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    ギャン

    takamura_lmw

    DONE🎉ししさんお誕生日おめでとうございます🎉
    ししさんお誕生日のさめしし、もしくはししさめです。
    一月に書いたさめせんお誕生日SSの続きです。

    あなたのこれからの人生が、あなたにとって素晴らしいものでありますように。
    できれば長生きしてください…頼む…ギャンブルなんかやめろ…ワンへなんか行くな…
    「誕生日、おめでとう」『村雨、八月二十七日って空いてたりするか』
     恋人の声を聞いた途端、村雨礼二はいざという時の切り札に確保していた上司の弱みを、ここで行使することを決めた。空いた片手で猛然と上司にビジネスチャットを打ちながら、頭の中では担当の患者とそのタスクについて素早くチェックをかける。どうしても村雨でなければならない仕事はないはずだ。あのネタをちらつかせれば上司は確実に休みを寄越すだろう。
    「休みは取れる。どうした」
    『即答だな』
    「偶然ここのところ手が空いていてな」
     嘘だった。所属する医局もいわゆる「バイト」先も相応に多忙だ。だがそれを彼に悟らせるつもりはさらさらなかった。
     村雨がここまで即座に恋人の―――獅子神敬一の、願いとも言えないような言葉に応えたのは、彼の声になにか特別なものを感じたからだった。不安でも、歓喜でもない。怒りでもなく、愉楽でもない。ただどこか尋常でなく、特別なもの。絶対に逃してはならないなにか。ほとんど第六感のようなものだが、村雨はそういった感覚を重視する性質(たち)だった。
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    唯花(いちか)

    DONEワンデイドロライ 
    お題『作戦会議』『パーティー』『約束』

    一週間後のパーティーで桃李の身が危険にさらされるかもしれない。弓弦からそんな相談を受け、パーティー中彼の身を守る計画にしぶしぶ協力することになる茨。
    協力する代わりにある約束を取り付けてもらうのだが?

    以下の要素有。
    ※ギャングスト、テンペストスト、SS本戦スト、Atlantisスト(fineクライベスト)
    ※台詞有モブ




    **
    久々の共闘あるいは素直になるのは苦手だという話**

    「で。どうして自分がそんなことに関わらないといけないんですか」
    「あなただって嫌でしょう。きな臭いのは。わたくしはあくまでも、自身に降り注ぐ火の粉を振り払うつもりで提案しているのです」

     茨は、真剣な表情でこちらを見つめている男を横目で睨みつけた。

     本当にたまったものではない。どうして彼に協力しなくてはいけないのか。……話は今から二時間前に遡る。
     


     
     ***
     
     その日、茨は珍しくも伏見弓弦からの連絡を頂戴していた。彼からの連絡なんて、記憶にある限り一度もない……。いや、SSの本番前。彼の主人が行方不明になったときに、呼び出されたことがあったっけ。

    (まあ、応じずにいたら空き部屋に引きずり込まれたんですが)
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