本丸
asaba2828
DOODLE24日にすえひろがり千秋楽を見に行き、現地のオタクに触れてやっぱりとうらぶっていいな~♪となったため一億年ぶりにへし切長谷部を書きました。おまけは昔の絵ですが、当本丸の近侍・初期刀・初鍛刀で羞恥心です。 2のあ(書庫)
DONEちょぎ則/受け他キャラバグ一過性女体化/サブカプなし/本丸、万屋街等特殊設定/無題(後天性女体化)中庭に植えられている椿が始めた季節、遠征先から長義が隊長を務めた部隊が戻れば本丸の正面玄関で則宗が出迎えた。
「ご苦労さん」
今日の近侍は則宗ではないしそもそも近侍が出陣部隊を玄関先で待つ義務は無い。それに今朝からはちょっとした“事件”が発生していた。
数多ある本丸にもよくある男の器で顕現した刀剣男士が何を持ってか一時的に女体になるバグだ。則宗の他にも他数振りが今朝目覚めた時からこの状態に見舞われ、ここでは省くがあれこれ一悶着あった。
状況の把握に確認、前日から決めていた部隊編成や内番の変更に時の政府への報告を済ませ、日課や本丸の雑事等をやっていれば夕刻になり漸く落ち着いてきた頃ではある。
『提督採用試験に落ちた審神者が男士を女士にする事があるらしい』
7202「ご苦労さん」
今日の近侍は則宗ではないしそもそも近侍が出陣部隊を玄関先で待つ義務は無い。それに今朝からはちょっとした“事件”が発生していた。
数多ある本丸にもよくある男の器で顕現した刀剣男士が何を持ってか一時的に女体になるバグだ。則宗の他にも他数振りが今朝目覚めた時からこの状態に見舞われ、ここでは省くがあれこれ一悶着あった。
状況の把握に確認、前日から決めていた部隊編成や内番の変更に時の政府への報告を済ませ、日課や本丸の雑事等をやっていれば夕刻になり漸く落ち着いてきた頃ではある。
『提督採用試験に落ちた審神者が男士を女士にする事があるらしい』
のあ(書庫)
DONEちょぎ則♀/受け、他キャラバグ先天性女体化/サブカプなし/本丸独自設定無題(先天性女体化)「ほら!加州の坊主!遅いぞ!」
「分かってるつーの!安定行くよ!」
「うんっ!」
木刀を撃ち合う力強い音が道場の外まで聞こえている。叱咤の声と共に板張りの床を踏み込む音は一対一では無く複数である事が分かる。
則宗を探して長義は道場の前の渡り廊下まで来ていた。
本丸敷地内北側にある道場には他のヒトが多く集まる部屋と違って冷暖房設備は無い。夏は戸を全部開ければ風通しも良く比較的涼しいが、冬は容赦無く冷気が体の芯まで染みてくる。然し動けば然程問題にする事では無いし、寒冷地の戦場なら足場が悪かったり任務が長期に渡る事もあると思えばそこまで苦にはならないだろう。
こちらに気付いても手を止める事は無さそうだが三振りに見えない位置で長義は道場の中を覗いた。
2904「分かってるつーの!安定行くよ!」
「うんっ!」
木刀を撃ち合う力強い音が道場の外まで聞こえている。叱咤の声と共に板張りの床を踏み込む音は一対一では無く複数である事が分かる。
則宗を探して長義は道場の前の渡り廊下まで来ていた。
本丸敷地内北側にある道場には他のヒトが多く集まる部屋と違って冷暖房設備は無い。夏は戸を全部開ければ風通しも良く比較的涼しいが、冬は容赦無く冷気が体の芯まで染みてくる。然し動けば然程問題にする事では無いし、寒冷地の戦場なら足場が悪かったり任務が長期に渡る事もあると思えばそこまで苦にはならないだろう。
こちらに気付いても手を止める事は無さそうだが三振りに見えない位置で長義は道場の中を覗いた。
茶盒♪ヽ(・`∀・ゞ)
DOODLE- 呃…- 簡直就是😼(超粗➡️)🏔️
##刀 ##某本丸 | ##にゃちょ
😼秋分在外曬太陽睡過頭吹風著涼ing:🤒🏔️:(開門進房坐在他床邊)管理自己身體也是很重要的一環
😼:😷 幹嘛,不想看見你喵,沒空搭理你喵
🏔️:😌🤗 當然是來照顧病🐱啊
😼:(抓起頭上的毛巾擲到他臉上)閉嘴…喵
🏔️:(接住)😑 等等也傳染我了怎麼辦
😼:(聞言撲過去攬著他的腰)那就正好…喵,要病就一起病吧…喵
🏔️:(試圖推開他)喂?!那誰來照顧我們?!
😼:不知道…喵🤥
😼:但是現在我不想動喵…呼嚕嚕(保持不動)
🏔️:詛咒嚴重了呢
😼:😞😷……
🏔️:🤷 誰叫你突然那樣亂動,沒力氣了吧,(安置回床上)
😼:(硬是抱著手臂)不要離開我喵
🏔️:😮 病得燒壞腦了嗎
🏔️:先來做正事,把這些吃了然後吃藥
😼:嗯喵……(默默坐起來按著邊吃邊看他背著自己扭毛巾)
1039😼:😷 幹嘛,不想看見你喵,沒空搭理你喵
🏔️:😌🤗 當然是來照顧病🐱啊
😼:(抓起頭上的毛巾擲到他臉上)閉嘴…喵
🏔️:(接住)😑 等等也傳染我了怎麼辦
😼:(聞言撲過去攬著他的腰)那就正好…喵,要病就一起病吧…喵
🏔️:(試圖推開他)喂?!那誰來照顧我們?!
😼:不知道…喵🤥
😼:但是現在我不想動喵…呼嚕嚕(保持不動)
🏔️:詛咒嚴重了呢
😼:😞😷……
🏔️:🤷 誰叫你突然那樣亂動,沒力氣了吧,(安置回床上)
😼:(硬是抱著手臂)不要離開我喵
🏔️:😮 病得燒壞腦了嗎
🏔️:先來做正事,把這些吃了然後吃藥
😼:嗯喵……(默默坐起來按著邊吃邊看他背著自己扭毛巾)
linkyuki
TRAINING松井江がいない公演だったけど、松井江の存在たくさん感じたし、松井江が豊前江をはじめ江のメンバーや、本丸のみんなに愛されてるのがとっても伝わってきて涙出た!みんな待ってるよーーーー!!!しっかり休んで復活してください!!好き嫌いしないで野菜もたくさん食べて!!!
のあ(書庫)
MOURNINGちょぎ則/本丸独自設定写しは浮気に入りますか?「山姥切の浮気者」
「は?」
それぞれ言い渡された仕事が終わり夕刻、長義一振りに充てられた部屋で寛ぎ雑誌を広げスマートフォンで情報を集めていれば何も脈絡もなく告げられた。
タブレット端末に映し出された現地情報から顔を上げ則宗の見れば不服ですと言わんばかりの瞳が長義をじとりと睨んでいる。
(全く記憶に無い事を言われても)
若しかして南泉と仲良くしているのが今更そう感じたのか。それとも認めたくはないが己の写し故に何かと言ってしまう国広の方なのか。どちらにしろ今更であるしだったら自分の加州清光や若い刀達とつるんでるのはどうなんだと言う事になる。
「聞いたぞ。他所の本丸の女の子の一文字則宗(僕)をナンパしたって」
「してない、ただ少し話しただけ」
3759「は?」
それぞれ言い渡された仕事が終わり夕刻、長義一振りに充てられた部屋で寛ぎ雑誌を広げスマートフォンで情報を集めていれば何も脈絡もなく告げられた。
タブレット端末に映し出された現地情報から顔を上げ則宗の見れば不服ですと言わんばかりの瞳が長義をじとりと睨んでいる。
(全く記憶に無い事を言われても)
若しかして南泉と仲良くしているのが今更そう感じたのか。それとも認めたくはないが己の写し故に何かと言ってしまう国広の方なのか。どちらにしろ今更であるしだったら自分の加州清光や若い刀達とつるんでるのはどうなんだと言う事になる。
「聞いたぞ。他所の本丸の女の子の一文字則宗(僕)をナンパしたって」
「してない、ただ少し話しただけ」
茶盒♪ヽ(・`∀・ゞ)
DOODLE何- 對話式
- 秋涼…?
- 絕贊安心服用
##刀 ##某本丸 | ##にゃちょ 還有很輕量的 ##くりんば ?
🏔️:(初來就去找😼,且玩他×)
😼:😫你這個可惡的傢伙…喵?!
🏔️:(左揮右揮突然感覺鼻子一癢,立刻把玩具揮很遠,別過頭)
😼:(不受控撲過去,爬起身)……你這渾——(然後他一個哈啾)——喵
🏔️:……(站起身)這陣子天氣轉涼了呢,你也要記得保暖
😼:……喔……
🏔️:(看向他)嗯,就這樣,主喊我現在去出陣了🌜(走掉)
😼:……喵,(摸了摸鼻子)
😼:(去廚房弄些飲料)
(晚餐時份,食堂)
🏔️:(很不爽被安排去解鎖回想,用力踢⛰️的小腿😠🌚)🌝
⛰️:(踢回去,被閃開就換方位開踢)😠
🏔️:😠😠😠(還要再踢回去的時候,燭和利來了,只好坐好了y)
燭:(坐🏔️他旁邊)怎樣,第一次出陣?適應得還好嗎
1054😼:😫你這個可惡的傢伙…喵?!
🏔️:(左揮右揮突然感覺鼻子一癢,立刻把玩具揮很遠,別過頭)
😼:(不受控撲過去,爬起身)……你這渾——(然後他一個哈啾)——喵
🏔️:……(站起身)這陣子天氣轉涼了呢,你也要記得保暖
😼:……喔……
🏔️:(看向他)嗯,就這樣,主喊我現在去出陣了🌜(走掉)
😼:……喵,(摸了摸鼻子)
😼:(去廚房弄些飲料)
(晚餐時份,食堂)
🏔️:(很不爽被安排去解鎖回想,用力踢⛰️的小腿😠🌚)🌝
⛰️:(踢回去,被閃開就換方位開踢)😠
🏔️:😠😠😠(還要再踢回去的時候,燭和利來了,只好坐好了y)
燭:(坐🏔️他旁邊)怎樣,第一次出陣?適應得還好嗎
AKI
DOODLE水さに(⚠︎女審神者いる)政府時代は手入れといえば機械的なものだったのが、本丸に配属になって初めて中傷で帰還してきて、自分のことを心配するさにわと正面から向かい合ったとき、改めて我が主の刀になったんだってことを感じてほしい…たぶん最初は刀にそう気安く触れるものでは〜とか言っちゃうんだけど…
のあ(書庫)
MOURNINGちょぎ則/攻めショタ化バグ記憶なし/本丸独自設定無題(誤解編)審神者に何かあったのかストレスなのか知らないがバグが“悪化”したらしい。それが南泉に起きたと則宗に告げてきたのは今日の近侍の陸奥守吉行だった。
則宗が寛いでいた新選組の刀が集まる大部屋から主の部屋に駆けつければ山鳥毛の腕に抱き抱えられたのは南泉一文字だった。勿論その姿は成人男性でもほぼ常套と化した5、6歳位の幼児姿でも無い。
「こりゃ傑作!赤ん坊だ」
悪化とは被害の数が“増えた”では無く状態の“悪化”だったらしい。退化とも言う。慣れないと言った面持ちの山鳥毛の腕の中で赤ん坊の南泉は大人しく抱かれている。
則宗が覗き込み頬を優しく指で突けばにこにこと笑う。愛想がいい。目の前にいる刃(じん)物が“誰か”位は認識している様だ。
2283則宗が寛いでいた新選組の刀が集まる大部屋から主の部屋に駆けつければ山鳥毛の腕に抱き抱えられたのは南泉一文字だった。勿論その姿は成人男性でもほぼ常套と化した5、6歳位の幼児姿でも無い。
「こりゃ傑作!赤ん坊だ」
悪化とは被害の数が“増えた”では無く状態の“悪化”だったらしい。退化とも言う。慣れないと言った面持ちの山鳥毛の腕の中で赤ん坊の南泉は大人しく抱かれている。
則宗が覗き込み頬を優しく指で突けばにこにこと笑う。愛想がいい。目の前にいる刃(じん)物が“誰か”位は認識している様だ。
GEf7u
DOODLE⚠️クロスオーバーリーチ兄弟と巴静コンビの邂逅見たいな~!のらくがき
出陣後本丸に帰城しようとしたところ、座標位置が歪んでしまいワンダーランドに辿り着いちゃった設定です⛰なのであと4振り…ワンダーランドのどこかに居る…
見ていただいた方ありがとうございます!
クロスオーバー記載を忘れてしまっていたので
メディア欄からこちらに避難させました🙏 2
すがや
DONEつくもの本丸の兄弟と布団の日常、9p⚠兄×弟・恋仲の兄弟⚠独自設定・独自キャラ活動中⚠諸々ご自衛推奨。特に何も致していません。シリーズなので前作までを読んでいないと分かりにくいです。何でも許せる方のみ、お楽しみいただけると幸いです。(次の本の導入になる小話です) 9dengakudango
DONE鬼いち+包丁。とある任務後に体調を崩す一期と、それを見ていた鬼丸と、本丸で畑仕事を頑張っていたほちょ。
焼け残ったから懸命に生きてるいちにいと焼け消えたから懸命に生きてるほちょ、みたいなそういうあれを書きたかった… 3151
ktuongrms
DONE8月某日数年ぶりに本丸へ帰還しました江戸城宝物庫を開け進めるには絶妙に時間が足りずうちに京極正宗はおりません
石田の兄上鍛刀祭はうちの資材を派手に散らしたので一足先に終了(勝手に)
56億7千年後にでも来るつもりかな 兄上
そんな憤りから思わずカッとなって書き殴りました
全ての不敬と解釈違いに全力で土下座しながら奉納します
我が身こそその唯一で在れと本丸から眺める風景はすでに秋桜に揺れているというのに身体に纏わりつく空気はいつまでも独特のこもった湿り気を帯びてあつい。
「主、惜しかった。」
暑さと過ぎた集中でもう何度目なのか記録に記すのも怪しくなってきた頃、近侍の声が鍛冶場へ静かに広がった。
額に流れる汗を拭ってゆく手のひらには労りが込められ、片膝をついて覗き込んでくる眼がこれ以上の鍛刀は否と告げている。
肺に満ちていた緊張を解き放つように、深い息をひとつ吐いた。
握りしめていた札がゆっくりと己の手を離れていくのを見送る。
札が近侍の胸に納められるのを見届け、その両の手を借りた。
重なった手のひらがどちらからともなく強く握られる。
必ず顕現させる意気込んだ手前、情けなさと申し訳なさが相まり遣る瀬なさに鼻の奥がつんとした。
927「主、惜しかった。」
暑さと過ぎた集中でもう何度目なのか記録に記すのも怪しくなってきた頃、近侍の声が鍛冶場へ静かに広がった。
額に流れる汗を拭ってゆく手のひらには労りが込められ、片膝をついて覗き込んでくる眼がこれ以上の鍛刀は否と告げている。
肺に満ちていた緊張を解き放つように、深い息をひとつ吐いた。
握りしめていた札がゆっくりと己の手を離れていくのを見送る。
札が近侍の胸に納められるのを見届け、その両の手を借りた。
重なった手のひらがどちらからともなく強く握られる。
必ず顕現させる意気込んだ手前、情けなさと申し訳なさが相まり遣る瀬なさに鼻の奥がつんとした。
こまつ
MOURNING桑とさに🌾桑名さんと将棋をした(注:破壊想像・二振り目想像 ※想像だけ)弊本丸桑名さんがあれこれ考えているだけで、桑さに成分ほぼ0です。図録開封を前にしんどくなったので自分の心の整理のために書きました。独自解釈。ネタバレ等は一切ありません。 4
hsk_mthz
DONE8/19 むつひぜ版創作60分一本勝負お題お借りしました「短い夜」「そばにいて」
政府所属の肥前が本丸所属陸奥守に片想いを自覚する話
せめてあと少しだけ この関係は一夜の過ちにしてあっさりと終えるつもりであった。
肥前の隣で眠る刀の後頭部を見つめる。此方を向いて眠らない辺りが一線を引かれているようで、それでも先程まではふたりの境界線が曖昧になっているのではないかという程に求め合ったというのに。
この陸奥守が本当に求めているのは肥前であって肥前でない。彼の本丸に所属する肥前忠広と、陸奥守と関係を持った肥前忠広。前者に想いを寄せる陸奥守と出会ったのはもう数ヶ月も前であった。
一仕事終えた後の塩大福は絶品で肥前のお気に入りである。いつもの茶屋、いつもの座席、いつもの塩大福。違ったのは目の前に現れた男の存在。
『おんし、政府所属の肥前なが? 隣、えいか?』
1529肥前の隣で眠る刀の後頭部を見つめる。此方を向いて眠らない辺りが一線を引かれているようで、それでも先程まではふたりの境界線が曖昧になっているのではないかという程に求め合ったというのに。
この陸奥守が本当に求めているのは肥前であって肥前でない。彼の本丸に所属する肥前忠広と、陸奥守と関係を持った肥前忠広。前者に想いを寄せる陸奥守と出会ったのはもう数ヶ月も前であった。
一仕事終えた後の塩大福は絶品で肥前のお気に入りである。いつもの茶屋、いつもの座席、いつもの塩大福。違ったのは目の前に現れた男の存在。
『おんし、政府所属の肥前なが? 隣、えいか?』
京紫(けいし)
DONEちょにゃ恋2展示作品②付き合っている二振りが夜中に夜食を食べる話。
厨の使い方、二振りの料理スキルなどは弊本丸の話なので捏造たくさんとなっています。名前だけならいろんな刀剣が出てきます。
夜更けのチャーハン「夜更けのチャーハン」
南泉たち部隊の体感的には数か月、本丸の時間の流れとしては数日の遠征任務を終え、久しぶりに帰還した本丸での生活――主への報告の後湯浴みをし、持ちだしていた荷物や武具の手入れをし、短刀たちとともにおやつを食べ、日向ぼっこと昼寝を満喫するという最高の時間――に戻った南泉だったが、今は部屋の主の戻っていない暗い部屋の前でどうしたもんかと頭を悩ませていた。
久しぶりの本丸の夕餉は一家の長に勧められたのもあり酒がよく進んだが、それでも足取りがしっかりしている間に許しを得て離席し、昼間に入ったなと思いつつも寝る前に入らないわけにもいかず湯浴みを済ませてきたのだ。
そう遅い時間ではないものの、執務室に籠りきりで戻ってきてからろくに顔を合わせていない恋刀が流石に戻ってきているだろうと思っていたのに、その姿は部屋にはなかった。
6961南泉たち部隊の体感的には数か月、本丸の時間の流れとしては数日の遠征任務を終え、久しぶりに帰還した本丸での生活――主への報告の後湯浴みをし、持ちだしていた荷物や武具の手入れをし、短刀たちとともにおやつを食べ、日向ぼっこと昼寝を満喫するという最高の時間――に戻った南泉だったが、今は部屋の主の戻っていない暗い部屋の前でどうしたもんかと頭を悩ませていた。
久しぶりの本丸の夕餉は一家の長に勧められたのもあり酒がよく進んだが、それでも足取りがしっかりしている間に許しを得て離席し、昼間に入ったなと思いつつも寝る前に入らないわけにもいかず湯浴みを済ませてきたのだ。
そう遅い時間ではないものの、執務室に籠りきりで戻ってきてからろくに顔を合わせていない恋刀が流石に戻ってきているだろうと思っていたのに、その姿は部屋にはなかった。
京紫(けいし)
DONEちょにゃ恋2展示作品①ちょぎに想いを告げられて、二振りでの遠征任務中に恋や愛について考えるにゃん。
弊本丸の設定多数。
終古朽ちるその時まで「終古朽ちるその時まで」
〝山姥切長義を隊長とし、二振りでの遠征任務に命じる〟
近侍づてに呼び出された執務室でそう聞かされた南泉の心の中を、見せられるものならば見せて回りたいほどには動揺をしていた。何故いまなのか。長義からの差し金や陰謀も考えられるけれど、目の前に座る南泉の今の主はそういった刀の我が儘を聞き入れることはほとんどなかったし、もしあったとしても全て南泉に話したうえで「山姥切はご希望らしいけど南泉はどうする?」と聞いてくれるであろう。
だからこれは本当にたまたま偶然、何も知らない主の起こした奇跡なのだろうけれど、正直なところ南泉の感想は勘弁してくれ、であった。
出来るだけ早い出発をと、先に長義には話を通したことを告げた主は南泉の否の返事を聞くこともなく、さあさあ急いでと固まる南泉を執務室から追い出した。まあ残ったところで任務を拒否出来るわけもなく、身支度も心の準備もろくに出来ないまま時間だけが過ぎ慌てて門に向かう羽目になったはずなので、その強引さに今は助かったのかもしれないけれど。
6590〝山姥切長義を隊長とし、二振りでの遠征任務に命じる〟
近侍づてに呼び出された執務室でそう聞かされた南泉の心の中を、見せられるものならば見せて回りたいほどには動揺をしていた。何故いまなのか。長義からの差し金や陰謀も考えられるけれど、目の前に座る南泉の今の主はそういった刀の我が儘を聞き入れることはほとんどなかったし、もしあったとしても全て南泉に話したうえで「山姥切はご希望らしいけど南泉はどうする?」と聞いてくれるであろう。
だからこれは本当にたまたま偶然、何も知らない主の起こした奇跡なのだろうけれど、正直なところ南泉の感想は勘弁してくれ、であった。
出来るだけ早い出発をと、先に長義には話を通したことを告げた主は南泉の否の返事を聞くこともなく、さあさあ急いでと固まる南泉を執務室から追い出した。まあ残ったところで任務を拒否出来るわけもなく、身支度も心の準備もろくに出来ないまま時間だけが過ぎ慌てて門に向かう羽目になったはずなので、その強引さに今は助かったのかもしれないけれど。