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    ラーメン

    chiocioya18

    DONE年齢+3 タケル20歳(!?) 漣21歳(!??)
    注意※タケルが漣の名前呼びます。この注意書き虎牙道界隈でしか使わないだろうな。

    タケ漣のつもりですが恋愛感は薄いです。どっちかというと家族愛。道流(27)も出ます。
    飲酒シーンのために3年経過させましたが基本なんにも変わっておりません。道流がラーメン屋してるからビルは買い戻せたかもしれない。
    タケルが初めてお酒を飲む話もともと、あまり酒には興味がなかった。まわりにそこまで酒を飲む人がいなかったこともあるだろう。円城寺さんは強いとは噂に聞いたが、俺たちの前で飲むことはほとんど無かった。大人たちの飲み会の話を聞いて楽しそうだと思うことはあれど、それで酒に魅力を感じたりはしなかったし、居酒屋の少量でちまちま運ばれてくる飯より大盛ラーメンの方が腹も満たされる。だから二十歳の誕生日を迎えてもまだ、しばらく酒には手を出さずにいるつもりだった。

    「おいチビ。場所空けろ」
    「なんだそれ。酒か?」

    いつものことながらいきなり俺の家に上がり込んできたヤツは、手にしたビニール袋の中身を次々にテーブルに並べていく。缶、缶、缶。全部飲料缶だ。それもビールやチューハイ、全部アルコール入りだった。
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    DONE長晋3本目
    特異点SAITAMA以来の遭遇をカルデアで果たした二人が、最終的に二人で深夜にラーメン食べる話。
    二度目のラーメンも優しさの味がした。「うわっ」
     カルデア内の曲がり角、何か面白いことでも思いつかないかと当てもなく歩いていた昼下がり。角から現れた大男とぶつかる寸前で一歩足を引いた。カルデア内はもっと巨体の、人だかそうじゃないんだかなものも多いが高杉の知っている基準では十分大男に入る人物が角から顔を出した。
     反射的に出た声は何もぶつかりそうになったからだけではない。真っ赤な髪との境目がわからなくなるほど血濡れた顔や鎧。その装いに少なからず驚きを得たからだった。
    「一応聞くがそれは全て返り血か?」
     一体どこまでが返り血でどこからが彼の血なのかまるで判別がつかない装いの彼に声をかける。彼の逸話を聞く限りでは全て返り血でも不思議ではない。ましてやマスターとのシミュレーション帰りであるならば治療もせずに廊下を闊歩しているわけもなかろうことは予想ついていた。気に留めるほどでもないと思いつつ、それでも声をかけてしまったのは、認識した手前無視するのもどうなのかという気持ちと、幾ばくかの興味。SAITAMAで初めて出会った彼のことを少しばかり気にかけていた。あわよくばもう少し話してみたいとも思っていたのだ。
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