稲丸詩朗
DOODLE「お前は〜!また仮面を付けずに来たのか!!?」「うっさいな〜誰にも会わないようにテレポで来たんだからいーじゃん!!!」
「そういう問題ではないとあれほど!」
「こんな美女のご尊顔を拝見できて光栄だと思え!!」
「夕飯食べるよ〜!(ヒュ」
Starlit
PAST※6.0メイン前提。※ご都合・捏造終末を越え、傍にいて満足している2人のおはなし。砂糖、どばどばだョ!
友情出演、暁の仲間たち
※エメとヒュ生存if、ローブ以外の2人(具体的な指定無し)
光の容姿は、身長がエメよりいくらか低い。その他設定なし。
Talking before sleeping 青年らしき2人は町往く人と変わらぬ装いで、オールド・シャーレアンを歩いている。
ローブを着ていたうちは「英雄の仲間」「イルサバードの魔道士」などと名乗っていたが、胡散臭いという顔をされるか、知的好奇心に詳しい話をと求められ、うんざりしたのだ。人々に紛れた服を纏えば、2人は俗世から放っておいてもらえた。
人波を通り過ぎ、2人は知神の港にて海を前に足を止めた。
「それで、彼女とはどお?」
悪友は嫌味なほど満面の笑顔を向けた。知神サリャク像から止めどなく降り注ぐ知の水さえ悪魔の微笑のように聞こえて、エメトセルクはヒュトロダエウスを睨めつけた。
「どうもこうもない」
ヒュトロダエウスはその言葉が真実だと理解して「ええ?」と目を丸くした。
8160ローブを着ていたうちは「英雄の仲間」「イルサバードの魔道士」などと名乗っていたが、胡散臭いという顔をされるか、知的好奇心に詳しい話をと求められ、うんざりしたのだ。人々に紛れた服を纏えば、2人は俗世から放っておいてもらえた。
人波を通り過ぎ、2人は知神の港にて海を前に足を止めた。
「それで、彼女とはどお?」
悪友は嫌味なほど満面の笑顔を向けた。知神サリャク像から止めどなく降り注ぐ知の水さえ悪魔の微笑のように聞こえて、エメトセルクはヒュトロダエウスを睨めつけた。
「どうもこうもない」
ヒュトロダエウスはその言葉が真実だと理解して「ええ?」と目を丸くした。
Starlit
PAST※暁月6.0前提。あぶないティータイム続き。ついにヴェーネス登場。終わらせましょう……。あまあま?だョ!
※この小説はご都合・捏造を含みます。雰囲気で楽しめる方が読んでください。
ヒカセンの名、容姿設定なし。
エメ、トセルク、大好き!4 祈りを喝采に変え、花道を歩ませ 淡い期待を持っていた。信じて協力してもらえるかもしれないと。それは、話すほどに目の前で項垂れ、固く自身の手を握るエメトセルクの姿に、脆く崩れていった。
「……荒唐無稽だ、とても信じられたものじゃない」
このエメトセルクが、信じられるはずもない。あなたは星を飲み込んでいく絶望を知り、失う無念を知り、人類を背負った執念を知る。そして、うっすら使い魔もどきに斃されたのだと。
「……世迷言はもう十分だ。私は仕事に戻る、二度と邪魔をするな」
その目に、今までの触れ合いも全て謀りに過ぎないと吐き捨てられたようだった。刃物が音を立てて深く心臓に突き立てられ、思い出を裂くように。
友2人が背を向けて行ってしまう。
これでいいんだ。全て本当のことを話した。今までが夢のような時間だったのだから。
5760「……荒唐無稽だ、とても信じられたものじゃない」
このエメトセルクが、信じられるはずもない。あなたは星を飲み込んでいく絶望を知り、失う無念を知り、人類を背負った執念を知る。そして、うっすら使い魔もどきに斃されたのだと。
「……世迷言はもう十分だ。私は仕事に戻る、二度と邪魔をするな」
その目に、今までの触れ合いも全て謀りに過ぎないと吐き捨てられたようだった。刃物が音を立てて深く心臓に突き立てられ、思い出を裂くように。
友2人が背を向けて行ってしまう。
これでいいんだ。全て本当のことを話した。今までが夢のような時間だったのだから。
Starlit
PAST※暁月6.0前提。「花の香り」つづき。
エルピスでやばい薬飲まされた光。いかがわしいですが、健全です。
こいつら、いつになったらヴェーネスに会って大事な話をするのかって?ちょっとこちらへ………カイロス発動。
※この小説はご都合・捏造を含みます。雰囲気で楽しめる方が読んでください。
ヒカセンの容姿設定はエメよりいくらか背が低い。としか考えていません。
エメトセルク、大好き!3 ~あぶないティータイム「ヒュトロ、ダエウス! 大変!」
アナグノリシス天測園のベンチでお茶を飲んでいる彼を見つけ、走り寄ります。ヒュトロダエウスは「ん?」と穏やかな顔と、どこまでも見透かすような朝紫色の目を見せました。
「エメ、トセルクが、おかしい!」
ヒュトロダエウスはえっと短く声を漏らした後、ぶるぶると身を震わせ始めました。
「ふ、フフフ……詳しく、教えて……」
お腹を押さえながらベンチの席を勧めてくれたので、飛び込むように座り、私は話を始めました。
ヘルメスと観察者の連絡のために天測園を歩き回っていたら、ある棟の前にエメトセルクがいたのです。ドアを背にひとりで顔を顰め腕を組んで立っていました。何をしているのかと近づいていくと彼は私に気づき、目を見開いて
6949アナグノリシス天測園のベンチでお茶を飲んでいる彼を見つけ、走り寄ります。ヒュトロダエウスは「ん?」と穏やかな顔と、どこまでも見透かすような朝紫色の目を見せました。
「エメ、トセルクが、おかしい!」
ヒュトロダエウスはえっと短く声を漏らした後、ぶるぶると身を震わせ始めました。
「ふ、フフフ……詳しく、教えて……」
お腹を押さえながらベンチの席を勧めてくれたので、飛び込むように座り、私は話を始めました。
ヘルメスと観察者の連絡のために天測園を歩き回っていたら、ある棟の前にエメトセルクがいたのです。ドアを背にひとりで顔を顰め腕を組んで立っていました。何をしているのかと近づいていくと彼は私に気づき、目を見開いて
Starlit
PAST※暁月6.0メイン前提。エメ、トセルク、大好き!つづき。
前作のように可愛い話にしたかったのですが、ちょっと違ったな。ゴメンナサイ
タイトル通り花の香りの表現があります。苦手な方もいらっしゃると思いますので、お好みでイイ具合の香りだとお考えください……。
↓ヒカセンのひとこと
インドでそういう風習があるらしいと見つけたので、やってもらった。
エメ、トセルク、大好き!2 ~花の香り ヘルメスが先に向かった牙の園まで、4人で向かいます。
ノトスの感嘆からナビを利用してゼピュロスの喝采へ移動すると、道沿いに鮮やかな花畑が見えます。
「綺麗だね」
彼女がそちらを眺めて顔を綻ばせました。
「お花、皆好き。いろんなお花、創る」
そこには様々な花が所狭しと咲き誇っています。足元に隠れるように咲く細やかな小花から、手を伸ばせと木の上から誘うように咲く花、宙を踊るように舞う花、人を飲み込みそうな大きな花も見えます。花の創造者達が好き好きに種を撒いていくのです。
花は気持ちを伝える素敵なプレゼントのひとつだと聞いています。
「ねえねえ、皆で、花束、作りたい!」
3人を見上げると、ヒュトロダエウスが穏やかな顔を明るくします。
5191ノトスの感嘆からナビを利用してゼピュロスの喝采へ移動すると、道沿いに鮮やかな花畑が見えます。
「綺麗だね」
彼女がそちらを眺めて顔を綻ばせました。
「お花、皆好き。いろんなお花、創る」
そこには様々な花が所狭しと咲き誇っています。足元に隠れるように咲く細やかな小花から、手を伸ばせと木の上から誘うように咲く花、宙を踊るように舞う花、人を飲み込みそうな大きな花も見えます。花の創造者達が好き好きに種を撒いていくのです。
花は気持ちを伝える素敵なプレゼントのひとつだと聞いています。
「ねえねえ、皆で、花束、作りたい!」
3人を見上げると、ヒュトロダエウスが穏やかな顔を明るくします。
Starlit
PAST※暁月6.0メイン前提。エルピスにて正体を明かす前。ヒカセンの気持ちはメーティオンに伝わっちゃうおはなし。
※この小説はご都合・捏造を含みます。雰囲気で楽しめる方が読んでください。
ヒカセンの容姿設定無し。自由に補完して楽しんでいただければ幸いです。
エメ、トセルク、大好き! [[rb:その個体 > 彼女]]はオパールのような、煌めく虹色の心を持っています。
ヘルメスからむやみに心と直接交信することは良くないと教えられているので、詳しく視てはいません。
彼女からデュナミスが溢れてくるのです。
ここでそのように心を輝かせるものはいません。ヘルメスも他の人間とは違う心をみせますが、それは暗く滲んでいることが増えました。
彼女はエーテルの薄い仲間であり、その素敵な心に惹かれ、お友達になってもらいました。彼女のデュナミスは私を優しく迎えてくれています。視なくとも心がわかってしまうのは申し訳ない気持ちがしますが、とても嬉しくて、くすぐったい気がします。
◆◇
私と彼女は視察に来たエメトセルクとヒュトロダエウス、案内するヘルメスと共にエルピス内を回っていました。
11086ヘルメスからむやみに心と直接交信することは良くないと教えられているので、詳しく視てはいません。
彼女からデュナミスが溢れてくるのです。
ここでそのように心を輝かせるものはいません。ヘルメスも他の人間とは違う心をみせますが、それは暗く滲んでいることが増えました。
彼女はエーテルの薄い仲間であり、その素敵な心に惹かれ、お友達になってもらいました。彼女のデュナミスは私を優しく迎えてくれています。視なくとも心がわかってしまうのは申し訳ない気持ちがしますが、とても嬉しくて、くすぐったい気がします。
◆◇
私と彼女は視察に来たエメトセルクとヒュトロダエウス、案内するヘルメスと共にエルピス内を回っていました。
Starlit
DONE※6.0メイン前提。※雰囲気で楽しめる方がどうぞ。終末を越えてまもなくのエメ光♀。
私の小説の中では口の悪い雄エメな方。
「攻めの『嫌なら抵抗しろ』に対して3秒で制圧して『嫌なら最初からこうしてる、分かったか?」と威圧する受け』が書きたかったはず。
※エメ生存if
光の容姿は、身長がエメよりいくらか低い。その他設定なし。
熱気 自分の呻き声で目が覚めた。身じろぐと体のあちこちが痛んで涙が滲んでくる。どこかがジンジンと熱をもって痛み、脈を騒がせている。
これが、星の終末に抗った痛みか。全快が保証されているだけでも幸運だ。仲間たちの応急処置のおかげもあるだろう。
体勢を変えるのを諦めて力を抜くと、片手が何かを握っていることに気づいた。握り直すとそっと握り返される。そちらに目を向けると、月明かりの透けたカーテンの前に影があった。金の双眸が浮かんでいる。きらりと揺れてこちらを窺っている。
「エメトセルク……?」
スツールを寄せて影が近づいた。静かに息を吐く音が聞こえ、もうひとつの手が重なってきた。
「いるの?」
一瞬、彼は星海に還ったはずではと過った。わたしはまだ[[rb:夢現 > ゆめうつつ]]だったのかもしれない。
7156これが、星の終末に抗った痛みか。全快が保証されているだけでも幸運だ。仲間たちの応急処置のおかげもあるだろう。
体勢を変えるのを諦めて力を抜くと、片手が何かを握っていることに気づいた。握り直すとそっと握り返される。そちらに目を向けると、月明かりの透けたカーテンの前に影があった。金の双眸が浮かんでいる。きらりと揺れてこちらを窺っている。
「エメトセルク……?」
スツールを寄せて影が近づいた。静かに息を吐く音が聞こえ、もうひとつの手が重なってきた。
「いるの?」
一瞬、彼は星海に還ったはずではと過った。わたしはまだ[[rb:夢現 > ゆめうつつ]]だったのかもしれない。
AKATSUKI_0514
DONEもちエメの肖像画です光♀が「もちエメ、肖像画かっこいいね~」って言ったのがきっかけで「ちいさいわたしだって、かっこいいんだぞ!」ってなったやつ
光♀「もちエメかわ…かっこいいね~」
もちエメ「ふふふ、そうだろうそうだろう!」
これにはもちエメもご満悦です
しょくぱん
MEMOハーデスってきっとええとこのぼっちゃんだよなーって妄想から派生したエメアゼヒュ幼少期。ありがち+捏造!!キケン!!!話にするかはわからないからここへおく。
ハーデスの父が先代エメトセルクだったら…?息子に座を渡そうとはしないでヒュを指名しそうって、捏造から入ります。
・ハーデス→ええとこのぼっちゃん。
ソウルシーアでありさらに冥界の力を操る才も自分にもあるとわかり、小さい頃からそれを適切に扱うようばりばりのエリート教育を受けているとかとか。
別に父親はハーデスエメトセルクを継がせようなんて思っていないけど(それは人々が決めることだから)、息子には十四人委員の子として、人々に恥じるところのない立派な人間になってほしいと思っている。決まりや道徳に厳しくも、愛情溢れるあたたかい家庭…だったらいいな。
「そんな事は良き市民の行いとは言えないと父上も言っていた!」みたいなのが口癖の、典型的な学級委員タイプ。つまりこれにて今後ヒュアゼに振り回されまくる素敵な人生が決定!!
1436・ハーデス→ええとこのぼっちゃん。
ソウルシーアでありさらに冥界の力を操る才も自分にもあるとわかり、小さい頃からそれを適切に扱うようばりばりのエリート教育を受けているとかとか。
別に父親はハーデスエメトセルクを継がせようなんて思っていないけど(それは人々が決めることだから)、息子には十四人委員の子として、人々に恥じるところのない立派な人間になってほしいと思っている。決まりや道徳に厳しくも、愛情溢れるあたたかい家庭…だったらいいな。
「そんな事は良き市民の行いとは言えないと父上も言っていた!」みたいなのが口癖の、典型的な学級委員タイプ。つまりこれにて今後ヒュアゼに振り回されまくる素敵な人生が決定!!
hatena1206
MOURNINGキスの日のエメアゼKiss「おかえり、アゼム。今帰ってきたところかい?」
大きな荷物を背負いながらカピトル議事堂に現れた友人を見つけるとその痩せ細い青年が優しい笑みを浮かべながら近寄ってきくるとおや、といぶかし気にのぞき込んできた。
「ただいま、ヒュトロダエウス。なんだいそんなに見て」
はらりと片方に寄せて三つあみを作ったラベンダー色の髪が首を傾げると揺れる。
白い仮面をしているがその端麗な顔にじっと見つめられると少しドキリとしてしまう。彼は男性ではあるが物腰が柔らかく声も穏やかな音色のせいかとても中性的に見える。
「またキミは色んな所に傷を作ってきたみたいだね」
そう言って額に巻かれた包帯と腕や手の甲にできた擦り傷を見て、仕方のない人だねと肩をすくめて笑った。
4105大きな荷物を背負いながらカピトル議事堂に現れた友人を見つけるとその痩せ細い青年が優しい笑みを浮かべながら近寄ってきくるとおや、といぶかし気にのぞき込んできた。
「ただいま、ヒュトロダエウス。なんだいそんなに見て」
はらりと片方に寄せて三つあみを作ったラベンダー色の髪が首を傾げると揺れる。
白い仮面をしているがその端麗な顔にじっと見つめられると少しドキリとしてしまう。彼は男性ではあるが物腰が柔らかく声も穏やかな音色のせいかとても中性的に見える。
「またキミは色んな所に傷を作ってきたみたいだね」
そう言って額に巻かれた包帯と腕や手の甲にできた擦り傷を見て、仕方のない人だねと肩をすくめて笑った。
Fionn
DOODLEもし、ヒカセンが5.0途中でアゼムの記憶を思い出したなら。書きかけを見つけたので、せっかくだからぽーい! ありったけのネタバレ注意! たぶんつづきます。たぶん。もし、ヒカセンが5.0途中でアゼムの記憶を思い出したなら。1
空に星が輝きはじめる。ここラケティカ大森林にも、夜が訪れたのだった。
キタンナ神影洞をあとにして、俺たちはクリスタリウムを目指し、林道を歩く。その道中は、妙に静かなものだった。
「蛮神であるゾディアークとハイデリン……そして、その召喚者だったアシエン……」
ヤ・シュトラの呟きに、各々が反応を示す。
「まさかここに来て、あんな話まで聞くことになるとはね」
話とは、先ほどふらりと現れたエメトセルクの言葉である。使命を果たした安堵と同時に、彼の言葉は、俺たちに驚愕と不安をもたらした。
キタンナ神影洞の壁画をなぞって語られた、忘れられた歴史。ゾディアークとハイデリン、そしてアシエンの正体。エメトセルクの言葉が、すべて真実とは限らないが、嘘である証拠もない。ここで議論しても果てがないことは皆も承知しており、俺たちは、とにかくクリスタリウムへの帰還を目指すのだった。
5839空に星が輝きはじめる。ここラケティカ大森林にも、夜が訪れたのだった。
キタンナ神影洞をあとにして、俺たちはクリスタリウムを目指し、林道を歩く。その道中は、妙に静かなものだった。
「蛮神であるゾディアークとハイデリン……そして、その召喚者だったアシエン……」
ヤ・シュトラの呟きに、各々が反応を示す。
「まさかここに来て、あんな話まで聞くことになるとはね」
話とは、先ほどふらりと現れたエメトセルクの言葉である。使命を果たした安堵と同時に、彼の言葉は、俺たちに驚愕と不安をもたらした。
キタンナ神影洞の壁画をなぞって語られた、忘れられた歴史。ゾディアークとハイデリン、そしてアシエンの正体。エメトセルクの言葉が、すべて真実とは限らないが、嘘である証拠もない。ここで議論しても果てがないことは皆も承知しており、俺たちは、とにかくクリスタリウムへの帰還を目指すのだった。
エマオ
DONEエメトセルクの素直作戦!ヒュトロダエウスは茶化したりからかったりしないと思うけど、聞いた以上はつっこみたくなりそう……古代人はおそらく無益に意地悪するようなことはないとはいえ、エルピスでの2人を見るに、ヒュたんがエメトセルクをからかって反応を楽しむようなことはやっていたようなので。
一万年ぶりに会えた親友との時間を楽しめていたら良いなあ 2
survive1978
DONE試しに、文章の投稿。一旦、幕引き。「ねぇねぇ」
こぽこぽ。
「なんだ」
こぽ。
「ワタシも、見たことないよ?」
「……何を」
ごぽ。
「えーとね、……海底遺跡と、秘宝の島?」
こぽぽ、こぽこぽ。
「あと、黄金郷と忘れられた民の祭祀場と、ナントカ大陸だっけ」
こぽこぽ、こぽぽぽ。
「ワタシも、見てみたいなぁ」
「…………」
ごぽぽ。
「…………お前、どうしてここに還ってくる前に言わないんだ」
「言えば付き合ってくれたの?」
「……全部は厭だが、ひとつふたつぐらいは立ち寄った」
「え、珍しい。ワタシの頼み事を――」
「――大体は聞いてやっていただろうが。珍しいとはなんだ」
ごぼぼぼぼ、ごぼぼごぼ。
こぽぽぽぽ、こぽぽ。
「フ、フフッ、……そういえばそうでした! なんだぁ、残念。言えばよかったなぁ。でも、眉間に皺がないのは珍しいよ。どうして?」
1768こぽこぽ。
「なんだ」
こぽ。
「ワタシも、見たことないよ?」
「……何を」
ごぽ。
「えーとね、……海底遺跡と、秘宝の島?」
こぽぽ、こぽこぽ。
「あと、黄金郷と忘れられた民の祭祀場と、ナントカ大陸だっけ」
こぽこぽ、こぽぽぽ。
「ワタシも、見てみたいなぁ」
「…………」
ごぽぽ。
「…………お前、どうしてここに還ってくる前に言わないんだ」
「言えば付き合ってくれたの?」
「……全部は厭だが、ひとつふたつぐらいは立ち寄った」
「え、珍しい。ワタシの頼み事を――」
「――大体は聞いてやっていただろうが。珍しいとはなんだ」
ごぼぼぼぼ、ごぼぼごぼ。
こぽぽぽぽ、こぽぽ。
「フ、フフッ、……そういえばそうでした! なんだぁ、残念。言えばよかったなぁ。でも、眉間に皺がないのは珍しいよ。どうして?」