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    麻痺

    肝缶ω

    MOURNING絶対出さないであろうやつのネーム供養。
    半+ロナ。暗い。
    半が大怪我で死にそうになって転化することになる話。家族が来るまでサギョがずっと半に付いてて、カメも病室に駆けつけて、談笑したときはまだ半は気丈に振る舞ってたけど、カメが帰ったら朦朧としちゃって、目も見えていないであろう状態。まるで幻覚を見ているようにロに話し掛けるんだけも、やっぱりロは来ないし連絡もつかない。akmさんが来た所で家族以外面会できなくなって、見かねたヒヨがサギョと一緒にロを探すと病院の屋上にいて、「俺なんかと会うより」みたいなことを言う。サギョがそれにガチギレして、「意識を失うまで先輩はずっとあんたのことを気にしてた」「あんたのことを一方的に追っかけてるのは先輩の勝手で、あんたには迷惑なだけかもしれねーけど」「最後すら会ってやれねーのかよ!あんまりだろ!!」と胸ぐらを掴む。ロはそれでやっと半の病室に向かうが、そこにいた半は既に吸血鬼に転化済み。「やっと来たかバカめ」と笑う半の瞳は赤い。周りに吸血鬼が増えすぎて麻痺していたが、同級生として一緒に過ごした時間や関係性にはもう二度と戻れないのだとやっとロナは気付く。
    …とは言っても半は転化してもロナにガツガツ行くんですけどね。なのでロナにとって救いはある。

    sushiwoyokose

    DOODLE欲しいものは書けってばっちゃが言ってたので麻痺の後遺症が残ってるユのアルユリ
    かがり火足先を擽る冷気を感じてふと目を覚ます。寝ぼけ眼をどうにか開けば、窓からうっすらとした曇天の日差しが漏れているのが見えた。次いで壁掛けの振り子時計を見やれば時刻はすっかり朝である。もう少し微睡んだって罰は当たらないような時間だが、隣で寝息を立てる男と食いしん坊の異形に朝食を拵えてやらなくてはならない。大して呆けることなく身体を起こそうとしたが、腹に力を入れた途端俄かな痺れが鋭い痛みをもってして全身を駆け巡っていく。
    「っ」
    思わず漏れそうになる悲鳴を、辛うじて嚙み殺した。情夜が齎す甘い痺れとは違う、純粋な不調の痛みである。結局身を起こすことは叶わず、ふわふわと軽い布団を幾度か揺らすにとどまった。
    吐いた息が真っ白く色づく季節。冷え込みが厳しくなると、上手く身体が動かなくなることがある。骨が軋むようにして強張り、筋肉が震え、脳の指令に四肢が従ってくれないのだ。医者曰く、これは死に瀕した傷の後遺症なのだという。特段の治療法はないとあっさり匙を投げられてしまったが、あれだけの怪我から助かってこの程度で済んだなら幸運と思うべきだと言われればそれもそうかと頷くことしかできなかった。
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    96noScull

    DONE9巻反社幹部軸のあっくん視点。みっちが黒髪にする前こんな葛藤があったらいいなと言う妄想です。私ヤンキー物も893モノも苦手で避けて来た人間なのでふわっとした描写なのはそのせいかもです(;´∀`)カップリングはないけどもみっちは愛されてますね。みっちは暴力嫌がって、周りがそれをさせなかった結果麻痺していったんじゃないかなぁと。嬉々として動けない相手の頭カチ割るみっちだったらやだなという。
    「お前金髪もうやめろ」
     武道が高校も行かずに反社化していく東卍の幹部として落ち着いてきた頃、その不満は爆発した。
    「あとリーゼントもな」
    「千冬が黒にしたろ。お前も黒にしろ。
    金髪リーゼントがうろうろしてたら下っ端にしか見えねんだよ」
    「お前らひどくない!?」
    溝中五人衆は相も変わらず武道を中心に回っていた。
    年を経るごとに人相も悪くなり体つきはごつくなっていった。武道以外は。
    武道だけが中学時代と大して変わらないのだ。
    幹部としての威厳がない。由々しき事態だった。
    髭を生やしても体毛が薄く貧相で、シークレットブーツを履かせたら転び、高級ブランドのスーツを着せても七五三感がぬぐえず。コケ脅しに刺青やピアスを勧めても泣いて嫌がるから話にならない。刺されたり撃たれたりの傷跡は残っているくせに。
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