水木
あさひ
DONE父水版ワンドロワンライお題:はんぶんこ
11月に入村してようやく書けました!可愛い父と男前な水木が大好きです!
はんぶんこ 鬼太郎に、今日はひとりで寝てみたい、と告げられた。
ああ、もうそんな歳になるのか、と水木は思った。
両腕がくたびれるまで抱いて揺すって寝かしつけていた日々は遠い。夜中に目が覚めて火の付いたように泣き出されることもなければ、最後におねしょをされた日のこともよく思い出せない。墓場で水木が取り上げたその日から、鬼太郎は確実に大きく育っていた。
一抹の淋しさが水木の胸の内を吹き抜けていったが、水木は「そうか」と受け止めた。子の成長を親が喜べなくてどうする。
意外だったのは、ゲゲ郎もうんうんと頷くのみであったこと。いやじゃいやじゃ、一緒に寝てくれ、と泣きわめき、愛息子にすがりつくかと思ったのだが。子離れする心算はできていたらしい。
3729ああ、もうそんな歳になるのか、と水木は思った。
両腕がくたびれるまで抱いて揺すって寝かしつけていた日々は遠い。夜中に目が覚めて火の付いたように泣き出されることもなければ、最後におねしょをされた日のこともよく思い出せない。墓場で水木が取り上げたその日から、鬼太郎は確実に大きく育っていた。
一抹の淋しさが水木の胸の内を吹き抜けていったが、水木は「そうか」と受け止めた。子の成長を親が喜べなくてどうする。
意外だったのは、ゲゲ郎もうんうんと頷くのみであったこと。いやじゃいやじゃ、一緒に寝てくれ、と泣きわめき、愛息子にすがりつくかと思ったのだが。子離れする心算はできていたらしい。
charu_rion
PAST仲良くさせてもらってる人のオリシに出したキャラ。名前は冬月暁。
神話生物とドンパチしてる系で、サブマシンガンぶっぱマン。
シナリオ通過後、相方のキャラにストーカーされる運命になってしまった。(不定の狂気せい)
お陰で胃痛ポジになってしまった…。カワイソス。
耳が欠けてる理由は完全に『ゲゲゲ』の水木さんの影響ですね。
BokkuriMat1117
SPUR ME【父水】別に致してないけど肌色多いのでパス制です。パス/18歳以上?→yes or no
発情Ω水木。父要素は羽織のみ(笑)2枚目は差分。
発情期に入るとゲゲ郎の羽織にすっぽり包まれたくなる水木はカワイイ!!! 2
梅春和歌
DOODLEゲ謎(水木→沙代)『ひとりごと』今更やっと入村1回目なんですけど、どうしてもどうしても書きたくて書いてしまいました。許して。
水木と沙代ちゃんの関係が好きすぎました。2人の最後の話です。たぶん界隈で100万回擦られてると思うんですが、100万1回目をわたしが擦りたかった。
普通にネタバレなのでワンクッション入れてます。
記憶がもう曖昧なので、薄目で見てください。 7
壱 軸
DONE生還後水木総愛されなんです信じてください。呼ぶ声がする夜中、水木が目を覚ますと隣に寝かしつけたはずの鬼太郎が消えていた。
「また抜け出して…。」
墓から生まれ出て数えで3歳になる鬼太郎は夜の闇を恐れず、むしろ興味深そうに、赤子の頃から陽が落ちると灯りのない夜の闇を窓越しに見つめ、時折何かに話しかけるように口をぱくぱくさせたり、何かを掴むように手を動かしたりしていた。
歩き方がしっかりしてきたら、今度は夜中に布団を抜け出し、気が済むまで家の中をうろつくようになった。
ゆえに最近は寝る際には水木がガシッと抱え込んで布団に入っていた。鬼太郎はされるがままだが、幼い顔には不満があふれていたし、水木がぐっすりと眠り込んだらやっぱり抜け出してしまうのだった。
飽きたら布団に戻ってくれればいいものの、鬼太郎は夜闇で遊ぶのに満足すればそこらで寝落ちしてしまうから、起床した水木の母がそれを見つけると決まって朝から水木は説教されてしまう。
4371「また抜け出して…。」
墓から生まれ出て数えで3歳になる鬼太郎は夜の闇を恐れず、むしろ興味深そうに、赤子の頃から陽が落ちると灯りのない夜の闇を窓越しに見つめ、時折何かに話しかけるように口をぱくぱくさせたり、何かを掴むように手を動かしたりしていた。
歩き方がしっかりしてきたら、今度は夜中に布団を抜け出し、気が済むまで家の中をうろつくようになった。
ゆえに最近は寝る際には水木がガシッと抱え込んで布団に入っていた。鬼太郎はされるがままだが、幼い顔には不満があふれていたし、水木がぐっすりと眠り込んだらやっぱり抜け出してしまうのだった。
飽きたら布団に戻ってくれればいいものの、鬼太郎は夜闇で遊ぶのに満足すればそこらで寝落ちしてしまうから、起床した水木の母がそれを見つけると決まって朝から水木は説教されてしまう。
柚子ぽん
DONEケツが強い水木さん襲われても持ち前のポテンシャルとテクニックで絞りとって返り討ちにする強強水木さんはいると思いま
えろいフェロモン垂れ流しのお義父さんのせいで性癖歪む鬼太郎くん可哀想
18歳以上?y/n
襲われてからの搾り取る過程も描きたいなぁ 3
nashireonnn
DONE水木を自分たちの方に引っ張るために色々準備してたら他の妖怪に目をつけられて水木が襲われる話。親父も鬼太郎も間に合ってません。水木は普通に死んでる。そういう話です。
ここからなんやかんやあってハッピーエンドに行くと思います。多分。
鬼水メイン、父水エッセンス
美味なるものよ、何処へ 肺が痛むほどに走るという経験は、何度も繰り返したがあまりにも久方ぶりすぎた。振る腕は徐々に下がり、脚は少しずつもつれ始める。それでも、その動きを止めるわけにはいかない。後ろから追いかけてくる"何か"から逃げ切るまでは、この腕と脚を止めることはできないのだ。
その日はいつも通り、なんの変哲もない日であった。定時に上がれたから、商店街で揚げたてのコロッケを買い、好意でオマケしてもらった野菜や肉を抱えながら帰路についていた。家で待つ、愛しい愛しい養い子と、その実父のことを想いながらご機嫌に夕暮れの道を歩いていたのだ。あまりにもいつも通りだった。だからかもしれない、そんなつもりはなかったが油断していたようだった。
3846その日はいつも通り、なんの変哲もない日であった。定時に上がれたから、商店街で揚げたてのコロッケを買い、好意でオマケしてもらった野菜や肉を抱えながら帰路についていた。家で待つ、愛しい愛しい養い子と、その実父のことを想いながらご機嫌に夕暮れの道を歩いていたのだ。あまりにもいつも通りだった。だからかもしれない、そんなつもりはなかったが油断していたようだった。
chiri_mizuki
MOURNINGねずみ男が水木の墓参りをする話。Kindle版発売おめでとう!な公式小説と設定が矛盾しているので供養しておきます。テスト投稿も兼ねて。そのうち開き直って書き直すかも。
墓参り じりじりと太陽が照りつける真夏の空は、うんざりするほど青く澄み渡っていた。真っ白な入道雲の塊が鬱陶しい存在感で空一面に広がっている。
今年は記録的な猛暑であるという報道を、毎年のように聞いている気がする。山間部であるから多少涼を取れるのではという期待も抱いていたが、ちょうど木陰がそっぽを向く時間帯だったので都会とさほど変わらぬ蒸し暑さだった。
「線香を上げる前におれの方がくたばっちまうよ……」
お盆の時期になると墓前に供えられた食い物の数が急激に多くなる。おれのような明日をも知れぬ身の者からすれば大層ありがたかったが、今日はそれが目的ではなかった。自分でも意外なことだが、もう何年も前に大往生した友人の墓参りの為、遠路はるばる山道を登って来たのだった。
3596今年は記録的な猛暑であるという報道を、毎年のように聞いている気がする。山間部であるから多少涼を取れるのではという期待も抱いていたが、ちょうど木陰がそっぽを向く時間帯だったので都会とさほど変わらぬ蒸し暑さだった。
「線香を上げる前におれの方がくたばっちまうよ……」
お盆の時期になると墓前に供えられた食い物の数が急激に多くなる。おれのような明日をも知れぬ身の者からすれば大層ありがたかったが、今日はそれが目的ではなかった。自分でも意外なことだが、もう何年も前に大往生した友人の墓参りの為、遠路はるばる山道を登って来たのだった。
knn_ia
TRAINING【水鬼/水ゲタ】練習。夢か現かよく分からない状況で、水木が未来の鬼太郎(ゲタ)と公園で遊ぶ分類不明の話です。でも夢だったかもしれない ざぶんと、浅くて暖かい波に引きずり込まれるような感覚がした。幼い頃、祖父に連れられて訪れた漁港で、堤防からつるりと足を滑らせ、海に落ちてしまったことがある。深くて暗い漁港の海は冷たくて、まるできらめく水面から引き離されるかのごとく、重くて固い空気にぎゅうっと押し潰されるような感覚があったけれど。
あの時とは違い、滑らかな浜辺の砂は、さらさらと包み込むように水木をうずまきの中へと誘っていった。水中で瞬きをすれば、雨のような雫が、光る空へぱらぱらと登っていく。
そうだ、雨が降っていたんだ。これを失くしてしまったら大変だと、水木は真っ黒で丈夫な傘をぎゅっと握りしめた。今だって輝く水面にはぽつぽつと雨の波紋が広がっている。手を伸ばせばすぐにでも地上へ出られるような状況の中で、だが水木は眠るように目を閉じてしまう。そうしなければいけないような気がしたのだ。
7974あの時とは違い、滑らかな浜辺の砂は、さらさらと包み込むように水木をうずまきの中へと誘っていった。水中で瞬きをすれば、雨のような雫が、光る空へぱらぱらと登っていく。
そうだ、雨が降っていたんだ。これを失くしてしまったら大変だと、水木は真っ黒で丈夫な傘をぎゅっと握りしめた。今だって輝く水面にはぽつぽつと雨の波紋が広がっている。手を伸ばせばすぐにでも地上へ出られるような状況の中で、だが水木は眠るように目を閉じてしまう。そうしなければいけないような気がしたのだ。