水上
kotiyo29
DONE①差し入れの肉まんを全部食べてしまったので川瀬に煙管でグリグリされる玉森君②なので肉まんを手作りしてドヤ顔の玉森君と満更でもない川瀬
③一口がでかい花澤、もりもり食べるカオル、お茶と一緒に大事に食べる水上
④感動になかなか食べられない博士、冷めますよ〜の砂山さんとそんなもの捨ててしまいましょうの一剣 4
hakoyama_sosaku
MOURNINGブラッドパス時空の水落くんと水上。第三者から見た2人が書きたかった習作。 初めて参加した高校時代の同窓会の席は、あの頃の記憶を薄らと刺激する、そんなありふれた様相だった。高校時代の縁か、あるいは自分が不参加だった数回のうちに新たに生まれた人間関係か、ある程度出来上がったグループを避けて人の少ない一席に座る。それが学生時代も文化部でパッとしない青春を過ごし、今も特に目立った人生を送っていない自分にはちょうど良い場所だった。そんな人間がなぜ同窓会などという場に出席したのか、それには確固たる理由があった。
「あれ、葦崎?」
賑やかだったテーブルの端で笑っていた男が、ふと自分の名前を口にした。男性にしては少々長い茶髪を低い位置で結んだ、幾分かやんちゃそうな男だった。とはいえ明るく跳ねるような声に威圧感はない。この場はクラス単位の同窓会であって、いるのは全員元クラスメイトであるはずだったが、あのような知り合いがいたかどうか。記憶は定かではなかった。どう返事をすべきか悩む自分の様子を察してか、男はひと席開けた隣に座り、言葉を続けた。
4305「あれ、葦崎?」
賑やかだったテーブルの端で笑っていた男が、ふと自分の名前を口にした。男性にしては少々長い茶髪を低い位置で結んだ、幾分かやんちゃそうな男だった。とはいえ明るく跳ねるような声に威圧感はない。この場はクラス単位の同窓会であって、いるのは全員元クラスメイトであるはずだったが、あのような知り合いがいたかどうか。記憶は定かではなかった。どう返事をすべきか悩む自分の様子を察してか、男はひと席開けた隣に座り、言葉を続けた。
ポチ🐶
PAST水上の場合風呂用意したと思ったんやけどな…リビングでくつろいでるあおいちゃんに悪いので呼び出しを押す
『あおちゃん〜』
「はぁい?」
『バスタオル忘れたんやけど持ってくるついでに一緒にはいる?』
「私の使えば?私明日オフだし洗濯するよ」
『俺がばっちいみたいやん』
「世の中の人は毎日バスタオル洗う人が多いらしいですよ」
『あおちゃんのない〜』
まあ、あるけどこうでも言わんと来ぉへんしええやろ
「もう…ってあるし私の。タオル置いとくかんね!私マンガ読み途中なのにやさし〜」
『優しいあおちゃん一緒に風呂はいらん?』
「私もうはいったし開けないでいいから早く出てきなよドラマ見るっしょ待ってるよ」
『あおはいろ?』
「先にドラマ見てとっとと寝るね私眠いし」
344『あおちゃん〜』
「はぁい?」
『バスタオル忘れたんやけど持ってくるついでに一緒にはいる?』
「私の使えば?私明日オフだし洗濯するよ」
『俺がばっちいみたいやん』
「世の中の人は毎日バスタオル洗う人が多いらしいですよ」
『あおちゃんのない〜』
まあ、あるけどこうでも言わんと来ぉへんしええやろ
「もう…ってあるし私の。タオル置いとくかんね!私マンガ読み途中なのにやさし〜」
『優しいあおちゃん一緒に風呂はいらん?』
「私もうはいったし開けないでいいから早く出てきなよドラマ見るっしょ待ってるよ」
『あおはいろ?』
「先にドラマ見てとっとと寝るね私眠いし」
sumikko1900
DONE2023'07'01-02 エワ即売会(9) 水隠岐プチオンリー「嘘もグズるもお見通し」での展示作品。水上と隠岐くんで『かげうら』に行った話。
カステラパーティーの所以【WTみずおき】【カステラパーティーの所以】
ご注文は以上ですかぁという高めの声が、喧騒の中に響く。首肯すれば、アルバイトらしき店員は足早にテーブルから離れていった。地元民に愛される名店とあって、『お好み焼き かげうら』は今日も盛況だ。店員は息つく暇もなく、すぐに次の客に呼び止められている。
「……隠岐くん?」
「はい?」
水上は鉄板を挟んで向かいあっている隠岐に声をかけた。水の入ったグラスを手に小首を傾けた隠岐の表情は、いつもと変わらず柔和だ。あえて言い方を悪くすれば、何を考えているのかわからない顔だ。それを水上はじっとりと睨みつけた。
「なんやねん、ネギ焼きて」
「えっ、先輩、ネギ焼き知らんのですか?」
まさか、と隠岐は目を丸くした。ネギ焼きとは名前のとおり、ザクザク刻んだ大量の青ネギを小麦粉と混ぜて焼いたものだ。具材は『すじこん』ーーすじ肉とこんにゃくを煮たものを入れ、タレはポン酢など醤油ベースが主流という特徴があるが、お好み焼きと同じ鉄板焼きの一種として、隠岐の故郷・大阪ではメジャーな食べ物だ。
8442ご注文は以上ですかぁという高めの声が、喧騒の中に響く。首肯すれば、アルバイトらしき店員は足早にテーブルから離れていった。地元民に愛される名店とあって、『お好み焼き かげうら』は今日も盛況だ。店員は息つく暇もなく、すぐに次の客に呼び止められている。
「……隠岐くん?」
「はい?」
水上は鉄板を挟んで向かいあっている隠岐に声をかけた。水の入ったグラスを手に小首を傾けた隠岐の表情は、いつもと変わらず柔和だ。あえて言い方を悪くすれば、何を考えているのかわからない顔だ。それを水上はじっとりと睨みつけた。
「なんやねん、ネギ焼きて」
「えっ、先輩、ネギ焼き知らんのですか?」
まさか、と隠岐は目を丸くした。ネギ焼きとは名前のとおり、ザクザク刻んだ大量の青ネギを小麦粉と混ぜて焼いたものだ。具材は『すじこん』ーーすじ肉とこんにゃくを煮たものを入れ、タレはポン酢など醤油ベースが主流という特徴があるが、お好み焼きと同じ鉄板焼きの一種として、隠岐の故郷・大阪ではメジャーな食べ物だ。
hakoyama_sosaku
MOURNINGある日の水落くんと水上。一周年によせて。祝杯「今日の仕込みはそんなに多くなくて良さそうですかねぇ」
「出るはずだったピアニストも来られなくなったし、そうだなァ……八割くらいで頼むわ」
「はあい」
気のない返事にマスターの視線が刺さる。それに気がつき、これまた気の抜けた謝罪を述べると、呆れたようなポーズをしてマスターは店の奥へ引っ込んでいった。自分もまた、配送された食材や酒類を確認する作業へ戻る。荷物を運ぶついでに階段の先、外の様子を伺うと、雨足は更に強まっていたようだった。
「あれ、来たんだ?」
カランコロン。本来ならあるはずのステージの音楽を邪魔しない程度の軽い音を立てて、来店を知らせるベルが鳴る。入口に見慣れた長身を認めると、すっかり慣れた手つきでタオルを投げ渡しながら言葉をかけた。濡れ鼠は器用にタオルを受け取りながら、しかしどこか不安げな色でこちらを見る。
1599「出るはずだったピアニストも来られなくなったし、そうだなァ……八割くらいで頼むわ」
「はあい」
気のない返事にマスターの視線が刺さる。それに気がつき、これまた気の抜けた謝罪を述べると、呆れたようなポーズをしてマスターは店の奥へ引っ込んでいった。自分もまた、配送された食材や酒類を確認する作業へ戻る。荷物を運ぶついでに階段の先、外の様子を伺うと、雨足は更に強まっていたようだった。
「あれ、来たんだ?」
カランコロン。本来ならあるはずのステージの音楽を邪魔しない程度の軽い音を立てて、来店を知らせるベルが鳴る。入口に見慣れた長身を認めると、すっかり慣れた手つきでタオルを投げ渡しながら言葉をかけた。濡れ鼠は器用にタオルを受け取りながら、しかしどこか不安げな色でこちらを見る。
はとむぎ
CAN’T MAKE店主救済話欲しさに生まれた水先×店主短編11頁。水上√拾で消えた店主のその後、彼の身に起こったちょっと不思議なお話(妄想)です。
水上を前にするとどうしても玉森くんが出てきてしまうのか、玉森くん色強めな店主が出来上がりました。解釈違い等ありましたらごめんなさい。ちなみにR15程度のキスシーンがあります…
実際に会えたのか、それともただの幻想か…判断はお任せします。とにかく店主に救いあれ!! 11
@ay8mk5dg
PROGRESS多分夏の新刊ネタ(受けの妊娠、出産、
逃亡、カント表現あり)
ガイアさんがカントで妊娠したからフォンテーヌの地方都市に逃げ込んで(※水上都市)もちろんスパダリ旦那様が追っかけるお話
(前回のワンドロとお話繋がってるけど読まなくても分かるようにはしてます→ https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=19877176(※こちらは年齢制限有))
追いかけて追いかけて(仮)美しい水上都市で行方不明になっていたガイアをやっと発見したはいいものの、そこにいたガイアは子供を抱えていた。そこから何度も共にモンドへ帰ろう、シングルマザー(?)など辛いだけだろうと説得していたのだが、
『ここには教会もあって曲がりなりにも観光都市だ。一応仕事もある。厄介になっている身ではあるが親父さんやマリアも良くしてくれているしな。俺はここでやっていくつもりだ。お前の世話にならなくてもやっていける』
と明らかに拒絶されてしまったのだ。ディルックとしてはガイアに子供など明らかに身に覚えありすぎるが故に責任をと言いたかったのだが、ガイアはものともせず、今まで一人で育ててこれたから一切の援助はいらないときっぱりとプロポーズまで断り今に至るのである。
1491『ここには教会もあって曲がりなりにも観光都市だ。一応仕事もある。厄介になっている身ではあるが親父さんやマリアも良くしてくれているしな。俺はここでやっていくつもりだ。お前の世話にならなくてもやっていける』
と明らかに拒絶されてしまったのだ。ディルックとしてはガイアに子供など明らかに身に覚えありすぎるが故に責任をと言いたかったのだが、ガイアはものともせず、今まで一人で育ててこれたから一切の援助はいらないときっぱりとプロポーズまで断り今に至るのである。
はとむぎ
MOURNING以前ツイッターに上げた現パロ博玉超短編小説。高校生の玉森くんと博士の出会いのお話です。玉森くんと水上が文芸部に所属している設定(水上は出てきません)。ちなみに顧問はゲーム本編でも姿を見せないでお馴染みのあの人(こちらも出てきません)。 4
真砂長文倉庫
DONE折角のホワイトデー&さとしの日なので、どうにか水上メインで祝おうとしました。でも一時間半遅刻したので「後夜祭」。すみません。大学一年生設定。今回も「勢いって大事だね!」の精神で押し切りました。
四時間で仕上げたので、色々ミスがあるとは思いますが、そこは“愛”で補っていただけますと有り難いです。
そんでもってイコさん……すまん……好きだけど、貴方の魅力を書きだせない私を許してくれ……!
ホワイトデー 蔵水&イコプリ「ロシアンルーレット」「やぁ」
ボーダーのラウンジで最高に輝く笑顔と圧倒的セレブオーラをまき散らす同輩を目にして、水上は眉間の皺を三本増やした。
(ここで課題を消化していたのが間違いやったか)と思ったが、連れ立っているのが蔵内である以上、席を立つのを断念した。
「課題中だったか……。王子、後にしよう」
「うーん……。みずかみんぐ、ちょっとだけ休憩しない?小腹がすいてたらで、いいんだけど……」
そう言われてみると、確かに小腹がすいている。
「せやな。後は纏めるだけやし……ええよ。何なん?」
「ふふっ、良かった」
再度、燦燦と満面の笑みを湛えて水上の正面に座る王子と蔵内。それに微かな寂寥を感じたが、その理由はすぐに判明した。二人が鞄からほぼ同一の包みを出す。両手に包まれたそれらは、チョコブラウンの包装紙に包まれ、ダークオレンジのリボンが結ばれていた。
2399ボーダーのラウンジで最高に輝く笑顔と圧倒的セレブオーラをまき散らす同輩を目にして、水上は眉間の皺を三本増やした。
(ここで課題を消化していたのが間違いやったか)と思ったが、連れ立っているのが蔵内である以上、席を立つのを断念した。
「課題中だったか……。王子、後にしよう」
「うーん……。みずかみんぐ、ちょっとだけ休憩しない?小腹がすいてたらで、いいんだけど……」
そう言われてみると、確かに小腹がすいている。
「せやな。後は纏めるだけやし……ええよ。何なん?」
「ふふっ、良かった」
再度、燦燦と満面の笑みを湛えて水上の正面に座る王子と蔵内。それに微かな寂寥を感じたが、その理由はすぐに判明した。二人が鞄からほぼ同一の包みを出す。両手に包まれたそれらは、チョコブラウンの包装紙に包まれ、ダークオレンジのリボンが結ばれていた。
anami_swmz
DONEすわみず…水上視点オフィス(ビル)ラブパロ
会社近くの公園は昨今の少子化や騒音問題も相まって人気が無い。オフィスの立ち並ぶ区画にポツリと存在しているせいでもある。
ベンチは気持ちばかりに一つだけ、公園とも名ばかりなその場所が水上のお気に入りだった。昼休みはその一つしかないベンチを牛耳り脳裏で将棋を指す。
今日もいつものように公園を訪れる。
しかし、普段とは違いベンチには人影があった。珍し、と眉を顰めつつ近づく。その人物が居座りそうであるならば引き返すが、もしも立ち去るようであれば利用したい。それを確認しようとするほどには、一息つける気に入りの場所であるので。
僅かに見えるカッターシャツに、自身と同様に近くの会社の社員だろうと当たりをつける。
3439ベンチは気持ちばかりに一つだけ、公園とも名ばかりなその場所が水上のお気に入りだった。昼休みはその一つしかないベンチを牛耳り脳裏で将棋を指す。
今日もいつものように公園を訪れる。
しかし、普段とは違いベンチには人影があった。珍し、と眉を顰めつつ近づく。その人物が居座りそうであるならば引き返すが、もしも立ち去るようであれば利用したい。それを確認しようとするほどには、一息つける気に入りの場所であるので。
僅かに見えるカッターシャツに、自身と同様に近くの会社の社員だろうと当たりをつける。
SunshineDreamer
MEMO【描述不可】(上)- 💜💛/👟🦁
- 含大量私設的ABO Shu(Alpha) X Luca(Omega) (左右有意義)
- 內含其他EN Liver出場,一切故事內容與Liver本人無關
- 此篇為清水上篇
💜💛 描述不可(上)00.
當Shu進門的時候,看見他的人都愣了一下。
還是Ike先喊他的名字,剩下的幾個人趕緊接著喊他的名字,客氣的接上幾句:「好久不見啊!」、「沒想到你會搞挑染啊!還留著那香蕉髮型呢!」、「這麼多年還是一樣沒變呢!哈哈哈。」
Shu心裡開始後悔出席這個同學會。要不是這場同場會是由現在還要在公司碰面的Elira負責統籌,他也不會出席。
他跟Elira說了,他會晚到半小時,那個時候大部份人應該都在包廂裡面了,他只要低調地打個招呼、隨便找個位置坐下、安靜吃飯,就可以挺過整場同學會了。結果他到場的時候,現場只有五個人,其中還包括了他不想出席同學會的主要原因。
「嘿,Shu!」
這麼多年了,他叫自己的名字的聲音還是這麼順口。
3847當Shu進門的時候,看見他的人都愣了一下。
還是Ike先喊他的名字,剩下的幾個人趕緊接著喊他的名字,客氣的接上幾句:「好久不見啊!」、「沒想到你會搞挑染啊!還留著那香蕉髮型呢!」、「這麼多年還是一樣沒變呢!哈哈哈。」
Shu心裡開始後悔出席這個同學會。要不是這場同場會是由現在還要在公司碰面的Elira負責統籌,他也不會出席。
他跟Elira說了,他會晚到半小時,那個時候大部份人應該都在包廂裡面了,他只要低調地打個招呼、隨便找個位置坐下、安靜吃飯,就可以挺過整場同學會了。結果他到場的時候,現場只有五個人,其中還包括了他不想出席同學會的主要原因。
「嘿,Shu!」
這麼多年了,他叫自己的名字的聲音還是這麼順口。
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DONEすわみず…水上視点バレンタインに因んでチョコの話。
真似 大型ショッピングモールはバレンタインを控え、多くの女性客で賑わっている。
装飾もハートを中心に、あちらこちらでバレンタインを主張していた。
水上は世界各国から有名どころが集まると売りの催事を横目に通り過ぎ、ソファに座り込む。端の方だからか、人気はない。
この催事でしか手に入らないチョコレートを買うのだという同級生に付き添い男数人で人混みに突撃したものの、元から甘いものがそう得意ではない水上は手持ち無沙汰になって1人離脱した。
グループメッセージに別で時間を潰すと書き残しスマホをポケットにしまう。
まだまだ時間はかかるだろう。
本屋にでも行こうかと顔をあげると、近くに駄菓子屋のテイを模した菓子屋があった。
661装飾もハートを中心に、あちらこちらでバレンタインを主張していた。
水上は世界各国から有名どころが集まると売りの催事を横目に通り過ぎ、ソファに座り込む。端の方だからか、人気はない。
この催事でしか手に入らないチョコレートを買うのだという同級生に付き添い男数人で人混みに突撃したものの、元から甘いものがそう得意ではない水上は手持ち無沙汰になって1人離脱した。
グループメッセージに別で時間を潰すと書き残しスマホをポケットにしまう。
まだまだ時間はかかるだろう。
本屋にでも行こうかと顔をあげると、近くに駄菓子屋のテイを模した菓子屋があった。
anami_swmz
DONEすわみず…水上視点ポメガバース(あかんあかんあかん、やってもーた!)
水上は1人、頭を抱えたい気持ちで自販機を見上げた。そう、見上げている。
視点は低く、ボタンどころかお釣りの出口さえ届かない。頭を抱えようにも手足はちんまりとしており、体はもふもふとした毛に覆われている。
水上は今、ポメラニアンになっている。
多少、疲れている自覚はあった。
テストを終えてすぐの防衛任務、任務時のトラブルとその報告書の作成をする生駒の手伝い、そこからランク戦へ向けての情報収集…。
寮がボーダー内にあり、保護者もいない。注意されないのをいいことに遅くまで残っていた。自分の体調管理を怠った気持ちはないけれど、どうやら自分が思っていた以上に身体の方は限界であったらしい。
5289水上は1人、頭を抱えたい気持ちで自販機を見上げた。そう、見上げている。
視点は低く、ボタンどころかお釣りの出口さえ届かない。頭を抱えようにも手足はちんまりとしており、体はもふもふとした毛に覆われている。
水上は今、ポメラニアンになっている。
多少、疲れている自覚はあった。
テストを終えてすぐの防衛任務、任務時のトラブルとその報告書の作成をする生駒の手伝い、そこからランク戦へ向けての情報収集…。
寮がボーダー内にあり、保護者もいない。注意されないのをいいことに遅くまで残っていた。自分の体調管理を怠った気持ちはないけれど、どうやら自分が思っていた以上に身体の方は限界であったらしい。
anami_swmz
DONEすわみず…水上視点未練 諏訪さんと別れた。
見えないふりをしていた小さな綻びが、無視できないくらいになって。このままじゃあかんと、俺から切り出した。決して嫌いになったわけやない。諏訪さんもそれに気づいてたから引き下がってきたけれど、俺はガンとして譲らんかった。
このままやとダメんなる、そう思ったから。
振り返ればそれなりに長いこと付き合うてて、俺の部屋には諏訪さんの私物が増えていた。逆もまた然り、諏訪さんの家には俺の私物があって、先週はそれを引き取りに行った。合鍵はまだ持ってたから家主が居ないうちに片付けた。
今日は諏訪さんが俺の部屋に来た。俺が居らん時に勝手に持って帰ってもらいたかったのが本音やけど、諏訪さんは最後だからと言った。
1030見えないふりをしていた小さな綻びが、無視できないくらいになって。このままじゃあかんと、俺から切り出した。決して嫌いになったわけやない。諏訪さんもそれに気づいてたから引き下がってきたけれど、俺はガンとして譲らんかった。
このままやとダメんなる、そう思ったから。
振り返ればそれなりに長いこと付き合うてて、俺の部屋には諏訪さんの私物が増えていた。逆もまた然り、諏訪さんの家には俺の私物があって、先週はそれを引き取りに行った。合鍵はまだ持ってたから家主が居ないうちに片付けた。
今日は諏訪さんが俺の部屋に来た。俺が居らん時に勝手に持って帰ってもらいたかったのが本音やけど、諏訪さんは最後だからと言った。
anami_swmz
DONEすわみず…水上視点パラレル。神様×人間。
将棋盤の神様 家の蔵は父の隠れ家であった。
広い敷地の片隅にあるその蔵は、年季の入った見かけの割に中は綺麗で、婿養子であった父が望んだ唯一の我儘でリフォームされていた。例えば目隠しでもされて入れば蔵だとは分からないくらい立派に。水上も小さな頃からそこに入り浸り、父と一緒に将棋を指したものだった。
けれど、それを似た物同士ねと笑う母も、水上に負けて参りましたと悔しがる父も、もういない。交通事故に巻き込まれて亡くなってしまった。水上が大学を機に家を出て就職が決まった報告をしたばかりの出来事であった。
結局、会社へ辞退の旨を伝えて実家へ戻ってきた。両親の遺した遺産はしばらく生活することに困らないほどで、ありがたくそれを使いながら過ごしたいと思っていた。祖父母は水上が小さな頃には既に鬼籍に入っていたし、もう恩を返したい親はいない。必要最低限の生活ができれば、それでよかった。
3541広い敷地の片隅にあるその蔵は、年季の入った見かけの割に中は綺麗で、婿養子であった父が望んだ唯一の我儘でリフォームされていた。例えば目隠しでもされて入れば蔵だとは分からないくらい立派に。水上も小さな頃からそこに入り浸り、父と一緒に将棋を指したものだった。
けれど、それを似た物同士ねと笑う母も、水上に負けて参りましたと悔しがる父も、もういない。交通事故に巻き込まれて亡くなってしまった。水上が大学を機に家を出て就職が決まった報告をしたばかりの出来事であった。
結局、会社へ辞退の旨を伝えて実家へ戻ってきた。両親の遺した遺産はしばらく生活することに困らないほどで、ありがたくそれを使いながら過ごしたいと思っていた。祖父母は水上が小さな頃には既に鬼籍に入っていたし、もう恩を返したい親はいない。必要最低限の生活ができれば、それでよかった。
anami_swmz
DONEすわみず…水上視点help‼︎ 諏訪さんと付き合うことになった。
好きです言うて俺もって言われて……なんてそんな順風満帆な始まりやなかった。
酔った勢いでセックスしてお互い具合が良くて、っちゅー所謂セフレという関係が始まり。
俺は密かに諏訪さんのことを好きやったから、儲けたなぁなんて楽しんでた。
せやけどそれは、最初だけ。
SEXだけの関係に満足できんで、せやけど気持ち伝えてもし終わってしもうたらって考えたらそれも出来んで。グダグダ要らんこと考えて、セフレ歴なんと5年弱。
蓋を開けてみればお互い最初から好き合っていた、なんて馬鹿げているにも程があったわけやけど。恋は人を馬鹿にするんやなって実感したわ。
まぁ良いように言うと、“紆余曲折を経て恋人になった”わけやな。
885好きです言うて俺もって言われて……なんてそんな順風満帆な始まりやなかった。
酔った勢いでセックスしてお互い具合が良くて、っちゅー所謂セフレという関係が始まり。
俺は密かに諏訪さんのことを好きやったから、儲けたなぁなんて楽しんでた。
せやけどそれは、最初だけ。
SEXだけの関係に満足できんで、せやけど気持ち伝えてもし終わってしもうたらって考えたらそれも出来んで。グダグダ要らんこと考えて、セフレ歴なんと5年弱。
蓋を開けてみればお互い最初から好き合っていた、なんて馬鹿げているにも程があったわけやけど。恋は人を馬鹿にするんやなって実感したわ。
まぁ良いように言うと、“紆余曲折を経て恋人になった”わけやな。
anami_swmz
DONEすわみず…水上視点馨香 例えば人と擦れ違うときの香水であるとか、柔軟剤であるとか。はたまた体育の授業の後の制汗剤であるとか。特別に意識していなくても何となくこの香りはこの人の香りだなと感じることがある。
所謂体臭、臭いといっても良いのだが、[[rb:臭 > にお]]いという表現はまるで[[rb:臭 > くさ]]いかのように思えてしまうので、好ましい厭わしいにかかわらず、ここではあえて香りとしたい。閑話休題。
嗅覚が死んでいない限り、その香りからは逃れられない。
水上は五体満足健康体であるので、別に優れてもいないが十分に機能する嗅覚は備わっている。であるので、先に述べたように香りというものから逃れる術はない。
3359所謂体臭、臭いといっても良いのだが、[[rb:臭 > にお]]いという表現はまるで[[rb:臭 > くさ]]いかのように思えてしまうので、好ましい厭わしいにかかわらず、ここではあえて香りとしたい。閑話休題。
嗅覚が死んでいない限り、その香りからは逃れられない。
水上は五体満足健康体であるので、別に優れてもいないが十分に機能する嗅覚は備わっている。であるので、先に述べたように香りというものから逃れる術はない。
wa_rere
MEMOいこおき未満+水上くん。(お題ガチャからお借りして考えたものの、あまりにも逸れてしまい跡形もなくて申し訳ないのでふつうに投稿します)
今日のおやつはなんでしょう(いこおき未満)「お疲れさまです〜」
「お疲れさん」
「あ。イコさん、それいちご味ですか?」
作戦室に入ってきた隠岐は、鞄も置かずに菓子をつまんでいるイコさんのところに近寄っていった。
「それがな、いちごのチョコがけやんウマそう! て買うたら、なんかちゃうねん」
「え、中身赤っぽいのに」
背をかがめたかと思うと、一瞬の躊躇いも見せずにイコさんの手元に顔を寄せ、半分齧ったチョコレートの残りをぱくんと食べた。
「な? なんかちゃうやろ」
食べかけを取られたことにかけらも動じていないイコさんが、隠岐に味を尋ねた。
口をもごもごさせている隠岐は、不思議そうに目を瞬かせている。
「んー……。たぶんアレちゃいます? ラズベリーとかクランベリー」
2746「お疲れさん」
「あ。イコさん、それいちご味ですか?」
作戦室に入ってきた隠岐は、鞄も置かずに菓子をつまんでいるイコさんのところに近寄っていった。
「それがな、いちごのチョコがけやんウマそう! て買うたら、なんかちゃうねん」
「え、中身赤っぽいのに」
背をかがめたかと思うと、一瞬の躊躇いも見せずにイコさんの手元に顔を寄せ、半分齧ったチョコレートの残りをぱくんと食べた。
「な? なんかちゃうやろ」
食べかけを取られたことにかけらも動じていないイコさんが、隠岐に味を尋ねた。
口をもごもごさせている隠岐は、不思議そうに目を瞬かせている。
「んー……。たぶんアレちゃいます? ラズベリーとかクランベリー」
真砂長文倉庫
DOODLEワートリとブルロのダブルパロです。「アディショナルタイム 7お嬢の髪型」
こちらを観たとき脳内で「千切(お嬢)→王子」、「國神(みんぐ)→水上」に変換されました。
元々國神は水上に似てるから、勝手にみんぐ呼びしていたところにこちらをぶっこまれたので、「OJ×MING」がダブルミーニング設定されました。
上記のいかれた設定が許せるお方は、どうぞお付き合いください。
7をワートリ版にしました。 768
arbata_caj
MEMO隠岐くんと水上くんと冬の話なんかまだ隊組んでちょっとくらいの頃かもしれないけどいつでもいいかもしれない
関西弁は間違っていると思う
おでんの話 天気予報によれば、明日朝の三門市は今季初の氷点下だという。だから、というわけでもないが、こう寒いと温かいものが欲しくなるのは道理だ。
「なんや、隠岐やん」
カップ麺と菓子パンやら飲み物やらが入った小さな袋を手にコンビニを出ようとしていた水上敏志は、入れ違いに店に入ってきた隠岐孝二に声をかけた。二人とも、ちょっとそこまで、というくらいのラフな格好であり、近所の住民であることがまる分かりだった。
「あれ、水上先輩も来とったんですか。奇遇ですねぇ。何してはるんです?」
「奇遇て、よお会うやろ。一番近い店なんやし。何してるも何も買い物や」
冷めたような笑いを含んだ調子で頭を掻き、たった今隠岐が入ってきたばかりのドアに一瞥をくれ、水上は「さっむ」とつぶやいた。もう少し厚着してきてもよかったなどと、今更手遅れなことを考える。
3549「なんや、隠岐やん」
カップ麺と菓子パンやら飲み物やらが入った小さな袋を手にコンビニを出ようとしていた水上敏志は、入れ違いに店に入ってきた隠岐孝二に声をかけた。二人とも、ちょっとそこまで、というくらいのラフな格好であり、近所の住民であることがまる分かりだった。
「あれ、水上先輩も来とったんですか。奇遇ですねぇ。何してはるんです?」
「奇遇て、よお会うやろ。一番近い店なんやし。何してるも何も買い物や」
冷めたような笑いを含んだ調子で頭を掻き、たった今隠岐が入ってきたばかりのドアに一瞥をくれ、水上は「さっむ」とつぶやいた。もう少し厚着してきてもよかったなどと、今更手遅れなことを考える。
02_
MOURNINGおきいこ、水上視点勘 部屋に入った瞬間、今までと何か違うのを肌で感じた。
悪い感じではない。なんや、こう、アレやな。ホコリ満載の部屋に入って呼吸したら鼻がムズムズする感じ。
おるんはイコさんと隠岐。二人ともただ座って自分のタブレット眺めてて何も変なとこはない。
「なんや今日」
椅子に座りつつ話を振る。
「餃子めっちゃ食べたい気分なんすわ」
もっと違う話題あるやろ俺。なんやねん餃子て。
「今日の帰りいつもの中華屋さん行こか」
ああーー……。イコさんが喋った途端、隠岐の顔が強張った。すぐ俯いてバイザーで見えんようになったけど。
あー、これはなんか約束しとったな。いや、いくらイコさんでも約束してたら中華食べに行こなんて誘わへんな。隠岐が誘おうとして言い出せずにいたとこで俺が部屋に来た、ってとこか。
816悪い感じではない。なんや、こう、アレやな。ホコリ満載の部屋に入って呼吸したら鼻がムズムズする感じ。
おるんはイコさんと隠岐。二人ともただ座って自分のタブレット眺めてて何も変なとこはない。
「なんや今日」
椅子に座りつつ話を振る。
「餃子めっちゃ食べたい気分なんすわ」
もっと違う話題あるやろ俺。なんやねん餃子て。
「今日の帰りいつもの中華屋さん行こか」
ああーー……。イコさんが喋った途端、隠岐の顔が強張った。すぐ俯いてバイザーで見えんようになったけど。
あー、これはなんか約束しとったな。いや、いくらイコさんでも約束してたら中華食べに行こなんて誘わへんな。隠岐が誘おうとして言い出せずにいたとこで俺が部屋に来た、ってとこか。