Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    本丸

    のあ(書庫)

    MOURNINGちょぎ則/攻めショタ化バグ記憶なし/本丸独自設定/
    無題(おつかい編)爺刀が集まる部屋、特に部屋にも集まりにも名称は無いしメンバーは不特定。季節は冬。炬燵を囲い茶を飲み蜜柑や煎餅を食べ、他愛のない世間話をするのがお決まりである。
    炬燵の則宗の向かい側の席に座る鶯丸は炬燵の布団を肩まで引き上げ
    「寒いなぁ」
    と小さく呟いた。炬燵に入っているがその外に出ている身体の部分は中々暖まらない。そしてその顔には紛れもなく“こう言う時には熱い淹れたての茶が飲みたいなぁ”と書いてあった。
    非番なのだから茶を用意してこの部屋に来ればいいものを。僕も寒いから出たくなぁなどとは古備前の御仁の相手にそう易々とは言えない。
    そして則宗の右隣に座る三日月宗近も同じく動く気配が無い。と言うのもバグで5、6歳位の子供姿になった鶴丸国永を膝に抱えている。彼は天下五剣でもっとも美しいとされる国宝を座椅子にし今にも眠りに入りそうである。椅子にされている三日月の方も同じく眠いのか長い睫毛を伏せている。幼くなった鶴丸は絵に描いたようなお転婆を発揮し周囲の刀達を困らせるのでこのまま寝かせた方が賢明である(恐らくそれで三日月は疲れて眠いのだと思われる)
    4394

    chaki1118

    TRAINING誰かが続きを考えてくれるのを期待して、導入部分をちょこっとだけ。
    長谷部とはただの本丸仲間の燭台切目線です。

    「てにをは」抜けや誤字脱字・説明不足・意味不明な箇所があるかと思いますが、想像力を駆使して読んでいただけると助かります。
    はちゃめちゃ燭へしらんど_鬼ごっこ編ざわめきと肌に当たるむず痒さで意識が浮上すると、昨晩眠りについた自室ではなく広大な芝生の上に横たわっていた。すぐ近くには僕の本丸の長谷部くんもポカンとした表情で座り込んでいた。
    「長谷部くん」
    「燭台切…。…ここは、どこだ?」
    「さぁ。僕にもさっぱり。少なくとも過去に飛ばされてないことだけはわかるかな」

    僕たちがいる芝生の先には円形上に2m程の高さの囲いがあり、その上にはスタンド席が幾層か連なっていた。さらにその頭上の4方向には巨大モニターが設置されていた。スタンドは満席で埋まっていて、何かの術の作用なのか個々の判別はできない。しかし、ざわめきや時折発せられる甲高い声で女性が多いことは推測された。

    芝生のスペースには僕たちの本丸以外の燭台切光忠とへし切長谷部が数十組いる。みんな僕らと同じように怪訝そうに周りを見渡していた。その中に、寄り添うように肩を抱いている僕たちがいた。やけに距離感が近いなと観察していたら目が合った。警戒している表情を緩めて軽く手を振ったのはお隣の本丸の二振りだった。
    997

    藤原千郷

    DONE転生現パロ:ぶぜさに
    前世審神者だった記憶を持つ私が出会ったのは、前世どこかの本丸にいた豊前江だった。
    いろんな間違いをしながら、大人になっても不器用に生きていきたい、そんな話。
    オトナといっても間違えますので

     前世審神者だったときの記憶がある。イケメンの刀剣男士たちに囲まれて大往生した記憶だ。
     といっても思い出したのはつい一年ほど前のことで、すでに社会人としてバリバリに働いていたから人格形成に何かを及ぼすということもなく、古い映画を見ているような気持ちで前世を振り返るばかり。
     ひとつ影響があったとするならば、現実の男たちと付き合う気が失せてしまったということだ。元々働くのが好きで、恋愛にものめり込むタイプではなかった。最後の彼氏も何年も前のことで、このままお一人様コースも有りだなぁなどと考えていたさなかに突然湧き上がってきた前世の記憶は、そういう意味では私の人生を決定づけたかもしれない。なんせ右を見ても左を見ても下を見ても上を見ても、美、美、美、美! 現実の男たちには申し訳ないけれど俳優レベルでないともう興味が持てない。性格とか人柄の良さとか、そういう人と出会えてないだけと言えばそれまでなのだけれど、相手は優しくて健気な刀剣男士たちである。前世の記憶を思い出した瞬間にハードルが一気に上がったのは否めない。
    43590