灰原
しんした
PROGRESS6月七灰原稿進捗。生存if七灰が南国の海でウェディングフォトを取るお話。
冒頭に全てが集約されています。
※推敲していないので諸々ご了承ください。
6月七灰原稿進捗①.
眩しい太陽。真っ白な砂浜。どこまでも続いていそうなエメラルドグリーンの海。
その中で満面の笑みを浮かべる、この世界で一番、愛おしい人。
もし天国なんてものがあるのなら、こんな場所なのかもしれない。
そんな馬鹿なことを考えてしまうくらい、いま目の前にある光景は美しくて、穏やかで、幸せに満ち溢れていた。
彼の名前を口にして、こちらを向いた彼の額へ唇を寄せてみる。いつも降りている前髪がふんわりとセットされていて、普段明るい陽の光の下ではあまりお目にかかれないまん丸な額が露わになっていて、なんだか無性にキスをしてみたくなったからだ。
唇を離していくと、くすぐったそうに大きな傷のある頬を緩ませた彼が背伸びをしてきた。きっと同じことをしようと思ってくれたのだろう。彼の厚意へ従うように、ほんの少し身を屈めてみる。ただ、せっかくなら別のところへキスをしてほしいな、と。そんなささやかな願望が心に浮かび、彼の腰に腕を回して、ぐっ、と力を込めてみた。
871眩しい太陽。真っ白な砂浜。どこまでも続いていそうなエメラルドグリーンの海。
その中で満面の笑みを浮かべる、この世界で一番、愛おしい人。
もし天国なんてものがあるのなら、こんな場所なのかもしれない。
そんな馬鹿なことを考えてしまうくらい、いま目の前にある光景は美しくて、穏やかで、幸せに満ち溢れていた。
彼の名前を口にして、こちらを向いた彼の額へ唇を寄せてみる。いつも降りている前髪がふんわりとセットされていて、普段明るい陽の光の下ではあまりお目にかかれないまん丸な額が露わになっていて、なんだか無性にキスをしてみたくなったからだ。
唇を離していくと、くすぐったそうに大きな傷のある頬を緩ませた彼が背伸びをしてきた。きっと同じことをしようと思ってくれたのだろう。彼の厚意へ従うように、ほんの少し身を屈めてみる。ただ、せっかくなら別のところへキスをしてほしいな、と。そんなささやかな願望が心に浮かび、彼の腰に腕を回して、ぐっ、と力を込めてみた。
rasuja000
INFOCoC6『オーサカや!はよ開けんかい!』シナリオ:らびっしゅ様
KP:人類悪様
PC/PL:
雷宮 御金/Maroni様
篠宮 華蓮/こあ様
千石 一兵/とらもと様
灰原 燼/鳴星様
九重 つづら/暁天様
弓月 響司/ラスジャ
TRPG初めて最もクリファン出まくった混沌とした回でした、カオスだったな
mito20150625
SPOILERCoC「無痛の代償」KP:水疾(KPC:金親 蘭)
PL:しきそさん(PC:灰原 幽)
両生還
アイラスの双眼自で行ってきました!!
3年ぶりに会えて嬉しかったです!
いや、嬉しすぎて出目が粗ぶってしまったんですが…楽しんでいただけたならいいな!と思っております!
面倒くさがりながら、言い愛ながらの二人は見ていてとても幸せでした!
ありがとうございました!次回もよろしくお願いします!🥰
しんした
DONE呪専七灰。七海と付き合うようになってから自分の中に生まれた新しい気持ちに気づいた灰原くんの小話。
甘酸っぱい感じです。
七灰ワンドロワンライ47.『独占欲』.
昔から何かに執着することは少なかった。
好き嫌いもあまりなく何でも食べたし、いろんなことに興味を持つ子供で何でも遊び道具にしていたらしい。こだわりがなかったと言ってもいいのかもしれない。
妹が生まれてからはおやつやおもちゃをよく妹に譲っていた。自分としてもお兄ちゃんとして褒められることが嬉しかったから、苦に思ったこともなかった。
だから、自分の中にこんな感情があるなんて知らなかったのだ。
任務終わり。
「疲れたねー」
最寄駅から高専までの帰り道。
「ああ。でも思っていたより早く終わってよかった」
疲れたねと話しながら七海とふたりで歩く。
「ほんとだね。これなら晩ご飯ちゃんと食べれそう!」
こんな些細な時間が特別好きになったのはいつの頃だったか、よく覚えていない。
2529昔から何かに執着することは少なかった。
好き嫌いもあまりなく何でも食べたし、いろんなことに興味を持つ子供で何でも遊び道具にしていたらしい。こだわりがなかったと言ってもいいのかもしれない。
妹が生まれてからはおやつやおもちゃをよく妹に譲っていた。自分としてもお兄ちゃんとして褒められることが嬉しかったから、苦に思ったこともなかった。
だから、自分の中にこんな感情があるなんて知らなかったのだ。
任務終わり。
「疲れたねー」
最寄駅から高専までの帰り道。
「ああ。でも思っていたより早く終わってよかった」
疲れたねと話しながら七海とふたりで歩く。
「ほんとだね。これなら晩ご飯ちゃんと食べれそう!」
こんな些細な時間が特別好きになったのはいつの頃だったか、よく覚えていない。
yakigurimaron
DOODLE『界獣』(DL)きのさん(SDL)びびさん
(PL)マロン@松村伊織(PL)すずき@灰原佳澄
このメンバーで遊ばせてもらえてわたしは本当にずーっと心も耳も幸せでした╰(*´︶`*)╯♡
シナリオもみんなも大好き💕
本当に本当にありがとうございました😊
しんした
DONE呪専七灰。もっと甘えてくれていいのになぁ、と思ってる灰原くんの小話。
ラブい感じです。
七灰ワンドロワンライ46.『足音』.
ふと、意識が浅いところまで浮上した。
重たい瞼はなかなか上がっていかないが、なんとなく起きなければならない気がして懸命に目を開けていく。視界に入るのは真っ暗な部屋の中だが、視線を少し頭の方に移すと、カーテンの向こうは薄っすらと明るくなっているように見えた。
パシパシと瞬きを繰り返していると部屋の扉の軋む音が微かに鳴った。自分一人だった部屋の中に自分以外の気配が混ざる。その気配の主が誰かわかった時、鼻先まで引き上げていた布団の中で自然と口元が緩んでいった。
寝ぼけていた意識もはっきりとしてきて、夢から現実へと頭が切り替わる。
数日前から七海が単独で任務に出ていたこと。今夜には帰れるかもと昨晩メールがあったこと。待ってるねと返したら、遅くなると思うから無理しなくていいと返事が来たこと。
1791ふと、意識が浅いところまで浮上した。
重たい瞼はなかなか上がっていかないが、なんとなく起きなければならない気がして懸命に目を開けていく。視界に入るのは真っ暗な部屋の中だが、視線を少し頭の方に移すと、カーテンの向こうは薄っすらと明るくなっているように見えた。
パシパシと瞬きを繰り返していると部屋の扉の軋む音が微かに鳴った。自分一人だった部屋の中に自分以外の気配が混ざる。その気配の主が誰かわかった時、鼻先まで引き上げていた布団の中で自然と口元が緩んでいった。
寝ぼけていた意識もはっきりとしてきて、夢から現実へと頭が切り替わる。
数日前から七海が単独で任務に出ていたこと。今夜には帰れるかもと昨晩メールがあったこと。待ってるねと返したら、遅くなると思うから無理しなくていいと返事が来たこと。
しんした
DONE死後の七灰。灰原くん視点。ちょっとセンチメンタルな感じ。
あんまり寝顔要素はないかもしれません。
七灰ワンドロワンライ45.『寝顔』.
空港中の土産屋を冷やかしに行くと、張り切って待合ロビーを出発した先輩たちを見送ったのは三十分ほど前のこと。あの頃なら半ば強制的に引き連れられていたのにと少し不思議に思ったが、二人だけで話したいことがたくさんあるのだろうと、並んで歩く先輩たちの背中を眺めているとそんなことを思った。
どうやら、七海も同じだったらしい。「私たちもちょっと歩かないか?」と誘われて空港内を散策することになった。けれど、人気のないロビーに辿り着いたところで、滑走路に面したベンチの方へ足が向いていた。
みんながいるロビーでは一つ空けていた席を詰めて、軽く肩が触れ合う距離で座る。少し笑って目配せをしたら、七海は気恥ずかしそうにはにかんだ。
1346空港中の土産屋を冷やかしに行くと、張り切って待合ロビーを出発した先輩たちを見送ったのは三十分ほど前のこと。あの頃なら半ば強制的に引き連れられていたのにと少し不思議に思ったが、二人だけで話したいことがたくさんあるのだろうと、並んで歩く先輩たちの背中を眺めているとそんなことを思った。
どうやら、七海も同じだったらしい。「私たちもちょっと歩かないか?」と誘われて空港内を散策することになった。けれど、人気のないロビーに辿り着いたところで、滑走路に面したベンチの方へ足が向いていた。
みんながいるロビーでは一つ空けていた席を詰めて、軽く肩が触れ合う距離で座る。少し笑って目配せをしたら、七海は気恥ずかしそうにはにかんだ。
しんした
DOODLE生存if七灰。どの季節も好きな灰原くんのとある冬の朝の一コマ。
寒さに弱い七海の七灰https://poipiku.com/1088919/11161850.htmlの続きです。
手癖で書いたのでずっと甘ったるい感じですが、こういう生存if七灰が好きです。
冬も好きだなぁって思ってる灰原くんの七灰.
四季の中でどれが一番好きかと問われたら、回答には少し迷ってしまう。
春は暖かくて外で遊びやすい。桜や菜の花や有名どころを筆頭に名前も知らない野花も道端で咲き誇るから、目に入る景色がカラフルになるから気分が明るくなる。
夏はイベントが盛りだくさん。プールに夏祭り、海水浴にキャンプ。学生の頃は夏休みの宿題が少し憂鬱だけど、どこまでも青い空と眩しい太陽はそれを吹き飛ばすくらい、パワーを持っていると思う。
秋は言うまでもなく美食だろう。美味しい物に溢れていて、食べても食べても、食べたいものは無くならない。食いしん坊からすると一番魅力的な季節かもしれない。
そして、冬。
景色は少し寂しくなるけれど、その分空気は澄んで、陽も短くなるから他の季節より夜空の星がよく目に入る。クリスマスにお正月とイベントごとにも欠かないし、食べ物だってあったかい鍋物や濃厚なシチューにチーズたっぷりのグラタンなんて、他の季節よりなんだか豪華になるような気もする。
2511四季の中でどれが一番好きかと問われたら、回答には少し迷ってしまう。
春は暖かくて外で遊びやすい。桜や菜の花や有名どころを筆頭に名前も知らない野花も道端で咲き誇るから、目に入る景色がカラフルになるから気分が明るくなる。
夏はイベントが盛りだくさん。プールに夏祭り、海水浴にキャンプ。学生の頃は夏休みの宿題が少し憂鬱だけど、どこまでも青い空と眩しい太陽はそれを吹き飛ばすくらい、パワーを持っていると思う。
秋は言うまでもなく美食だろう。美味しい物に溢れていて、食べても食べても、食べたいものは無くならない。食いしん坊からすると一番魅力的な季節かもしれない。
そして、冬。
景色は少し寂しくなるけれど、その分空気は澄んで、陽も短くなるから他の季節より夜空の星がよく目に入る。クリスマスにお正月とイベントごとにも欠かないし、食べ物だってあったかい鍋物や濃厚なシチューにチーズたっぷりのグラタンなんて、他の季節よりなんだか豪華になるような気もする。
しんした
DOODLE呪専七灰。寒さに弱い七海のとある冬の朝の一コマ。
付き合ってちょっと経ってるふたりです。
甘えんぼの七海(でももうちょっとちゃんとしたいと思っている)と包容力がめちゃ広い灰原くんが好きです。
気が向いたら生存if七灰の続きも書きたいです。
寒さに弱い七海の七灰.
冬はあまり好きではない。
低温の中ではどうしても身体は動きににくくなるくせに、体温調整の為に消費カロリーは増えてしまう。それに、冬季うつと呼ばれる季節性感情障害から生じる人間の陰気は、呪術師にとっても大いに関係してくる部分である。生理的な面からも精神的な面からも、効率を考えると恒温動物である人間も進化の過程で冬眠というシステムを取り入れるべきだったのだ。
なんて馬鹿げた理論を展開したくなるくらい、冬は憂鬱な時期だった。
けれど。今年の冬は、今までと少し違っていた。
ふと、意識が浅いところまで浮上した。
頭はまだ目覚めきっていないが、キンと冷たい空気が鼻を抜けて反射的に身体がこわばった。どうやら、しっかり被っていたはずの掛け布団がずれているらしい。高専の寮は築年数が古く、木造ということもあって隙間だらけ。本格的な冬が訪れてからというもの、隙間風と底冷えの影響で朝方に吐く息が白くなることも日常茶飯事だった。
2374冬はあまり好きではない。
低温の中ではどうしても身体は動きににくくなるくせに、体温調整の為に消費カロリーは増えてしまう。それに、冬季うつと呼ばれる季節性感情障害から生じる人間の陰気は、呪術師にとっても大いに関係してくる部分である。生理的な面からも精神的な面からも、効率を考えると恒温動物である人間も進化の過程で冬眠というシステムを取り入れるべきだったのだ。
なんて馬鹿げた理論を展開したくなるくらい、冬は憂鬱な時期だった。
けれど。今年の冬は、今までと少し違っていた。
ふと、意識が浅いところまで浮上した。
頭はまだ目覚めきっていないが、キンと冷たい空気が鼻を抜けて反射的に身体がこわばった。どうやら、しっかり被っていたはずの掛け布団がずれているらしい。高専の寮は築年数が古く、木造ということもあって隙間だらけ。本格的な冬が訪れてからというもの、隙間風と底冷えの影響で朝方に吐く息が白くなることも日常茶飯事だった。
O時の卓報告部屋
PASTCoC「WICKED!!!」▼KP
O時
▼PL
HOマネージャー/吉田
HO正統派アイドル/ふるな
HOクール系アイドル/灰原
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▼エンドA/全生還(2024/5/6)