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    misa

    DONE相互様のお誕生日に贈りつけたお祝い小説。台湾うれん→の続きものです。
    https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=21749647

    年齢逆転 強め煉さん
    love egg「よもや!また来たのか君!」
    「お邪魔してマス」

    世間は(日本ではね)ゴールデンなウィークで。新年度の講義が始まるぎりぎりまで杏寿郎さんのもとで春休みを過ごした俺は、流石に休暇が終われば帰国せざるを得ず、内心泣く泣く彼の元を離れた。少ししてやって来た5月の大型連休に今までこんなに感謝したことはない。お陰でまたここへ来られたのだ。この、恋人ながら未だに全てをくれない、意地悪くも強烈な魅力で俺を掴んで離さない年上のひとの元へ。
    春休み終了から一ヶ月足らず。先の滞在でバイトで稼いだ貯蓄をだいぶ減らしてしまった俺は、またバイトと講義の日々に明け暮れた。そのため過去にたまに助っ人で顔を出していたバスケのサークルの試合の誘いも、仲が良いゼミの奴らからの飲みの誘いも全て断っていた結果、最近宇髄が付き合い悪いという評価を受けたが、今の俺には友人たちの付き合いよりももっと、ずっと、最優先事項があったのだからそんなことは歯牙にもかけなかった。今まで人並みの交友関係を保ってきた自分がガラっと一転してしまうくらい、それくらい、自分の人生において杏寿郎さんは正に目の前に落ちた雷鎚の如き、そんな存在だったから。
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    ria_velvetblue

    PASTユーリス誕生日おめでとう!何年か前のユリ誕で書いたユリレス小説の全年齢部分です。R18ありのフルバージョンはこちらhttps://www.pixiv.net/novel/show.php?id=13503486
    ※蒼月ルート、名前だけですがバルコニペアED描写あり
    翠雨の節十二日、君と過ごす幸せ「ただいま、ユーリス…寝るならベッドで寝ようよ。風邪ひくよ。」
ベレスを待ちながらソファで読書をしていたら、どうやら寝落ちしていたらしい。
折角俺の名前を呼んでくれる機会だというのに、勿体ないことをした。
「いや、あんたを待ってたんだ。」
「ここのところ、仕事が詰まってて、遅くなるから先に寝てていいのに。」
「いやいやいや、そういうわけにはいかねえだろ。あんたが頑張ってるのに…いや、そもそも頑張り過ぎじゃねえか、あんた。」
「うーんそうかな?」
「そうだって。」
この一週間くらい、ベレスが寝室に入ってくるのは日付が変わるころ。正直そこまで働き詰めで心配になってくる。いくら大司教とはいえ、頑張り過ぎだ。
最初のうちはこういう日もあるかと一人で寝る夜を何日か送ったこともあるが、少しばかり、自分のことをおろそかにし過ぎだ、彼女は。というわけで、彼女を待つようになった。
「何がしたいのかは知らねえけど、自分を大事にしてくれ。」
「わかった、努力する…」
今日のところは、彼女が折れたわけだが、そんな上手いこと事が運ぶわけもなく、また数日俺は同じような目に遭ったのだった。
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