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    入学

    狭山くん

    TRAINING2022-06-30/空閑汐♂デイリー6月完走!と共に高校卒業おめでとう!!明日からは文披31題参加も兼ねて高校卒業後、航宙士学院入学前の夏の空閑汐♂を1ヶ月書いてく予定です(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑
    空閑汐♂デイリー800字チャレンジ:30 特に約束はしていなくても、やっぱりこの場所に集まってしまう。そんな事を思いながら、三年ないしは二年間共に過ごしたフェルマーと高師と共に篠原は道場へと足を踏み入れる。そこには既に後輩達が集まっており、パイロットコースに所属していた同期たちもピッタリとくっついて――というよりも空閑が汐見の後ろから抱きつくような形で立っていた。
     後ろにくっ付いている空閑の存在を気にもせず、普段通りの態度でひらりと手を振った汐見は彼らへと向けて言葉を投げる。
    「お、エンジニアコースも解散したのか」
    「パイロットコース、解散早くない?」
     おんぶお化けの様相を呈している空閑の存在を完全にスルーしたフェルマーの言葉に「センセのホームルーム短いからな。卒業式でも通常営業」と汐見もなんて事ないように答えて。後輩達も何のツッコミも入れていないらしいその体勢へと言い難そうにツッコミを入れたのは高師であった。
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    yuno443

    DONE140文字お題「空腹に効くクスリってありますか」の加筆バージョン。
    高専入学一日目と二日目の話です。
    前半(高専1日目)はTwitterであげたものから変えていません。

    五夏未満(出会って二日ですから!)。硝子もちょっとだけいます。
    素直な悟しかいませんのでご注意を。
    一緒に食べよう 高専入学一日目午後九時。五条悟は過去最大のピンチに陥っていた。飯を食べるために何をすればいいのかわからないのである。食堂の場所は知っている。だが、今までは時間になると勝手に食事を持ってきてそれを独りで食べる生き方をしてきたためそれ以外の食べ方を知らない。食堂に行くということすら思い浮かばなかった。
     朝高専に来る前に飯を食べてから既に十五時間。人は腹が減りすぎると鳴らなくなるんだなと密かな感動を覚えても解決にはならない。どうしようかと考えると隣の部屋のクラスメイトの顔が浮かぶ。一般家庭出身の彼であれば飯を食べる方法も知っているのだろう。だが午前中に喧嘩したまま別れていて気まずい。聞きに行くべきか行かざるべきか、問答を繰り返してきた五条だったがどうすればいいのか悩んでいるうちに時間はどんどん過ぎるし、なんだか力が入らなくなってきた気がする。これが本当の空腹感かと感慨に浸る余裕はもうなくなってきていた。体調もおかしくなってきたのだろうか。薬も手にいれたほうがいいだろうか、回らなくなってきた頭で漸く問答をすることを辞めた五条は、解決方法を教えてくれそうな隣の部屋へ向かった。
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