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カリフラワー
MENU12/17新刊サンプルです。『今日の同棲ルスマヴェ』ツイート群をSSにしたものの第1巻です。(来年作る予定の『同棲ルマ』ツイログ本とは別物になります)・『Past Ties, Present Love / The Diary of Roosmav 1』
・A5/62ページ/全年齢向け
・400円(予定)
・ほぼすべて書き下ろし
本になっても変わらず低ハードルでご覧ください。
12/17新刊サンプル3※連続した日々の記録ではなく、ある一日を日付を特定せず抜き出したもの(という設定)です。
※二人の薄い設定としては、ルスはノースアイランドでトップガンの教官をし、マーヴは退役後乗り物の知識と趣味が高じて車やバイクの修理店でバイトしている(免許とか取りそうだし…)…みたいな感じです。
※上記の設定は完全に筆者の趣味であり、設定を無視しても問題なく読み進められる内容になっていますので、どうしても二人の設定が気になる!という方はご参考までにどうぞ…笑
↓以下本文↓
―マーヴとの生活は、言ってしまえばとりとめのないものだ。愛する人と生活しているからといって、毎日重大なことが起こるわけではない。ただ、何も起きない日にもマーヴはここにいて、何も始まらず何も終わらない日々にマーヴという唯一の奇跡が光るのだ。
18876※二人の薄い設定としては、ルスはノースアイランドでトップガンの教官をし、マーヴは退役後乗り物の知識と趣味が高じて車やバイクの修理店でバイトしている(免許とか取りそうだし…)…みたいな感じです。
※上記の設定は完全に筆者の趣味であり、設定を無視しても問題なく読み進められる内容になっていますので、どうしても二人の設定が気になる!という方はご参考までにどうぞ…笑
↓以下本文↓
―マーヴとの生活は、言ってしまえばとりとめのないものだ。愛する人と生活しているからといって、毎日重大なことが起こるわけではない。ただ、何も起きない日にもマーヴはここにいて、何も始まらず何も終わらない日々にマーヴという唯一の奇跡が光るのだ。
カリフラワー
MENU12/17の新刊の書き下ろし部分サンプルです。話のタイトルは『Summer Rain』です。マーヴがルスと一緒に暮らす意思を告げる話です。
↓以下新刊の詳細↓
・『Rapture』
・文庫サイズ/330ページ程度
・全年齢向け
・900円(予定)
・web再録中心、書き下ろし2本収録
ご参考になれば幸いです🐓🐺
本になっても、どうか変わらず低ハードルでご覧ください。
12/17新刊サンプル2異常気象のためか、年を追うごとに太陽の光が鋭くなっている気がする。砂漠に住んでいるのは自分の選択ではあるが、針を刺すような日差しは勘弁してほしい。
しかし愛機のメンテナンスはどんなに暑くてもやめられない。手洗い場では、パンチングボードに留められた写真が乾いた風にはためく。ブラッドリーの愛車、ブラッドリーの昼寝姿にブラッドリーの笑顔。隙間なく重ねられたそれらの写真は、彼が来るたび増え続ける。
写真の数は僕とブラッドリーの関係を確実なものにはしてくれない。だけど一番上に貼り付けられた真新しい一枚に写る僕たちは、正直言ってかなりイケてると思うんだ。
「そろそろ古い写真はどこかに保管しておかないとな」
漏れる独り言。独りで生きていればこうもなる。
3262しかし愛機のメンテナンスはどんなに暑くてもやめられない。手洗い場では、パンチングボードに留められた写真が乾いた風にはためく。ブラッドリーの愛車、ブラッドリーの昼寝姿にブラッドリーの笑顔。隙間なく重ねられたそれらの写真は、彼が来るたび増え続ける。
写真の数は僕とブラッドリーの関係を確実なものにはしてくれない。だけど一番上に貼り付けられた真新しい一枚に写る僕たちは、正直言ってかなりイケてると思うんだ。
「そろそろ古い写真はどこかに保管しておかないとな」
漏れる独り言。独りで生きていればこうもなる。
カリフラワー
MENU12/17の新刊の書き下ろし部分サンプルです。話のタイトルは『Mav or Pete』です。マーヴとピート、どっちで呼ばれたい?という軽い話。
↓以下新刊の詳細↓
・『Rapture』
・文庫サイズ/330ページ程度
・全年齢向け
・900円(予定)
・web再録中心、書き下ろし2本収録
ご参考になれば幸いです🐓🐺
本になっても変わらず低ハードルでご覧ください。
12/17新刊サンプル1この世には、〝究極の二択〟というものがある。
飼うなら犬か猫か。休暇を過ごすなら山か海か。今日の夕食はピザかタコスか。それぞれはっきりと答えを持つこともあれば、どちらとも選び難いこともある。そしてルースターも、ある二択において答えを出せずにいた。
「マーヴ」
「なんだい?」
「……ピート」
「へ?」
庭の草花に水を撒いていたマーヴェリックが耳に飛び込んだ単語に反応し振り返った。
「マーヴ、ホースこっち向いてる!」
ルースターは自分に向けられた水しぶきを小走りで避けた。陽を受けて光の粒となった水滴の向こうで、マーヴェリックはいまだ目を瞬かせている。
「ああ、ごめん……今、僕のことピートって呼んだ?」
「うん、呼んだ」
2662飼うなら犬か猫か。休暇を過ごすなら山か海か。今日の夕食はピザかタコスか。それぞれはっきりと答えを持つこともあれば、どちらとも選び難いこともある。そしてルースターも、ある二択において答えを出せずにいた。
「マーヴ」
「なんだい?」
「……ピート」
「へ?」
庭の草花に水を撒いていたマーヴェリックが耳に飛び込んだ単語に反応し振り返った。
「マーヴ、ホースこっち向いてる!」
ルースターは自分に向けられた水しぶきを小走りで避けた。陽を受けて光の粒となった水滴の向こうで、マーヴェリックはいまだ目を瞬かせている。
「ああ、ごめん……今、僕のことピートって呼んだ?」
「うん、呼んだ」
norte724
DONEtgyd小説1部 #3ツグくん(ようのちゃん宅)×ヨダカくん(のるて宅)のうちよそif小説
※ほんのり物騒描写
ようのちゃん作の『ツグとキトの話』をノベライズしたものが含まれます 2768
カリフラワー
DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ/お題「お菓子」「悪戯」ハロウィン話を一つは書いてみたかったので書きましたが、全然ハロウィンっぽくない話になりました。仮装すらしてません。これが私のハロウィンです。
Treat me like a Halloween candy 小さないたずらおばけが集う日。外からは、いたずらもお菓子も大好きなおばけたちの楽しげな声が聞こえる。
「マーヴ、これで全部だっけ?」
ブラッドリーは彼らの襲来に備え、キッチンにお菓子を並べていた。恐ろしいおばけたちのいたずらを防ぎ、ご機嫌に帰ってもらうための毒々しい色のお菓子たち。少し前からブラッドリーはあれこれと買い集めていた。紫色やオレンジ色のマシュマロ、真っ黒なチョコレートクッキー、おばけや目玉の形のグミ、どれも同じ味がしそうなハロウィンカラーのジェリービーンズ。
「たぶん、それで全部だと思うよ」
「マジ? もっと買ったと思ってた……やばいな、足りないかも」
「だから言ったろ、ハロウィン用のお菓子はつまみ食いするなって」
4916「マーヴ、これで全部だっけ?」
ブラッドリーは彼らの襲来に備え、キッチンにお菓子を並べていた。恐ろしいおばけたちのいたずらを防ぎ、ご機嫌に帰ってもらうための毒々しい色のお菓子たち。少し前からブラッドリーはあれこれと買い集めていた。紫色やオレンジ色のマシュマロ、真っ黒なチョコレートクッキー、おばけや目玉の形のグミ、どれも同じ味がしそうなハロウィンカラーのジェリービーンズ。
「たぶん、それで全部だと思うよ」
「マジ? もっと買ったと思ってた……やばいな、足りないかも」
「だから言ったろ、ハロウィン用のお菓子はつまみ食いするなって」
銀蝶々
DONE神楽月さん(@kaguraduki_M)の狐と兎の可愛いイラストから私の妄想が始まったお話。今回は従者の犬猫に焦点を当てて書かせてもらいました💓🐶🐱💓そして今回、神楽月さんがそんな犬猫のイラストを描き下ろしてくださっています🎶こちらで初出しです🥳💖
元のお話は『月の兎と地上の狐』 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=18797204です。 9
銀蝶々
DONEアキさん(@akipon228)が、私の個人的なダンスの優勝を祝して私のリクエスト構図で素敵な风情絵を描いてくださったの、是非皆様にも見て頂きたくて展示させてもらっちゃいました🥳💗💗💗アキさん有難うございます❣️🙏🥹💘
せっかくのイベントでの展示なので、今回そのイラストに私が勝手に小話を付けてしまいました~😝💖お楽しみ頂けると幸いです✨
こちらで初出しになります🤭💓 6
銀蝶々
DONE연납さん(@renconabductor)の素敵な慕情さん絵からいつもの如く妄想劇場を勝手に書いたら、ラフ画を仕上げてもらっちゃいました❣️嬉しくて更に続きを書いたら今度は私の文章から연납さんが絵を描いてくださいました🙏😭💖素晴らしい描き下ろしイラスト初出しです❣️😳
English version is attached below the Japanese version💗💗💗 14
銀蝶々
DONE연납さん(@renconabductor)の素敵南扶イラストからいつもの如く妄想劇場を勝手に書いたら、その場面を漫画風のイラストにしてもらっちゃいました❣️ある日の南扶ちゃん🤭💖
English version and Korean version is attached below the Japanese version💗💗💗 4
KB_BK_jak
DONEリュクス(蘭竜漫画)竜胆の誕生日前夜パーティー中、突然起きて来た蘭。
トイレに逃げ込み、打開策はないかと悩む竜胆の誕生日おめでとう漫画になります
※ぱずりべモブが少し出ますが、未プレイでも問題なく読めます
よろしければご覧下さい!りんど誕生日おめでとー!!
◆冊子形式でネップリ出来ます◆
ファミマ or ローソン
番号:W7UEDYK3TG
印刷代(白黒):¥160
2023年11月02日 15
セプナ
DOODLEドット絵ブラシで遊んだのをまとめたもの。推理ゲームっぽく仕上げました。
https://x.com/sepuna_ntbr/status/1711383248402825662?s=61&t=NtAi9DonGiGEuQN57_w6Tg 12
koma_su
INFO2023/11/23発行のポカぐだ♀成人向けアンソロに漫画12ページを寄稿しました。https://x.com/pg20231123?s=21&t=uIkGVmuMMSWcBgr8GS65Tg
豪華執筆陣に混じってトンチキ設定でカチ込みします…。🌽描写なし本番なし、良かったら読んでやってください!よろしくお願いいたします。 2
カリフラワー
DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ/お題「昼寝」同棲ルマツイートの一つを薄く伸ばして書いたのですが、既に投稿として表に出したネタなのでルール違反だったら消します。すみません。
読んでて集中できない仕上がりになりました…これこそ寝落ちしそうな出来💤
Sound of Wind, Chips, and Your Dream 昼下がり。なんとなく口寂しい時間。マーヴはガレージに篭っている。つまり今すぐお菓子を取り行けば、マーヴにバレずに小腹を満たせるということ。
今日の天気は快晴で、気温も風も心地良い。家のところどころで窓を開け、部屋の中まで風の匂いを感じる。こういう日はのんびりと過ごしたい。
「確かあの棚にアレがあったはず……」
収納場所を一ヶ所ずつ思い出しながらキッチンを目指した。そうだ、冷えた炭酸水をお供にしよう。シュガーフリーのドリンクなら大丈夫。決意してキッチンに入ると、思わぬ先客がいた。
「あれ、マーヴ? ここにいたん……あ、」
見るとマーヴはキッチンカウンターに突っ伏して眠っている。思わず言葉が途切れ、足もぴたりと止まった。ガレージにいると思ってたのに。どうやらマーヴを起こさないようにしておやつを用意するしかないらしい。慣れてはいるが、やはり緊張はする。目当ての棚はマーヴの真後ろにあり、ぐるりとカウンターを回り込まなければならない。そっとマーヴに近づき今一度様子を確認すると、彼は小さな寝息を立てている。
3328今日の天気は快晴で、気温も風も心地良い。家のところどころで窓を開け、部屋の中まで風の匂いを感じる。こういう日はのんびりと過ごしたい。
「確かあの棚にアレがあったはず……」
収納場所を一ヶ所ずつ思い出しながらキッチンを目指した。そうだ、冷えた炭酸水をお供にしよう。シュガーフリーのドリンクなら大丈夫。決意してキッチンに入ると、思わぬ先客がいた。
「あれ、マーヴ? ここにいたん……あ、」
見るとマーヴはキッチンカウンターに突っ伏して眠っている。思わず言葉が途切れ、足もぴたりと止まった。ガレージにいると思ってたのに。どうやらマーヴを起こさないようにしておやつを用意するしかないらしい。慣れてはいるが、やはり緊張はする。目当ての棚はマーヴの真後ろにあり、ぐるりとカウンターを回り込まなければならない。そっとマーヴに近づき今一度様子を確認すると、彼は小さな寝息を立てている。
カリフラワー
DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ/お題「夏の終わり」夏の終わりに焦り出すルスの話🐓
なんだかんだで色々な"夏らしいこと"を経験している二人です。
サマー・タスク「ねえ、もう夏終わるよ!」
ブランチが並ぶダイナーのテーブルで、マーヴは何の前置きもなくそう口にした俺の声に目を丸くした。そのまま彼は周囲のテーブルに視線を巡らせ、他の客に俺の渾身の叫びが聞こえていないかと確認して曖昧に答えた。
「そうだね……いや、そうかな?」
「どっち?」
「そうかな、の方」
それから片手にフォークを持ち、サーモンのサラダを飲み込みながら窓の外を指し示す。
「ブラッドリー、外を見て。こんなに暑いんだ、まだ終わったりしないよ」
「そんなこと言ってたら知らないうちに置いてかれるよ」
「誰に?」
「夏に」
マーヴは口を薄く開け、わけがわからないとでも言いたげな視線を俺に向けた。そういう人が一番夏に置いていかれちゃうんだよ。
3728ブランチが並ぶダイナーのテーブルで、マーヴは何の前置きもなくそう口にした俺の声に目を丸くした。そのまま彼は周囲のテーブルに視線を巡らせ、他の客に俺の渾身の叫びが聞こえていないかと確認して曖昧に答えた。
「そうだね……いや、そうかな?」
「どっち?」
「そうかな、の方」
それから片手にフォークを持ち、サーモンのサラダを飲み込みながら窓の外を指し示す。
「ブラッドリー、外を見て。こんなに暑いんだ、まだ終わったりしないよ」
「そんなこと言ってたら知らないうちに置いてかれるよ」
「誰に?」
「夏に」
マーヴは口を薄く開け、わけがわからないとでも言いたげな視線を俺に向けた。そういう人が一番夏に置いていかれちゃうんだよ。
Tg_112_107
SPOILERCoC TRPG 「ようこそ!迷冥市役所都市伝説課へ!」自陣絵振り返り絵置き場
⚠︎当然ですがネタバレありです⚠︎順次更新していきます
KP/@kuromaru_daze
HO1/大覚膝丸 @bee_nogame
HO2/獅子の子 @Tg_112_107
(敬称略) 15
kashi_origami3
PAST天官賜福の小説を読んで描いてみた過去作別垢から引っ越し
謝憐&花城のは
白薔薇は深い尊敬、純潔、私はあなたに相応しい等一本なら一目惚れ
赤薔薇は愛情、情熱、美しい等、一本ならあなたを愛しています等
花城は花言葉を込めて渡していそう…謝憐は赤が似合うと思って渡していそうだな…と 4
カリフラワー
DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ/お題「アイスクリーム」「思い出」あの味を求める2人の話🍦
アイスクリームで汚れた子どもってなんて幸せなんだろうと思います…可愛らしいよね…
夏の味 二人の生活を始めて最初の夏。玄関先で漂う水蒸気の熱さに、ブラッドリーは水を撒いたことを後悔していた。暑さに堪える気配すらない青々とした雑草は、しなやかな葉で僕の握力に抵抗した。二人の額や背を伝う水滴ははたして汗なのか、ブラッドリーが撒いた時に浴びたぬるい水なのか、もはや何もわからなかった。
「ブラッドリー、これ以上は無理だ、中へ入ろう」
「うん、俺ももう限界…」
力を振り絞りドアを開けた。リビングからの涼やかな空気が玄関にまで流れていて、二人とも思わず大きく息を吐き出した。とにかくまずは濡れた身体を拭きたい。残った気力でタオルを取り戻って来ると、髪までくったりと濡れたブラッドリーはいまだ玄関で立ち尽くしている。
3547「ブラッドリー、これ以上は無理だ、中へ入ろう」
「うん、俺ももう限界…」
力を振り絞りドアを開けた。リビングからの涼やかな空気が玄関にまで流れていて、二人とも思わず大きく息を吐き出した。とにかくまずは濡れた身体を拭きたい。残った気力でタオルを取り戻って来ると、髪までくったりと濡れたブラッドリーはいまだ玄関で立ち尽くしている。
三子🥟
DOODLECWT64頒布的認親無料小短篇「First Kiss!」~🦋🌸現代PA/色情漫畫家花×純情小説家憐/花の数え方SS
挿花感謝⇨有刺(@cactaceae_801)💗
password:殿下生日4碼 14
Tg_112_107
SPOILERCoC TRPG「どうぞお切りください」ふりかえり絵
⚠︎シナリオ内容はほぼ記載していませんがNPCがちょっと居ます
膝丸:tg 髭切:@bee_nogame KP:@kuromaru_daze (敬称略)
ありがとうございました!
カリフラワー
DONEマ右ワンライ/ルスマヴェ/お題「勝負」本編のビーチフットボールを思い出して読んでください🏖️🏈
マーヴの彼氏になることは、世界中の人たちとの勝ち抜き戦✊💥🔥(byルス)
一人勝ち「結局あれって、どっちのチームが勝ったんだっけ?」
その場の全員が手を止めた。質問者のフェニックスはビールのボトルをテーブルに置き、一同の表情をランダムに確かめた。俺もつられて周囲と目を合わせると、全員が"あれ"をはっきりと思い出していた。実際の勝負から一年ほど経っているが、いまだに自分を含めたこの場の全員の答えが一致している。
「さあ…?わからないままだよね」
最初にその答えを口にしたのはボブだった。あの任務から時が経ち、初めに"同窓会"をやろうと提案したのもボブだった。彼の手は相変わらずカップからナッツを取りこぼしている。
「最後の方はただひたすら声出して走ってたな」
3678その場の全員が手を止めた。質問者のフェニックスはビールのボトルをテーブルに置き、一同の表情をランダムに確かめた。俺もつられて周囲と目を合わせると、全員が"あれ"をはっきりと思い出していた。実際の勝負から一年ほど経っているが、いまだに自分を含めたこの場の全員の答えが一致している。
「さあ…?わからないままだよね」
最初にその答えを口にしたのはボブだった。あの任務から時が経ち、初めに"同窓会"をやろうと提案したのもボブだった。彼の手は相変わらずカップからナッツを取りこぼしている。
「最後の方はただひたすら声出して走ってたな」