描いていきたいなぁと思ってます^^* なんとなく描いた絵から前後にコマ付けたので中途半端ですが^^;こんな妄想を去年の夏からずっと拗らせてます(長) 2amururunko
DONE「二人見ませば、いくばくか7」(兼続×七緒:遙か7)こちらで終わりです。
書きたいものをたくさん詰め込みました。
読んでくださったり、スタンプを押してくださった方、ありがとうございました(^^) 13
amururunko
DONE「二人見ませば、いくばくか6」(兼続×七緒:遙か7」続きです。
兼続を深く考えるなら、三成の存在は欠かせないだろうなと感じていました。
友という言葉以上に、兼続の心に深く残るひとだったのだろうと思います。
あと一話で終わりです。 16
amururunko
DONE「二人見ませば、いくばくか2」(兼続×七緒:遙か7)兼続√ED後の話です。
七緒が米沢に嫁いでしばらく、兼続はある村から陳情を受ける。その村では怨霊の代わりに、ひとを食う妖が出るという。兼続と七緒は供を連れてその村へ向かうことになるが─。シリアスですがハッピーエンド。連載です。(全9P) 9
starbirth-iori
DONEまだ阿国さんの正体がバレてない時期のお話^^阿国さん的には、自分のことを覚えててくれたらきっと嬉しいけれど、それを思い出されたら一緒にいられなくなってしまうという葛藤がある…。阿国さんは、七緒ちゃんはこれ以上過去のことは思い出さないほうが良いと思ってるんだろうなぁと…切ない!たまらん!大好き!(ジタジタ)
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公式ホワイトデー来なかった(TT。)捏造するか…。嗚呼、供給がほしい… 7
百合菜
DONE有梓の「そうだ、カレーを作ろう!」2021年2月7日に開催された遙か7の天野七緒中心WEBオンリーで「エアスケブ」を書きました。
そのとき、幸村×七緒で「炊事をするふたり」というリクエストをいただいたのですが、有梓バージョンも浮かんだので勝手に書いてしまいました^^;
下宿に滞在中の梓。今日は管理人さんが不在ということで夕飯は自分たちで用意することに。
そこで有馬とカレーを作るが……「高塚、何か食べたいものがないか」
探索の途中に有馬が訪ねてきたのは秋の風が吹き始めた頃。
そういえば、梓は朝、管理人に言われたことを思い出す。
今日は用事があるため、夕食を用意できないことを。
「うーん」
梓は少し考え込む。そして思い出す。久しぶりにカレーが食べたいと。
夏の間は汗をかくため避けてきたが、そろそろあの辛さが懐かしくなってきた。
ただし、おそらく作るのは自分になるであろうが。
「カレーを食べたいです。有馬さん」
そう答えると、有馬も何やら思案しているようだった。
「カレーか……」
すると、次の瞬間、意外ともいうべき答えが返ってきた。
「カレーなら作ったことがある。一緒に作ろう」
「ええ!?」
「なんだ、その声は」
梓の態度が不満だったらしい。
有馬は不服そうに梓を見つめてくる。睨みつけてくるといった方が正しいのかもしれない。
「有馬さん、カレー、作ったことがあるのですか?」
「悪いか」
ちょっと不貞腐れたかのようにそう答える。
「いえ、意外過ぎて」
「軍人たるもの、いつ戦場に出るかわからない。そのため、料理のたしなみくらいはある」
そう言われて梓は納得する。
梓のいた世 2212
百合菜
DONE幸七の「そうだ、カレーを作ろう!」2021年2月7日に開催された天野七緒中心WEBオンリーで実施した「エアスケブ」でいたものです。
リクエストは「炊事をする幸七」。リベンジバージョンです。
天野家にやってきた八葉に提供するためカレーを作ることになった七緒。
幸村もそこに手伝いに来るが、七緒はあるひとりの存在を思い出してしまい……「この人数でご飯となればやっぱりカレーかな」
何度目かになる八葉一同による天野家の訪問。
時間も遅いため、今日はここで過ごし、明日戦国の世へ戻ることにした。
そんな中、五月と七緒の兄妹は台所で頭を悩ませている。
七緒を含めて9人の大所帯。
多少の買い置きはあるが、9人分の食事をいっぺんに用意するとなればメニューは限られてくる。
「そうだね、それが一番手っ取り早いよね」
五月の提案に七緒は頷く。
煮込むのに多少は時間が掛かるが、天野家にある食材でできるものとなれば、カレーが一番早い。
食べ盛りのものや体格のいいものばかりのため、ルーひと箱で済むかという不安もあるが、仕方がない。足りない場合は買い置きの冷凍コロッケでも出そう。
七緒がそう考えていると、五月が米を取りにいくため台所から出ていく。
すると、入れ替わり台所に入ってくるものの気配が。
「姫、何か手伝いましょうか?」
爽やかな笑みを浮かべながらそう話しかけてくる。
なぜだか最近その笑みを見ていると胸が苦しくなるのを感じるが、七緒はあえて気がつかないフリをしている。
たぶん、これは気がついてはいけない種類の感情だから。
「あ、幸村さ 2299
百合菜
DONE2021年2月7日に開催された天野七緒中心WEBオンリーで実施した「エアスケブ」で書いたものです。遅刻となってしまい、申し訳ございません。
リクエスト内容は、「空を見る二人」。
5章をイメージして書きました。では、どうぞ。
※ゲームを見返すエネルギーがないため、取り急ぎ「荘園」という言葉を使いました。
後日見返して訂正します。「若様、姫様、そろそろ休んだらどうだい?」
その日、七緒は幸村とともに真田家の荘園の見回ることとなった。
富士で呪詛返しを受けたため、現在、七緒は信濃でゆっくりと療養している。幸い身体の調子は戻ってきており、再度の富士登山に向けて体制を整えているところであった。
見回りと言っても幸村はただ視察するだけではなく、農作業に加わる。
故郷を離れていた時期が長いため、民とともに田畑の手入れを行うことが何よりの喜びだと話す様子が七緒には印象的だった。
幸村には「姫は木陰で休んでいてください」と言われるが、周りのものがあくせく働いているのを見ると申し訳ない気持ちになる。それに幸村が生まれた土地のために汗水を流しているのだから、少しでもいいから力になりたい。
そう思って七緒もともに身体を動かしていたのだが、思っていた以上に時間が経ったらしい。
太陽はいつの間にか空の一番高いところまで上り、強い日差しが七緒と幸村を照らしていた。
「せめてものお礼に」と言われて差し出されたおむすびを七緒は口に頬張る。
塩でシンプルに味付けされたものだが、空腹の身にはそれが却っておいしく感じる。
ふと何気なく七緒は 1602
suppairemon
PAST伊織さん、天音さん、紗織さん、短い間でしたが昨日は構ってくださってありがとうございました( ^^) _旦~~阿国さん好きの方とお話しできて嬉しかったです!この写真、阿国さんと七緒ちゃんがキッスしてるみたいで撮っちゃいましたふふふ、夜の阿国さんも続いてキッスするんでしょうね…!!(願望) by阿七を見守るプリン百合菜
DONE2021年2月7日に開催された天野七緒中心WEBオンリーで実施した「エアスケブ」で書いたものです。リクエスト内容は、「突然の雨に人気の少ない場所で雨宿り」。
幸村8章から終章の間をイメージして書きました。広い大地の間を割くように閃光が走る。
そのことに気がついた次の瞬間、激しい音とともに地面を叩きつけるような大粒の雨が降り出す。
「姫、こちらへ!」
突然の大雨に驚き、身動きがとれなくなった七緒を幸村は強く手を引いていく。
バランスを崩しかかった七緒であるが、幸村に後れを取るまいと体勢を整え、走り出した。
「ここなら大丈夫ですね」
そう言って幸村が連れてきたのは廃屋と思われしき建物の軒下であった。
周りを見渡すとかつては田畑だったのかもしれないが、すっかり荒れ果てた土地となっており、草木が無造作に生えるだけであった。
「兄さんや大和は大丈夫かな……」
今、幸村たちは上田から九度山への長い旅路の最中。
五月や大和は先発隊の一員として先を行っているが、この雷雨には当たっていないだろうか。
そう不安に思う七緒であったが、幸村は七緒に笑みを向けて話す。
「五月たちであれば、そろそろ宿場町に到着するので、大丈夫かと思います」
五月たちが雨に当たる可能性が低いとなれば、考えるのは自分たちのことだけでいい。
そう思うと少しだけ安堵する。
だけど、逆に考えれば、五月たちにしてみれば、自分 1289
百合菜
DONE2021年2月7日に開催された天野七緒中心WEBオンリーで実施した「エアスケブ」で書いたものです。リクエスト内容は、「はっさくを食べる二人」。
本当は、「探索の間に、幸村と七緒が茶屋でかわいくはっさくを食べる」話を書きたかったのですが、実際に仕上がったのは夏の真田の庄で熱中症になりかかる七緒ちゃんの話でした^^;
※スケブなので、無理やり終わらせた感があります「暑い……」
七緒の口から思わずそんな言葉が出てきた。
富士に登ったものの、呪詛返しに遭い、療養することを強いられた夏。
無理ができない歯がゆさと戦いつつも、少しずつ体調を整えるため、その日、七緒は幸村の案内で真田の庄をまわっていた。
秋の収穫を待ちながら田畑の手入れを怠らないものたちを見ていると、七緒は心が落ち着くのを感じる。
幸村を育んだ土地というだけに穏やかな空気が流れているのだろうか。ここにはいつまでも滞在してしまいたくなる安心感がある。
しかし、そのとき七緒はひとつの違和感を覚えた。
呪詛とか怨霊の類ではない。もっと自分の根本に関わるようなもの。
おそらくこれは熱中症の前触れ。
他の土地よりは高地にあるため幾分和らいでいるとはいえ、やはり暑いことには変わりない。
七緒の変化に幸村も気づいたのだろう。
手を引かれたかと思うと、あっという間に日陰に連れていかれる。
そして、横たえられたかと思ったその瞬間、七緒は意識を失っていた。
水が冷たい。
そう思いながら七緒が目を開けると、そこには幸村のアップの顔があった。
「姫、大丈夫ですか?」
そう言いながら自分を見つめる紫の瞳 1386
百合菜
DONE2021年2月7日に開催された天野七緒中心WEBオンリーで実施した「エアスケブ」で書いたものです。リクエストは「炊事をする幸七」です。
……が、実はこれは没案の方です。
(それを先に書く私も私ですが^^;)
そもそも「炊事」とは何なのかとか、買い物で終わっているじゃない!という突っ込みはあるかと思いますが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。「姫様、こちらは何ですか?」
何度目になるかわからない八葉たちによる令和の世の天野家の訪問。
さすがに慣れてきたのか、八葉の者たちは早速手洗いを利用したり、リビングでソファに座りながらテレビを見たりするなど、思い思いのくつろぎ方を見出すようになった。
その中で、七緒と五月、そして武蔵の三人は八葉に茶と軽い食事を出すために台所へいた。
「これは、電子レンジって言うんだ」
「でんし…れん……じ、ですか?」
水道水の出し方や冷蔵庫の扱いには慣れてきた武蔵であったが、台所の片隅にある電子レンジの存在は使ったことがないこともあり認識していなかったらしい。
七緒もそのことに気がつき、武蔵に説明する。
「うん。説明するより、実際に見てもらった方がいいと思うから、使ってみようか」
そう言って七緒は冷凍室から冷凍ピザを取り出す。
そして、慣れた手つきで袋を開け、さらにピザを乗せていく。
数分後、軽快な電子音が鳴り響き、そしてレンジの扉を開くとトマトソース匂いが台所に広がっていく。
「ほお、相変わらず神子殿の世界にあるものは興味深いね」
「そうですね、兼続殿」
そこに現れたのは兼続と幸村のふ 2359
百合菜
DONE「恋は苦く、そしてときには甘く」遙か7・幸村×七緒。
2021年2月7日、天野七緒中心WEBオンリーに合わせた書き下ろしです。
一足早いバレンタインネタをどうぞ~
弱々しいとばかり思っていた日差しが輝きを持っていることに幸村は気がつく。
「あれから一年か……」
七緒が神域に帰ってから約一年。季節の移ろいは彼にとって意味をなさないものとなっていたが、この季節だけははっきりと覚えている。
彼女が最後に見せた笑顔はこの光の強さとともに覚えていたものだったから。
思い出すと彼女の存在がここにないことに気がつき、辛くなるためどこかで彼女への想いを封印してしまいたい自分。一方で、近くにいなくても彼女が遠くの空から自分を見守っていることを信じ、いつまでも胸に留めておきたい自分。
そんなふたつの考えを持つ自分が鬩(せめ)ぎ合う一年であったともいえる。
ふと幸村は部屋の片隅に小さな箱が置かれていることに気がつく。
7244「あれから一年か……」
七緒が神域に帰ってから約一年。季節の移ろいは彼にとって意味をなさないものとなっていたが、この季節だけははっきりと覚えている。
彼女が最後に見せた笑顔はこの光の強さとともに覚えていたものだったから。
思い出すと彼女の存在がここにないことに気がつき、辛くなるためどこかで彼女への想いを封印してしまいたい自分。一方で、近くにいなくても彼女が遠くの空から自分を見守っていることを信じ、いつまでも胸に留めておきたい自分。
そんなふたつの考えを持つ自分が鬩(せめ)ぎ合う一年であったともいえる。
ふと幸村は部屋の片隅に小さな箱が置かれていることに気がつく。
starbirth-iori
INFOWEBオンリー合わせの新作です^^『君の瞳に映るのは誰?』阿国×七緒
阿国さんとお祭りデートする話^^ 前半は私が漫画を、漫画の続きを天音さんが小説として書いてくださっています♪
表紙と、1ページ目のサンプルをば!
気分だけでも本のつもりで!
続きは2/7のオンリー開催時間に内にピクシブにアップします^^ 2
suisui551
SPOILER節分遅れてごめんなさい・全然関係なくてごめんなさいの絵です。宗矩を鬼の一族と呼ばれて貶められて怒って敵に突っ込んでった七緒を宗矩が救出した、みたいな妄想
2枚目は全身&ファルハードver
お願いだから水野先生のファルハードが見たい、本当に絶対に見たい。 2
百合菜
MOURNING遙か7・大七「恋の足音」
リアル身内からのリクエストで大七を書いたときの作品です。
高校2年生ももう少しで終わり。
街に遊びにいった七緒と大和だが、帰りに雨に降られてしまい……。
7の少し前に大和への恋心を意識する七緒ちゃんの話。 1063
百合菜
PAST遙か7・幸七「後朝(きぬぎぬ)」
上田から九度山に向けて長い旅がはじまった幸村たち。
七緒はいまだに幸村への気持ちを自覚していないが、最初の宿場町で幸村と夫婦に間違えられてしまい!?
「同じ部屋。しかも布団はひとつ。きゃー、どうしましょう」な話を書く予定が、思いの外真面目な話に。
※肝心のシーンはぼかしていますので、ご了承ください
※内容の都合上、中学生以下の閲覧はお控えください
※再録です 4242
百合菜
PAST遙か7・幸七「華胥之夢(かしょのゆめ)」
七緒と再会した幸村。
そこには予想もしなかった者たちもいて!?
※再録です
蒼い空。
そしてあたり一面に青い花の絨毯が広がる神域。
会いたいと、抱きしめたいと、そして、想いを伝えたいと願ってやまなかった人の姿がそこにはあった。
どんなに想いを伝えても、どんなにくちびるを交わしても、胸の奥底から溢れてくる想いは留まることを知らない。
空白のときを一刻でも早く埋めてしまいたい気持ちと、ここには永遠のときが流れているから焦らなくてもいいと自分に言い聞かせる気持ち。
ただ、いずれにせよ、『独り』でないことが今はただただ嬉しかった。
「そろそろいいかな……」
「待ちくたびれたぜ」
ふたりしかいないと思っていた神域の静けさを割るような声。
現れたのはふたりの子どもたち。男の子と女の子がひとりずつ。
男女というにはまだ年が満ちていないが、背格好からすると童というにも無理がある。
2891そしてあたり一面に青い花の絨毯が広がる神域。
会いたいと、抱きしめたいと、そして、想いを伝えたいと願ってやまなかった人の姿がそこにはあった。
どんなに想いを伝えても、どんなにくちびるを交わしても、胸の奥底から溢れてくる想いは留まることを知らない。
空白のときを一刻でも早く埋めてしまいたい気持ちと、ここには永遠のときが流れているから焦らなくてもいいと自分に言い聞かせる気持ち。
ただ、いずれにせよ、『独り』でないことが今はただただ嬉しかった。
「そろそろいいかな……」
「待ちくたびれたぜ」
ふたりしかいないと思っていた神域の静けさを割るような声。
現れたのはふたりの子どもたち。男の子と女の子がひとりずつ。
男女というにはまだ年が満ちていないが、背格好からすると童というにも無理がある。
neo_gzl
PROGRESS兼続×七緒。兼続ルートED後。オフ本に掲載予定なのですが、兼七のお話は殆どWEBにアップしていないので、サンプル代わりにSSの全文を上げておきます。※七緒に妊娠が発覚する話です。
※モブ(兼七の子供(仮))が出てきますので、苦手な方はご注意くださいませ。
※本に掲載する時は、誤字脱字を含めて更に全体を加筆修正します。初稿の段階で投げ飛ばしです。「されど世界は美しい」
彼女と自分との間に、子供は望めない。
別段、何かそう考えるに至る、確固たる理由があったわけではない。
過去の書物や記録を漁り、あれやこれやと思索に耽り、物事が動くその先を読めぬか、己に、引いては我が主、上杉家に有利なように動かせぬかと、すぐにはかりごとをめぐらせる性質がある自分には珍しいことだとは思う。
ただ、彼女には――。彼女が起こす奇跡には、己の知謀など遠く及ばない。引いては、彼女の本質にも手が届かないのではないか。神の乙女と婚姻の契りを結んだだけならまだしも、子まで望むなど、ただ人の男でしかない自分には、過ぎた願いだ。
そんな風に思っていたから、確かな理由なく、何となく多分そうなのだろうと漠然と受け止めていたのだ。
欲しいのか欲しくないのかと問われれば、やはり欲しかった。
彼女は自分が、この命続く限り、無上の愛を与えたいと思った女だ。そんな彼女との間に子供が出来たなら、心から愛しく、幸せだろう。
考えれば、神話や伝承の中には、神と人との間に子が産まれる話が数多くあった。ならば、と思ったこともある。しかしやはり、望んではいけないような気がしたのだ。 6634
neo_gzl
PROGRESS遙か7本の方の表紙も作ったので上げておく(前にフリートに上げたやつですけど)白虎二人×七緒ちゃんの短い話を何本かずつ纏めた本が出ればいいなあ~。表紙は特殊紙で一色刷りにする予定です(´∀`)
なお背幅は適当だし、栄光さんのテンプレートは分かりやすいから使ってるだけです。
starbirth-iori
DONEできたー!下書きのみアナログで描いて、スキャンして、線画以降は全部パソコン上でしあげてみた!慣れてくればこっちのほうが効率良いし、線もきれいかな?何より修正がラク^^;反転して描けるし!WEBオンリー合わせの漫画はこの手法でやれそう!…という実験漫画でした^^
七緒ちゃんに阿国さんの着物着せたかった!(願望)
あと昼の阿国さんを男性らしく描きたかった!(目標) 4
たいやき
PROGRESS書き下ろしの冒頭部分仮タイトル『七緒ちゃんのドキドキ💖東下り』東へ向かう長い旅路の小休止。
七緒は濃い葉の連なりが天然の四阿になったような一角で、うとうとと微睡んでいた。ふと目覚めると、世界中の幸せを独り占めしたような顔がこちらを覗きこんでいる。
「お目覚めかい? 神子殿」
優しい囁きを溢して、男は翳していた扇をゆっくりと閉じた。葉陰を縫って届く日差しが悪戯心を起こして、乙女の午睡を妨げぬようにしていたのだ。
「あ……ごめんなさい。つい眠っちゃって」
「構わないぜ。次の宿場まではもうすぐだ。そう急がんでもいいが、歩けそうかい?」
「はい。大丈夫です」
隣に腰を下ろしていた大きな身体が立ち上がって一歩進むと、初秋の涼やかな風が吹き抜けてくる。差し出された手を取って自分も身を起こした。繋がった手から、ただの気遣いとは異なる慈しみを感じて、七緒の胸は俄に踊り始める。
この東下りが始まってから、ずっとこの繰り返しだった。 381