景零
prico_moremor
DOODLE【27日目】温泉の露天で雪見酒を楽しむ景零かつておっさんずヒノキ風呂漫画描いた時の二人です!アンダーの白髪に悩むひろと永遠のアイドルぜろのお風呂話の。「ミドルエイジがえろいんですよ!」と説得されて漫画もまた描きたくなりました(笑)しなだれかかった後描いておきます!
ritsumao_mika
DOODLE恋愛対象が男かも…と悩む降谷+萩原と松田の景零。話と言うより妄想
警察学校時代に女子に頻繁に告白されても断るばかりで彼女作ったことなくて、モブに「降谷お前彼女作りたいとか思わねーの?」って聞かれて「別に思わないな。景といる方が楽しいし」って平然に答える降谷に、「まぁ降谷ならイケるよな綺麗な顔してるし」「確かに」って何故か話の話題が逸れていって「降谷お前諸伏のこと好きなのか?」って聞かれてきょとんとする。「?当たり前だろ?」って答えて呆れ顔される。すると用事でいなかった景が戻ってきて「何の話してたの?」って聞くから「降谷が諸伏のこと好きって話」「え?俺もゼロのこと好きだよ」って返すとふふんと自慢げにする零。
部屋に戻って零は「お前諸伏のこと好きなのか?」って聞かれて胸を押さえる。(僕恋愛対象男なのか?それとも景だから?)と気になって松田と萩原に相談。(←萩は恋愛に詳しいから。松田はおまけ)
3564部屋に戻って零は「お前諸伏のこと好きなのか?」って聞かれて胸を押さえる。(僕恋愛対象男なのか?それとも景だから?)と気になって松田と萩原に相談。(←萩は恋愛に詳しいから。松田はおまけ)
uruuru9r
MOURNINGホームワークが終わらない 第六章2019年2月24日秘密の裏稼業11で発行した景零小説です。
※注意
・90年代小学生設定の景零短編集です。当時流行ったものがたくさん出てきます
・本誌ネタバレあり
・時代設定や家族設定はオリジナル。モブキャラが多数出てきます
・2019年当時に書いた話なので公式と若干違う部分があります
ホームワークが終わらない 第六章【マジカル・ミレニアム】
クリスマスの浮かれように引き続き、新千年紀であるミレニアムに向けて誰もが浮足立っている。
「イルミネーション綺麗だね」
人混みではぐれないよう、ヒロと手を繋いだ。ヒロのおばさんたちとはとっくの前にはぐれてしまった。カウントダウン直前のためか、携帯電話はなかなか繋がらない。年が明けた後もしばらくは繋がらないだろうから、合流は諦めて二人でいようとヒロが言った。
「ねえ、ゼロ。ずっと聞きたかったことがあるんだけど」
「な、何?ヒロ」
どぎまぎしてしまう。夏のあの日から。ヒロの唇の柔らかさを思い出しては意識してしまう自分がいる。あれは何だったのか未だに聞き出せないでいる。
もしかしてその時のことを?マフラーに顔を埋めてヒロの言葉を待つ。
1253クリスマスの浮かれように引き続き、新千年紀であるミレニアムに向けて誰もが浮足立っている。
「イルミネーション綺麗だね」
人混みではぐれないよう、ヒロと手を繋いだ。ヒロのおばさんたちとはとっくの前にはぐれてしまった。カウントダウン直前のためか、携帯電話はなかなか繋がらない。年が明けた後もしばらくは繋がらないだろうから、合流は諦めて二人でいようとヒロが言った。
「ねえ、ゼロ。ずっと聞きたかったことがあるんだけど」
「な、何?ヒロ」
どぎまぎしてしまう。夏のあの日から。ヒロの唇の柔らかさを思い出しては意識してしまう自分がいる。あれは何だったのか未だに聞き出せないでいる。
もしかしてその時のことを?マフラーに顔を埋めてヒロの言葉を待つ。
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MOURNINGホームワークが終わらない 第五章2019年2月24日秘密の裏稼業11で発行した景零小説です。
※注意
・90年代小学生設定の景零短編集です。当時流行ったものがたくさん出てきます
・本誌ネタバレあり
・時代設定や家族設定はオリジナル。モブキャラが多数出てきます
・2019年当時に書いた話なので公式と若干違う部分があります
ホームワークが終わらない 第五章【ノストラダムスのいうとおり】
ノストラダムスの予言した通りだと、もうすぐ世界は終わるらしい。
『一九九九年七の月 空から恐怖の大王が来るだろう』という予言から、人類滅亡説が囁かれた。彼の大予言はテレビ番組でも盛んに取り上げられ、関連書籍もたくさん発売されていた。
僕はというと、ヒロと呑気に過ごしていた。僕たちはカセットテープにお互いの音声を録音しては交換することにハマっていた。ヒロはよくラジオ放送のように、トークの後に曲を流す。それがまた聴いていて楽しかった。彼には人を笑わせるユーモアがある。
『こんばんは。DJヒロミツです。ノストラダムスの予言した七月に入りましたが、僕の学校では変わりなく毎日授業があります。台風で学校が休みになるように、ノストラダムスの予言も警報扱いになって学校が休みにならないでしょうか』
4089ノストラダムスの予言した通りだと、もうすぐ世界は終わるらしい。
『一九九九年七の月 空から恐怖の大王が来るだろう』という予言から、人類滅亡説が囁かれた。彼の大予言はテレビ番組でも盛んに取り上げられ、関連書籍もたくさん発売されていた。
僕はというと、ヒロと呑気に過ごしていた。僕たちはカセットテープにお互いの音声を録音しては交換することにハマっていた。ヒロはよくラジオ放送のように、トークの後に曲を流す。それがまた聴いていて楽しかった。彼には人を笑わせるユーモアがある。
『こんばんは。DJヒロミツです。ノストラダムスの予言した七月に入りましたが、僕の学校では変わりなく毎日授業があります。台風で学校が休みになるように、ノストラダムスの予言も警報扱いになって学校が休みにならないでしょうか』
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MOURNINGホームワークが終わらない 第四章2019年2月24日秘密の裏稼業11で発行した景零小説です。
※注意
・90年代小学生設定の景零短編集です。当時流行ったものがたくさん出てきます
・本誌ネタバレあり
・時代設定や家族設定はオリジナル。モブキャラが多数出てきます
・2019年当時に書いた話なので公式と若干違う部分があります
ホームワークが終わらない 第四章【恋する文房具】
成長するにつれて男女の差は顕著になるけれど、それは持ち物にも表れると僕は思う。
クラスの女子がキラキラしたラメ入りカラーペンの虜になっている頃、男共はバトル鉛筆に夢中になっていた。鉛筆の表面に描かれたキャラクターによって最大HPが定められており、攻撃パターンや必殺技もそれぞれ違うので皆集めるのに必死だ。鉛筆を転がしては白熱するバトル。
しかし、僕は一本も持っていない。欲しいとねだる勇気もなかった。それはヒロも同じだったようで休憩時間は二人して蚊帳の外になった。
「ゼロはさ、バトル鉛筆欲しいと思う?」
いつかの帰り道、ヒロが聞いてきた。
「うーん、確かに欲しいけどさ」
あれって鉛筆削りで削ったら終わりなんだぜ、と気丈に振る舞う。どこかでクラスメイト達を羨む気持ちも確かにあった。ふでばこを覗く度にHBの鉛筆と赤鉛筆、消しゴムしか入っていない。虚しかった。だけどヒロも我慢しているのを知ったとき、薄情かもしれないけど嬉しかったんだ。
5680成長するにつれて男女の差は顕著になるけれど、それは持ち物にも表れると僕は思う。
クラスの女子がキラキラしたラメ入りカラーペンの虜になっている頃、男共はバトル鉛筆に夢中になっていた。鉛筆の表面に描かれたキャラクターによって最大HPが定められており、攻撃パターンや必殺技もそれぞれ違うので皆集めるのに必死だ。鉛筆を転がしては白熱するバトル。
しかし、僕は一本も持っていない。欲しいとねだる勇気もなかった。それはヒロも同じだったようで休憩時間は二人して蚊帳の外になった。
「ゼロはさ、バトル鉛筆欲しいと思う?」
いつかの帰り道、ヒロが聞いてきた。
「うーん、確かに欲しいけどさ」
あれって鉛筆削りで削ったら終わりなんだぜ、と気丈に振る舞う。どこかでクラスメイト達を羨む気持ちも確かにあった。ふでばこを覗く度にHBの鉛筆と赤鉛筆、消しゴムしか入っていない。虚しかった。だけどヒロも我慢しているのを知ったとき、薄情かもしれないけど嬉しかったんだ。
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MOURNINGホームワークが終わらない 第三章2019年2月24日秘密の裏稼業11で発行した景零小説です。
※注意
・90年代小学生設定の景零短編集です。当時流行ったものがたくさん出てきます
・本誌ネタバレあり
・時代設定や家族設定はオリジナル。モブキャラが多数出てきます
・2019年当時に書いた話なので公式と若干違う部分があります
ホームワークが終わらない 第三章【逃避行は計画的に】
『可愛い子には旅をさせよ』ということわざがあるけど、その言葉の通り可愛い僕らが旅に出たっていいわけだ。
「ゼロ、ヒッチハイクしよう」
まるで自分の家のように寝転んで漫画を読んでいたというのに、突然僕がそんなことを言い出したから、ゼロはギョッとしている。
「どうしたんだ、急に」
「テレビでやってたじゃん。僕もあれやってみたくなった」
あるテレビ番組で駆け出しの無名お笑い芸人『猫岩石』が、香港からロンドンまでヒッチハイクでユーラシア大陸を横断するという偉業を成し遂げ一躍人気者となった。
のちに猫岩石がリリースした『白い猫のように』は爆発的な大ヒットとなる。(僕もお風呂で湯船につかりながらよく歌う)
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「ゼロ、ヒッチハイクしよう」
まるで自分の家のように寝転んで漫画を読んでいたというのに、突然僕がそんなことを言い出したから、ゼロはギョッとしている。
「どうしたんだ、急に」
「テレビでやってたじゃん。僕もあれやってみたくなった」
あるテレビ番組で駆け出しの無名お笑い芸人『猫岩石』が、香港からロンドンまでヒッチハイクでユーラシア大陸を横断するという偉業を成し遂げ一躍人気者となった。
のちに猫岩石がリリースした『白い猫のように』は爆発的な大ヒットとなる。(僕もお風呂で湯船につかりながらよく歌う)
いちのひ百
Reuse Halloween12月11日に発行する、景零2人旅イラストマンガ本です!全年齢・B5・総ページ32頁・オールカラー・🐯で通販有り
PWヒント:景零数字5桁
🎃HAPPY HALLOWEEN🎃 5
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MOURNINGホームワークが終わらない 第二章2019年2月24日秘密の裏稼業11で発行した景零小説です。
※注意
・90年代小学生設定の景零短編集です。当時流行ったものがたくさん出てきます
・本誌ネタバレあり
・時代設定や家族設定はオリジナル。モブキャラが多数出てきます
・2019年当時に書いた話なので公式と若干違う部分があります
ホームワークが終わらない 第二章【僕らは沈まない】
居候先のお姉さんの希望で一家総出で映画を観に行くことになった。映画の内容が僕には少し難しいのではないかとおばさんは危惧していたが、自分達家族だけで出かけるのも僕をのけ者にしているみたいで。それも嫌だったんだろう。
「誰かお友達連れてきてもいいわよ」
そう言われて真っ先に頭に思い浮かんだのは一人だけだった。最近お近づきになれた、興味を惹かれる存在。
「じゃあ、ゼロって子を誘ってみるね」
隣町の映画館は校区外で小学生だけでは行けない。だから保護者付きとはいえ、ゼロと町外に遊びに行けるのはとても嬉しい。
映画を観に行く話が持ち上がったのは日曜日の夕飯時だった。今すぐこの計画をゼロに話したい衝動に駆られる。
6107居候先のお姉さんの希望で一家総出で映画を観に行くことになった。映画の内容が僕には少し難しいのではないかとおばさんは危惧していたが、自分達家族だけで出かけるのも僕をのけ者にしているみたいで。それも嫌だったんだろう。
「誰かお友達連れてきてもいいわよ」
そう言われて真っ先に頭に思い浮かんだのは一人だけだった。最近お近づきになれた、興味を惹かれる存在。
「じゃあ、ゼロって子を誘ってみるね」
隣町の映画館は校区外で小学生だけでは行けない。だから保護者付きとはいえ、ゼロと町外に遊びに行けるのはとても嬉しい。
映画を観に行く話が持ち上がったのは日曜日の夕飯時だった。今すぐこの計画をゼロに話したい衝動に駆られる。
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MOURNINGホームワークが終わらない 第一章2019年2月24日秘密の裏稼業11で発行した景零小説です。
※注意
・90年代小学生設定の景零短編集です。当時流行ったものがたくさん出てきます
・本誌ネタバレあり
・時代設定や家族設定はオリジナル。モブキャラが多数出てきます
・2019年当時に書いた話なので公式と若干違う部分があります
ホームワークが終わらない 第一章【ヒーローがやってきた】
零くん可哀想ねぇ。
どこへ行ってもその言葉が付き纏った。
その言葉の通り、世間一般で言えば僕は可哀想なのだろう。物心ついたときから親と呼べる人はおらず、親戚中をたらい回しにされた。どこでも厄介者扱いで快く僕を受け入れてくれる人はいなかった。
可哀想ねぇ。
耳にこびりついて離れない言葉。
可哀想だったら何なの。あなたは親代わりにでもなってくれるの。
人は、その言葉ほどには僕のことを心配などしていない。憐れんでいるのでもない。 自分より可哀想な生き物を見つけて本当は安堵しているのだ。
欲しがれば自分が傷付くだけだ。それなら最初から何も望まなければいい。
愛なんて知らない。誰も教えてくれなかったから。これからも知る必要なんてない。
4895零くん可哀想ねぇ。
どこへ行ってもその言葉が付き纏った。
その言葉の通り、世間一般で言えば僕は可哀想なのだろう。物心ついたときから親と呼べる人はおらず、親戚中をたらい回しにされた。どこでも厄介者扱いで快く僕を受け入れてくれる人はいなかった。
可哀想ねぇ。
耳にこびりついて離れない言葉。
可哀想だったら何なの。あなたは親代わりにでもなってくれるの。
人は、その言葉ほどには僕のことを心配などしていない。憐れんでいるのでもない。 自分より可哀想な生き物を見つけて本当は安堵しているのだ。
欲しがれば自分が傷付くだけだ。それなら最初から何も望まなければいい。
愛なんて知らない。誰も教えてくれなかったから。これからも知る必要なんてない。
アヤ🧸✨
DONE【景零】しろやなぎさんのお話に絵をつけさせていただいたものです。
素敵小説はこちらから↓
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18407999
とてもたのしく描かせていただきました🥰
yuzu_wps
DONE⑥の続編(数日後のお話)です!続編も当たり前のように長くなってしまいました……。後半で若干の下ネタがあります……本当に若干ですが←
今回も松が降に甘えております。
(でも最後は短いですが松萩、景零要素を入れてみました)
スタンプなどありがとうございます!
すっごく嬉しいです!
感想も頂けたりなんかしたらお髭ジョリジョリされる研ちゃん以上に喜びます……!← 11182
ogata
PAST2019風降本の再録です。そしかい後、無人島に移住する降谷、いなくなった降谷さんに怒ってる風見。
くっついてないドタバタ、ふたりの絡みよりも別の人と話してるほうが多くて、
ほんのり景零・風景・赤新の香りがするけど風降のつもりで書いています。
今読むとヒロに違和感があるのですが、これもアーカイブということで。
薄目で読める方はどうぞ。
Hello,again 風見がその男と出会ったのは、本庁近くの公園でも花見客が賑わう春の盛りだった。
四月といえば、日本に暮らしている者にとって多くは節目の時期である。学生時代まで、もっと言うなら交番勤務をしていた頃までは、もう少し周囲を見回す余裕もあり、季節を楽しもうとしていたように思う。
しかし本庁勤務になった頃から、季節の移り変わりへの興味が薄れていった。一日中屋外を走り回っていることもあるというのに、景色を眺める余裕もなくなっていった。
現在のような生き方を選んだことに後悔はないが、ふと俯いていた顔を上げてみれば、桜の季節だった。警視庁近くの公園でも多くの花見客で賑わっているのを目にしていたはずなのに、全く心に留めていなかったということに、小さな衝撃を受けたのだ。
14998四月といえば、日本に暮らしている者にとって多くは節目の時期である。学生時代まで、もっと言うなら交番勤務をしていた頃までは、もう少し周囲を見回す余裕もあり、季節を楽しもうとしていたように思う。
しかし本庁勤務になった頃から、季節の移り変わりへの興味が薄れていった。一日中屋外を走り回っていることもあるというのに、景色を眺める余裕もなくなっていった。
現在のような生き方を選んだことに後悔はないが、ふと俯いていた顔を上げてみれば、桜の季節だった。警視庁近くの公園でも多くの花見客で賑わっているのを目にしていたはずなのに、全く心に留めていなかったということに、小さな衝撃を受けたのだ。