kpwr1823
SPUR ME最近あまりにも書きかけが多いので、どれかひとつでも完成させようねっていう戒めです。姫がまだ姿を見せてないけどアベレティになるやつの冒頭だけ。
PA星の海をこねこねしてるやつ 静かな宇宙艦の中から望める広大な濃紺の内で、星たちが宝石のように光り輝いている。
空の向こうの、星の世界。つい先日その存在を知ったばかりの場所に立っている事実に、アスター四号星のある者は驚嘆し、ある者は目を輝かせ、ある者は決意を新たにしていた。
アベラルドもそのひとりで、方角の道標とされるほど永久に存在すると考えられてきた星々が目の前で死に絶え、そして新たに生まれる瞬間の光に、つい先ほどまで魅入っていた。
再び部屋にひとりとなった今は、反省の真っただ中にいる。
いつの間にか後ろにいたレティシアに驚きこそすれ、アベラルドが姫を邪魔になんて思ったことなど、刹那のかけらもない。姫の気配に気づかないほど星に夢中になっていたことも、その姿を見られた気恥ずかしさに負けてまともな返事ができなかったことも。そして、
966空の向こうの、星の世界。つい先日その存在を知ったばかりの場所に立っている事実に、アスター四号星のある者は驚嘆し、ある者は目を輝かせ、ある者は決意を新たにしていた。
アベラルドもそのひとりで、方角の道標とされるほど永久に存在すると考えられてきた星々が目の前で死に絶え、そして新たに生まれる瞬間の光に、つい先ほどまで魅入っていた。
再び部屋にひとりとなった今は、反省の真っただ中にいる。
いつの間にか後ろにいたレティシアに驚きこそすれ、アベラルドが姫を邪魔になんて思ったことなど、刹那のかけらもない。姫の気配に気づかないほど星に夢中になっていたことも、その姿を見られた気恥ずかしさに負けてまともな返事ができなかったことも。そして、
sketchips
PROGRESSえっち…ではないかも どきどきときめきアベレティだよダイヤモンドの一途② アベラルドのわがまま、を叶えるチャンスが巡ってきたのは、それから数日後のことだった。
たまたま公務のキャンセルが重なって、ぽっかりと予定の空いた午後。レティシアはベルグホルム邸に招かれた。
ある程度の年齢になって以降、王城のアベラルドの控室も含めて、レティシアは彼の私的なエリアには立ち入らせてもらえなくなっていたから、正直驚いた。それも応接室や客間ではなく——アベラルドの私室のソファに、レティシアは座っている。
初めて入ると言って差し支えないその部屋の中をあちこち見てまわりたい気持ちを懸命にしまって、レティシアは使用人が淹れる紅茶をアベラルドの向かいで待つ。
(何を言われるのかしら……)
内密な話をするなら、ここより相応しい場所はいくらでもある。わざわざレティシアを私室に招き入れる必要のある『わがまま』ということなのだろうが、それを想像すると、直視してはいけない部分が疼いて、レティシアは自分で自分に困ってしまう。
4902たまたま公務のキャンセルが重なって、ぽっかりと予定の空いた午後。レティシアはベルグホルム邸に招かれた。
ある程度の年齢になって以降、王城のアベラルドの控室も含めて、レティシアは彼の私的なエリアには立ち入らせてもらえなくなっていたから、正直驚いた。それも応接室や客間ではなく——アベラルドの私室のソファに、レティシアは座っている。
初めて入ると言って差し支えないその部屋の中をあちこち見てまわりたい気持ちを懸命にしまって、レティシアは使用人が淹れる紅茶をアベラルドの向かいで待つ。
(何を言われるのかしら……)
内密な話をするなら、ここより相応しい場所はいくらでもある。わざわざレティシアを私室に招き入れる必要のある『わがまま』ということなのだろうが、それを想像すると、直視してはいけない部分が疼いて、レティシアは自分で自分に困ってしまう。
sketchips
PROGRESS8/25発行予定のアベレティ本ダイヤモンドの一途冒頭です 全文はR18になりますのでご注意ください。えっちなの好きな人は次回お楽しみに。ダイヤモンドの一途①「じゃあ、私と結婚してくれる?」
「——えっ⁉︎」
環(わ)をえがく。
いくつもいくつも、正面から、横から、斜め上から、それぞれの方向から見た環を描く。
とっておきの白い紙に描いたそれらには、少しずつ違った意匠が施されている。
「どんな方たちなのかしら……」
ペンを走らせる手をふと止めて、レティシアは呟いた。
「指環……ですか? 私に?」
「はい」
視察及び監察の名目で、レイモンド程の頻度ではないが、マリエルも定期的にアスター四号星に訪れている。技術力の進展、国々の均衡といった星の様子をきちんきちんと調査して——この星の仲間との時間も、同じだけきちんと確保していた。
旅から帰ってきてからこちら、立場と仕事の両面の理由で、城からあまり離れられずにいるレティシアにとって、友の訪いは何よりの楽しみだった。
7291「——えっ⁉︎」
環(わ)をえがく。
いくつもいくつも、正面から、横から、斜め上から、それぞれの方向から見た環を描く。
とっておきの白い紙に描いたそれらには、少しずつ違った意匠が施されている。
「どんな方たちなのかしら……」
ペンを走らせる手をふと止めて、レティシアは呟いた。
「指環……ですか? 私に?」
「はい」
視察及び監察の名目で、レイモンド程の頻度ではないが、マリエルも定期的にアスター四号星に訪れている。技術力の進展、国々の均衡といった星の様子をきちんきちんと調査して——この星の仲間との時間も、同じだけきちんと確保していた。
旅から帰ってきてからこちら、立場と仕事の両面の理由で、城からあまり離れられずにいるレティシアにとって、友の訪いは何よりの楽しみだった。
kpwr1823
DONE8/25 COMIC CITY VEGA 2024 内の CROSSING SPHERES VG 2024 で発行予定のSO6アベレティR18小説本の全年齢部分サンプルその①以外あらすじ
戦後処理で各地に駆り出されていたアベラルドはレティシアから突然ラーカスに連れ出されるが、束の間のふたりで過ごす時間はあっという間に終わってしまう。
アベラルドが姫の隣にいることを見つめ直す話。
おとぎ話をあなたに サンプル①月蝕と残り香
仕事に励む人々の活気ある声や奏でる工具の音を掻き消さんばかりの不安を孕む老若男女の声が、あちこちで飛び交っている。
大陸西部をほぼ横断した流星の目撃者は、当初想像していたよりも遥かに多かった。国内政治の影響か、流星は不吉の象徴だと捉える声も多い。
ここディベルも例外ではなかった。街の門をくぐってすぐの広場は、陽が真上に上がるよりも前にライタールへ出発したときと変わらず、流星の噂で持ち切りだった。
三歩先を歩いていたニーナが頭の上で手を組みながら、まだ門の近くにいるアベラルドとレティシアを振り返る。
「これからどうします? 腕……施療院に行くなら、私も一緒に行きましょうか?」
18983仕事に励む人々の活気ある声や奏でる工具の音を掻き消さんばかりの不安を孕む老若男女の声が、あちこちで飛び交っている。
大陸西部をほぼ横断した流星の目撃者は、当初想像していたよりも遥かに多かった。国内政治の影響か、流星は不吉の象徴だと捉える声も多い。
ここディベルも例外ではなかった。街の門をくぐってすぐの広場は、陽が真上に上がるよりも前にライタールへ出発したときと変わらず、流星の噂で持ち切りだった。
三歩先を歩いていたニーナが頭の上で手を組みながら、まだ門の近くにいるアベラルドとレティシアを振り返る。
「これからどうします? 腕……施療院に行くなら、私も一緒に行きましょうか?」
sketchips
MAIKING宇宙で~のオマケとして書いてたのだけど詰まっちゃったので、超短いし何も起こってないけど公開しちゃいまする 続きはわたし自身が一番読みたい そのうち書きますので待っててね「陛下に謁見の取り次ぎを願いたい」
アベラルドがそう言うと、テオは怪訝そうな顔で首を傾げた。
「直接時間を貰えばいいだろう?」
テオが右手を持ち上げてソファに座るよう促すも、アベラルドは執務室の入り口すぐそばに立ったまま、はっきりと首を振った。
「それでは意味がない」
「……陛下に何を言い出すつもりだ」
それは、問いかけではなく威圧であった。ひそめられた眉の下、静かな、けれど臓腑をぐっと掴むような低い声でテオに凄まれる。
アベラルドはその様子にほのかな安堵を覚え、思わずふっと表情を緩めた。
帝国皇帝の訪問を直近に控え、王室の緊張もいやが上にも高まっている今、王国騎士としての誇りを燃やすテオと、こうして対峙している。子どもの頃の自分が知ったら、どれだけ羨むだろう。
886アベラルドがそう言うと、テオは怪訝そうな顔で首を傾げた。
「直接時間を貰えばいいだろう?」
テオが右手を持ち上げてソファに座るよう促すも、アベラルドは執務室の入り口すぐそばに立ったまま、はっきりと首を振った。
「それでは意味がない」
「……陛下に何を言い出すつもりだ」
それは、問いかけではなく威圧であった。ひそめられた眉の下、静かな、けれど臓腑をぐっと掴むような低い声でテオに凄まれる。
アベラルドはその様子にほのかな安堵を覚え、思わずふっと表情を緩めた。
帝国皇帝の訪問を直近に控え、王室の緊張もいやが上にも高まっている今、王国騎士としての誇りを燃やすテオと、こうして対峙している。子どもの頃の自分が知ったら、どれだけ羨むだろう。
sketchips
PROGRESSアベレティ本のサンプルの続きです R18ではないですけど多少えっち あと受けラルドから攻めラルドになります 推敲してないので言葉選びが甘いですが多分この本の中で一番エモシーンのはず!! 8月末の赤ブーイベントで発行予定です(通販もするよ) よかったら燃料くださいませ https://marshmallow-qa.com/sketchips 14024sketchips
PROGRESSアベレティ本のサンプルの続きだよエロに入る入る詐欺してたけど今度こそこの後少なくともレティは脱ぐよ宇宙でたったひとりだけ【追加シーン/ライタール②】 ベンガルに丁寧に挨拶と感謝を述べ、コトリス山でのディルウィップの繁茂の様子やヘルガー灰化病の研究成果を話せる範囲で伝えると、彼は大変喜んでくれた。突然の訪問にも関わらず厚意で夕飯までご馳走になり、病院を辞し外に出ると、広く開けた海と夜空が一繋ぎになっていた。
港町の夜は意外にも静かであった。盛り場やディベルからの鉱物の加工場の方へ行けば、理術で光る灯り石に昼間の続きを託した営みがあるのだろうが、夕餉の彩りを商っていた男も既に引きあげた後で、海風で湿った静寂(しじま)だけが辺りに積もっている。
アベラルドとレティシアは、自然とまた指同士を絡ませあっていた。気負いもなく、てらいもなく、互いの存在を繋いでしまう。
6621港町の夜は意外にも静かであった。盛り場やディベルからの鉱物の加工場の方へ行けば、理術で光る灯り石に昼間の続きを託した営みがあるのだろうが、夕餉の彩りを商っていた男も既に引きあげた後で、海風で湿った静寂(しじま)だけが辺りに積もっている。
アベラルドとレティシアは、自然とまた指同士を絡ませあっていた。気負いもなく、てらいもなく、互いの存在を繋いでしまう。
sketchips
PROGRESSアベレティ本の締切の関係でいったん除外したシーンを追加しています。これだけでも読めるかなーとは思いますが、前提として速報版がベースにありますので、できればそっちを読んでからがいいです。書いてます!諦めてないです!書いてます!宇宙でたったひとりだけ【追加シーン/ライタール】 いつの間に寝入っていたのか、翌朝、アベラルドはすっかり身支度を終えたいつもの様子のレティシアに起こされた。
「もう、寝坊助ね」
「申し訳ありません」
起きたらゆうべの姫の一言にどうにか弁明を入れようとしていたのに、タイミングを失ってしまった。
「あ! 姫、腕をニーナさんかマーキス様に診て頂かなければ」
「大袈裟よ。必要ないわ」
ライタールまではそう遠くない。姫に鎧を着せた後、ニーナとマーキスの見送りを受け、午前中に出立すれば、夕方に差し掛かる頃にはもう到着している。姫や皆の前で無様に倒れたのもこの街であったな、と嫌な思い出が蘇る。
街の門をくぐると、高台である入り口から垣間見える港には、漁船から連絡船までが賑やかに並んでいる。戦争の機運が高まっていた頃に比べると、為政者であるレティシアやアベラルドとしては嬉しい光景だった。
4284「もう、寝坊助ね」
「申し訳ありません」
起きたらゆうべの姫の一言にどうにか弁明を入れようとしていたのに、タイミングを失ってしまった。
「あ! 姫、腕をニーナさんかマーキス様に診て頂かなければ」
「大袈裟よ。必要ないわ」
ライタールまではそう遠くない。姫に鎧を着せた後、ニーナとマーキスの見送りを受け、午前中に出立すれば、夕方に差し掛かる頃にはもう到着している。姫や皆の前で無様に倒れたのもこの街であったな、と嫌な思い出が蘇る。
街の門をくぐると、高台である入り口から垣間見える港には、漁船から連絡船までが賑やかに並んでいる。戦争の機運が高まっていた頃に比べると、為政者であるレティシアやアベラルドとしては嬉しい光景だった。
sketchips
SPUR MEレイレティ推しのアベラルドVSアベレティ推しのレイモンドのようなレイアベのようなアベ→レティ
まじで本出せない公算が高いので気にいってるところだけ出します
②から少しだけとんだ時系列です
ガソリンが欲しいのでマシュマロ乞食もします えーん出したいよ~~
誤字あったらぜひ、ぜひマシュマロから教えてください
https://marshmallow-qa.com/sketchips
宇宙でたったひとりだけ③「レイに逢えて、本当に良かった」
「……そうですね」
アベラルドの掌をふにふにと弄びながら、レティシアは目を閉じる。その内に両手の動きが緩慢になっていき、やがてその左手がこてんと彼女の膝に落ちた。
「おやすみなさい、姫」
すうすうと寝息を立てるレティシアを丁寧に横たえてやる。
(髪が)
毛布を掛け直してやったとき、姫の銀糸の髪が鼻先にこぼれてむず痒そうにしていることに気付いた。右手を伸ばして耳に掛けてやろうとしてーー生身の指先に健やかな寝息が触れ、ぎょっとして身体ごと仰け反った。
レティシアに絆されて一瞬でも触れようとした事実に愕然とする。姫に(しかも寝ていて意識がない)触れるだなんて、そんな不敬なこと。出来やしない。出来るわけがない。ついさっき、身体に触れて寝かせてやったのに? そういう問題じゃない、違う、それとは。意味合いがまるで。
6162「……そうですね」
アベラルドの掌をふにふにと弄びながら、レティシアは目を閉じる。その内に両手の動きが緩慢になっていき、やがてその左手がこてんと彼女の膝に落ちた。
「おやすみなさい、姫」
すうすうと寝息を立てるレティシアを丁寧に横たえてやる。
(髪が)
毛布を掛け直してやったとき、姫の銀糸の髪が鼻先にこぼれてむず痒そうにしていることに気付いた。右手を伸ばして耳に掛けてやろうとしてーー生身の指先に健やかな寝息が触れ、ぎょっとして身体ごと仰け反った。
レティシアに絆されて一瞬でも触れようとした事実に愕然とする。姫に(しかも寝ていて意識がない)触れるだなんて、そんな不敬なこと。出来やしない。出来るわけがない。ついさっき、身体に触れて寝かせてやったのに? そういう問題じゃない、違う、それとは。意味合いがまるで。
sketchips
PROGRESS①と場面はつながってないです心情の移り変わりは変えてないのですが、かなり動きを書き直したので、供養
宇宙でたったひとりだけ②「アビー」
どきりと心臓が跳ねる。どうにも弱い。ラーカスの村に着いたときもそうだった。レティシアは、アベラルドのひた隠しにしている想いを見透かして、意思を持って揺さぶりにきている。『本当にそれだけ?』
(隠しているわけでは)
レティシアに対する愛情を、子供の頃から大人になった今に至るまで、アベラルドが隠したことは無い。それこそ、幼気な騎士の誓いを立てるよりずっと前から。レティシアは、自分にとってかけがえのない、自分の命なんかよりよっぽど守りたい、たったひとりの宝物だった。
アベラルドが彼女を大切に想っていることは、二人を知る全員に伝わっていると言い切れる。
ーーこの国の王女だから、大切だ。
ーー自分は騎士であるから、彼女を大切にするのは当然のことだ。
2461どきりと心臓が跳ねる。どうにも弱い。ラーカスの村に着いたときもそうだった。レティシアは、アベラルドのひた隠しにしている想いを見透かして、意思を持って揺さぶりにきている。『本当にそれだけ?』
(隠しているわけでは)
レティシアに対する愛情を、子供の頃から大人になった今に至るまで、アベラルドが隠したことは無い。それこそ、幼気な騎士の誓いを立てるよりずっと前から。レティシアは、自分にとってかけがえのない、自分の命なんかよりよっぽど守りたい、たったひとりの宝物だった。
アベラルドが彼女を大切に想っていることは、二人を知る全員に伝わっていると言い切れる。
ーーこの国の王女だから、大切だ。
ーー自分は騎士であるから、彼女を大切にするのは当然のことだ。
sketchips
PROGRESSアベレティ本の冒頭部分ですが、あんま面白くないのでは…?と思い始めてきました(書き換えるかも)アベレティ的にはこの後が本丸です また公開しに来ます
宇宙でたったひとりだけ① レティシアの名代として、アベラルドは航宙艦テラヌスの封印作業に立ち会っている。
和平が成立し、総統派スコピアムの危機も排除した今、有事に紛れて自由に国境を跨ぐことが出来なくなった。特に王族であるレティシアやテオは、大義名分をつけなければ帝国に足を踏み入れることが出来ない。テラヌスの封印作業はオーシディアスにとっても大きな意味を持つが、超機密事項であるため、訪問の理由を表向きにすることが難しい。星の世界の存在を知っている必要もある。そんな事情から、必然的にアベラルドが立会人を務めることとなった。当然レティシアは自分が行きたがったけれど、こればかりはどうしようもない。ニルベスからはマルキアが来ているが、ニルベスは国として対処したというよりもトラッセン族として戦った背景が大きい。
6719和平が成立し、総統派スコピアムの危機も排除した今、有事に紛れて自由に国境を跨ぐことが出来なくなった。特に王族であるレティシアやテオは、大義名分をつけなければ帝国に足を踏み入れることが出来ない。テラヌスの封印作業はオーシディアスにとっても大きな意味を持つが、超機密事項であるため、訪問の理由を表向きにすることが難しい。星の世界の存在を知っている必要もある。そんな事情から、必然的にアベラルドが立会人を務めることとなった。当然レティシアは自分が行きたがったけれど、こればかりはどうしようもない。ニルベスからはマルキアが来ているが、ニルベスは国として対処したというよりもトラッセン族として戦った背景が大きい。