燭
mona5770
DONE(燭へし)燭へしワンドロワンライ2022.3.11「春」春に出会った燭へしのはなし。
(燭へし)まだ肌寒い春の日に「ただいま」
外の空気を纏った長谷部の身体からはわずかに春の香りがした。
「春の匂いがする」
「そうだな。まだ桜には早いようだが、すっかり春めいていたぞ」
このコートだともう暑いくらいだな、そう言いながら長谷部が脱いだ黒いウールのコートを受け取ると光忠はしばし外の空気を味わった。
「外に、出たいか?」
さりげなく口にしたつもりだったけれど、声が微かに震えたのを隠すように長谷部は咳払いをした。
「全然。あ、でもそうだね久々に桜は見たいかな」
「散歩にでも行ってくるか?」
「いいの?」
「別に出るなとは言ってないだろう。もう鍵も閉めていない」
ちらとリビングから廊下に続く扉に目をやる長谷部に、そうだったねと光忠は頷いた。
3197外の空気を纏った長谷部の身体からはわずかに春の香りがした。
「春の匂いがする」
「そうだな。まだ桜には早いようだが、すっかり春めいていたぞ」
このコートだともう暑いくらいだな、そう言いながら長谷部が脱いだ黒いウールのコートを受け取ると光忠はしばし外の空気を味わった。
「外に、出たいか?」
さりげなく口にしたつもりだったけれど、声が微かに震えたのを隠すように長谷部は咳払いをした。
「全然。あ、でもそうだね久々に桜は見たいかな」
「散歩にでも行ってくるか?」
「いいの?」
「別に出るなとは言ってないだろう。もう鍵も閉めていない」
ちらとリビングから廊下に続く扉に目をやる長谷部に、そうだったねと光忠は頷いた。
いなばリチウム
DONE主燭メイン+主くり二月中に書き終わればセーフってことにする。した。
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16566770
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=16524963
このあたりに登場する論理感ヤバ審神者ですが読んでなくても大丈夫です。人にも刀にも手を出してるクズタイプという認識だけでおk
バレンタイン主刀本丸2022~3Pオチなんてサイテー!~ 二月半ば、そこそこの質量と想いが詰まった紙袋をいくつか両手に持って門の前に立つと、ああ、もう今年もそんな季節だなあ、と審神者は思う。そして、本丸の外で貰ってきたあれこれの運搬を、護衛の数振りは決して手伝ってくれない。初期刀などはあからさまにそっぽを向いているので、可愛いやら、呆れるやらだった。
「俺、清光が唇尖らせてるの、可愛くて好きだな」
「……ばか」
そんな他愛もないやり取りをして、さて、と門をくぐる前に、ゲートがけたたましく反応して手荷物の半分ほどが廃棄処分となる。微量、それこそ素人のおまじない程度のものでも、呪術の気配があるもの、普通に毒物であるもの、血液反応があるもの、飲み込んだ瞬間爆発するもの、そういう類はここで弾かれる。
6959「俺、清光が唇尖らせてるの、可愛くて好きだな」
「……ばか」
そんな他愛もないやり取りをして、さて、と門をくぐる前に、ゲートがけたたましく反応して手荷物の半分ほどが廃棄処分となる。微量、それこそ素人のおまじない程度のものでも、呪術の気配があるもの、普通に毒物であるもの、血液反応があるもの、飲み込んだ瞬間爆発するもの、そういう類はここで弾かれる。
mona5770
DONE(燭へし)燭へしワンドロワンライ20220211テーマ「ゲーム」
無双をふたりでやるリーマン燭へしのはなし。
直前にみた配信にやられたので「こんのすけー」と連呼する長谷部くんがいます。
(燭へし)手合わせを一本長谷部くんは負けず嫌いだ。
初めて出会ったのは高校の受験会場。
落とした学生証を拾いながら「内部進学しないのか」って聞いてきたときにはじめて声を聴いた。
「なんかちょっと違ったんだよね」
「おとなしく内部進学してくれたら一人ライバルが減るんだけどな」
にやりと笑う顔にどきんとしたと言ったらきっと長谷部くんは「趣味が悪いな」と言うだろう。
再会したのは合格発表の会場。
ネットで結果なんてわかるのにわざわざ会場に足を運ぶのは、合格と確信してその場で手続きを済ませようと考える人間だけだ。
「なんだ受かったのか」
「君こそ」
そういいながら並んで事務室に足を運び、そのまま手続きをした。
「春からよろしくね」
「ふん」
運命だと思っているのは僕だけだと思うけれど、運命のように同じクラスになり三年間あたりまえのように隣にいた。
2995初めて出会ったのは高校の受験会場。
落とした学生証を拾いながら「内部進学しないのか」って聞いてきたときにはじめて声を聴いた。
「なんかちょっと違ったんだよね」
「おとなしく内部進学してくれたら一人ライバルが減るんだけどな」
にやりと笑う顔にどきんとしたと言ったらきっと長谷部くんは「趣味が悪いな」と言うだろう。
再会したのは合格発表の会場。
ネットで結果なんてわかるのにわざわざ会場に足を運ぶのは、合格と確信してその場で手続きを済ませようと考える人間だけだ。
「なんだ受かったのか」
「君こそ」
そういいながら並んで事務室に足を運び、そのまま手続きをした。
「春からよろしくね」
「ふん」
運命だと思っているのは僕だけだと思うけれど、運命のように同じクラスになり三年間あたりまえのように隣にいた。
里8倉庫
DONEソナーズに置いてたゲトスのsssをば。ド田舎の古い屋敷、ゲトスと少年と蝋燭、そこはかとない土着信仰臭。そんな感じの夢を見た記録です。当時Twitterで呟いたので知ってる人もいるかも。
夢の話ですが夢小説ではないです 475
trpg_octopus
DONE人縁町賽物語1月「セイに至りし迷い刻」
2月「勿忘ノ魔女」
3月「踏青の六花」
4月「君と僕のハッピーホーム」
5月「道閉ジノ早苗」
6月「化燭之典」
7月「贖罪は蝉時雨と共に」
8月「黄泉返りの向日葵」
9月「沙上の揺籠は紅に染まる」
10月「あのヒの軌跡」
11月「ちるちるつなぐ」
12月「クリスマス殺人事件~犯人はPC1~」 13
akbn
DOODLE刀剣男士をショタにするリクエストBOXまとめおおまかに
6年生 鶴丸、則宗
5年生 豊前江、小狐丸、福島、日本号
4年生 燭台切、山鳥毛、日光
3年生 肥前、村雲江、五月雨江
2年生 長谷部、明石、長義、南泉
1年生 蜻蛉切、村正 20
Chifu
MOURNING全年齢ですけどR-15?のべろちゅもあるので一応ワンクッションです😇和風家屋で紅差し話。
冗長で甘くもないです…
せめせめしいのも良いですね。
赤とか白とかの話は雰囲気でお読みくださいませ。すべて雰囲気だけの話です。なにとぞ。
『華燭の紅』 4
G02xHJdyzOvsjM2
DONE去年古典Bさん(@reo_na_mob)からいただいたタイトルを元に描いた燭へしです現パロストーカーネタ、まあまあ倫理観がありません
シーンがぶつ切れでいまいち話が繋がっていないので意味がわからないかもしれません… 24
yukarixxx000
DONE号福&へし燭。メインは号福のほうです。どちらのカプもすでにくっついてること前提。
号さんと福さんの回想を見てときめいた勢いで書きました。
福さんに優しい号さんに死ぬほどときめきます、というお話です。
※号→福は「光忠」呼びです
※福さんは焼失設定
(勢いで書いているので粗がいろいろあるかもしれませんが、お目こぼし頂けると幸いです)
唯一無二「日本号、明日の出陣の件だが――」
言いながら日本号の部屋の障子を開けて、そうして長谷部は言葉を失った。部屋には日本号以外に、福島光忠の姿もあったからだ。
もっとも、ただ福島がいたというだけなら、長谷部もたいして驚かなかった。日本号と福島は、この本丸に刀剣男子として顕現する以前からの知己だ。一時期、共に福島正則のもとにいた。その縁もあってか、福島は顕現当初から日本号に非常に友好的だった。日本号を「号ちゃん」と呼び、しょっちゅう絡んでいた。日本号も、口では「俺の後ばっかりついてくるなよ」と言って呆れた素振りを見せながらも、決して福島を邪険にはせず、何くれと面倒を見てやっていた。少なくとも長谷部の目に映る限りでは、二振りは良き友人同士だった。長谷部以外の男士たちや審神者も、同じような認識をしているのではないかと思う。
7729言いながら日本号の部屋の障子を開けて、そうして長谷部は言葉を失った。部屋には日本号以外に、福島光忠の姿もあったからだ。
もっとも、ただ福島がいたというだけなら、長谷部もたいして驚かなかった。日本号と福島は、この本丸に刀剣男子として顕現する以前からの知己だ。一時期、共に福島正則のもとにいた。その縁もあってか、福島は顕現当初から日本号に非常に友好的だった。日本号を「号ちゃん」と呼び、しょっちゅう絡んでいた。日本号も、口では「俺の後ばっかりついてくるなよ」と言って呆れた素振りを見せながらも、決して福島を邪険にはせず、何くれと面倒を見てやっていた。少なくとも長谷部の目に映る限りでは、二振りは良き友人同士だった。長谷部以外の男士たちや審神者も、同じような認識をしているのではないかと思う。
G02xHJdyzOvsjM2
Deep Desireあけましておめでとうございます🎍書き納め兼書き初め燭へしがこれで良いんですか?良くないです
ビキニとか色々注意 昨日の絵がひどかったので差し替えました
G02xHJdyzOvsjM2
DONE柑橘さん(@citru5x3 )のグッズ、SHアクスタガチャの三次創作ですダークファンタジーパロっぽいフランケンシュタイン×鬼の燭へし
というかフランケンシュタインの原作パロ…? 7
luco_tr
Reuse Christmas12月のカレンダーに添えた小話でした。両片想いの燭台切と長谷部くんがプレゼントを贈り合う話。真心のひかり「長谷部くん、トナカイ組もう準備できた?」
「まだ全員は揃っていないんだが。サンタ組は揃ったか」
クリスマスパーティーの配役はくじ引きで決まる。中でも審神者からのプレゼント運搬係は数名ずつサンタとトナカイに扮し、皆がまだ起きている最中に手分けして配ることになっていた。
夜中に忍び込んで敵襲と間違えられては厄介なので、この方法が一番平和的で良いのだ。今年の燭台切はサンタ側、長谷部はトナカイ側だった。
「よし、準備できたな」
大きな袋を抱え、プレゼント配りが始まる。広間の向こうにはサンタの格好をした一期一振がトナカイの薬研を引き連れて練り歩いていた。
「ありがとういち兄!」
乱が喜びの声を上げた瞬間、きらりと何かが光った。咄嗟に顔をそちらに向けると、乱の手のひらの上に片手大の星が乗っている。贈り物の中に星形の包装なんてあっただろうか。
1940「まだ全員は揃っていないんだが。サンタ組は揃ったか」
クリスマスパーティーの配役はくじ引きで決まる。中でも審神者からのプレゼント運搬係は数名ずつサンタとトナカイに扮し、皆がまだ起きている最中に手分けして配ることになっていた。
夜中に忍び込んで敵襲と間違えられては厄介なので、この方法が一番平和的で良いのだ。今年の燭台切はサンタ側、長谷部はトナカイ側だった。
「よし、準備できたな」
大きな袋を抱え、プレゼント配りが始まる。広間の向こうにはサンタの格好をした一期一振がトナカイの薬研を引き連れて練り歩いていた。
「ありがとういち兄!」
乱が喜びの声を上げた瞬間、きらりと何かが光った。咄嗟に顔をそちらに向けると、乱の手のひらの上に片手大の星が乗っている。贈り物の中に星形の包装なんてあっただろうか。