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    BAD

    総長@自創作

    DONE【自創作】
    BAD-LOID 2話

    生きている話。
    脱走者。 何処か知らぬ人も住めなくなった外の世界で、命懸けで逃げ延びた主人公は倒れていた。
    「りゅーが!おい、りゅーが!しっかりしろって!なぁ!頼むよ!くっそ……俺を機械にすんなら筋力ぐらいもうちょっと増やしとけっつーの……っ」
     機械ゆえに意識も外装も無事であったテルアキが竜牙を抱え、廃れ誰も住んではいない一つの空き家になんとか転がり込み、状態を確認する。あれだけ出血しているはずにもかかわらず、相棒の外傷はかすり傷程度しかなさそうに見える。だが彼は目を覚ます様子もなく、ぐったりとしたままだ。

    「っ、どうしたらいーんだよ……!!」

     死んだはずの自分を勝手に機械として生かしておいて、自分は逃げ出すだけ逃げて死んでしまうなど冗談じゃない。メンテナンスには高度で緻密なエンジニアの技術が必要不可欠でもあるし、第一自分にももう家族という家族はいないのだ。だからこそテルアキはこの手を離さず外へと出たのだから。死なれては自身の精神的にも肉体的にも多大なダメージだけが蓄積するということは考えずともわかる。どうしたものかと周囲を確認してみても、大半の人間、それもエンジニアなどという職種につく人間は滝臼竜牙のように、あの人工都市へと居住と職場をとっくに移している。
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    pagupagu14

    SPOILER黒雪BAD後転生現パロの黒槐。一応黒雪記憶ありの転生後は記憶が抜け落ちることがなく思い出を保持していて分かたれたこともなくずーーーーーっと一緒にいる絶対で槐は記憶なしやけどたまにふとデジャヴみたいなことを感じたり黒雪がそばにいないと不安に駆られたり黒雪の手を握るのが好きだったり黒雪のそばにいたがる(恋とは分かってない)みたいな過去の自分が多大な影響を与えている設定です。
    掴み取る、君との未来 「槐、甘いもの食べたくない?」
    「甘いもの…ですか?ですが、帰ったら夕飯が待っています。」
    「それくらい大丈夫だって、それにテストも今日で終わりだろ?少しくらいご褒美が欲しいって思ってもよくないか?な、いいだろ槐」
    お願い、と言う黒雪に私はとても弱く仕方なく頷いてしまった。
    「やった!」
    「ま、待ってください。黒雪!」
    「何だよ、まだ何かある?」
    「食べるのは構いません。構いませんから…黒雪は私の共犯なんですからもし月下丸達にバレてしまったとしたら…その時は一緒にしかられてくださいね?」
    「もちろん。オレがお前を放っておくわけないだろ?地の果てだってお前についていくつもりだよ」
    「それは大袈裟ですよ」
    「大袈裟じゃないよ。…特に、オレにとってはさ」
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