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    病院

    kawauso_gtgt

    PROGRESSモグ束と言ってるけど今回喋ってるのは土竜と猟犬。全ては此処から始まった。
    土竜が束縛者を引き取るまでに至る過程

    精神病院組と同じ顔の人達が存在する世界線。
    お得意の愛想笑いが崩れそうになるのをぐっと堪える。残念ながら目の前の男には通用しなかったようだが。お得意様、といえば聞こえはいいが、言ってしまえば厄介事を持ち込んでくる腐れ縁と言った方が的確だった。やれ最近違法武器を流している商人の足取りを洗えだの、やれ表じゃ禁じられた薬とやらをばら撒いている組織の裏を取れだの。土竜が一介の商人に依頼する内容にしては些か荷が重いと苦言を呈したのは一度や二度のことではない。とはいえそれ相応の報酬を寄越してくるからタチが悪い。それを理解してやってくる猟犬は勿論のこと、何よりそれで納得してしまう自分自身にも土竜は辟易していた。少しのリスクがあろうとそれを帳消しにするくらいのリターンを提示されてしまうとどうにも心が揺らいでしまう。いつだったかそのうち身を滅ぼすぞと苦言を呈されていたような気もするが、なんだかんだでいまだに土竜はこうして図太くも商売を続けることが出来ていた。悪運のいいやつとはよく言ったものだ。
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    CAN’T MAKEマイクロフトさんが理解されるには青年期まで遡らなきゃ駄目だと思った。後悔も反省もしていない。むしろ清々しい気b(ry
    ご都合薬品です。
    正直マイクロフトさんが自分の弟へのクソでか感情をどう理解してらっしゃるのかわからない…、4の3で見た所その過保護が個人的な感情からも来る物だと言うのは理解してますよね??
    使い方がわからん(調べろ)ので第一話だけ先ずはあげときます。ジョンは病院勤め。4-3より前。
    機密情報 No.66 第一話

    ベイカー・ストリート221B。
    常なら騒々しさの絶えないそのフラットに、今は気まずい沈黙が漂っていた。

    「マイクロフト、だよな?」

    開け放されたままになっている扉のすぐ前に、見慣れない青年が立っていた。
    其だけならば、依頼人が直接やってくるこのフラットでは、よくある見慣れた日常の光景であった。
    しかし、彼は、今日初めてやって来た依頼人などではない。
    本来其処に立っているべきは、フラットの住居人、シャーロック・ホームズにとって、最も忌むべき相手である、兄のマイクロフト・ホームズであった。
    マイクロフトが弟を訪ねて来るのに、いちいちアポイントを取ることはない。
    いつも通り兄の足音を聞いて、シャーロックが不機嫌になる、そしてマイクロフトが入ってきた所で、シャーロックが罵詈雑言を浴びせ、面倒な兄弟ゲンカが始まる…。
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    ふ菓子

    DONEエンディング後の生存ifのイチ若です
    イチが若の目覚めを待って病院に通うn万回煎じられたシチュ()
    温かい目で見守ってやってください…
    ワスレナグサ白い病室の中の白いベッドの上に横たわる人物をじっと眺める。どれだけ見つめても瞼が動くことはなく、生命維持のために繋がれた点滴が雫を落とし、生命活動の証である脈拍を知らせる規則的な電子音が響くのみだ。この真っ白な部屋の中で唯一、まともな存在感のある春日はベッドに横たわる人物の手をそっと取り上げる。温かいが、消して握り返すことはない。この白い病室内で日焼けをすることがなくなった、白く綺麗な手。
    「…若…今日も目を覚まさないんすね」
    そっと慈しむ様に撫でてみても握り返されることは決して無い。荒川真斗がこのベッドで過ごすようになってから早1年が経過しようとしていた。春日は毎日足繁く通い、その日あった出来事や、彼が意識を取り戻した時の為だという口実で流行りの本や、何の花かは忘れたが枯れる心配のないドライフラワーなどを買ってきたりもした。今日こそは目を覚ますのではなかろうか等と淡い期待を抱きながら今日もこの病室を訪れた春日。不意に、自分が死ぬまでこうなのではないか?と不安に襲われた。意識を失う間際に彼の口から零れた言葉がフラッシュバックして春日の心に闇を差し込んでいく。あの時の不安が陰り、春日は無意識のうちに真斗の手を強く握りしめていた。血の気のない手が更に白くなり、春日は慌てて力を抜いた。
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