yosuga_04_05
DONE「“僕が先に灰になったらさ、ダイヤモンドにしてくれる?”」🦁くんと👟くんの指輪の話。
遺骨ダイヤモンドの話ですが、しっかり二人が幸せな話です。
地球最後の告白をの「幸せな灰になって」のフレーズを引きずった結果です。
蛇足ですがおまけもあります。
【💛💜】ゴールド・ダイヤモンド ——先に灰になったらさ。
ダイヤモンドにしてくれる?
「…………」
意識が夢から覚めていく。
なんだか肌寒くて、シュウはそっと目を開いた。起き抜けでろくに回らない頭。ぼやける視界は、何度か瞬き繰り返す内にはっきりとしてくる。
どうやら、ブランケットが肩から落ちてしまっている。
あくびを零しながら、シュウはブランケットを手繰り寄せた。そうして、傍らでぐっすりと眠る生き物にもきちんとブランケットを分けてやる。シュウと同じく何も身に着けていないルカのタトゥーが剝き出しだ。しなやかな筋肉を纏った身体は引き締まっていて、ひっついてみるといつだって自分より体温が高い。
ベッドの下に散らばった衣服たちが視界に映って、そういえば、とシュウは思いだす。昨夜、ルカと熱を分け合って、そのまま疲れ切って眠ってしまったのだった。
6144ダイヤモンドにしてくれる?
「…………」
意識が夢から覚めていく。
なんだか肌寒くて、シュウはそっと目を開いた。起き抜けでろくに回らない頭。ぼやける視界は、何度か瞬き繰り返す内にはっきりとしてくる。
どうやら、ブランケットが肩から落ちてしまっている。
あくびを零しながら、シュウはブランケットを手繰り寄せた。そうして、傍らでぐっすりと眠る生き物にもきちんとブランケットを分けてやる。シュウと同じく何も身に着けていないルカのタトゥーが剝き出しだ。しなやかな筋肉を纏った身体は引き締まっていて、ひっついてみるといつだって自分より体温が高い。
ベッドの下に散らばった衣服たちが視界に映って、そういえば、とシュウは思いだす。昨夜、ルカと熱を分け合って、そのまま疲れ切って眠ってしまったのだった。
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PROGRESS👟くんに片想いしている🦁くんの💛💜。7/14~更新中 9/27現在10話まで。
都度追加していきます。
こちら(https://privatter.net/p/9317025)でも同じものが読めます。読みやすい方で。
【💛💜】Turn around1.届かないこころを覗いてほしい
「きみに想われる子は幸せだろうね」
それは、きっとこころからの言葉だったから。
「……、そう?」
寒くて、指先がかじかむ。
うっかり、反応が遅れてしまったのに、ルカは内心焦っていた。通話越しだから顔なんて見えやしない。きっとばれない。きっとばれないけれど、でも。
「うん」
ルカのそんな焦燥や溢れ出る感情に気づく様子のないシュウは、頷いて、そのまま言葉を続けた。
「僕はなんていうか、自分がだれかとそういう風になるの、正直うまく想像ができないから。そんな予定もないんだけど、もし恋人ができたとしてさ、相手を大事にできる気がしないんだよね」
「シュウは優しいし、大事にできないってことはないんじゃない?」
34066「きみに想われる子は幸せだろうね」
それは、きっとこころからの言葉だったから。
「……、そう?」
寒くて、指先がかじかむ。
うっかり、反応が遅れてしまったのに、ルカは内心焦っていた。通話越しだから顔なんて見えやしない。きっとばれない。きっとばれないけれど、でも。
「うん」
ルカのそんな焦燥や溢れ出る感情に気づく様子のないシュウは、頷いて、そのまま言葉を続けた。
「僕はなんていうか、自分がだれかとそういう風になるの、正直うまく想像ができないから。そんな予定もないんだけど、もし恋人ができたとしてさ、相手を大事にできる気がしないんだよね」
「シュウは優しいし、大事にできないってことはないんじゃない?」
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DONE👟くんに贈り主不明のチューリップが届く話。ハッピーエンドです。
【💛💜】花束に思いを乗せて「そういえば最近、不思議なことがあってさ」
パソコンの画面越し、シュウはおもむろに口を開いた。
「不思議なこと?」
作業をしていたミスタがそう問い返すと「うん」と頷いたシュウがいくらか無言になって、やがてディスコードに一枚の写真を送ってくれる。
その写真に写っていたのは、おそらくシュウの部屋の片隅。花瓶に活けられたチューリップの花。
色鮮やかな花が瑞々しく花開いている。
「チューリップ?」
「そう。最初は八本、次が十一本、昨日は三本。ここ最近、家に届くんだよね」
シュウが心底訝し気にそう零す。
「誰から?」
「それがさ、送り主がいつも不明なんだよね。僕宛なのだけはわかるんだけど」
「……結構危ないやつじゃない?」
15117パソコンの画面越し、シュウはおもむろに口を開いた。
「不思議なこと?」
作業をしていたミスタがそう問い返すと「うん」と頷いたシュウがいくらか無言になって、やがてディスコードに一枚の写真を送ってくれる。
その写真に写っていたのは、おそらくシュウの部屋の片隅。花瓶に活けられたチューリップの花。
色鮮やかな花が瑞々しく花開いている。
「チューリップ?」
「そう。最初は八本、次が十一本、昨日は三本。ここ最近、家に届くんだよね」
シュウが心底訝し気にそう零す。
「誰から?」
「それがさ、送り主がいつも不明なんだよね。僕宛なのだけはわかるんだけど」
「……結構危ないやつじゃない?」
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DONE【💛💜】Honeymoon Un Deux Trois――きみに思いきり愛されてみたかったから。
💛💜で蜂蜜酒のお話。
友人の結婚式に参加した🦁くんと👟くんの短い話です。
はちみつの日で書きたかったやつです。
🦁くんの蜜月アン・ドゥ・トロワを聞きながら。 10
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DONE――僕に触っていいのはきみだけなんだって、言ってるみたい。お付き合いしている💛💜
とある悩みを抱える👟くんと、独占欲強めの🦁くん。
ngo配信のバイブのくだりを引きずってる話です。
【💛💜】You have me. はじめて肌を重ねた夜。
ルカは、シュウをとびきり大切にしてくれた。
自分以外の誰かに触れること。
明確な熱を持って、触れてみたくて、触れられたくて。そんな風に誰かと熱を交わらせるのは、お互いに初めてだった。
もちろん知識はあったけれど、知識だけがあったってなにもわからなくて。だから、たくさん確認し合った。拙くても丁寧に、丁寧に。息を上げながら、身体を震わせながら、触れあって求め合って、暑くて、熱くて、苦しくて、切なくて。ひとつになれて、夢みたいに幸せだった。
あれから何度か、肌を重ねた。
今夜だって、そう。
「…………」
シュウが眠るまで起きてるよ、と口にしたルカは、つい数分前に夢の世界へ旅立った。
9581ルカは、シュウをとびきり大切にしてくれた。
自分以外の誰かに触れること。
明確な熱を持って、触れてみたくて、触れられたくて。そんな風に誰かと熱を交わらせるのは、お互いに初めてだった。
もちろん知識はあったけれど、知識だけがあったってなにもわからなくて。だから、たくさん確認し合った。拙くても丁寧に、丁寧に。息を上げながら、身体を震わせながら、触れあって求め合って、暑くて、熱くて、苦しくて、切なくて。ひとつになれて、夢みたいに幸せだった。
あれから何度か、肌を重ねた。
今夜だって、そう。
「…………」
シュウが眠るまで起きてるよ、と口にしたルカは、つい数分前に夢の世界へ旅立った。
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DONE好きだよと言えずに 初恋は💛💜学パロ。
陸上部の🦁くんと、放課後そんな彼を眺める👟くんの話。
前に別ジャンルで書いた話をベースにしてます。
【💛💜】初恋 口に出せない。口に出せない。
そのくせ、言葉に出来ない想いは、どんどん煮詰まって、どろどろと重たく、甘くなっていく。
煮詰めすぎたジャムみたいに、たちが悪い。
「シュウ?」
「――――」
雨音に閉ざされた、放課後の空き教室。
呼ばれて、シュウはハッとする。己を窺うように覗くふたつの目には、シュウが映っている。
「はは、ぼんやりしてた?」
「あ、いや……、ごめんね」
「いいよ、今日はもうやめにしよう。俺お腹すいちゃったしさ」
そう言って、ルカは笑う。教室の時計は、いつの間にか十九時を回ろうとしていた。体温がわかるくらいにすぐ傍らにいた彼は、椅子から立ち上がると、シュウの机にくっつけていた机を離す。
ルカの動きに合わせて、シャンプーなのか柔軟剤なのか、お日様みたいな香りが漂う。シュウのまわりの空気を攪拌する。
13581そのくせ、言葉に出来ない想いは、どんどん煮詰まって、どろどろと重たく、甘くなっていく。
煮詰めすぎたジャムみたいに、たちが悪い。
「シュウ?」
「――――」
雨音に閉ざされた、放課後の空き教室。
呼ばれて、シュウはハッとする。己を窺うように覗くふたつの目には、シュウが映っている。
「はは、ぼんやりしてた?」
「あ、いや……、ごめんね」
「いいよ、今日はもうやめにしよう。俺お腹すいちゃったしさ」
そう言って、ルカは笑う。教室の時計は、いつの間にか十九時を回ろうとしていた。体温がわかるくらいにすぐ傍らにいた彼は、椅子から立ち上がると、シュウの机にくっつけていた机を離す。
ルカの動きに合わせて、シャンプーなのか柔軟剤なのか、お日様みたいな香りが漂う。シュウのまわりの空気を攪拌する。
yosuga_04_05
DONE【💛💜】きんいろのカーテン「俺が隠してみせるよ」
金色の髪の向こうで、朝の陽がきらめくのがわかった。
👟くんが🦁くんからどんな世界が視えているのか問われる話。
💛💜で髪カーテンの短いお話です。 15
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PROGRESSβ🦁くん×Ω👟くんの💛💜オメガバースパロ。好き勝手書きたいとこだけ書いているのでシーン飛び飛びです。
ご都合設定で進みます。
いつかちゃんと書けたらいいな、の気持ちです。
【💛💜】Even if it's not destiny 闇ノシュウには秘密がある。
例えば、これは。
そう、ちょっと厄介なだけの体質。
「…………」
枕元に置いていたスマートフォンを操作する。ディスプレイに表示された時刻は朝の四時過ぎ。カーテンの向こうはまだ暗い。
深夜とも早朝とも呼べない時間。珍しく日付の変わる前にベッドに入ったというのに、ちっとも寝付けなかった。ベッドを抜け出したシュウは、のろのろと洗面所に向かった。
洗面台の前に立って、鏡に映った自分を見つめる。眠れなかったからか目の下には隈ができているし、全体的に血色も悪い。不健康そうだ。濃い紫色の瞳にはどこか疲労が見えた。
洗面台に両手をついて、ふう、と息を吐く。うなだれると、髪が一房零れ落ちた。
9760例えば、これは。
そう、ちょっと厄介なだけの体質。
「…………」
枕元に置いていたスマートフォンを操作する。ディスプレイに表示された時刻は朝の四時過ぎ。カーテンの向こうはまだ暗い。
深夜とも早朝とも呼べない時間。珍しく日付の変わる前にベッドに入ったというのに、ちっとも寝付けなかった。ベッドを抜け出したシュウは、のろのろと洗面所に向かった。
洗面台の前に立って、鏡に映った自分を見つめる。眠れなかったからか目の下には隈ができているし、全体的に血色も悪い。不健康そうだ。濃い紫色の瞳にはどこか疲労が見えた。
洗面台に両手をついて、ふう、と息を吐く。うなだれると、髪が一房零れ落ちた。
yosuga_04_05
DONE【💛💜】Don't wait for me.「まだ待てできると思ってたのに……」
「え、待てする気だったの?」
👟くんの誕生日の短いお話。
ひたすら🦁👟がいちゃいちゃしてるだけのお話です。 7
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MOURNING💛💜沼に落ちてすぐのときに、一本長い話を書きたくて進めていくうちに、どうしてもキスシーンが書きたくて書いてしまったもの。
全編書きたかったけどたぶん書きあがらないです。
【💛💜】想いを通わせて、はじめてキスする話 ふたり並んで腰掛けたベッド。
一瞬とも永遠ともつかない沈黙を先に破ったのはルカだった。
「なんていうか」
どこか照れたような表情を見せたルカはシュウを一瞥して、すぐにまた視線をそらした。
「正直思ってなかったんだ。その……、シュウとこういう風になるなんて」
「うん」
「いや、シュウが嫌だとかそんなんじゃなくてさ! シュウのことはずっとすきだよ!」
焦ったようなルカが、シュウを見つめてそんなストレートな言葉をぶつけてくる。薄い紫の瞳が真摯だ。
「ただそういう対象になるんだって、考えもしなかったっていうか……」
「うん、わかるよ」
そりゃあそうだろう。シュウだってまさか、思っちゃなかった。否、予感はあったかも知れない。
3757一瞬とも永遠ともつかない沈黙を先に破ったのはルカだった。
「なんていうか」
どこか照れたような表情を見せたルカはシュウを一瞥して、すぐにまた視線をそらした。
「正直思ってなかったんだ。その……、シュウとこういう風になるなんて」
「うん」
「いや、シュウが嫌だとかそんなんじゃなくてさ! シュウのことはずっとすきだよ!」
焦ったようなルカが、シュウを見つめてそんなストレートな言葉をぶつけてくる。薄い紫の瞳が真摯だ。
「ただそういう対象になるんだって、考えもしなかったっていうか……」
「うん、わかるよ」
そりゃあそうだろう。シュウだってまさか、思っちゃなかった。否、予感はあったかも知れない。
Melusine_Curse
MOURNING💛💜 Dom/SubユニバースパロSubなのに周りからDomだと思われている💛とDomの💜
※Sub💛×Dom💜です
※別にえっちじゃないけど横書きの方が読みやすいと思ったのでこっちにポイ
※誰が何と言おうと💛💜
↓続き↓
https://poipiku.com/5762087/7413154.html
飴色蜂蜜君の熱冷蔵庫の中身とにらめっこするのは、基本的には僕の役割だ。
ルカはあれでいて立派なマフィアのボスなので、昼間も仕事がたくさんある。一緒に住み始めたからと言ってずっと一緒にいられるわけではないのは最初から分かっていたことだから、大して気にしてない。本当に。
僕の仕事ももちろんあるけど、そこまで忙しく活動しているわけじゃないし。こうしてルカの帰りを待っている時間は、僕にとっても大切なものとなっていた。
そういうわけで、今日も今日とて僕は食材達と戦争をするため意を決して冷蔵庫の扉を開けた。待ってましたとばかりに流れ出る冷気が頬を撫でる。
「あ、卵ないかも…買い忘れちゃったな」
メニューを考えるのはあまり得意ではないけど、ルカの為に作るようになってから少しだけレパートリーが増えた気がする。ほんの少しだけ、ね。
1957ルカはあれでいて立派なマフィアのボスなので、昼間も仕事がたくさんある。一緒に住み始めたからと言ってずっと一緒にいられるわけではないのは最初から分かっていたことだから、大して気にしてない。本当に。
僕の仕事ももちろんあるけど、そこまで忙しく活動しているわけじゃないし。こうしてルカの帰りを待っている時間は、僕にとっても大切なものとなっていた。
そういうわけで、今日も今日とて僕は食材達と戦争をするため意を決して冷蔵庫の扉を開けた。待ってましたとばかりに流れ出る冷気が頬を撫でる。
「あ、卵ないかも…買い忘れちゃったな」
メニューを考えるのはあまり得意ではないけど、ルカの為に作るようになってから少しだけレパートリーが増えた気がする。ほんの少しだけ、ね。
Gabriel_ishere
TRAINING* 虔誠信徒Luca x 墜落神明Shu* 短篇練習 糖水向 無R18內容
* OOC有
《虔诚者》特訓前的一週,Luca總會在夢中遇見一個長相極美的青年。
Luca感覺自己應該是知道對方是誰,只是在夢中想不起來而已。
大多數時候,青年都是安靜地用纖長的細指支撐著上半身,坐在黑暗中抬頭,仰望虛空中的那束極為微弱的白光,任由柔軟的白紫色水袖無力地垂落於身側。
有時,青年也會低頭懷念什麼。連帶著他那略帶異色的秀髮,也會順著他的動作,滑過他那宛若天鵝般優雅的頸項和不盈一握的細腰,較往常多添了幾分易碎的魅惑感。
讓人看著有點心疼。
如若用心觀察,其實還能看清幾分青年那絕美如雕塑般的臉上,有著一雙彷彿吸納了宇宙星雲的紫眸,很是豔麗。
只可惜的是,這位美得讓Luca萬分感概的青年,卻從未轉過頭來與Luca對視過哪怕一秒。因此,Luca每當夢見時都會想:「如果自己的身影能倒映在對方眼中,該會是什麼樣子啊⋯」
10109Luca感覺自己應該是知道對方是誰,只是在夢中想不起來而已。
大多數時候,青年都是安靜地用纖長的細指支撐著上半身,坐在黑暗中抬頭,仰望虛空中的那束極為微弱的白光,任由柔軟的白紫色水袖無力地垂落於身側。
有時,青年也會低頭懷念什麼。連帶著他那略帶異色的秀髮,也會順著他的動作,滑過他那宛若天鵝般優雅的頸項和不盈一握的細腰,較往常多添了幾分易碎的魅惑感。
讓人看著有點心疼。
如若用心觀察,其實還能看清幾分青年那絕美如雕塑般的臉上,有著一雙彷彿吸納了宇宙星雲的紫眸,很是豔麗。
只可惜的是,這位美得讓Luca萬分感概的青年,卻從未轉過頭來與Luca對視過哪怕一秒。因此,Luca每當夢見時都會想:「如果自己的身影能倒映在對方眼中,該會是什麼樣子啊⋯」
あいびさん
MOURNING私と一緒に踊ってくれますか?の後日談的なサムシングです。(💛💜)多分これでこの💛💜はおしまい。
※事後描写ほんのり
前回の💛💜に大変多くの反応をいただき私自身がびっくりしています。こんな拙い作品に多くの反応をありがとうございます。皆様の反応が私のモチベとなっております。
18+? 2711