デイリー
あじの
DOODLEデイリー単発でご降臨なすった…!FF7本編でぼろ泣きした思い出感慨ぶかぁい
描いたの××年くらいぶりじゃないかな
その時はカラーインクだったけど紛失したかもしれん
育成追いつかないのでお留守番させてますが
余談でその前あたりに描いてたSkebとポーズが似通ってしまったので本格的インプット不足を実感 インプット足りないと描けねえ人間なん…
edzurin
MEMOアプリ立ち上げるの辛いからロンドくんの追憶を見るために起動→その後の流れでなんとかデイリーだけやってる。そしてこれは自分用のメモ。わざわざソなんとかさんから炎継がなくても自分由来の種火は持ってるっぽいんだよな(ブーストしたときのオーラにも見えるけど)
そして出会った初めから最新話まで、ずっと彼ら二人に流れるテーマは「覚悟」なんだなあ。 4
みつき💐🚿
DONEキラキスデイリーメーカーからお題お借りしました🥝🌃✨ (19:09更新)・甘えたい気分のれいちゃんと声が聞きたいミューちゃんがキスをしています。
・我慢しているれいちゃんとひそかにごきげんなミューちゃんがキスをしています。
#キラkiraDailyキス #shindanmaker
カミュ嶺お好きな方はよろしくお願いいたします✨
キスはこのあとするとおもいます。
pass⇒18歳以上ですか? 7
Pii/Rikka
SPOILER6.2おわったあとのニャン、セリフが変わってる〜って思ってスクショしてたやつ😆また捕まってたw2枚目はデイリーの荷物運びクエで
ニャンの周りウロウロするとめっちゃこっち見てておもしろかったwウロウロしてみてwスクショじゃうまく伝わらんけど。
そして荷物受け取ってくれんかったけど😡笑 2
狭山くん
TRAINING2022-08-31/空閑汐♂デイリー8月分これにて完結!今後はまた気が向いたら遊ぶかもって感じでよろしくお願いします。それはそうと再会すけべはそのうち書く。空閑汐♂デイリー【Memories】31 目の前に居たのは帽子を目深に被るひょろりとした長身の男だった。それでも汐見よりは背が低く、捻りあげるのは簡単で。汐見はその男の腕を捻りあげ、壁へと押し付ける。男が被っていた帽子が床へと落ち、汐見の後ろに立っていたシェルツが小さく声を上げた。
「お嬢、知り合いか」
思わず低く出た声に、自身の苛立ちを自覚する。気を取り直すように幾度か咳払いを漏らした汐見は「お嬢?」と今度は意識して柔らかい声を作った。空閑の真似みたいな声に、小さな息を吐いたシェルツは小さな声で言葉を返す。
「あの、私が担当した患者さんです……この間退院した……」
「そうか。因みにこの男と知人友人恋人もしくはそれに類する関係になってたか?」
2440「お嬢、知り合いか」
思わず低く出た声に、自身の苛立ちを自覚する。気を取り直すように幾度か咳払いを漏らした汐見は「お嬢?」と今度は意識して柔らかい声を作った。空閑の真似みたいな声に、小さな息を吐いたシェルツは小さな声で言葉を返す。
「あの、私が担当した患者さんです……この間退院した……」
「そうか。因みにこの男と知人友人恋人もしくはそれに類する関係になってたか?」
雑談🍀
INFOデイリーの日課で撫でに行くとバンジ高確率でホーク隊のベッドにいる
撫でた後わりとやろうとしたこと中断するイメージなんだけど
撫でた後見てたらそのまま寝てバンジらしくて可愛かったですねー
バンジですねー
狭山くん
TRAINING2022-08-17/本日の空閑汐♂デイリーは汐見♂編。これから空閑と汐見♂のそれぞれの1年づつを上げていきます。空閑と汐見♂だと別れてダメージ強いのは汐見♂の方だよなぁ。空閑汐♂デイリー【Memories】17 荒涼とした赤い大地を見つめ、密かに嘆息する。そんな汐見の態度を横目で見ていたフォスターは困ったように笑いながらも、彼の背中を景気付けとでも言うように叩いていた。
「今日も一日、働くぞ」
「解ってるさ、今日も一日墓場で飛んでやる」
航宙士学院を主席で卒業した汐見は、フォスターと共に軍人としての道を進み始めていた。新兵教育を修了し、出された辞令は二人揃ってモハーヴェ宇宙港勤務。近くには飛行機の墓場と呼ばれる場所があるその地では、地球と軌道ステーションを結ぶスペースプレーンが飛んでいた。
在学中に各種ジェット戦闘機の飛行ライセンスを取得し、航宙徽章を持つ二人は殆どが航宙士学院卒業生で構成される部隊へと配属されたのだ。
1313「今日も一日、働くぞ」
「解ってるさ、今日も一日墓場で飛んでやる」
航宙士学院を主席で卒業した汐見は、フォスターと共に軍人としての道を進み始めていた。新兵教育を修了し、出された辞令は二人揃ってモハーヴェ宇宙港勤務。近くには飛行機の墓場と呼ばれる場所があるその地では、地球と軌道ステーションを結ぶスペースプレーンが飛んでいた。
在学中に各種ジェット戦闘機の飛行ライセンスを取得し、航宙徽章を持つ二人は殆どが航宙士学院卒業生で構成される部隊へと配属されたのだ。
狭山くん
TRAINING2022-08-16/今日の空閑汐♂デイリーは空閑の再起動編。夢を絶たれて全てを失った気分になっても、夢の為に努力したものは決して消えることはないんですよね。空閑汐♂デイリー【Memories】16 手を伸ばせば後少しで届きそうだった夢が、指先から零れていったあの日から一年が経った。傷跡こそ残ったが、後遺症と言えるような不具合もなく――医者からもう大丈夫だと言われた日に「鉄棒で大回転も出来ますか?」と訊いてみた空閑へ、医者は笑って頷くという太鼓判でもって放免されていた。
「空閑、明日の授業俺の代わりにやってもらって良いか?」
「一年の航空機概論でしたっけ? 良いですよ」
そうして空閑は、古巣でもある国際航空宇宙学院日本校の高等部へと戻り吉嗣のアシスタントとして日銭を得ているのだ。
空閑が軌道ステーションの医療センターから地球へと移る入院先に決めたのは、日本校に併設された医学部附属病院で。そこで空閑を迎えてくれたのが、吉嗣だった。
1286「空閑、明日の授業俺の代わりにやってもらって良いか?」
「一年の航空機概論でしたっけ? 良いですよ」
そうして空閑は、古巣でもある国際航空宇宙学院日本校の高等部へと戻り吉嗣のアシスタントとして日銭を得ているのだ。
空閑が軌道ステーションの医療センターから地球へと移る入院先に決めたのは、日本校に併設された医学部附属病院で。そこで空閑を迎えてくれたのが、吉嗣だった。
狭山くん
TRAINING2022-08-15/今日の空閑汐♂デイリーは汐見♂の卒業話である。夢を叶えたのにどうにも気持ちが晴れない汐見♂の話。逢えない時間が愛育てる……のさ……ッ!空閑汐♂デイリー【Memories】15 渡されたのは、精巧な銀細工のブローチだった。八年半もの間、この徽章を求めてきたのは嘘ではない。手のひらの上で真新しい光を放つ細い銀の線で構成された楕円形の徽章を見つめ、今この場に居ない男の事を想う。
「ミスターシオミ、受領のサインを」
流石に重要な受領確認は未だに紙で行われるらしい。教員が差し出したバインダーとペンを受け取って、少し考えてから肩口のペン差しに入れていたボールペンを抜き出す。
「良いものを持ってるな」
「これならずっと使えると思って、高校卒業の記念に買ったんですよ」
汐見の言葉に教員は鷹揚に頷き、サラサラと書かれていくサインを見つめていた。それはかつて同じ場所を目指していた愛しい男と揃えで買った白銀色に輝くボールペンだった。
1084「ミスターシオミ、受領のサインを」
流石に重要な受領確認は未だに紙で行われるらしい。教員が差し出したバインダーとペンを受け取って、少し考えてから肩口のペン差しに入れていたボールペンを抜き出す。
「良いものを持ってるな」
「これならずっと使えると思って、高校卒業の記念に買ったんですよ」
汐見の言葉に教員は鷹揚に頷き、サラサラと書かれていくサインを見つめていた。それはかつて同じ場所を目指していた愛しい男と揃えで買った白銀色に輝くボールペンだった。
狭山くん
TRAINING2022-08-14/空閑汐♂デイリー3日ぶりの更新です!こんな感じの話が多分2週間弱続きます……2週間後には楽しい話になれば……いいよね……(決意)空閑汐♂デイリー【Memories】14「なぁ、ヒロ……じゃない、な」
テキストから顔を上げながら溢された汐見の声に、フォスターは呆れたように息を吐く。航宙士学院の五年生として軌道ステーションにある国際航空宇宙学院のサテライトキャンパスで勉学に励むフォスターは、自習室で隣に座る汐見へ掛ける言葉に迷っていた。
「なぁ汐見」
フォスターの声に視線だけを向ける汐見の瞳は冷め切っていて、その事実に苦々しい気分になる。数ヶ月前までは、その瞳には自信だとか熱だとかそういった感情があった筈なのに。視線だけでフォスターの呼びかけに反応する汐見に、少しだけ逡巡するように言葉を探しながらも空気を震わせていく。
「もう、三ヶ月経つんだ。気晴らしでもした方が、いいんじゃないだろうか」
1090テキストから顔を上げながら溢された汐見の声に、フォスターは呆れたように息を吐く。航宙士学院の五年生として軌道ステーションにある国際航空宇宙学院のサテライトキャンパスで勉学に励むフォスターは、自習室で隣に座る汐見へ掛ける言葉に迷っていた。
「なぁ汐見」
フォスターの声に視線だけを向ける汐見の瞳は冷め切っていて、その事実に苦々しい気分になる。数ヶ月前までは、その瞳には自信だとか熱だとかそういった感情があった筈なのに。視線だけでフォスターの呼びかけに反応する汐見に、少しだけ逡巡するように言葉を探しながらも空気を震わせていく。
「もう、三ヶ月経つんだ。気晴らしでもした方が、いいんじゃないだろうか」
狭山くん
TRAINING2022-08-09/今日のデイリーはヴィンと篠原(と高師くん)卒業おめでとう回!汐見♂と空閑は5年制なのであと1年!空閑汐♂デイリー【Memories】09 掲げられるグラスの数は四。高師だけが居ないその席でフェルマーは上機嫌だった。
「兎にも角にも、卒業おめでとう」
「ありがと! アマネとヒロミはあと一年だね」
カルアミルクをちびりと飲みながら上機嫌で頷くフェルマーを空閑は不思議そうに見つめて。
「ヴィン、高師と別の会社に行くっていうのに、寂しがらないんだね」
空閑の疑問は尤もだとフェルマーは頷いて「寂しいは寂しいし、今日来なかったのも意地っ張りだなぁって思うけど、ボクらは結局同じ場所を目指してるからね。すぐにまた逢えるでしょう?」と笑う。
高師と篠原はフェルマーが採用された企業の同業他社への入社を決めていた。それでも、同じ業界でこれからも暮らす事が分かっていれば、そこまで寂しさはない。
955「兎にも角にも、卒業おめでとう」
「ありがと! アマネとヒロミはあと一年だね」
カルアミルクをちびりと飲みながら上機嫌で頷くフェルマーを空閑は不思議そうに見つめて。
「ヴィン、高師と別の会社に行くっていうのに、寂しがらないんだね」
空閑の疑問は尤もだとフェルマーは頷いて「寂しいは寂しいし、今日来なかったのも意地っ張りだなぁって思うけど、ボクらは結局同じ場所を目指してるからね。すぐにまた逢えるでしょう?」と笑う。
高師と篠原はフェルマーが採用された企業の同業他社への入社を決めていた。それでも、同じ業界でこれからも暮らす事が分かっていれば、そこまで寂しさはない。
Pii/Rikka
SPOILERアルカソーダラのデイリーやってたらニャンたちがいたんだけど、これいつから…?ww
6.1以降ずっといたのかな
気付かなかったわ…
下宿生活してんのか、とか感想書いてたけど
一食一飯の意味まちがえてたw恩義とかかっこよいじゃん…
…でもニャン教えるのヘタそう……という自覚をもちつつ根気よく教えてはくれそう(…) 4
狭山くん
TRAINING2022-08-08/今日の空閑汐♂デイリーは空閑とフォスター。フォスターは良い奴だよな……私は君の事がだいぶ好きだよ……空閑汐♂デイリー【Memories】08 エンジンが空気を震わせていた。バリバリと空気を引き裂くエンジン音を轟かせ、その機体は空へと舞い上がる。
「お、今日もやってるな」
「やってるねぇ」
教室で座学の復習をしていた空閑とフォスターは窓の外へと視線を向ける。雲を描き空を自在に舞うのは汐見が操縦するジェット練習機で。眩しげに目を細めて見つめる空閑に、フォスターは呆れたようにため息をひとつ零していた。
「それにしてもあいつ、課外で取れるライセンス全部取り終わってるのにまだ乗ってるのか」
五年目の大気圏外実地訓練に進む為に必要なライセンスは授業中の訓練で取れるようなカリキュラムを組んであり、希望者の中から実技成績順に選抜される課外訓練ではその他にもこの場所で取れるライセンスの取得が出来るシステムで。一年次から成績上位をキープし続けている汐見はその課外訓練の全てに参加していたのだ。
1230「お、今日もやってるな」
「やってるねぇ」
教室で座学の復習をしていた空閑とフォスターは窓の外へと視線を向ける。雲を描き空を自在に舞うのは汐見が操縦するジェット練習機で。眩しげに目を細めて見つめる空閑に、フォスターは呆れたようにため息をひとつ零していた。
「それにしてもあいつ、課外で取れるライセンス全部取り終わってるのにまだ乗ってるのか」
五年目の大気圏外実地訓練に進む為に必要なライセンスは授業中の訓練で取れるようなカリキュラムを組んであり、希望者の中から実技成績順に選抜される課外訓練ではその他にもこの場所で取れるライセンスの取得が出来るシステムで。一年次から成績上位をキープし続けている汐見はその課外訓練の全てに参加していたのだ。
狭山くん
TRAINING2022-08-03/空閑汐♂デイリー8月分3本目!!学院2年目の空閑汐♂、以前書いたハッピーエンド空閑汐♂+シェルツちゃんネタを入れとかねばならぬと思った。
空閑汐♂デイリー【Memories】03「アマネ! この間女の子に熱烈な告白されたんだって?」
久々にご飯でも、と顔を合わせた瞬間に楽しそうにそう口にするのはフェルマーで。そんなフェルマーの第一声に汐見は肩を竦める。
「よく知ってるな、女の子って言っても本当に小さな子供だったからな。すぐに忘れるだろ」
「あれは本気の目だったよ、俺あの後ヴィンに泣きついたもん」
汐見の肩口から不満げに声を上げるのは空閑で。ズシリと体重を掛けられた汐見は、その重量には文句を言わず「出所はお前かよ」と呆れたように深いため息を一つ零した。
「空閑は相変わらずだな、クラスでもこんな感じなの?」
「入学したての頃にヒロミが牽制しまくったせいで、同期達から生暖かく見守られるようになった」
1079久々にご飯でも、と顔を合わせた瞬間に楽しそうにそう口にするのはフェルマーで。そんなフェルマーの第一声に汐見は肩を竦める。
「よく知ってるな、女の子って言っても本当に小さな子供だったからな。すぐに忘れるだろ」
「あれは本気の目だったよ、俺あの後ヴィンに泣きついたもん」
汐見の肩口から不満げに声を上げるのは空閑で。ズシリと体重を掛けられた汐見は、その重量には文句を言わず「出所はお前かよ」と呆れたように深いため息を一つ零した。
「空閑は相変わらずだな、クラスでもこんな感じなの?」
「入学したての頃にヒロミが牽制しまくったせいで、同期達から生暖かく見守られるようになった」
狭山くん
TRAINING2022-08-01/空閑汐♂デイリーも3ヶ月目に突入!ここからは怒涛のハッピーエンドまで駆け足です。ハッピーエンドになる筈なんだ。空閑汐♂デイリー【Memories】01 視界に現れたスラリとした細い体躯を持つ青年に、エリアス・フォスターは眉を寄せる。線が細いアジア人と思しき青年は、彼よりも体格の良い青年と連れ立ってこの場所にやってきた。
航宙士学院の入学生に指定されたこの教室に居るという事は、厳しい選抜を潜り抜けたフォスターの同期である筈だ。しかしフォスターから見た細身の青年の姿は、とてもではないがストレートで入学していたフォスターと同い年かそれよりも年上だとは思えなかった。
「なぁ君……たち? 高等部と間違えてないか?」
隣接する本校に設置された高等部への留学生が迷ってしまったのだろうか、そして彼らは英語を聞き取れるのだろうかと思いながらも恐る恐る声を掛けたフォスターに細身の青年は呆れたように眉を寄せ、その隣の青年は面白そうにカラカラと笑う。
1320航宙士学院の入学生に指定されたこの教室に居るという事は、厳しい選抜を潜り抜けたフォスターの同期である筈だ。しかしフォスターから見た細身の青年の姿は、とてもではないがストレートで入学していたフォスターと同い年かそれよりも年上だとは思えなかった。
「なぁ君……たち? 高等部と間違えてないか?」
隣接する本校に設置された高等部への留学生が迷ってしまったのだろうか、そして彼らは英語を聞き取れるのだろうかと思いながらも恐る恐る声を掛けたフォスターに細身の青年は呆れたように眉を寄せ、その隣の青年は面白そうにカラカラと笑う。
狭山くん
TRAINING2022-07-31/空閑汐♂夏祭りは最終日!明日からは空閑汐♂デイリーは大学から40代までの空閑汐♂切り抜きダイジェストです!8月のデイリーもよろしくお願いします〜⸜(๑'ᵕ'๑)⸝文披31題・夏の空閑汐♂祭:Day31 年に数度あるかどうかといった混雑に眉を寄せる汐見に、空閑は困ったように笑いながら「校舎からも見れるけど戻る?」と問いかける。
「良い、折角良い場所取れたんだから此処で見る」
「そ? まぁ、人混みに押し合いへし合いして見れずに帰るってのも本末転倒か」
「だろ?」
彼らが三年間と数ヶ月を過ごした学び舎に隣接する北部国際宇宙港。その屋上に作られた展望デッキのの柵にもたれながら、汐見は辟易とした表情を浮かべそんな彼を見つめる空閑は苦笑を隠さない。
この宇宙港で年に一度行われる夏祭り、一年の頃に一度来てその混雑っぷりにもみくちゃにされてから二年目と三年目は足を向けてはいなかった。
空閑はどちらでも良かったのだが、汐見が人混みを厭ったのだ。汐見が行かないのであれば、空閑も一人で行こうとは思えないと毎年果敢に宇宙港へと足を向けるフェルマー達を寮のロビーで送り出していた。
1115「良い、折角良い場所取れたんだから此処で見る」
「そ? まぁ、人混みに押し合いへし合いして見れずに帰るってのも本末転倒か」
「だろ?」
彼らが三年間と数ヶ月を過ごした学び舎に隣接する北部国際宇宙港。その屋上に作られた展望デッキのの柵にもたれながら、汐見は辟易とした表情を浮かべそんな彼を見つめる空閑は苦笑を隠さない。
この宇宙港で年に一度行われる夏祭り、一年の頃に一度来てその混雑っぷりにもみくちゃにされてから二年目と三年目は足を向けてはいなかった。
空閑はどちらでも良かったのだが、汐見が人混みを厭ったのだ。汐見が行かないのであれば、空閑も一人で行こうとは思えないと毎年果敢に宇宙港へと足を向けるフェルマー達を寮のロビーで送り出していた。