水槽の中の闘魚　エレベーターの中で晏無師の唇に酔いながら、沈嶠はこの先のことを想像していた。今世で出会ってから今日までの間にも何度も手を出されかけている。晏無師のことだ、前世でもそうだったように部屋に入って扉を閉じたらきっとすぐに始まるだろう。

　しかし、ついさっきまではこんなことになるとは想像もしていなかった沈嶠の胸の中は、喜びと同時に緊張がぐるぐると渦巻いていた。晏無師に想いが届かずどうやったら側にいられるかをずっと考えていたのに、急に記憶が戻り、今から身体を重ねることになるなんて……。いずれ抱かれるつもりでもいたし、ずっと晏無師に触れたいとも思っていた。しかし、晏無師は前世も今世も自分以外の身体を知り尽くしているのに対し、沈嶠は今世も性経験は皆無。さっきは誘うようなことを言ったものの、性技に関してはあまり自信がない。晏無師の期待に応えられるのかと不安になってくる。経験豊富な晏無師は、他の相手と自分を比べて失望しないだろうか。「こんなものだったか」と思われないだろうか。前世でも晏無師が求めてきたのはずっと「好敵手」だった。何も知らない処子だった前世の自分とは違い、今の自分は経験はないとはいえ記憶がある。それなのに何もできなかったらどう思われるのだろう。もし失望されたらどうする……？　急に高まってきた緊張と不安で、沈嶠の胸はドクドクと騒ぎ、手が震える。

その先で君を待つ番外〜黒との邂逅編ジナコ自身が黒の手によりアルジュナの内面世界に引き摺り込まれる話。
6日目の夜に初めて悪い顔を見せてそのまま契った後、何の説明も無くジナコも悪い顔をそのまま受け入れてラブラブしてるので、毎夜毎夜話や相談を聞き続けていた黒が一度私からも話しとこうと思い引き摺り込んだら、まさかのジナコ＝カリギリだけ来た。あれ、ガネーシャ神は……？

ガネーシャ神の権能が外れたジナコは魔力が少ない。
アルジュナの内面世界に剥き出しの魂を取り込まれたので魔力酔いをしてしまい、黒の目の前で倒れたのでアルジュナが迎えにくるまで看病することになり、どうしてこうなったと頭を抱える黒の話。
黒もなんだかんだジナコに絆されてる訳で。ぐちゃぐちゃになってるジナコをそれでも無事に帰す為に一切手を出さず、少しでも影響を少なくしようと膜を張って魔力遮断を試みた。

漂流譚　5ヒスイに落ちてから一週間と数日が経過した。
放り出された衝撃で負った怪我は順調に回復して、少し前に無事完治して。

それから今日この日、オイラは正式にギンガ団調査隊の一員となった。

「今はニャースの手も借りたいほど多忙を極めている。キミには寝食と報酬の保証をする代わりにとことん働いてもらうぞ」
「へーい。まあお手柔らかに頼みますわ」
本来なら入団試験が必要だが、バカみたいに忙しい状況なのとショウとセキの旦那の推薦で一先ずは免除とのことだ。いやー有難え有難え。
長期間ここに居るつもりなんざないしなんでも早い方がいいので、実際本当に助かった。
渡された隊服が落ち着かずジャージとマントを上に着てしまったが、そこには特に触れられないで話が進む。

にょた千秋
くせっ毛ショート。オレンジメイクが似合うイエベ。バストはAよりのBだけど、代わりに美脚。次いでに脚力もある。
下着はスポブラとボクサーパンツ。寝巻きは持たない派、シンプルなシャツとハーフパンツ。
よく使うお店→Avail、しまむら
最近の悩みは撮影のため減量したら胸痩せしてしまったこと。


にょた奏汰
髪の長さはそのまま。ブルー系のメイクが似合うブルベ。バストはE、気痩せタイプの隠れ巨乳。脚も綺麗。下着はシンプルなやつが多い、あとはレース類の奴。寝巻きは着る派、ワンピースタイプが多い。
よく使うお店→ palisseeとGU（寝巻き）
最近の悩みは何か胸が大きくなったかもしれない.....と密かに疑っている

「えぇっ！？ヒカリさんて王さまなんですか！？」

くりくりと大きな目をさらに大きく見開いて驚く、かつての仲間の子。
なるほど、顔立ちはテメノスの方に似ているが、このように素直に感情を表すところはクリック殿の方に似たようだ。
「すまないな……。隠すつもりは無かったのだが」
てっきりテメノスかクリック殿が話しているのかと思っていた。恐らくこの子供が萎縮して今までのように俺に接することが出来なくなると思い、敢えて言わなかったのだろうか。

「ぼく知ってます。王さまは国でいちばんえらい人なんですよね？」
「……いや、確かに俺は王ではあるが…俺は自分が偉いとは思わない」
「……？でもいろんな本にそう書いてあるし、ぼくのまわりの大人の人たちはみんなそう言ってます」