Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    SSS

    DOODLE直輝と那音、10年前のことを小説なんて高尚なものではなくて、妄想を文字で詳細に説明したもの。
    左甲斐直輝(兄、スタイリスト)
    左甲斐那音(弟、家出してろくでもない組織で働いている)
    左甲斐兄弟が喧嘩した話 2002年夏。14歳の那音は、東京へ向かう各停電車に揺られていた。ボックス席の対面の座席に、行儀など知ったことかと脚を載せ、険しい表情で窓の外を睨んでいた。窓の外に見えるのは夏の太陽とそれを受けて鮮やかに煌めく深緑。時々、何かに反射した光が那音の目に刺さる。それでも少年は窓の外を睨んでいた。生来意地っ張りなこの子どもは、備え付けのカーテンを下ろすことすら「負け」だと認識しているようで、ソレが活躍する機会は無さそうだ。ただただ窓の外をキッと睨み続ける。

     那音は不機嫌だった。数時間前に、母親から夏休みの課題はやったのかと問いかけたことがきっかけであった。夏休み終盤に差し掛かるこの時期、どこの家庭でもよく見られるその問いかけ、課題を済ませてしまえと促す言葉、それらが思春期、反抗期真っ盛りの那音にとって気に入らなかった。末の息子が乱暴に返事をすれば、母親も呆れた様に乱暴に返す。他の兄弟も面白がって参加してくる。その全てに那音はイラついていた。その後、大喧嘩に発展し、衝動的に家を出て、今に至る。思い返してみれば本当に下らない。しかしそこで引き下がれないのがこの少年なのだから救えない。
    7313

    まこつ

    DONEジュンくんおたおめでジュン要でお祝いデートする話。要くん元気時空。
    あらすじ
    水族館の招待券をもらったジュンは要と水族館に行くことに。いつもと違いやけに甲斐甲斐しい要に戸惑うジュンだがそれには理由があるらしく…。

    要→←←→→←←←←ジュンみたいな感じで好きが溢れている甘々です。
    付き合ってしばらく経っていて一通り経験済み。
    追憶オブリガートのネタバレ有り。おまけにクレビメンツ出ます
    【ジュン誕】要くんは祝いたい/ジュン要今日はオフの日のお出かけ。という名のデートの日。
    日和は個人の仕事だし、寮を出る時に色々言われる心配もない。
    いつもより服装に悩んでいたらこはくに冷やかされて思わず赤面したが、結局どっちの服がいいかと女子みたいな相談をしてしまった。

    寮を出て街路樹の蝉が忙しなく鳴く中、病院近くのマンションへ向かう。つい足が逸って、暑いというのに気づいたら小走りにしまっていた。
    マンションのエントランスに着き、空調が効いていて涼しい空気で呼吸を整える。馴染みの部屋番号を呼び出すと、聞きたかった声がスピーカーから聞こえてきた。

    『さざなみ!早かったですね。もう少ししたら行くので待っていてください』
    「いや、いいよ。しばらくかかるんだったら部屋まで行く」
    12674