おもち
TRAININGPsyBorg。料理人パロ4つ目。好き勝手書いてます。あと一回で終わらせたい。次(最後)→https://poipiku.com/5487879/8753086.html
ひとつめ→https://poipiku.com/5487879/8623090.html
食べ方の綺麗な人だと思った。調理の仕事をしているのだから当然と言えば当然かもしれないが、それでも綺麗に食べる人はそれだけで気持ちが良くなる。
見つめた視線に気が付いたのか彼が顔を上げて俺を見た。視線が絡まり、ふわりと目を細めて微笑む表情が胸をつく。
「どうかした?」
「……いいや、なんでも」
「ふふ、そう? なんでも言ってくれていいよ? なんでも聞きたい」
「……浮奇は、……食べるのが綺麗だな」
「え。……えぇ、そういう……ふ、ふふ、もう……。そうかな? ありがとう」
くすくす笑って首を傾げる仕草が可愛らしい。ほんのわずか彼に見惚れ、それを誤魔化すために顔を伏せて食事に手をつけた。ここの店の料理はどれも美味しくて勉強になるのに、それよりも目の前の彼に意識が向いてしまってさっきから食事にはあまり集中できていなかった。
5096見つめた視線に気が付いたのか彼が顔を上げて俺を見た。視線が絡まり、ふわりと目を細めて微笑む表情が胸をつく。
「どうかした?」
「……いいや、なんでも」
「ふふ、そう? なんでも言ってくれていいよ? なんでも聞きたい」
「……浮奇は、……食べるのが綺麗だな」
「え。……えぇ、そういう……ふ、ふふ、もう……。そうかな? ありがとう」
くすくす笑って首を傾げる仕草が可愛らしい。ほんのわずか彼に見惚れ、それを誤魔化すために顔を伏せて食事に手をつけた。ここの店の料理はどれも美味しくて勉強になるのに、それよりも目の前の彼に意識が向いてしまってさっきから食事にはあまり集中できていなかった。
𝓪𝓶𝓾
DONE🐑🔮:まくら飛行機の中でイチャイチャしてるカップル見ながら書きました……
フライト時間1時間でも🐑🔮もしてそうよね……可愛いね
まくらゴーッと耳の奥に響く機内の音と、頬に感じる冷たい冷房が、これからの長いフライトのために寝よう寝ようとしていた俺の意思を削いでいく。
俺はこんななのに、と俺の左側で腕を組んで口を薄く開けて事も無げに眠る男をジトリと見つめた。
アイマスクもなし、耳栓もなし、俺みたいにスリッパに履き替えてもないし、ゆるゆるの服を着てる訳でもない。あるのは機内で配られた茶色のブランケット、それだけ。
唯一いつもと違うことと言えば、搭乗前に義手義足のネジの緩みがないかどうかを入念に確認していたぐらいだった。
「ふふ、眉が下がってるよ」
まるで家で寛いでいる時と変わりなくて、少しだけイラッとした俺は、見るからに硬そうなふーふーちゃんの肩にブランケットを適当に丸めて押し当てて、グリグリと顔を押し付けた。
1172俺はこんななのに、と俺の左側で腕を組んで口を薄く開けて事も無げに眠る男をジトリと見つめた。
アイマスクもなし、耳栓もなし、俺みたいにスリッパに履き替えてもないし、ゆるゆるの服を着てる訳でもない。あるのは機内で配られた茶色のブランケット、それだけ。
唯一いつもと違うことと言えば、搭乗前に義手義足のネジの緩みがないかどうかを入念に確認していたぐらいだった。
「ふふ、眉が下がってるよ」
まるで家で寛いでいる時と変わりなくて、少しだけイラッとした俺は、見るからに硬そうなふーふーちゃんの肩にブランケットを適当に丸めて押し当てて、グリグリと顔を押し付けた。
途綺*
DONE🔮🐑//フールズメイト初手からチェックメイトで背水の陣を強いられる話。※全てフィクションです
それは夢のような時間だった。
まだ合格したことすら上手く飲み込めていないのに、気づけば同時にデビューするというメンバーとの初顔合わせの日を迎えていた。緊張と不安を抱えて通話へ参加すれば、同じく緊張の伺える声が聞こえて、ファルガーは小さく息を吐いた。
自己紹介後にマネージャーからの軽い説明を受けて、それぞれの好みについて当たり障りのない雑談を交わして、数時間の会話を終える。グループのメンバーと会話できたことで、ようやくデビューに対しての実感が湧いてきたのを感じていた。
「...少し寝るか。」
無事に終えられたことへの安心感からか身体が睡眠を求めていて、ファルガーは大人しくベッドへ向かうことにした。背中を伸ばしてストレッチをしてから立ちあがろうとした瞬間に、通話のコールが鳴る。
1562まだ合格したことすら上手く飲み込めていないのに、気づけば同時にデビューするというメンバーとの初顔合わせの日を迎えていた。緊張と不安を抱えて通話へ参加すれば、同じく緊張の伺える声が聞こえて、ファルガーは小さく息を吐いた。
自己紹介後にマネージャーからの軽い説明を受けて、それぞれの好みについて当たり障りのない雑談を交わして、数時間の会話を終える。グループのメンバーと会話できたことで、ようやくデビューに対しての実感が湧いてきたのを感じていた。
「...少し寝るか。」
無事に終えられたことへの安心感からか身体が睡眠を求めていて、ファルガーは大人しくベッドへ向かうことにした。背中を伸ばしてストレッチをしてから立ちあがろうとした瞬間に、通話のコールが鳴る。
𝓪𝓶𝓾
INFOOlea5月5日にじそで出す短編小説のサンプルです
良ければどぞーーー
Olea幸いにも自分の時代で運用していた仮想通貨はこの時代も運良く使われていることがわかり、この時代の通貨を手に入れることができそうだった。
いくらかを現金に換えてポケットに突っ込んだ後に、漸くといった感じで、落ち着いて周囲を見渡して安全確認をする。
この時代の人間たちは生身で生活できているところを見ると、汚染レベルの低い環境であるということは容易に確認できた。
俺が今まで飽きるほど毎日見ていた今にも崩れそうなビルも、そこかしこで聞こえていた喧噪も、日常的に敵対している勢力なんかもない。
あまりにも今の状況に現実味がなくて、夢の世界に迷い込んだ様に錯覚しそうだ。
眼に馴染まない美しい街並みと、穏やかな時間を生身で生きる人間たち。
1907いくらかを現金に換えてポケットに突っ込んだ後に、漸くといった感じで、落ち着いて周囲を見渡して安全確認をする。
この時代の人間たちは生身で生活できているところを見ると、汚染レベルの低い環境であるということは容易に確認できた。
俺が今まで飽きるほど毎日見ていた今にも崩れそうなビルも、そこかしこで聞こえていた喧噪も、日常的に敵対している勢力なんかもない。
あまりにも今の状況に現実味がなくて、夢の世界に迷い込んだ様に錯覚しそうだ。
眼に馴染まない美しい街並みと、穏やかな時間を生身で生きる人間たち。
おもち
TRAININGPsyBorg。🐏🔮。ワードパレットの「チャロアイト」なぞる・唇・秘密がお題でした。例えばデートの時。
俺はどこでも隣でくっついて手を繋いで歩きたいけれど、フツーの人たちがそれを奇異の目で見ることを分かってる。自分がどう見られようがもうどうだっていい。だけど彼が知らないヤツにじろじろ見られるのを好まないことも知っていたから、俺は彼と友人の距離を保ち、触れるのも最小限に抑えていた。
彼の優しい瞳が俺を映すとキスをしたくて堪らなくなるけれどそれも外ではグッと我慢だ。行きたいところも、食べたいものも、俺に聞いて選ばせてくれようとする彼の優しさだけ受け取って、本当の答えを半分以上隠した綺麗な上澄みをそれらしく答えてみせる。俺のしたいことを全てしてたら一日中デートしても足りなくなってしまう。彼を困らせたくないし、わがままだと思われたくないから、いつからか言葉を飲み込むのが当たり前になっていた。
5866俺はどこでも隣でくっついて手を繋いで歩きたいけれど、フツーの人たちがそれを奇異の目で見ることを分かってる。自分がどう見られようがもうどうだっていい。だけど彼が知らないヤツにじろじろ見られるのを好まないことも知っていたから、俺は彼と友人の距離を保ち、触れるのも最小限に抑えていた。
彼の優しい瞳が俺を映すとキスをしたくて堪らなくなるけれどそれも外ではグッと我慢だ。行きたいところも、食べたいものも、俺に聞いて選ばせてくれようとする彼の優しさだけ受け取って、本当の答えを半分以上隠した綺麗な上澄みをそれらしく答えてみせる。俺のしたいことを全てしてたら一日中デートしても足りなくなってしまう。彼を困らせたくないし、わがままだと思われたくないから、いつからか言葉を飲み込むのが当たり前になっていた。
おもち
TRAININGPsyBorg。料理人パロの3つ目。引き続き料理はしてません🤔まだ続きます。次(4つ目)→https://poipiku.com/5487879/8704722.html
ひとつめ→https://poipiku.com/5487879/8623090.html
五時ピッタリにキッチンを出て俺はすぐに更衣室へ向かった。スマホを視界に入る場所に置いて素早く着替え、ロッカーの中に置いているメイクボックスを取り出す。もしかしたらすぐに電話が来ちゃうかもと思って急いでメイクを直したのに、十分経っても二十分経ってもスマホはうんともすんとも言わなかった。
嘘でしょ、まさか電話してこないなんてことある? 絶対に悪く思われてはいないはずだ。もしかしたら、あのショップカードを家に置いて来ちゃって急いで取りに戻ってるとか、何か電話できない事情が、……それとも、デザートがおいしくなかったかな。自信を持って出してるし俺は自分の作るものが好きだけど、でも、彼も料理をする人だ。あのレストランで働いてるくらいだし舌は肥えているだろう。
2178嘘でしょ、まさか電話してこないなんてことある? 絶対に悪く思われてはいないはずだ。もしかしたら、あのショップカードを家に置いて来ちゃって急いで取りに戻ってるとか、何か電話できない事情が、……それとも、デザートがおいしくなかったかな。自信を持って出してるし俺は自分の作るものが好きだけど、でも、彼も料理をする人だ。あのレストランで働いてるくらいだし舌は肥えているだろう。
おもち
TRAININGPsyBorg。いっぱいキスするキス魔の話。空港に着いたという連絡をもらってから作り始めた料理がちょうど完成する頃に、浮奇の「ただいま」の声が家の中を彩った。
火を止めて玄関に向かい、靴を脱いでいた浮奇を見つけて「おかえり」と言う。浮奇は手を止めて俺を見上げると久しぶりに見る花のような美しい笑顔でもう一度「ただいま」と言ってくれた。何も言わなくても腕を伸ばせば浮奇は俺の手を取って、一歩踏み出し胸に飛び込んでくる。ぎゅっと抱きしめて俺はほうっと息を吐いた。
「楽しかったか? 体調は? 腹は減ってるか?」
「うん、とっても楽しかったよ。ずっと動き回ってて疲れたけど体調は大丈夫。いい匂いがするね、ごはん作ってくれたの?」
「ああ……でも、もうちょっと」
1268火を止めて玄関に向かい、靴を脱いでいた浮奇を見つけて「おかえり」と言う。浮奇は手を止めて俺を見上げると久しぶりに見る花のような美しい笑顔でもう一度「ただいま」と言ってくれた。何も言わなくても腕を伸ばせば浮奇は俺の手を取って、一歩踏み出し胸に飛び込んでくる。ぎゅっと抱きしめて俺はほうっと息を吐いた。
「楽しかったか? 体調は? 腹は減ってるか?」
「うん、とっても楽しかったよ。ずっと動き回ってて疲れたけど体調は大丈夫。いい匂いがするね、ごはん作ってくれたの?」
「ああ……でも、もうちょっと」
おもち
TRAININGPsyBorg。料理人パロ、一個前の続きです。まだ続き書きます。次(3つ目)→https://poipiku.com/5487879/8652323.html
昼ピークが終わり午後二時を過ぎるとランチセットの小さなデザートではなく単品のケーキやパフェの注文が増えてくる。バタバタしつつもこだわりを持って盛り付けていると、ホール担当のバイトの子達がきゃあきゃあと楽しそうに話をするのが聞こえた。出来上がったケーキを出すついでに「どうしたの?」と声をかけてみると、三人が「イケメンがいるの!」「一人でケーキ頼んでんの可愛くない?」「私が持ってっていい?」と同時に喋り出す。その全てを聞き取った上で「まとめて?」と笑えば一人が手を上げ「イケメンのお兄さんが一人でケーキ頼んでいて盛り上がってます!」と俺に向かって言った。次いで「それは私が持って行きます!」と言うと左右から二人が手を伸ばす。俺は笑いながらプレートを持ち上げ彼女たちの手を全て避けた。
2002おもち
TRAININGPsyBorg。別のお店でそれぞれ調理の仕事をしているさいぼぐの話です。続き書きます。次→https://poipiku.com/5487879/8624975.html
「んん〜……おいしい!」
幸せそうなその声に、俺は手元から顔を上げた。平日でも店は空席が残りわずかなほどに賑わっていて、ドリンクの注文も間を空けずに続いていた。俺は休みのバーテンダーに代わりバーカウンターに出ていたから客席が見渡せて、その声の主もすぐに見つけることができた。
その人は赤い唇の口角を上げ、目を細めて料理を味わっていた。美味しそうに食べる人だ、とつい観察するように見てしまう。白い肌に整った顔立ち、紫色の艶やかな髪は毛先がふわりと跳ねて柔らかそうだった。動くとシアー素材の服が煌めいて見えてその人を余計に特別に見せる。彼の向かい側にもモデルのようにスラッとして綺麗な男性が座っていて、彼らのテーブルの上には今日のメインの肉料理である鶏のポワレが乗っていた。
2606幸せそうなその声に、俺は手元から顔を上げた。平日でも店は空席が残りわずかなほどに賑わっていて、ドリンクの注文も間を空けずに続いていた。俺は休みのバーテンダーに代わりバーカウンターに出ていたから客席が見渡せて、その声の主もすぐに見つけることができた。
その人は赤い唇の口角を上げ、目を細めて料理を味わっていた。美味しそうに食べる人だ、とつい観察するように見てしまう。白い肌に整った顔立ち、紫色の艶やかな髪は毛先がふわりと跳ねて柔らかそうだった。動くとシアー素材の服が煌めいて見えてその人を余計に特別に見せる。彼の向かい側にもモデルのようにスラッとして綺麗な男性が座っていて、彼らのテーブルの上には今日のメインの肉料理である鶏のポワレが乗っていた。
𝓪𝓶𝓾
DONE🐑🔮髪の毛の話…
作業で頭おかしくなりそうなので、しあわせさいぼでリセットします。
ふわふわぽす、
頭に少しの重さを感じると同時に、グリグリと撫でられる。
それはペットを撫でるような、慣れない手で幼い子をあやす様な手つきで少しだけぎこちない感じもする。
リビングの床に座ってソファの足元に背中を預けている俺の頭を無言で撫で始めたふーふーちゃんは俺の真後ろのソファに座っていて、さっきまで難しそうな顔で読んでいたハードカバーの小説は、俺の前にあるテーブルの上に置かれている。いつの間に?
「セット崩れちゃうじゃん」
「形がいいからつい、な」
少しだけ申し訳なさそうな顔をして、でも手は退けないで撫で続けている。俺も本当に嫌じゃない分、なんだか収拾がつかない。
「子供じゃないんだから……」
「浮奇が子供じゃないのは俺も知ってるよ」
1554頭に少しの重さを感じると同時に、グリグリと撫でられる。
それはペットを撫でるような、慣れない手で幼い子をあやす様な手つきで少しだけぎこちない感じもする。
リビングの床に座ってソファの足元に背中を預けている俺の頭を無言で撫で始めたふーふーちゃんは俺の真後ろのソファに座っていて、さっきまで難しそうな顔で読んでいたハードカバーの小説は、俺の前にあるテーブルの上に置かれている。いつの間に?
「セット崩れちゃうじゃん」
「形がいいからつい、な」
少しだけ申し訳なさそうな顔をして、でも手は退けないで撫で続けている。俺も本当に嫌じゃない分、なんだか収拾がつかない。
「子供じゃないんだから……」
「浮奇が子供じゃないのは俺も知ってるよ」
おもち
TRAININGPsyBorg。いじわるされるの好きでしょう。足元に愛犬が寝転がっていることにも、俺に寄りかかるようにして猫が二匹丸まって眠っていることにも気が付かないほど、俺は読書に夢中になっていた。ずっと追いかけている作者の新作がようやく英語に翻訳され、予約していた本が今朝届いたところだった。時間も忘れてストーリーの中に入り込み現実のことなんて少しも考えられていなかった俺の感覚を呼び戻したのは、キッチンから漂ってくるほろ苦いコーヒーの香り。普段は嗅ぐことのないソレが誰の手によって生み出されているかは考えるまでもなく、俺はハッと本から顔を上げた。そして、自分の周りに集まっていた家族の存在にようやく気がつく。
「う、お……おまえたち、いつのまにここに」
「俺が起きた時にはもうみんなそこで寝てたよ」
2254「う、お……おまえたち、いつのまにここに」
「俺が起きた時にはもうみんなそこで寝てたよ」
honamin106
DONE🐑🔮🐑あむ姉(@Dream1uv)のお誕生日リクエストで書いたさいぼです😍遅くなっちゃったから入稿おめでとうのプレゼントかな( ◜︎࿀◝︎ )
独占欲/🐑🔮🐑
🔮が犬猫達に嫉妬するお話
独占欲が強いのは果たしてどっち?🥰(全5ページ) 6
おもち
TRAININGPsyBorg。🐏バーテンダー設定ですがただお家でいちゃついてるだけなので関係ないです。好きに営業できるとはいえお客がいれば店は遅くまで開けていて、閉店作業を終えて家に帰る頃にはとっくに日付が変わっていた。いつもなら適当にシャワーを浴びて一杯飲んでだらしなく眠るだけだけれど、今日はそうはいかない。
「お邪魔しまぁす」
「いらっしゃい。すぐに風呂に入るか?」
「一緒に?」
「……」
可愛らしく笑みを浮かべる恋人は俺が無言で見つめれば嬉しそうに表情を緩めた。年上を揶揄って翻弄するのが好きなイタズラ好きの男にデコピンを喰らわすと、彼はくすくすと笑い声を溢す。
「へへ。ふーふーちゃん眠くない? 先に入っていいけど」
「……いや、大丈夫だよ。部屋を片付けておきたいから浮奇が先の方がありがたい」
「え、俺、掃除得意だよ」
2790「お邪魔しまぁす」
「いらっしゃい。すぐに風呂に入るか?」
「一緒に?」
「……」
可愛らしく笑みを浮かべる恋人は俺が無言で見つめれば嬉しそうに表情を緩めた。年上を揶揄って翻弄するのが好きなイタズラ好きの男にデコピンを喰らわすと、彼はくすくすと笑い声を溢す。
「へへ。ふーふーちゃん眠くない? 先に入っていいけど」
「……いや、大丈夫だよ。部屋を片付けておきたいから浮奇が先の方がありがたい」
「え、俺、掃除得意だよ」
おもち
TRAININGPsyBorg。保育士🐏とお花屋さん🔮の話。これ(https://poipiku.com/5487879/7786040.html)読んでからじゃないと分からないかも。引き続き好き勝手書いてます。お客さんが多い日曜日なのにどこか物足りなく感じるのは、いつもお昼前に来る小さなお客さんたちと会えないからかな。目をキラキラさせて花を見つめ舌足らずな可愛らしい声で花の名前を聞いてくるこども達に自分が思ってる以上に癒されていたらしい。それに、こども達を見守る優しいあの人にも。
最近は仕事が忙しいらしく、二人きりで会うどころか、彼がこども達のお散歩で通ってくれる時以外は顔を見れてすらいなかった。会いたいなぁと思うけれど、仕事なら文句は言えない。彼があの仕事を、こども達のことを、とても愛していることを知っているから。それでも、ねえ、やっぱり会いたいよ。花を見るみたいに俺を見つめて微笑んでくれるあなたに、名前を呼んでほしい。
2943最近は仕事が忙しいらしく、二人きりで会うどころか、彼がこども達のお散歩で通ってくれる時以外は顔を見れてすらいなかった。会いたいなぁと思うけれど、仕事なら文句は言えない。彼があの仕事を、こども達のことを、とても愛していることを知っているから。それでも、ねえ、やっぱり会いたいよ。花を見るみたいに俺を見つめて微笑んでくれるあなたに、名前を呼んでほしい。
ilovaevenlofna
DOODLE笑料罢了,n家五人组的文啦数学就是恶鬼 最近的yugo格外胆小,不管是alban还是sonny,只要拍一下他的肩膀就能让他一个激灵,早上也早早起床,不等fulgur敲门就洗漱收拾好去学校,晚上也等到很晚才回家,那时几乎连fulgur都坐在火炉边睡着了。
sonny已经作为警察开始工作,alban也在上高中,yugo平常都是跟着alban一起去上学,alban把他送到学校,然后再走上五分钟去高中。
现在是晚上七点半,热了又热的晚饭已经凉透,两个小时前就应该回家的yugo到现在都没出现,四个人围在桌子前,桌子上摆着一盘uki新烤的小蛋糕,alban正拿着裱花袋无聊的试着做装饰,fulgur面前的酒一次又一次斟满,现在又空了,sonny抱着手机给兴味盎然的alban拍照,准备用作明天的屏保和同事们炫耀可爱的弟弟。
1716sonny已经作为警察开始工作,alban也在上高中,yugo平常都是跟着alban一起去上学,alban把他送到学校,然后再走上五分钟去高中。
现在是晚上七点半,热了又热的晚饭已经凉透,两个小时前就应该回家的yugo到现在都没出现,四个人围在桌子前,桌子上摆着一盘uki新烤的小蛋糕,alban正拿着裱花袋无聊的试着做装饰,fulgur面前的酒一次又一次斟满,现在又空了,sonny抱着手机给兴味盎然的alban拍照,准备用作明天的屏保和同事们炫耀可爱的弟弟。
おもち
TRAININGPsyBorg。二人とも学生の学パロ。最後の登校日はホームルームと終業式があるだけで午前のうちに学校が終わった。短い春休みにも課題は出されていて、朝より重い鞄を持って俺は登校したのとは違う道を帰っていた。
隣には俺の手を掴んで離さない浮奇が拗ねた顔をして歩いてる。
「課題は早めに終わらせておこう。浮奇も一緒にやるだろう? おまえ一人じゃ真っ白のまま新学期が始まりそうだし」
「……ん」
「春休みはどこかに出かけるか? この間行きたいって言っていたカフェとか、あと浮奇が見つけてくれた綺麗な本屋にも行きたい。一緒に来てくれるか?」
「……うん、行く。……行くけど」
「……大丈夫だよ、きっと同じクラスになれる。春休みの間中そんな顔で過ごすなんてもったいない」
1941隣には俺の手を掴んで離さない浮奇が拗ねた顔をして歩いてる。
「課題は早めに終わらせておこう。浮奇も一緒にやるだろう? おまえ一人じゃ真っ白のまま新学期が始まりそうだし」
「……ん」
「春休みはどこかに出かけるか? この間行きたいって言っていたカフェとか、あと浮奇が見つけてくれた綺麗な本屋にも行きたい。一緒に来てくれるか?」
「……うん、行く。……行くけど」
「……大丈夫だよ、きっと同じクラスになれる。春休みの間中そんな顔で過ごすなんてもったいない」
途綺*
DONE🐏🔮//愛の理由を教えて相手のことを好き過ぎて喧嘩にならない話。惚気話に巻き込まれる不憫な🗡がいます。
甘さを控えた爽やかな味を舌で味わって、鼻に抜ける香りを堪能しながらゆっくりと飲み下す。もう何度も味わって覚えているのに、今夜も格段に美味しかった。
「浮奇、なんて言った?」
うっとりと酔いしれる浮奇を現実に戻すように、隣に座ったショウトが肩を掴んで揺らしてくる。行き慣れたバーであり一緒にいるのが昔馴染みとあって、やや飲みすぎている自覚のある頭がつられて揺れて浮奇は眉を顰めた。
「揺らさないで、吐く。」
「飲みすぎなんだよ!」
相変わらず良くも悪くも騒がしい友人は、なぜだか複雑な顔をしている。これ以上揺らされる前にと、浮奇はグラスを置いて向き直った。
「ふーふーちゃんを好きすぎて喧嘩にならないんだよね、って言ったの。」
2172「浮奇、なんて言った?」
うっとりと酔いしれる浮奇を現実に戻すように、隣に座ったショウトが肩を掴んで揺らしてくる。行き慣れたバーであり一緒にいるのが昔馴染みとあって、やや飲みすぎている自覚のある頭がつられて揺れて浮奇は眉を顰めた。
「揺らさないで、吐く。」
「飲みすぎなんだよ!」
相変わらず良くも悪くも騒がしい友人は、なぜだか複雑な顔をしている。これ以上揺らされる前にと、浮奇はグラスを置いて向き直った。
「ふーふーちゃんを好きすぎて喧嘩にならないんだよね、って言ったの。」
m00n_SeeP
DONE少し不思議なお話でシリアスな話にしたかったけれどどうしてもシリアスは難しいという罠。さいぼぐ風味ただの妄想
電気羊は甘い夢を見るか?こんばんは、今日の月は良い三日月ですねぇ。まるで笑っているかのように。おや、ここの店はハジメテ?ええ、ええ、この薄暗い地区ではお見かけしない格好良さ。おっと、お待ちください。全く興味が無さそうですねえ…困ったなあ。今日は世界に一つしかない物をようやっと並べられるようになったんです。お客様はタイミングが良い。どうです?興味が出ましたでしょう?さあどうぞ中へ。
ーーーいってらっしゃいませ。
ーーおや、珍しい。こんなところにお客様が。来るつもりは無かった?なるほど表の者が大変失礼なことを。けれどウチを見る価値は有るかと。きっと貴方にとって忘れられない物と出会えるはず。どうぞ店内をご覧になって。ーーー色々な物があるでしょう?今日はとっておきを仕入れたんです。まだ販売できる状態ではありませんが…はい?ああ、はい、はい、表の者は購入できるとは一言も言っていなかったでしょう?ふふふ、冗談ですよ。貴方がもし気に入って直ぐにでも持ち帰りたいとご購入頂けるのであれば、急ピッチで調整いたしましょう。
3515ーーーいってらっしゃいませ。
ーーおや、珍しい。こんなところにお客様が。来るつもりは無かった?なるほど表の者が大変失礼なことを。けれどウチを見る価値は有るかと。きっと貴方にとって忘れられない物と出会えるはず。どうぞ店内をご覧になって。ーーー色々な物があるでしょう?今日はとっておきを仕入れたんです。まだ販売できる状態ではありませんが…はい?ああ、はい、はい、表の者は購入できるとは一言も言っていなかったでしょう?ふふふ、冗談ですよ。貴方がもし気に入って直ぐにでも持ち帰りたいとご購入頂けるのであれば、急ピッチで調整いたしましょう。
おもち
TRAININGPsyBorg。いつも通りのんびりいちゃついてるだけのさいぼぐです。リビングのソファーを窓の近くに移動させたのは、日当たりの良いその場所で愛犬がよく日向ぼっこをしていたからだった。大きな体がバターのように溶けて心地よさそうに眠る姿は見るたびに頬が緩んでしまう可愛らしい光景で、俺も彼と同じ陽だまりの中に入ってのんびりした時間を過ごしたいと思ったのだ。
昼食後、二階の仕事部屋でキリのいいところまで事務作業を終わらせた俺は、休憩のために読みかけの本を持って階段を下りた。昨日まで天気が崩れていて窓の外は薄暗かったけれど、今日は久しぶりの晴天だった。この天気なら愛犬が例の場所で日向ぼっこをしているだろうと予想してリビングに入り、ソファーの肘掛けからはみ出たゆらゆら揺れる焦茶色のしっぽと、背もたれに寄りかかる紫色のふわふわの髪の毛を見つけ、俺はぴたりと足を止めた。
3068昼食後、二階の仕事部屋でキリのいいところまで事務作業を終わらせた俺は、休憩のために読みかけの本を持って階段を下りた。昨日まで天気が崩れていて窓の外は薄暗かったけれど、今日は久しぶりの晴天だった。この天気なら愛犬が例の場所で日向ぼっこをしているだろうと予想してリビングに入り、ソファーの肘掛けからはみ出たゆらゆら揺れる焦茶色のしっぽと、背もたれに寄りかかる紫色のふわふわの髪の毛を見つけ、俺はぴたりと足を止めた。
しろ🐾
DONE🐑🔮「自分のうっとりとした顔が迫ってくるのはなかなかにキツい」「うっとりなんかしてない!」・二人が入れ替わった(ように見える)話の続き
・同棲してる
・三部作の予定
ありえない時間にアラームがなった。止めてすぐ二度寝しようと伸ばした手が視界に入って、何でこんなに早く鳴らしているのかを思い出した。
「そうだった……俺いまふぅふぅちゃんなんだった」
そう言う声はちょっと鼻が詰まっている気がするもの、聞き慣れた彼のもので、まだ戻ってないのかとこめかみを軽く押さえた。
全然寝足りない身体を起こして、アラームアプリを落としてみると、ポップアップで動画が立ち上がったままになっていた。眠くなるまで、と、彼の動画で話し方や挨拶の仕方を見ていて、そのまま寝落ちちゃったみたいだ。
昨夜コラボをやってから翌朝にまた配信するなんて、早起きになれてない身体にはきつすぎる。
起きてるか、と寝室を覗きにきたふぅふぅちゃんに頷くと、「散歩に行ってくる」と言われたので手を振って見送る。準備に手間取ることを考えるとギリギリの時間での起床だった。
4139「そうだった……俺いまふぅふぅちゃんなんだった」
そう言う声はちょっと鼻が詰まっている気がするもの、聞き慣れた彼のもので、まだ戻ってないのかとこめかみを軽く押さえた。
全然寝足りない身体を起こして、アラームアプリを落としてみると、ポップアップで動画が立ち上がったままになっていた。眠くなるまで、と、彼の動画で話し方や挨拶の仕方を見ていて、そのまま寝落ちちゃったみたいだ。
昨夜コラボをやってから翌朝にまた配信するなんて、早起きになれてない身体にはきつすぎる。
起きてるか、と寝室を覗きにきたふぅふぅちゃんに頷くと、「散歩に行ってくる」と言われたので手を振って見送る。準備に手間取ることを考えるとギリギリの時間での起床だった。
𝓪𝓶𝓾
DONE形のない贈り物:🐑🔮ふーふーちゃんHBD!!!!
みんなに祝われて、嫌そうで楽しそうなふーふーちゃん。
来年も同じようにみんなでお祝いできますように……
形のない贈り物 予定していた3つの日本時間に合わせた配信が終わり、残すは雑談配信のみとなった。
立て続けに配信したせいで、体が凝り固まっている気がする。
椅子から立ち上がって伸びをした後、配信部屋のドアを開けると、階段に配信開始までにはなかった飾り付けがされているのに気が付いた。
バルーンやガーランドが赤と黒とシルバーで統一されている空間はもう芸術のようなもので、俺の目はこんなサプライズを準備してくれた浮奇を探してきょろきょろする。
ちらりと各部屋を覗いていくが、リビングや浮奇のお気に入りのサンルームにもいないし、ダイニングにも姿はない。
とりあえず配信後の喉の渇きを潤そうと、冷蔵庫の前に立ち扉を開けようとすると、そこには封筒が張り付けられていた。
3409立て続けに配信したせいで、体が凝り固まっている気がする。
椅子から立ち上がって伸びをした後、配信部屋のドアを開けると、階段に配信開始までにはなかった飾り付けがされているのに気が付いた。
バルーンやガーランドが赤と黒とシルバーで統一されている空間はもう芸術のようなもので、俺の目はこんなサプライズを準備してくれた浮奇を探してきょろきょろする。
ちらりと各部屋を覗いていくが、リビングや浮奇のお気に入りのサンルームにもいないし、ダイニングにも姿はない。
とりあえず配信後の喉の渇きを潤そうと、冷蔵庫の前に立ち扉を開けようとすると、そこには封筒が張り付けられていた。
𝓪𝓶𝓾
DONEれいみんと突発的に始まったぼんでーリレー小説……ついに今日、日の目を見る時が来ました。
れいみん→amuの順番で書いてます⭐
🐑🔮です!
甘え上手な唇今日はふーふーちゃんとデートなのに少し体調が良くない。でもこのくらいだったら全然歩けるし、せっかく開けてもらったスケジュールを無駄にしたくない。
待ち合わせ場所に向かうと先に待っていたふーふーちゃんがこっちに気付いて手をふってくれた。
「おまたせふーふーちゃん」
ふーふーちゃんに近づくとこちらをじっと見た後「浮奇、今日はやめておこうか」
「え、どうして?」
ぐるぐると頭を駆け巡るのはやな事ばかり。変な格好してたかな、それとも気に障るようなことをしてしまったのかもしれない。
その言葉に俯く俺の冷たくなった頬を真っ赤な両手で包んだふーふーちゃんは、心配そうな顔で、
「顔色が悪いな、いつからだ?」
「え?」
「熱は?」
3829待ち合わせ場所に向かうと先に待っていたふーふーちゃんがこっちに気付いて手をふってくれた。
「おまたせふーふーちゃん」
ふーふーちゃんに近づくとこちらをじっと見た後「浮奇、今日はやめておこうか」
「え、どうして?」
ぐるぐると頭を駆け巡るのはやな事ばかり。変な格好してたかな、それとも気に障るようなことをしてしまったのかもしれない。
その言葉に俯く俺の冷たくなった頬を真っ赤な両手で包んだふーふーちゃんは、心配そうな顔で、
「顔色が悪いな、いつからだ?」
「え?」
「熱は?」
🍲鍋🍲
MOURNING学パロ🐑🔮、お互い好きだけどまだくっついてません。図書室でのお話。勢いの短文です。注意
・書くとき全然🇯🇵の高校しか浮かんでなかった
・🐑が3年、🔮が2年になった春くらい
この文章はこの世の何とも関係ありません 1676
𝓪𝓶𝓾
DONEリボン:🐑🔮最近眠れないゥのお話。独白みたいな感じになっちゃった。
多分一人じゃ眠れないんだと思う。
リボン最近、ちゃんと眠れないことが多い。
今日の配信後、なんとなくリビングには行きたくなくて、座ったままのゲーミングチェアをゆりかごの様にギシギシと揺らしながらツイッターを見ていた。
ファンアートや素敵な写真にいいねを押して、みんなにも見てほしいものはリツイートしていく。みんなからの愛でおれの心は溢れているのに、おれの心は一体何が不満なんだろう。
眠れない理由はいくら考えても思いつかなくて、スマホに飽きたタイミングであたりを見渡すと、棚にある黒い小さな箱が目に入ってくる。ふと思いついたようにその箱を手に取った。
その箱の中には、今までふーふーちゃんからもらったプレゼントや、花束についていたリボンが入っている。赤やピンク、オレンジ、グリーン。ラメの入ったもの、太いもの細いもの。一年でこんなにも集まるとは思っていなかったな、と箱の中のリボンをひとつづつ取り出していく。
1770今日の配信後、なんとなくリビングには行きたくなくて、座ったままのゲーミングチェアをゆりかごの様にギシギシと揺らしながらツイッターを見ていた。
ファンアートや素敵な写真にいいねを押して、みんなにも見てほしいものはリツイートしていく。みんなからの愛でおれの心は溢れているのに、おれの心は一体何が不満なんだろう。
眠れない理由はいくら考えても思いつかなくて、スマホに飽きたタイミングであたりを見渡すと、棚にある黒い小さな箱が目に入ってくる。ふと思いついたようにその箱を手に取った。
その箱の中には、今までふーふーちゃんからもらったプレゼントや、花束についていたリボンが入っている。赤やピンク、オレンジ、グリーン。ラメの入ったもの、太いもの細いもの。一年でこんなにも集まるとは思っていなかったな、と箱の中のリボンをひとつづつ取り出していく。
しろ🐾
DONE🐑🔮「……あぁ、良かった、コラボだ!」「助かった、マイクラじゃなかった!」・二人が入れ替わ(ったように見え)る話
・同棲してる
・三部作の予定
例えば、彼がくしゃみをした拍子に、持っていたコップが割れるとか、近くのゴミ箱の中身が弾けるとかを、たまに見ていたので、無意識にそういうことが起こるものなのだと、知識としては理解していた。
大変そうだな、と声をかけると、「花粉の時期はもっとひどい」とも零していたことも覚えていた。
「なるほど……?」
朝起きて歯を磨いている途中で、鏡に映っている姿が自分のものではなく、隣で寝ていた筈の恋人のものになっていると気付いたときも、慌てずに原因についてあたりをつけられたのは、そういう知識があったからかもしれない。生身の手を顔の前まで持ち上げながら、もう一度、なるほど、と呟く。それ以外に言葉が出てこないあたり、冷静なふりをしているだけで静かにパニックを起こしている可能性も大いにあった。鏡を見たときに、思いっきり口の中に残っていた歯磨き粉を飲み込んでいたし、むしろそっちだろう。
3545大変そうだな、と声をかけると、「花粉の時期はもっとひどい」とも零していたことも覚えていた。
「なるほど……?」
朝起きて歯を磨いている途中で、鏡に映っている姿が自分のものではなく、隣で寝ていた筈の恋人のものになっていると気付いたときも、慌てずに原因についてあたりをつけられたのは、そういう知識があったからかもしれない。生身の手を顔の前まで持ち上げながら、もう一度、なるほど、と呟く。それ以外に言葉が出てこないあたり、冷静なふりをしているだけで静かにパニックを起こしている可能性も大いにあった。鏡を見たときに、思いっきり口の中に残っていた歯磨き粉を飲み込んでいたし、むしろそっちだろう。
ilovaevenlofna
DOODLE那是一只异色瞳的鸟……fulgur的鸟鸟ukifulgur是一部人气小说的作者,他笔下鲜活的人物让无数读者为之痴迷,但是有读者注意到,fulgur的小说中经常出现一只异色瞳的鸟。
fulgur没想到会有人在签售会上向他询问这件事,但他只是微微一笑,告诉他那只鸟的名字是
uki。
回到家的fulgur疲惫的坐在书桌前,看着空荡
荡的木质支架,陷入沉睡。
那支架很漂亮,是他亲自设计的,三个像猫爬架一样的圆盘盘旋而上,用藤蔓装饰中间的支杆,圆盘上分别放着一盆紫罗兰,一只紫色水母,一只白色的绵羊,地面上还趴着一只黑色的同款绵羊。
最顶端是一个藤蔓编织的倒置的半个心形,给小鸟停留,细颈上系着一只白瓷的风铃,在顶端做了一盏紫色的淡色星星灯。
fulgur经常坐在椅子上期待着鸟儿的到来,他的窗台上时长放着一小碟小米和一杯水。fulgur慷慨的把独属于他的角落让出一分给那只漂亮的鸟儿,那盆紫罗兰也是它衔来的种子,被fulgur埋进土里,像他和uki的友谊那样生根发芽然后茁壮成长。
905fulgur没想到会有人在签售会上向他询问这件事,但他只是微微一笑,告诉他那只鸟的名字是
uki。
回到家的fulgur疲惫的坐在书桌前,看着空荡
荡的木质支架,陷入沉睡。
那支架很漂亮,是他亲自设计的,三个像猫爬架一样的圆盘盘旋而上,用藤蔓装饰中间的支杆,圆盘上分别放着一盆紫罗兰,一只紫色水母,一只白色的绵羊,地面上还趴着一只黑色的同款绵羊。
最顶端是一个藤蔓编织的倒置的半个心形,给小鸟停留,细颈上系着一只白瓷的风铃,在顶端做了一盏紫色的淡色星星灯。
fulgur经常坐在椅子上期待着鸟儿的到来,他的窗台上时长放着一小碟小米和一杯水。fulgur慷慨的把独属于他的角落让出一分给那只漂亮的鸟儿,那盆紫罗兰也是它衔来的种子,被fulgur埋进土里,像他和uki的友谊那样生根发芽然后茁壮成长。
おもち
TRAININGPsyBorg。ホワイトデーの話。絶対に直接行かないって約束をして教えてもらったのに、俺はその約束を破って彼の家に向かう電車に乗っていた。
だって、ふーふーちゃんも約束破ったもん。
バレンタインデーから一ヶ月後の今日この日を俺はものすごく楽しみにしていた。去年、彼にホワイトデーのプレゼントを強請ったら「バレンタインデーにくれなかっただろう?」と言われたから、今年はちゃんとバレンタインのプレゼントを贈ったんだ。それなのに、今日届いた郵便物の中にふーふーちゃんからのプレゼントはなかった。
俺の好きな甘いお菓子とか、キザに花束とか、可愛いアクセサリーとかでも良いなって毎日ワクワクしながら過ごしてたのに、まさかなんにもくれないなんて。お返しのためにバレンタインデーにプレゼントをしたわけじゃないけど、でもやっぱりお返しを期待していた。
3688だって、ふーふーちゃんも約束破ったもん。
バレンタインデーから一ヶ月後の今日この日を俺はものすごく楽しみにしていた。去年、彼にホワイトデーのプレゼントを強請ったら「バレンタインデーにくれなかっただろう?」と言われたから、今年はちゃんとバレンタインのプレゼントを贈ったんだ。それなのに、今日届いた郵便物の中にふーふーちゃんからのプレゼントはなかった。
俺の好きな甘いお菓子とか、キザに花束とか、可愛いアクセサリーとかでも良いなって毎日ワクワクしながら過ごしてたのに、まさかなんにもくれないなんて。お返しのためにバレンタインデーにプレゼントをしたわけじゃないけど、でもやっぱりお返しを期待していた。
𝓪𝓶𝓾
DONEあまいとこ:🐑🔮ホワイトデーの二人のお話です。
この前のシチュアンケの結果「いちごのおいしいところ」が投票数多かったので、題材はいちごになりました。
ご協力いただき、ありがとうございました♡
あまいとこ綺麗に磨き上げられたシンクで、ふーふーちゃんが何かしてる。
ふーふーちゃんがシンクを使うのは、ケトルに水を入れるときか、家じゅうにある植木のお世話をするときくらい。あぁ、あとはあったかいタオルを作るときぐらい?
彼の体のつなぎ目は、急激な気温の変化に弱い。冷え込んだ朝や凍るような夜にはホットタオル、暑くて目が覚めた朝や、暑い中外に出かけた後は冷えたタオルで、それこそこの時代では彼しか持たない唯一無二のつなぎ目のケアをしてる。
話が脱線したけれど、今はシンクで何してるかって話。
散歩はもう終わってるし、昼食もとって、何なら食後のコーヒーももうすんだんだけどな…何か洗うものなんてあったっけ?
昼食後、薄いカーテンを通り越してポカポカと暖かい日差しが差し込むリビング。そのソファの上におれはいて、ふーふーちゃんのお気に入りの窓際の椅子の横には、愛犬と愛猫が仲良く転がって日向ぼっこをしているのが見える。
2297ふーふーちゃんがシンクを使うのは、ケトルに水を入れるときか、家じゅうにある植木のお世話をするときくらい。あぁ、あとはあったかいタオルを作るときぐらい?
彼の体のつなぎ目は、急激な気温の変化に弱い。冷え込んだ朝や凍るような夜にはホットタオル、暑くて目が覚めた朝や、暑い中外に出かけた後は冷えたタオルで、それこそこの時代では彼しか持たない唯一無二のつなぎ目のケアをしてる。
話が脱線したけれど、今はシンクで何してるかって話。
散歩はもう終わってるし、昼食もとって、何なら食後のコーヒーももうすんだんだけどな…何か洗うものなんてあったっけ?
昼食後、薄いカーテンを通り越してポカポカと暖かい日差しが差し込むリビング。そのソファの上におれはいて、ふーふーちゃんのお気に入りの窓際の椅子の横には、愛犬と愛猫が仲良く転がって日向ぼっこをしているのが見える。
しろ🐾
DONE🐏🔮「気持ち悪かったなら、悪かった」「えっ、きもちわるいのかな」「俺に聞かないでくれ…」冬眠するさいぼぐの続き
https://poipiku.com/5397800/8432647.html
三題噺お題:夜空、言葉、傘
https://mayoi.tokyo/switch/switch2.html
傘は君が持ってね 夜の散歩が好きだ。猫の遺伝子がそういう気分にさせるのか、元々そういう性格なのか、朝が早いのよりも、夜が遅い方が好きだった。どの季節でも、夜の方が良い匂いがする気がする。最近は春が近いから、寒すぎず暑すぎずで服を選ぶのが楽しくもなってくる。
最近よく一緒に飲みに行く人が、近くにいると言うので、チャットで喋りながら街の方に向かうまでは、気分は上々といっても良かった。
「……最悪なんだけど」
人通りの多いところまでついてすぐに、ザァッと周りで音がし始めて、冷たい雨が降りかかる。
急いで近くのお店の出入り口の傍に避難をさせてもらう。少しだけひさしがついていて、身を小さくしていれば雨は当たらなかった。
背後を見ると、ショーウィンドーの中には最近発売されたというハードカバーがいくつか並んでいた。
2044最近よく一緒に飲みに行く人が、近くにいると言うので、チャットで喋りながら街の方に向かうまでは、気分は上々といっても良かった。
「……最悪なんだけど」
人通りの多いところまでついてすぐに、ザァッと周りで音がし始めて、冷たい雨が降りかかる。
急いで近くのお店の出入り口の傍に避難をさせてもらう。少しだけひさしがついていて、身を小さくしていれば雨は当たらなかった。
背後を見ると、ショーウィンドーの中には最近発売されたというハードカバーがいくつか並んでいた。
途綺*
DONE🐑🔮//君に届けたい言葉🔮のポストへ差出人不明のラブレターが届く話。
ポストの中に、見慣れない手紙を見つけた。
中身を読まずともゴミ箱行きと分かるような見慣れた紙や封筒に混じって、濃い紫色の封筒がポストの中でひときわ強く存在を主張している。誰かに手紙を送ると言われた覚えもなく、浮奇は首を傾げつつ封筒を取り上げた。
住所と宛名はシールに印字されているため筆跡で判断することは難しく、裏側へひっくり返してみても差出人の名前はない。けれど、切手に押されたスタンプの住所には見覚えがあるし、隅っこに小さく特徴的なタトゥーを模したサインが書かれている。加えてサインの横に、これまた特徴的な筆跡で「Love Letter」と綴ってあり、浮奇はもう吹き出さずにはいられなかった。
ラブレターとは大体の場合は見た目では分からないようにするのが一般的であり、実際に今まで何度か受け取ったものはそうだろうなと予感させる渡し方はされても何の変哲もない封筒だった。つまり浮奇は人生で初めて、ラブレターと名付けられたラブレターを受け取ったことになる。
1596中身を読まずともゴミ箱行きと分かるような見慣れた紙や封筒に混じって、濃い紫色の封筒がポストの中でひときわ強く存在を主張している。誰かに手紙を送ると言われた覚えもなく、浮奇は首を傾げつつ封筒を取り上げた。
住所と宛名はシールに印字されているため筆跡で判断することは難しく、裏側へひっくり返してみても差出人の名前はない。けれど、切手に押されたスタンプの住所には見覚えがあるし、隅っこに小さく特徴的なタトゥーを模したサインが書かれている。加えてサインの横に、これまた特徴的な筆跡で「Love Letter」と綴ってあり、浮奇はもう吹き出さずにはいられなかった。
ラブレターとは大体の場合は見た目では分からないようにするのが一般的であり、実際に今まで何度か受け取ったものはそうだろうなと予感させる渡し方はされても何の変哲もない封筒だった。つまり浮奇は人生で初めて、ラブレターと名付けられたラブレターを受け取ったことになる。