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    呪術師

    Thanatos_wisper

    PROGRESS山に住む鬼の❤️と迷い込んだ💜が生活を始める話
    古い時代 かきかけ 後々R-18を含む話です

    [簡単な設定]
    💜クソガキ 呪術師見習い
    秀才と甘やかされて育ったため、それを素直に認めない大人に不満を抱いている
    食べることが唯一の楽しみ

    ❤️龍脈から記憶を読む鬼
    山の守り人のような事をしている
    人間に興味がある
    <仮>―呪術師同士の戦いで親方様が亡くなってしまった。このままでは自分も殺られてしまう。恐ろしい。恐ろしい!死してなお、自由を奪われ隷属させられるなど御免だ。遠くへ、もっと遠くへ、逃げなければ…!

    形見の数珠を手に、一人の青年が草木をかき分けて駆けていく。薄暗い月明かりの下、やがて崖のふちへと追いやられる。木々の合間から白い二頭の狐が、唸り声を出しながら姿を現した。式神だ。青年は死を覚悟した。

    捕まって死んでしまうくらいなら、いっそのこと、自分で死んだ方がましだ。こちらへ走り出した狐へ背を向けて崖から飛び降りる。ああ、死ぬ前にもっと普通に生きたかった。幼い頃に才能を認められ、名だたる呪術師と言われる男の下へ奉公するよう家から出された。それからはずっと雑用ばかり任されて、無愛想なあの老人とは師弟の関係すら結べなかった。人生とはこんなにつまらないものなのか。もっと自由に生きれたら、鳥のようにどこまでも飛んでいって、まだ知らない世の中を見れたのに。
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    nononoko1996666

    MOURNING呪詛師灰原②(前の話とはまったく続いていません)。
    自分に出来ることを精一杯やっていたら、呪詛師になってしまった灰原。呪術師の七海は灰原くんの邪魔ばかりしてる。
    明るい灰原くんはいません。酷い灰原くんはいます。
    あと激重七海はいます(七海視点)。

    別に灰原くんに呪詛師が似合うとかじゃなくて、完全な私の趣味です!書きたいとこだけ!
    暗転「………ぁ」

    「灰原っ!!!」

    必死に腕を伸ばすも届かず、名前を呼ぶことしか出来なかった。
    一瞬にして鉄骨が崩れ落ち、コンクリートの破片が辺り一面に飛び散る。
    灰原と依頼主が中に取り残されてしまい、焦りながら私が鉈を必死に振りかざしている間に、もう一人の依頼主が居なくなっていた事に気付けなかった。

    「どうか、生きていてくれ…」


    ✳✳✳


    縋るような灰原の泣き顔を、初めて見た。
    見開いた瞳からは止めどなく涙が流れ、腕に抱えている依頼主を見詰めている。

    「ねぇ、…あの当主って言ってた人、この子置いて逃げたんだ。…ねぇ、どうしてかな?」

    「考えるな灰原、こっちへ来い…早く」

    今回は嵌められたのだ。私達はあの当主という男に、2級に依頼する任務にしてはおかしいと感じていたというのに。
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