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    つーさん

    @minatose_t

    辺境で自分の好きな推しカプをマイペースに自給自足している民。
    カプは固定派だが、ジャンルは雑食。常に色んなジャンルが弱火で煮込まれてるタイプ。
    SS名刺のまとめとか、小咄とか、思いついたものをぽいぽいします。
    エアスケブもやってます。お気軽にどうぞ。

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    つーさん

    MOURNING卒業前に盛大に拗れるガプアガ、その3。年齢操作です。
    無駄に文字数増えそうで完成できるか怪しいので、書けた分だけ供養に投げます。タグでシリーズ管理してます。
    無自覚ガープと自覚ありなので距離を取ろうとするアガレスという話です。
    菫青石は砕けない3「……何で」
    「ん?何がでござるか?」
    「何でここにいるんだよ、お前」

     眉間に指を押し当てて皺を伸ばしながら、アガレスは面倒くさそうに問いかけた。ここはアガレスの実家で、当たり前みたいな顔をして玄関前にいるのは、ガープだ。アガレスの問いかけに、きょとんとしている。
     見慣れた、見慣れすぎた、どこまでも他人との間合いが分かっていない剣士の、ポンコツな姿である。

    「アガレス殿に会いたくなったでござる!」
    「……明日学校で会うだろうが」
    「そうでござるが、明日は学校に行っても別行動でござるし、今日は家にいると聞いたので」
    「俺は、休みの日は家でのんびりしたいの。知ってるだろう」
    「そうでござるが……」
    「何だよ」

     別に何も間違っていない主張をするアガレスに、ガープはしょんぼりと肩を落とした。少しずつ、少しずつガープとの距離を取ろうと努めているアガレスにとって、休みの日に押しかけられるのは困る案件だった。気持ちが揺らぐ。
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    つーさん

    DONEエンディング後の謎時空、ハドラーも親衛騎団もゴメちゃんも復活してて、ダイも普通にいるというご都合主義設定です。
    謎の遺跡を探索してくれと頼まれたアバンの使徒と親衛騎団が、入り口のトラップで別々の場所に飛ばされて即席バディを組むという話。今回はハドアバのターン。相変わらず何か拗らせてる。
    基本的に書きたいところだけ書いてます。同じシリーズは「即席バディ」タグで。
    謎の遺跡 SIDE:大勇者&武人(ハドアバ) 突然現れた謎の遺跡を調査して欲しい。そう請われた大勇者アバンは、自らの弟子である使徒(と何故か当たり前のように混ざってきたパプニカの王女レオナ)と共にその地へ向かった。また、向かったのは彼らだけではない。彼らと共闘する形で、ハドラーとその配下である親衛騎団もその地へ足を踏み入れている。
     どう考えても過剰戦力であろう、というのが皆の共通認識だった。「このメンツで行くとか、無駄に豪華すぎません?」と正直に口にしたのはポップ。その言葉を否定することは誰にも出来なかった。
     それでも、人知及ばぬ謎の遺跡の出現とあっては、念には念を入れてということなのだろう。とはいえ、誰も何も心配してなどいなかった。戦力としても、知識としても、何一つ不安要素などない12人なのだから。
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    つーさん

    DONEエンディング後の謎時空、ハドラーも親衛騎団もゴメちゃんも復活してて、ダイも普通にいるというご都合主義設定です。
    謎の遺跡を探索してくれと頼まれたアバンの使徒と親衛騎団が、入り口のトラップで別々の場所に飛ばされて即席バディを組むという話。今回はポップとシグマのターン。
    基本的に書きたいところだけ書いてます。同じシリーズは「即席バディ」タグで。
    謎の遺跡 SIDE:次兄&騎士 突然現れた謎の遺跡を調査して欲しい。そう請われた大勇者アバンは、自らの弟子である使徒(と何故か当たり前のように混ざってきたパプニカの王女レオナ)と共にその地へ向かった。また、向かったのは彼らだけではない。彼らと共闘する形で、ハドラーとその配下である親衛騎団もその地へ足を踏み入れている。
     どう考えても過剰戦力であろう、というのが皆の共通認識だった。「このメンツで行くとか、無駄に豪華すぎません?」と正直に口にしたのはポップ。その言葉を否定することは誰にも出来なかった。
     それでも、人知及ばぬ謎の遺跡の出現とあっては、念には念を入れてということなのだろう。とはいえ、誰も何も心配してなどいなかった。戦力としても、知識としても、何一つ不安要素などない12人なのだから。
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    つーさん

    DONEタイムリープ軸の世界設定みたいな感じ。
    ED後の武人と先生が15年前の決戦の瞬間へ中身だけが戻ってしまって、そこから最高のハピエンを掴むために頑張るという世界線です。
    恋愛通り越して魂の半身レベルで互いへの絆がMAXになっているので、糖度は低いですがクソデカ感情てんこ盛りな感じです。多分。
    巡る世界の魔王と勇者(ハドアバ)「私、かなり頑張ったと思うんですよ……」

     満天の星空を見上げて呟いたのは、未だ成熟しきらぬ少年だった。少女と見まがう美しい容貌だが、その顔に浮かぶ表情は奇妙なまでに大人びていた。老成しているとも言える。
     漆黒の空に輝く数多の星々を見つめる眼差しには、遠いどこかを眺めるような色があった。それと同時に、口にした言葉を示すようにどこかくたびれた風でもあった。

    「そうだな」

     そんな少年の呟きに同意したのは、低い男の声だった。重厚な響きを持って耳に届くその低音に相応しい体躯の男は、長いフード付きのローブに身を包んでおり顔の判別は難しい。ただ、立派な体格をしていることだけは見て取れた。
     夜の闇に溶け込みそうな漆黒のローブ姿の男もまた、星空を眺めていた。静かに流れるこの時間を噛みしめているようにも見える。
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    つーさん

    DONE生存IFでクソデカ感情ブロマンスな武人×王配のハドアバ。素敵に格好良い女王フローラ様を添えて。
    ED後、カール王国で女王の相談役というポジションに収まってる武人というご都合主義です。
    幸福の在処(生存IFハドアバ+フロ) 大魔王バーンが倒され、世界には平和が訪れた。勇者ダイのみ消息が不明だがその他の戦士達は生存。各国は復興に勤しんでいた。
     それはここカール王国も例外ではない。だが、カールには他国とは異なる喜びがあった。長らく独り身を貫いていた女王フローラが、王配を迎えたのだ。
     その相手は、かつての勇者、アバン。王女と恋仲であったと真しやかに噂されていた騎士の帰還だった。危機的な状況でも国を導いた強き女王の傍らに、英知に長けた勇者が侍る姿は国民の感情を湧かせた。
     ……その裏で、かつての魔王が特例として女王の相談役に納まっていることを知る者は、ほんの一握りに留まった。
     魔王ハドラー。かつて地上を制圧せんとし、勇者アバンによって討ち取られた男だ。その後、大魔王バーンの力によって復活し、魔軍司令となり地上を震撼させた。しかしアバンの使徒達との戦いによって武人として成熟し、最後には彼らと共に大魔王を討つまでに至ったという、一種異色な経緯の持ち主だ。
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    つーさん

    DONEライダンのガルツトで、オメガバースネタ。まだ出会ってすぐの頃の話なので、それっぽいシーンは出てこないです。
    いずれ恋愛に発展するだろうけれど、まだ何かが芽生えそうになってるだけのお話。
    ガルツトのオメガバース小ネタ1 第2の性別という名称を、ツトムは一応知っていた。ただしそれは、あくまでもフィクション、創作物の中でだ。こんな風に自分が当事者になるなんて、思ってもいなかった。
     ライブダンジョン、或いはそれに似た世界に放り込まれたツトムの日常は、めまぐるしく変化していた。日々、対応していくのに必死だ。
     その中に、異世界に来てから付与された第2の性別というものがあった。オメガバースと呼ばれるそれは、α、β、Ωの三種類の性別が存在した。そして、ツトムは運悪く、その中でも希少価値が高く身の危険がつきまとうΩとなった。
     よりにもよって、自分で身を守る術のないヒーラーの自分がΩを引き当てた事実に、ツトムは頭を抱えた。Ωが抱える厄介な性質、男女問わずに子を産めるとか、そのために発情期が存在するとか、扱いが一歩間違えると性奴隷になりかねないとか、その他諸々は現世の創作物知識で持っていた。幸か不幸かはわからないが。
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