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    Rahen_0323

    DONEカキツバタとアイリスとバトルの話。もとい卒業。
    ネタバレ、捏造、妄想、自己解釈注意。特に捏造妄想が激しいです。
    kktbtの日参加作品12作目です!1〜11作目と繋がりは無いので単体で読めます!
    kktbtの日最終日が来てしまいましたね……本当に毎日投稿してうるさかったかと思いますがとても楽しかったです。ありがとうございました。今後も勝手に暴れ狂いますのでよろしくお願いします。
    祝辞あの長いようで短い冒険から、二年近くの時間が経った。
    僕ハルトはブルーベリー学園での交換留学を終え、進級して未来を見据えて、友人達の卒業も見送って。
    二年。当たり前だが、その時間によりまた新たな生徒の卒業が学園とオレンジアカデミー共に決まった。
    ゼイユとネリネさんは先んじて。次にペパーや、オルティガくん達一部スター団。タロちゃんやカキツバタ先輩達ブルーベリー学園現三年生。知ってる人から知らない人まで、沢山の生徒が門出を祝われる。

    ……そう、カキツバタ先輩。僕が『ツバっさん』と呼び慕う、あの三回留年生。

    どういう風の吹き回しか、彼もまた卒業することが決まったのだ。

    それが報された時の友人達の驚きようといったら。混乱のあまり何度も何度も事実確認をする人も居た。微妙に失礼だけど、まあ気持ちは分かる。
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    LO65t

    PROGRESS高校卒業前後の藤千です。
    付き合っていた2人が卒業して別々の道に進む事で関係性が変わるのを怖がって別れを切り出した千早と、2人で一緒に前に進む道を見つけようとする藤堂くんのお話です。続きます。
    ※ヌルいですがほんの少しR18要素あり。
    ※後半少しだけ攻めの自慰シーンあります。
    さようならのその後で ■さようなら【藤堂視点】

     「さようなら、藤堂くん」
     それだけ言って、千早は俺の方を振り返る事なく歩いて行ってしまった。
     いつも別れ際に言ってくれる「また、今度」の言葉が今日はない。本当にこれで終わりなんだろうという気持ちが実感として込み上げてきた。
     3月末。もう綻んだ桜もあるというのに冬に逆戻りしたかのような冷たい風にハーフアップの髪が巻き上げられた。頭上では桜の枝が大きく揺さぶられ、ざわめく音だけがうるさく響いている。

     ――――――――――――

     千早はいつも恋人との別れとは思えない程にあっさりと帰ってしまう。
     それでも別れ際には「さようなら、藤堂くん。また今度」と言って少し眩しいものを見るような笑顔を見せてくれる、俺はその顔が好きなんだ。可愛いと言えばまたからかわれるのがわかっているから言わない。ただあの黒目がちな目が細められると余計に小さな子どものようになって、なんだか自分の中の保護欲みたいなものを掻き立てて余計に離れ難くなるんだ。ここが公道でなければ、その形の良い頭を撫でてその感触を覚えておきたい、もう一度その手を握っておきたい、できれば一瞬でも良いから抱き締めておきたい。
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