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    決戦

    つーさん

    DONEタイムリープ軸の世界設定みたいな感じ。
    ED後の武人と先生が15年前の決戦の瞬間へ中身だけが戻ってしまって、そこから最高のハピエンを掴むために頑張るという世界線です。
    恋愛通り越して魂の半身レベルで互いへの絆がMAXになっているので、糖度は低いですがクソデカ感情てんこ盛りな感じです。多分。
    巡る世界の魔王と勇者(ハドアバ)「私、かなり頑張ったと思うんですよ……」

     満天の星空を見上げて呟いたのは、未だ成熟しきらぬ少年だった。少女と見まがう美しい容貌だが、その顔に浮かぶ表情は奇妙なまでに大人びていた。老成しているとも言える。
     漆黒の空に輝く数多の星々を見つめる眼差しには、遠いどこかを眺めるような色があった。それと同時に、口にした言葉を示すようにどこかくたびれた風でもあった。

    「そうだな」

     そんな少年の呟きに同意したのは、低い男の声だった。重厚な響きを持って耳に届くその低音に相応しい体躯の男は、長いフード付きのローブに身を包んでおり顔の判別は難しい。ただ、立派な体格をしていることだけは見て取れた。
     夜の闇に溶け込みそうな漆黒のローブ姿の男もまた、星空を眺めていた。静かに流れるこの時間を噛みしめているようにも見える。
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    AstRaging

    DONENotドスケベな4.0のアラミゴ決戦からのIFストーリーです。ヒカセンとエメトセルクとゼノスと。ゼノスの口調が非常にふわふわですご注意下さい!!
    色々好きなもの詰め込んで辻褄が合うようにひねってたら過去最長になってしましました。しかもどこで分割して投稿したら良いかわからん問題児に。
    ゼノスの口調が難しすぎる+下書き置いてたKeepくんが度々PCとスマホで内容同期してくれないなど色々ありました。
    異聞ーCage蒼穹に莫大なエーテルと紅蓮の闘気が幾度も交錯し、ギラバニアに響き渡るような轟音を立てて激突していた。
    アラミゴ王宮陥落の危機の一報を受けて急行した帝国軍、後に続けと叫んでいた連合軍、ギラバニアの空を焼くような戦いに気付いた面々は固唾を呑んでそれを見上げていた。
    やがて空に閃光が1つ爆発するように広がり、2つの小さな影がアラミゴ王宮に墜ちていく。2つの影は柔らかな花畑の上で落下し、ほとんど同時によろめきながら立ち上がる。
    片や冒険者は光の加護で落下を持ちこたえたが、左肩から右脇腹に掛けては軽鎧を引き裂くような袈裟懸けの切り傷が走り、鮮血を垂れ流していた。
    片やゼノスは鎧の数ヶ所が砕け破片が突き刺さった箇所からは流血し、超越者故の異能で持ちこたえたが、立っている事が奇跡という状態だった。
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