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    原作

    さんど@みりぺん。

    PASTワンドロ・ライお題:「プレゼント」をお借りしてます
    さねげん
    ※前置き
    🎃の🧙学校イメージ/妖精の🍃さん/他人軸
    家族の両親は志i津さんと恭i吾さんでまだいい父ちゃんしてる設定、弟、妹達も原作と同じイメージです
    何でも許せる人向けです。以上がよろしければどうぞ
    ドロップスノウ「俺が生まれた日ってどんな日だったの?」

    玄弥はミドルスクールの宿題を両親へ問いかけた。冬生まれの日付は知っているがその他はよく知らなかったのだ。

    「そうやねぇ。雪がよう降る日やったわぁ」

    しんしんと周りの音を吸収していくような静けさだったと母は小さく笑いながら告げた。逆子だったが土壇場で正常の位置に戻り、難なくお産を終えられたらしい。ガキが面倒かけてくれるななどとぼやく父へ母はまぁまぁと宥めている。

    「雪かぁ」
    「玄弥は雪に好かれとうのかもねぇ」
    「毎年誕生日が雪で此方とら面倒しかねぇぜ」

    除雪に走り出す弟妹達。その全ての相手を務めるのが父だ。母は父へ感謝を述べつつ入れ直したココアを差し出した。軽く鼻を鳴らすも満更でもない父の顔は両親達が仲つむまじい証拠だ。子供へ厳しい父へ苦笑いをして玄弥もまたココアを飲みきり、ありがとうとご馳走様を告げて自室に戻った。
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    こたつ

    PAST【鳴保】
    「他部隊の隊長、副隊長」という感情以外は持ち合わせていない鳴と保が、共闘を通してお互いの印象を改めていく話

    ・原作程度の戦闘、流血描写あり
    ・原作より前の時間軸設定
    ・原作の距離感で絡み、お互いのことをバチバチに意識し合っている鳴保がいます。からの、無自覚のうちに何かが芽生えそうなもどかしさが漂うハピエン
    ・115話以前に書いた話になります
    【鳴保】Xの最適解そうだ。そもそも、信じる信じない以前の話だ。
    鳴海は揺らぎそうになった常識を即座に立て直し、意識を戦闘場面へ引き戻した。保科が指す”隊長”に自分が含まれている訳がない。
    「おい! ウチの縄張りで勝手に動くな! 何度言わせるつもりだ!」
    眼球に残る灼熱感も、バイタルの乱れも関係ない。
    鳴海は叩きつけるように激しく水を蹴り上げ、身勝手極まりない保科を追う。
    知ってはいたが、やはりあのオカッパに隠れている耳は飾りだったようだ。
    ――アイツは、僕が引き受けます。鳴海隊長はそこでゆっくり休憩しとって下さい。
    そう言い残し、堂々と隊長命令を無視した保科が怪獣へ切りかかった。
    紫の閃光が視界の先で交差する。
    地鳴りの比ではない咆哮が地下空間を揺らし、保科の動きが空中で止まった。
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