PSY
途綺*
DONE🐑🔮//君の心を飲み干す臆病で狡くてほろ苦い恋の話。※🎭視点、N家が友情出演しています
一軒家で一人と三匹で暮らすファルガーの自宅は、稀に来客を迎えることがある。
頑なにオフコラボに対して拒絶の姿勢を見せていた彼の扉を開かせたのは、壁を二つ三つ乗り越えてオフコラボへ漕ぎつけ、何かと口実を見つけては上手く言いくるめて全員がたまに集まる場所としてファルガーを丸め込んできた仲間たちの絆だ。言うまでもなく、必ず参加しては片付けを手伝うという名目のもとで他の客人より一泊多く泊まり込み、ご褒美と称して二人で囁やかな愛を紡いできた浮奇の涙ぐましい努力も含まれる。そうして少しずつ溶かされた彼の心は、特に同じグループのメンバーに対しては格段に塀を取り払ったようで、俄には信じがたいことに今日のいわゆる「宅飲み」を提案してきたのはファルガーだった。
2617頑なにオフコラボに対して拒絶の姿勢を見せていた彼の扉を開かせたのは、壁を二つ三つ乗り越えてオフコラボへ漕ぎつけ、何かと口実を見つけては上手く言いくるめて全員がたまに集まる場所としてファルガーを丸め込んできた仲間たちの絆だ。言うまでもなく、必ず参加しては片付けを手伝うという名目のもとで他の客人より一泊多く泊まり込み、ご褒美と称して二人で囁やかな愛を紡いできた浮奇の涙ぐましい努力も含まれる。そうして少しずつ溶かされた彼の心は、特に同じグループのメンバーに対しては格段に塀を取り払ったようで、俄には信じがたいことに今日のいわゆる「宅飲み」を提案してきたのはファルガーだった。
misenyayoi
DOODLE陽光正好今天的早晨太過晴朗才有了這篇
太久沒寫文,復健一下
OOC歸我
=============
陽光灑在窗前昭示著今天的晴朗,窩在床上不肯睜眼的人想著該換個遮光性高一點的窗簾了。
床的一側微微凹陷,一雙大手輕輕摸著那一團棉被,「再不起床早餐會冷掉的。」
「嗯⋯⋯」棉被團動了動,露出了顆紫色腦袋,「Gimme a kiss.」
「No.」
被拒絕的人有些不滿,打算縮回被子裡繼續當顆球的同時愛人又飄來一句:「但你如果現在起床的話我可以考慮。」
「只是考慮而已?」
「Okay I will kiss you Ukiki.」
Fulgur總是拿Uki沒辦法,應該說,他樂意這樣寵著他。
「今天的早餐是什麼?」Uki從浴室探出頭,一邊握著牙刷刷牙一邊口齒不清地問。
1267太久沒寫文,復健一下
OOC歸我
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陽光灑在窗前昭示著今天的晴朗,窩在床上不肯睜眼的人想著該換個遮光性高一點的窗簾了。
床的一側微微凹陷,一雙大手輕輕摸著那一團棉被,「再不起床早餐會冷掉的。」
「嗯⋯⋯」棉被團動了動,露出了顆紫色腦袋,「Gimme a kiss.」
「No.」
被拒絕的人有些不滿,打算縮回被子裡繼續當顆球的同時愛人又飄來一句:「但你如果現在起床的話我可以考慮。」
「只是考慮而已?」
「Okay I will kiss you Ukiki.」
Fulgur總是拿Uki沒辦法,應該說,他樂意這樣寵著他。
「今天的早餐是什麼?」Uki從浴室探出頭,一邊握著牙刷刷牙一邊口齒不清地問。
おもち
DOODLEPsyBorg。あきびのビジュめーちゃ良い。関係ないただのSSです。ベッドの上で寝返りを打って、何にもぶつかることなくシーツに触れた腕にパチッとスイッチが切り替わるように目を覚ました。
ぬくぬくとした毛布の中には俺一人きり。腕を伸ばして枕元に置いてあるスマホを手に取り顔の前で電源を入れた。パッと明るくなる画面に思わず目をつむり、そうっと細めた視界で表示される時刻を確認する。
「ええ……まだ昼にもなってないじゃん……」
昨日は夜更かししたからもっとゆっくり眠るつもりだったのに。カーテンの隙間から入り込む日差しは部屋をほの明るく照らしていた。
ようやく画面の明るさに慣れてきたから目を薄く開き、すいすいと指先を動かしてSNSをチェックする。いくつかの投稿に反応してからアプリを閉じ、今度は連絡先の一覧を表示させた。
1510ぬくぬくとした毛布の中には俺一人きり。腕を伸ばして枕元に置いてあるスマホを手に取り顔の前で電源を入れた。パッと明るくなる画面に思わず目をつむり、そうっと細めた視界で表示される時刻を確認する。
「ええ……まだ昼にもなってないじゃん……」
昨日は夜更かししたからもっとゆっくり眠るつもりだったのに。カーテンの隙間から入り込む日差しは部屋をほの明るく照らしていた。
ようやく画面の明るさに慣れてきたから目を薄く開き、すいすいと指先を動かしてSNSをチェックする。いくつかの投稿に反応してからアプリを閉じ、今度は連絡先の一覧を表示させた。
Sandra珊卓
DONE🐏🔮【Bartender】在那之後Psyborg:調酒師🐏和酒客🔮
是🐏🔮【Bartender】的後續,可以先看過前一篇再過來看,可能會比較清楚。
⚠️ 描述中包含與不重要角色發生關係
🐏🔮【Bartender】在那之後 今晚的酒吧依然在上演各式人生戲碼,站在吧台後方的Fulgur 默默擦拭著酒杯觀賞。
那天過後,那位常客……Uki 他依舊在每一個酒吧營業日,穿著能展現他嫵媚風韻的服裝前來光顧,就好像那個特殊的夜晚沒有發生過。
他今天的穿搭是白色敞胸插肩襯衫與黑色內搭背心,露出誘人的鎖骨與若隱若現的胸;紮進高跟馬丁靴裡的緊身皮褲勾勒出修長而精實的腿部線條;腰間的紫色編織皮帶沒有乖巧地待在裝飾用的皮帶環中,在胯間隨他的移動而晃動著……
咳咳。Fulgur 清了清喉嚨,默默移開自己的視線去關注其他酒客。
要說與之前唯一的不同,大概就是Uki 在向他點酒,兩人四目相接時,Fulgur 似乎從他的眼裡感受到了信任,臉上的笑容好像也更加柔和且真實。
5617那天過後,那位常客……Uki 他依舊在每一個酒吧營業日,穿著能展現他嫵媚風韻的服裝前來光顧,就好像那個特殊的夜晚沒有發生過。
他今天的穿搭是白色敞胸插肩襯衫與黑色內搭背心,露出誘人的鎖骨與若隱若現的胸;紮進高跟馬丁靴裡的緊身皮褲勾勒出修長而精實的腿部線條;腰間的紫色編織皮帶沒有乖巧地待在裝飾用的皮帶環中,在胯間隨他的移動而晃動著……
咳咳。Fulgur 清了清喉嚨,默默移開自己的視線去關注其他酒客。
要說與之前唯一的不同,大概就是Uki 在向他點酒,兩人四目相接時,Fulgur 似乎從他的眼裡感受到了信任,臉上的笑容好像也更加柔和且真實。
熱々のらざにあ
DONE🐑🔮/車とハイヒールの話の🐑視点→(https://poipiku.com/IllustDetailPcV.jsp?ID=9366774&TD=9825669)
2人のためのハイヒール/Side:Fふーふーちゃんの助手席は、おれの専用シートだ。だってゲイは真っ直ぐ運転できない(ストレートになれる訳ない)んだもの。
俺達を乗せた車は、レストランの地下駐車場になめらかに駐車された。
「運転おつかれさま〜」
「ああ、ゆっくりおいで」
ふーふーちゃんがシートベルトを外しさっさと車外に出ているあいだ、おれもシートベルトを外し、後部座席に放り投げたエナメルのショルダーバッグをたぐりよせ-何も入らないなんて失礼だな、化粧直しとモバイルバッテリーとサプリとアトマイザーに分けた香水と、あととにかく必要なものは全部入るんだから!-からコンパクトを取り出して、スカルプをチャカチャカ鳴らしながら念のため眉間にブラシをひとなでした。おけ、まだ鼻の頭のハイライトはばっちり生きてる。
1654俺達を乗せた車は、レストランの地下駐車場になめらかに駐車された。
「運転おつかれさま〜」
「ああ、ゆっくりおいで」
ふーふーちゃんがシートベルトを外しさっさと車外に出ているあいだ、おれもシートベルトを外し、後部座席に放り投げたエナメルのショルダーバッグをたぐりよせ-何も入らないなんて失礼だな、化粧直しとモバイルバッテリーとサプリとアトマイザーに分けた香水と、あととにかく必要なものは全部入るんだから!-からコンパクトを取り出して、スカルプをチャカチャカ鳴らしながら念のため眉間にブラシをひとなでした。おけ、まだ鼻の頭のハイライトはばっちり生きてる。
ラピ-Lapi-
TRAINING⚠️半同棲してます⚠️初めて書いた🐑🔮です
言及はありますがえちくないです
飲酒凸待ちから着想を得て書きました
続きはご想像にお任せします
楽しんでいただけると幸いです 575
熱々のらざにあ
DONE🐑🔮/車とヒールの話同棲設定です。
2人のためのハイヒール/side:Uふーふーちゃんの助手席は、おれの専用シートだ。だってゲイは真っ直ぐ運転できないんだもの。
俺達を乗せた車は、レストランの地下駐車場になめらかに駐車された。
「運転おつかれさま〜」
「ああ、ゆっくりおいで」
ふーふーちゃんがシートベルトを外しさっさと車外に出ているあいだ、おれもシートベルトを外し、後部座席に放り投げたエナメルのショルダーバッグをたぐりよせ—何も入らないなんて失礼だな、化粧直しとモバイルバッテリーとサプリとアトマイザーに分けた香水と、あととにかく必要なものは全部入るんだから!—からコンパクトを取り出して、スカルプをチャカチャカ鳴らしながら念のため眉間にブラシをひとなでした。おけ、まだ鼻の頭のハイライトはばっちり生きてる。
801俺達を乗せた車は、レストランの地下駐車場になめらかに駐車された。
「運転おつかれさま〜」
「ああ、ゆっくりおいで」
ふーふーちゃんがシートベルトを外しさっさと車外に出ているあいだ、おれもシートベルトを外し、後部座席に放り投げたエナメルのショルダーバッグをたぐりよせ—何も入らないなんて失礼だな、化粧直しとモバイルバッテリーとサプリとアトマイザーに分けた香水と、あととにかく必要なものは全部入るんだから!—からコンパクトを取り出して、スカルプをチャカチャカ鳴らしながら念のため眉間にブラシをひとなでした。おけ、まだ鼻の頭のハイライトはばっちり生きてる。
熱々のらざにあ
DONE🐑🔮/同棲しておきながら🐑断ちをしてた🔮の会話文「おわった〜〜〜!はあ。久しぶりのふーふーちゃんだ……やっとだ〜〜〜」
「『今の仕事が終わるまでふーふーちゃん禁止令』、本当に守ってたのか……。鼻声だし、声音に覇気が無いな。涙袋かと思ったらクマができてる」
「え、うそうそうそ最悪。声は仕方ないにしてもクマは最悪」
「うきき。仕事をやり遂げるために打ち込むのは良いが、あまり内罰的なのは関心しないな」
「だってぇ……」
「同じ家に住んでるんだから、少しぐらい頼っても、むしろ仕事以外の何かを任せてくれても良かったのに」
「ひひ。ふーふーちゃんのドMがうつったのかも」
「おお、急に他罰的」
「だって……ねえ。まあいいや。やっぱり俺に『自分へのペナルティ』は合わなかったのかも。ご褒美を楽しみにしてたほうが頑張れそう」
427「『今の仕事が終わるまでふーふーちゃん禁止令』、本当に守ってたのか……。鼻声だし、声音に覇気が無いな。涙袋かと思ったらクマができてる」
「え、うそうそうそ最悪。声は仕方ないにしてもクマは最悪」
「うきき。仕事をやり遂げるために打ち込むのは良いが、あまり内罰的なのは関心しないな」
「だってぇ……」
「同じ家に住んでるんだから、少しぐらい頼っても、むしろ仕事以外の何かを任せてくれても良かったのに」
「ひひ。ふーふーちゃんのドMがうつったのかも」
「おお、急に他罰的」
「だって……ねえ。まあいいや。やっぱり俺に『自分へのペナルティ』は合わなかったのかも。ご褒美を楽しみにしてたほうが頑張れそう」
途綺*
DONE🐑🔮//エヴァの真珠真珠貝の唄(https://poipiku.com/6922981/9265246.html)の続編。前作読了済を推奨します。※👟の友情出演多めです
「〜♪ 〜♪」
普段は昼近くまで寝ている癖に朝から入り浸っては、興味もない本ばかりだからと今まで頼んでも手をつけなかった本棚の整頓を自ら始めた浮奇に、明日は海底火山の噴火でも起きるのかと瞠目していた。鼻歌まじりに作業するその姿にやけにご機嫌だなと思いつつ、理由は余りにもハッキリしているので問い掛けるなんて野暮だと分かっている。それでも少し突っ込んでみたくなるのは、日々魔法の技術を磨く研究者としての悪癖なのかも知れない。
「何か良いことでもあったの?」
小さな鍋をかき混ぜながら聞けば、手を止めた浮奇は嬉しそうに頷いた。
「ふーふーちゃんがね、背中が随分と綺麗になってきたって」
「薬が効いてるようで何よりだよ」
8536普段は昼近くまで寝ている癖に朝から入り浸っては、興味もない本ばかりだからと今まで頼んでも手をつけなかった本棚の整頓を自ら始めた浮奇に、明日は海底火山の噴火でも起きるのかと瞠目していた。鼻歌まじりに作業するその姿にやけにご機嫌だなと思いつつ、理由は余りにもハッキリしているので問い掛けるなんて野暮だと分かっている。それでも少し突っ込んでみたくなるのは、日々魔法の技術を磨く研究者としての悪癖なのかも知れない。
「何か良いことでもあったの?」
小さな鍋をかき混ぜながら聞けば、手を止めた浮奇は嬉しそうに頷いた。
「ふーふーちゃんがね、背中が随分と綺麗になってきたって」
「薬が効いてるようで何よりだよ」
おもち
TRAININGPsyBorg。同級生で同じクラス設定の学パロ。まとめ本のオマケでつけていたものです。
文化祭前日、クラスのみんなが帰った教室で俺は机を挟んだ向かい側に座る恋人のことを見つめていた。真面目な顔で目を伏せていた彼はふと視線を上げて俺と目が合うと、眼鏡越しの瞳をふわりとやわらげる。
「うん? どうした?」
「……まだ終わんない?」
「もうすこし。待てないなら先に帰っても」
「ねえ、それ、本当に俺が先に帰ると思って言ってる?」
「……もう少しだけ待ってろ」
ん、と頷いて、俺は顔を俯けた。机の上に広げられた学級日誌に彼がペンを走らせる。一日中文化祭準備だった日の日誌なんて、書くことないでしょ。それでも真面目な彼は埋められる場所を丁寧に埋めていた。
「シャーペン貸して」
「うん?」
「はーやーく、かーえーろー」
1817「うん? どうした?」
「……まだ終わんない?」
「もうすこし。待てないなら先に帰っても」
「ねえ、それ、本当に俺が先に帰ると思って言ってる?」
「……もう少しだけ待ってろ」
ん、と頷いて、俺は顔を俯けた。机の上に広げられた学級日誌に彼がペンを走らせる。一日中文化祭準備だった日の日誌なんて、書くことないでしょ。それでも真面目な彼は埋められる場所を丁寧に埋めていた。
「シャーペン貸して」
「うん?」
「はーやーく、かーえーろー」
miyageyamarimo
MOURNINGあれだけシリーズ観てたのに、SWのエズラが野島さん吹き替えなのを先日初めて知って衝撃を受けたので、他にもそういうキャストがいるかもしれないと、とりあえず個人的に好きなPSYCHO-PASS、MCU、STARWARS、DCで共通するキャストで表にまとめたらスッキリしました。人選はそれぞれのシリーズで主要メンバーかどうか、他シリーズでの出演があるかどうかで選択。情報引用元はWikipedia途綺*
DONE🔮🐑//紅色の筏葛ふーふーちゃんを愛で浸して密漬けにする話。
「動かないで」
星々が空を彩る時間、眠る前にと本を読んでたファルガーに浮奇が唐突に告げる。寝巻き姿の浮奇は白い脚を晒すショートパンツで、いくらもこもこした素材の冬のパジャマとはいえ風邪を引くのではと心配になる。寝る前は膝掛けやら靴下やらで覆われていても寝る時はそのままなのだから、金属で出来た冷たい脚を触れさせることのないように他の時季よりも早くベッドに入っている、なんて浮奇は知らないだろうけど。
とにかく、ファルガーは持っていた読みかけの本を置いて、浮奇に向かって両手をあげることで降参を示した。満足そうに笑った浮奇は、近づいてきたかと思うと「手を出して」とにこやかに要求を重ねる。抱きしめて欲しいのかと思い伸ばした腕は柔らかな身体を引き寄せることなく、そっと手首を掴まれて両腕を纏められた。視線だけで問い掛ければ笑みを深めた浮奇が、ファルガーの手首をどこから持ってきたのか分からないもこもこ素材の細いベルトのようなもので縛り始めた。
1603星々が空を彩る時間、眠る前にと本を読んでたファルガーに浮奇が唐突に告げる。寝巻き姿の浮奇は白い脚を晒すショートパンツで、いくらもこもこした素材の冬のパジャマとはいえ風邪を引くのではと心配になる。寝る前は膝掛けやら靴下やらで覆われていても寝る時はそのままなのだから、金属で出来た冷たい脚を触れさせることのないように他の時季よりも早くベッドに入っている、なんて浮奇は知らないだろうけど。
とにかく、ファルガーは持っていた読みかけの本を置いて、浮奇に向かって両手をあげることで降参を示した。満足そうに笑った浮奇は、近づいてきたかと思うと「手を出して」とにこやかに要求を重ねる。抱きしめて欲しいのかと思い伸ばした腕は柔らかな身体を引き寄せることなく、そっと手首を掴まれて両腕を纏められた。視線だけで問い掛ければ笑みを深めた浮奇が、ファルガーの手首をどこから持ってきたのか分からないもこもこ素材の細いベルトのようなもので縛り始めた。
miyageyamarimo
PROGRESS11/30追記あり。何かを思いつき何かを描き始めました。ゆっくり仕上げてお年始にしようと思います。お年始ならやっぱり華やかにカラーにしたいなということで塗りはじめましたが、八握さんの髪色とかわからないので、八握さんだけ妄想塗りです 2miyageyamarimo
PASTこれがこうで、これがこう!これらを描いた2015年当時はゼロからお絵描きはじめて半年くらいの時で、紙に書いたのを写真に撮ってiPadに取り込んで、指で色塗りしてました。思えば遠くに来たもんだ。 2
setsuen98
MOURNING初めて書いた拙い🐑🔮。途中で心折れたけど勿体ないので供養。
ふと、真夜中に目が覚めた。いつもならこんな時間に起きることもないのになぜかなんて考えが浮かんだ矢先、隣から聞こえた微かな呻き声と浅速呼吸にああ、なるほど、とまだ半分眠ったままの頭で意識が浮上した理由を悟る。
右腕で掛け布団を少し浮かせながら仰向けだった身体を左隣へと向けると、こちらを向いて蹲る恋人の姿が暗がりの中でもぼんやりと窺える。但しその寝顔は毎晩見る穏やかなものではなく、必要以上に固く閉ざされた目元と、世界の全てから自身を隠そうとでもするかのように小さく縮こまった身体。そして、何もかもを拒絶するように機械の手のひらがキツく両耳を塞いでいた。そんな痛々しい姿に、眠りの世界で彼を苦しめている何かに対して嫌悪感が湧き上がるけれど、優先すべきは彼を苦しみから解放してあげることだと意識を切り替える。
2334右腕で掛け布団を少し浮かせながら仰向けだった身体を左隣へと向けると、こちらを向いて蹲る恋人の姿が暗がりの中でもぼんやりと窺える。但しその寝顔は毎晩見る穏やかなものではなく、必要以上に固く閉ざされた目元と、世界の全てから自身を隠そうとでもするかのように小さく縮こまった身体。そして、何もかもを拒絶するように機械の手のひらがキツく両耳を塞いでいた。そんな痛々しい姿に、眠りの世界で彼を苦しめている何かに対して嫌悪感が湧き上がるけれど、優先すべきは彼を苦しみから解放してあげることだと意識を切り替える。
おもち
TRAININGPsyBorg。💒明日は大切な日だから寝坊なんてしないように早く寝なきゃいけないのに、そう思えば思うほど眠気は遠ざかっていった。最近はすこしマトモになっていたけれど俺は元々夜型の人間だし、明日のことを考えてしまうと緊張と興奮が脳を刺激する。
俺はもぞもぞと寝返りを打って隣で眠る恋人の方へ体を向けた。こちらに背を向けている彼は俺と違って規則正しい生活をしているからか、こんな日でもいつも通りにぐっすり眠れるようだ。穏やかな呼吸音を聞くとすこし気分が落ち着いてくる。もっと彼に落ち着かせてほしくなった俺は体をじりっとにじり寄らせて彼の背中に額をくっつけた。
トク、トク、と伝わってくる彼の心臓の音が、触れたところから俺の心のリズムも正してくれる。安心して吐き出した熱い呼気は彼の肌を撫で、ビクッと彼が体を震わせた。
2121俺はもぞもぞと寝返りを打って隣で眠る恋人の方へ体を向けた。こちらに背を向けている彼は俺と違って規則正しい生活をしているからか、こんな日でもいつも通りにぐっすり眠れるようだ。穏やかな呼吸音を聞くとすこし気分が落ち着いてくる。もっと彼に落ち着かせてほしくなった俺は体をじりっとにじり寄らせて彼の背中に額をくっつけた。
トク、トク、と伝わってくる彼の心臓の音が、触れたところから俺の心のリズムも正してくれる。安心して吐き出した熱い呼気は彼の肌を撫で、ビクッと彼が体を震わせた。
途綺*
DONE🔮🐑//貴方を護る星空の祈り少し疲れて夢見が悪くなった🐑の話。「君の知らない真夜中の攻防(https://poipiku.com/6922981/8317869.html)」の対になるイメージで書きましたが、未読でも単体で読めます。
人間にはそれぞれ活動するのに適した時間帯があるのだと、ファルガーが教えてくれたのはいつのことだっただろう。朝が得意な人もいれば、夜の方が頭が働きやすい人もいる。だからそんなに気にすることはないと、頭を撫でてくれたのを覚えている。あぁそうだ、あれは二人で暮らし始めて一ヶ月が経った頃だった。お互いに二人で暮らすことには慣れてきたのに、全くもって彼と同じ生活リズムを送れないことを悩んでいた。今になって考えれば些細なことだと笑えるけれど、当時は酷く思い悩んで色んな人に相談して、見兼ねたファルガーが声を掛けて「心地よくいられること」をお互いに最優先に生活しようと決めたのだった。
そんなやり取りから数ヶ月。いつも通り深夜に寝室へ向かった浮奇は、すっかり寝入っている愛おしいひとの隣へ潜り込もうとベッドへ近づいた。静かにマットレスへ膝を付いて起こしていないことを確認しようと向けた視線の先で、眉を顰めて時折呼吸を詰めるファルガーを捉える。
2893そんなやり取りから数ヶ月。いつも通り深夜に寝室へ向かった浮奇は、すっかり寝入っている愛おしいひとの隣へ潜り込もうとベッドへ近づいた。静かにマットレスへ膝を付いて起こしていないことを確認しようと向けた視線の先で、眉を顰めて時折呼吸を詰めるファルガーを捉える。
途綺*
DONE🐑🔮//貴方と世界を繋ぐもの突然ドッゴの言葉が分かるようになる話。ほぼ🔮とドッゴの二人きりです。
四ヶ月、はたまた半年、もしくは二ヶ月に一度。彼の背骨は悲鳴を上げる。『現代』の医療では手の施しようがない痛みを抱える彼に不安げな表情を見せた浮奇に、プログラムされた制御がきちんと統制されていれば生身のそれよりも随分と便利なものだと、彼は笑った。彼の義肢の仕組みなど分かる訳もない浮奇は、それが強がりなのか本心なのか見抜くことができず、彼の引いた線を無理に踏み越えないことに決めた。最も、浮奇だって彼に施設での出来事を話していないのだから、きっとお互い様なのだ。
そんな不便で便利な義肢を持つ彼は、『現代』に来て様々な仲間と出会う中で優れた技術者とコンタクトを取ることができたようで、浮奇と出逢う少し前から数ヶ月に一度ほどいわゆる定期検診に向かう生活を送っていた。浮奇と共に生活をするようになってからもそれは変わらず、二日がかりで検診をしている間はドッゴとお留守番をするのが恒例になっている。カレンダーに丸く印を付けられた今日が、まさにその日だった。
9768そんな不便で便利な義肢を持つ彼は、『現代』に来て様々な仲間と出会う中で優れた技術者とコンタクトを取ることができたようで、浮奇と出逢う少し前から数ヶ月に一度ほどいわゆる定期検診に向かう生活を送っていた。浮奇と共に生活をするようになってからもそれは変わらず、二日がかりで検診をしている間はドッゴとお留守番をするのが恒例になっている。カレンダーに丸く印を付けられた今日が、まさにその日だった。
miyageyamarimo
PROGRESS昔の東朱漫画をもっと漫画っぽく描き直してみたくなって描き出したものの、そもそも漫画の描き方の知識がないので早くも詰みました。完成するかもしれないし、しないで終わるかもしれない。もし完成したら12/7に合わせてつぶやこうと思います。そして描いてて何度も思う、朱さんがかわいい。 3おもち
TRAININGPsyBorg。引っ越したばかりのピカピカの新居は半ば物置になっていて、俺は週に一、二度しかそこで眠ることはなかった。自宅以外のどこで寝てるかって、そんなの恋人の家に決まってる。
今までは遠距離で何日か休みがないと会いに行けなかったけれど、俺が彼の住む街に引っ越したことで気軽に遊びに行けるようになった。夜までそこにいたら帰るのは億劫で「泊まって行ってもいい?」と聞けば、どんどん俺に甘くなっている彼は渋々といった体で「明日はちゃんと帰れよ」と言う。でもね、そう言う彼の顔は毎回嬉しそうに微笑んでいるんだよ。帰りたくなくなるのもしょうがないでしょう。
「朝起こすからな。朝ごはんもちゃんと食べないと健康に悪い」
「んー……ね、ふーふーちゃん」
4172今までは遠距離で何日か休みがないと会いに行けなかったけれど、俺が彼の住む街に引っ越したことで気軽に遊びに行けるようになった。夜までそこにいたら帰るのは億劫で「泊まって行ってもいい?」と聞けば、どんどん俺に甘くなっている彼は渋々といった体で「明日はちゃんと帰れよ」と言う。でもね、そう言う彼の顔は毎回嬉しそうに微笑んでいるんだよ。帰りたくなくなるのもしょうがないでしょう。
「朝起こすからな。朝ごはんもちゃんと食べないと健康に悪い」
「んー……ね、ふーふーちゃん」