Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    tsukine_tuki

    DONEすべてを奪われたあの夜。
    家族との別れ、万華鏡写輪眼、あまりにも残酷な真実。
    絶望の中で少女は涙を枯らし、決意する。
    名を捨て、姿を変えた忍“やかぜラン”
    彼女の物語はここから始まる。

    ※この作品はNARUTO の二次創作です。
    ※基本は原作の流れに沿っていますが、一部展開や設定にオリジナル要素を含みます!
    月と樹と写輪眼─もう一人のうちは─第二章 決意の夜、名を捨てた少女木の葉隠れの里、うちは一族の居住区域。
    深い闇に包まれた夜。

    辺りには不気味な静けさが漂っていた。

    イタチは月光に照らされた一族の街並みを見下ろしていた。
    彼の写輪眼が赤く輝いている。

    風が吹き、彼の黒髪が月明かりに揺れた。

    イタチは深く息を吐き、微かに震える手を見つめている。

    そしてその姿は、夜の闇の中に溶けていった─





    ふと、大きな物音で夜中に目が覚めたミズノ。

    「何の音…?」

    隣の部屋で寝ているイズミを起こしに行く。

    「ねぇ、お姉様!!
    起きて!外からすごい音が聞こえたの!」

    イズミが気だるそうに目を覚ます。

    「え?すごい音……?お母様が起きてるんじゃない…?」

    「ううん。外から聞こえたの。
    なんか嫌な予感がする…。」

    イズミとミズノは母の寝室に向かったが、誰もいなかった。
    4641

    tsukine_tuki

    DONE「もし、もう一人の“うちは”いたら?」
    うちはイタチ、弟サスケ。
    うちはイズミ、そしてイズミの妹ミズノ。
    幼なじみの4人の小さな思い出。
    NARUTOの“ifの物語”
    ここから、彼女の物語が動き出す。

    この作品はNARUTO の二次創作です。
    オリジナルキャラクター主人公「うちはミズノ」が登場します!
    ※基本は原作の流れに沿っていますが、一部展開や設定にオリジナル要素があります!
    月と樹と写輪眼─もう一人のうちは─ 第一章 木漏れ日の下で、幼き日の思い出川辺に響く手裏剣の音。
    陽の光にきらめく水面の向こうで、三人の子供たちは必死に的を狙っていた。

    その対面岸に立つのは、優しく微笑む彼の姿。
    うちはイタチ。
    天才と呼ばれる少年は里や家族、仲間を思う優しい心の持ち主だった。

    そして、その弟サスケ、幼馴染の二人の姉妹。
    この四人で過ごした穏やかな時間は、やがて訪れる悲劇の序章となる。

    まだ誰も知らなかった。
    この小さな思い出が、彼らの運命を大きく揺るがすことになることを──




    木の葉隠れの里の郊外にある川辺。
    日差しが眩しい中、木々の間から手裏剣の音が響いていた。

    川の向こう岸には異なる角度で複数の的が並べられている。
    うちはイタチは反対側の岸に横一列に並ぶ弟のサスケ、うちはイズミ、イズミの妹のミズノへ穏やかな声で手裏剣の指導をしていた。
    4151

    zeppei27

    DONEなんとなく続いている主福のお話で、単品でも読めます。七夕を楽しむ二人と、夏の風物詩たちを詰め込んだお話です。神頼みができない人にも人事を超えた願いがあるのは良いですね。
    >前作:昔の話
    https://poipiku.com/271957/11735878.html
    まとめ
    https://formicam.ciao.jp/novel/ror.html
    星渡 折からの長雨は梅雨を経て、尚も止まぬようであった。蒸し暑さが冷えて一安心、と思ったが、いよいよ寒いと慌てて質屋に冬布団を取り戻そうと人が押しかけたほどである。さては今年は凶作になりはすまいか、と一部が心配したのも無理からぬことだろう。てるてる坊主をいくつも吊るして、さながら大獄後のようだと背筋が凍るような狂歌が高札に掲げられたのは人心の荒廃を憂えずにはいられない。
     しかし夏至を越え、流石に日が伸びた後はいくらか空も笑顔を見せるようになった。夜が必ず明けるように、悩み苦しみというのはいつしか晴れるものだ。人の心はうつろいやすく、お役御免となったてるてる坊主を片付け、軒先に笹飾りを並べるなどする。揺らめく色とりどりの短冊に目を引かれ、福沢諭吉はついこの前までは同じ場所に菖蒲を飾っていたことを思い出した。つくづく時間が経つ早さは増水時の川の流れとは比べるまでもなく早い。寧ろ、歳を重ねるごとに勢いを増しているかのように感じられる。
    3654

    boyakikaede

    DONE10話のマチュとヒゲマンの特訓(?)してたと思われるところ辺りを妄想して膨らました、小説にもなっていない、会話のみのプロットです…こんな特訓してたらいいな〜。
    特訓を通して2人が結構仲良くなってるといいな?と思いながら勢いで書き殴ってしまいました。2人の師弟関係が好きで…カプ要素は無いです。
    宜しければぜひ。
    マチュとヒゲマン 〜未来への、約束〜「貴方は、ニュータイプなのです。それも本物の」

    「ニュー…タイプ??なにそれ??」
    「人類がコロニーを生み出し、宇宙で生まれ生活するようになった結果、稀に研ぎ澄まされた感覚を持つ者が現れたのです。その者たちをニュータイプと呼んでいるのです」
    「なんか分かんないけど…そうなんだ?」
    「光り輝く洪水の世界を見たことはないですか?ジークアクスに乗っている時に」
    「ハッ……ある……「キラキラ」って、呼んでたけど…」
    「それが見えるのがニュータイプの証です。"向こう側"から来たミノフスキー粒子と反応したエネルギーが、光輝いている様に見えるのです」
    「向こう…側…??(分からん)」
    「まぁ、良しとしましょう。あのジークアクスをあそこまで使いこなせるニュータイプは限られているのです」
    6379

    かがり

    DONE(2025.6.23)
    ラブコレクター・ミニトーク「射止める心」より
    弓道部モブ後輩視点(モブ→司くんは心を寄せているけど恋愛感情ではない)
    司くんが弓道部部長だと捏造しています
    弓道関連用語については薄目で見てください
    正射必中!:司レオ「……朱桜先輩! お疲れ様です!」

     一礼して敷居を跨いだ弓道場で、真っ赤な髪色の人影を見つけた瞬間、反射的に弾んだ声が出た。
     私立夢ノ咲学院の中でも独特の雰囲気を持つ弓道場は、校舎の端に位置しているせいか、その場に相応しい静けさが支配している。思いのほか反響してしまった声を咎めることもなく、その人物は鷹揚に振り返った。スローモーションのように癖のない髪が揺れる。
     ぴしりと背筋を伸ばし、いつも保たれている綺麗な姿勢は弓道着姿がこの上なく似合う。そうして、夢ノ咲学院弓道部の部長たる朱桜司先輩は、悠然と微笑んでこちらに視線を向けた。

    「はい、精が出ますね」

     部で指定している活動日ながら、朱桜先輩以外の人影は見えない。校内ライブが近いから、きっとレッスンを優先している人が多いのだろう。元よりアイドル活動以外にはそれほど力を入れていない校風だし、弓道部も例外でなくそういった雰囲気を持つ部活だ。
    13098