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    murasaki9721

    DOODLEもっちゃんとの会話、だいぶ仲良さそうだったけど、龍太郎にとって「家族の会話」ではなかったんだなと思うと、なんか、こう、色々苦しくなってきた。
    ドイツからの帰国子女だし、院長の一人息子だし、他の研修医と友達になろうとしないし……あの…あの……。自分、龍太郎のことギュッ(抱擁)していいすか?

    妄想120%の捏造、駄文。1000文字ぐらい。
    多分もう日本にいる。
    高品家族+もっちゃん(オヤジとオフクロは、オレより仕事が好きなんだ)

    すまない、と一言残しバタバタと出て行った両親を見送りながら、龍太郎はそう思った。
    当てつけだとは分かっている。医者や看護師という仕事の尊さは、今日12歳になった少年ですらよく理解していた。

    (それでも…)

    イチゴのショートケーキを一人で頬張る。ケーキボックスの中には龍太郎の分しかなかった。





    まどろみから龍太郎を目覚めさせたのはインターホンだった。
    ジリリリと家中に響くそれを止めに行こうと玄関へ向かう。

    結局昨夜は両親が早く帰ってくるという希望を捨てきれず、リビングにお気に入りのぬいぐるみと毛布、それにゲームを持ってきてダラダラと過ごしていた。
    まだだろうか、と待っているうちに寝落ちしてしまったらしい。
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    32honeymoon

    DONE◇#毎月25日はK暁デー ◇お題:匂い
    ・久しぶりのあまいちゃ糖度120ぱーせんとなので苦手な方は要注意!
    ・KKと暁人くんが同棲してる世界のおはなし
    ・相変わらずKKが暁人くん大好きマン

    長編をあげた後だったので、今回は短くさらっと。
    豪雨つづくここ最近、太陽が恋しくなって書いた作品です。
    台風の余波で大変な思いをしている皆さまの地域に、
    はやく気持ちいい秋晴れが届きますように。
    おひさまのにおいはしあわせの匂い。ーそれは秋晴れがさわやかな、とても良い天気のとある一日のおはなし。


    「KKー、布団下ろすの手伝ってー」
    「お?ああ、分かった」

    ソファでくつろいでいた休日のとある夕方。ベランダから聞こえてきた柔らかな声に、KKはよっこらせ、と立ち上がる。

    「布団、干してたのか。いつの間に・・・」
    「そうだよ。気づかなかった?」
    「・・・気づかなかった」

    少しだけばつが悪そうに目をそらす姿にはにかみながら、
    「だって今日はお日様の機嫌が良い一日だったからね。あやからなきゃ」と暁人が言う。

    「お日様の機嫌ねえ・・・また随分と可愛い事言うじゃねえか、」
    オレにしてみりゃただの暑い日って感じだったがな、と続けようとしたのを、KKが済んでの所で飲み込む。
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