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    帰り道

    きじと ら

    MAIKING帰り道で思いついた🐍☀️♀
    大学生 記憶なしの転生🐍と天使☀️♀のお話。

    ざっと書いたので試しにあげ。
    俺はしがない大学生だ。
    周囲の濃いメンバーの中では一番常識もある。本当に普通の感性を持ち合わせている。

    だからこそ目の前の状況が理解できないし、したくなかった。

    バイトが終わり深夜に家路に着いていると、街灯の下に女の子がペタリと座り込んでいた。

    パールグレーのふわふわとした腰まで伸びた髪。
    宝石のガーネットのような綺麗な赤い瞳。
    丈の短い白いふわふわとしたワンピース。
    人ではないような美しさだと思った。

    「…私の事が見えるの?」

    信じられないと言うような目で俺を見ている。いや、信じられないのは俺の方だ。


    何せ彼女の背中には大きな白い羽が生えているのだから。

    目を手で覆って大きく息を吸って吐く。
    手を外してもう一度彼女を見るが、何も変わらない。

    「…コスプレか?」

    そういった事を好む人種がいるのは知っている。が、身の回りにはいない。特に天使に化けるなんて。だからこそ目の前の彼女を凝視してしまったのだけど。

    「ジャミル!久しぶりだな。と、言っても私の事なんて覚えてないか!まぁ、そんな事はどうでも良いんだ!」

    何も良くはない。どうして俺の名前を知っているのか聞くべきか 1454