hatena1206
MOURNINGキスの日のエメアゼKiss「おかえり、アゼム。今帰ってきたところかい?」
大きな荷物を背負いながらカピトル議事堂に現れた友人を見つけるとその痩せ細い青年が優しい笑みを浮かべながら近寄ってきくるとおや、といぶかし気にのぞき込んできた。
「ただいま、ヒュトロダエウス。なんだいそんなに見て」
はらりと片方に寄せて三つあみを作ったラベンダー色の髪が首を傾げると揺れる。
白い仮面をしているがその端麗な顔にじっと見つめられると少しドキリとしてしまう。彼は男性ではあるが物腰が柔らかく声も穏やかな音色のせいかとても中性的に見える。
「またキミは色んな所に傷を作ってきたみたいだね」
そう言って額に巻かれた包帯と腕や手の甲にできた擦り傷を見て、仕方のない人だねと肩をすくめて笑った。
4105大きな荷物を背負いながらカピトル議事堂に現れた友人を見つけるとその痩せ細い青年が優しい笑みを浮かべながら近寄ってきくるとおや、といぶかし気にのぞき込んできた。
「ただいま、ヒュトロダエウス。なんだいそんなに見て」
はらりと片方に寄せて三つあみを作ったラベンダー色の髪が首を傾げると揺れる。
白い仮面をしているがその端麗な顔にじっと見つめられると少しドキリとしてしまう。彼は男性ではあるが物腰が柔らかく声も穏やかな音色のせいかとても中性的に見える。
「またキミは色んな所に傷を作ってきたみたいだね」
そう言って額に巻かれた包帯と腕や手の甲にできた擦り傷を見て、仕方のない人だねと肩をすくめて笑った。
エマオ
DONEエメトセルクの素直作戦!ヒュトロダエウスは茶化したりからかったりしないと思うけど、聞いた以上はつっこみたくなりそう……古代人はおそらく無益に意地悪するようなことはないとはいえ、エルピスでの2人を見るに、ヒュたんがエメトセルクをからかって反応を楽しむようなことはやっていたようなので。
一万年ぶりに会えた親友との時間を楽しめていたら良いなあ 2
survive1978
DONE試しに、文章の投稿。一旦、幕引き。「ねぇねぇ」
こぽこぽ。
「なんだ」
こぽ。
「ワタシも、見たことないよ?」
「……何を」
ごぽ。
「えーとね、……海底遺跡と、秘宝の島?」
こぽぽ、こぽこぽ。
「あと、黄金郷と忘れられた民の祭祀場と、ナントカ大陸だっけ」
こぽこぽ、こぽぽぽ。
「ワタシも、見てみたいなぁ」
「…………」
ごぽぽ。
「…………お前、どうしてここに還ってくる前に言わないんだ」
「言えば付き合ってくれたの?」
「……全部は厭だが、ひとつふたつぐらいは立ち寄った」
「え、珍しい。ワタシの頼み事を――」
「――大体は聞いてやっていただろうが。珍しいとはなんだ」
ごぼぼぼぼ、ごぼぼごぼ。
こぽぽぽぽ、こぽぽ。
「フ、フフッ、……そういえばそうでした! なんだぁ、残念。言えばよかったなぁ。でも、眉間に皺がないのは珍しいよ。どうして?」
1768こぽこぽ。
「なんだ」
こぽ。
「ワタシも、見たことないよ?」
「……何を」
ごぽ。
「えーとね、……海底遺跡と、秘宝の島?」
こぽぽ、こぽこぽ。
「あと、黄金郷と忘れられた民の祭祀場と、ナントカ大陸だっけ」
こぽこぽ、こぽぽぽ。
「ワタシも、見てみたいなぁ」
「…………」
ごぽぽ。
「…………お前、どうしてここに還ってくる前に言わないんだ」
「言えば付き合ってくれたの?」
「……全部は厭だが、ひとつふたつぐらいは立ち寄った」
「え、珍しい。ワタシの頼み事を――」
「――大体は聞いてやっていただろうが。珍しいとはなんだ」
ごぼぼぼぼ、ごぼぼごぼ。
こぽぽぽぽ、こぽぽ。
「フ、フフッ、……そういえばそうでした! なんだぁ、残念。言えばよかったなぁ。でも、眉間に皺がないのは珍しいよ。どうして?」