kuromituxxxx
PROGRESS剣伊タイトル未定 2はじまりは夜に似て 一度同じ布団で眠ってしまったら、その次の夜からは当たり前にそうするのかと思ったらそうではないらしい。
セイバーはいつもと同じに部屋の隅に腰掛けてそのまま眠りの姿勢に入っている。きっと声を掛けたところで断られるか昨晩のようにからかわれるかのどちらかだろう。
その背中を見遣って数秒考えたあとで「おやすみ」とだけ口にしてそのまま横になる。昨晩と同じに背中側にセイバーひとりくらいなら入れるだけの間を空けて。
どれくらい時が経っただろう。
夜はまだ深い。もうひと眠りして漸く朝の稽古に程良い時刻だろう。
あ。
背中の向こうによく知ったものになりつつある誰かの気配。それから寝息。
セイバーだ。
布団で横になりたいなら最初から入ってきたらいいのに。素直じゃない奴だ。
1081セイバーはいつもと同じに部屋の隅に腰掛けてそのまま眠りの姿勢に入っている。きっと声を掛けたところで断られるか昨晩のようにからかわれるかのどちらかだろう。
その背中を見遣って数秒考えたあとで「おやすみ」とだけ口にしてそのまま横になる。昨晩と同じに背中側にセイバーひとりくらいなら入れるだけの間を空けて。
どれくらい時が経っただろう。
夜はまだ深い。もうひと眠りして漸く朝の稽古に程良い時刻だろう。
あ。
背中の向こうによく知ったものになりつつある誰かの気配。それから寝息。
セイバーだ。
布団で横になりたいなら最初から入ってきたらいいのに。素直じゃない奴だ。
せんや
DONE春コミ32、および33で配布していた無配の再録です。お手に取ってくださった方ありがとうございました。
想定が甘く、両日共にお渡しできなかった方申し訳ございません。お待たせしました。
宮本クソボケ伊織がかけて楽しかったです。 3
kuromituxxxx
DONEデア時空剣伊【剣伊】名前を呼ぶよ セイバー、とイオリは私をそう呼ぶ。
かつてと同じ、声音のやわらかさで。
けれどここはカルデア。
私を喚んだのはイオリではない。私のマスターはイオリではない。
ここにいるイオリは私と同じ英霊の身。
そして英霊として再び出会ったイオリにかつて江戸の地で行われた盈月の儀の記憶はない。
私のマスターであったことも、
共に駆け抜けた日々の様々な瞬間も、抱いた感情も。
それでも、
それなのに、
イオリは私のことをセイバーと呼ぶ。
「イオリ、何度も云うが私はもうきみのセイバーではないし、きみは私のマスターじゃない」
「そうだな」
「ここには私以外にもセイバーはたくさんいるし、何ならきみだってセイバーだ」
「そうだな」
757かつてと同じ、声音のやわらかさで。
けれどここはカルデア。
私を喚んだのはイオリではない。私のマスターはイオリではない。
ここにいるイオリは私と同じ英霊の身。
そして英霊として再び出会ったイオリにかつて江戸の地で行われた盈月の儀の記憶はない。
私のマスターであったことも、
共に駆け抜けた日々の様々な瞬間も、抱いた感情も。
それでも、
それなのに、
イオリは私のことをセイバーと呼ぶ。
「イオリ、何度も云うが私はもうきみのセイバーではないし、きみは私のマスターじゃない」
「そうだな」
「ここには私以外にもセイバーはたくさんいるし、何ならきみだってセイバーだ」
「そうだな」
kuromituxxxx
PROGRESS剣伊タイトル未定1夜明け前「貴殿夜はいつもどうしているんだ?」
「む?」
口いっぱいに朝餉の米を夢中で掻き込んでいたまるい瞳がこちらへ向く。
俺の暮らす長屋は数日前からセイバー ―― 目の前で美味そうに朝餉を平らげる小柄の、黙っていれば女子と見紛うほどにうつくしい男、が寝食を共にしている。
彼は英霊、サーヴァントという存在であり人の身ではない。そして彼のマスターに選ばれた自分は彼と運命共同体、つまりは一蓮托生になるのだという。
当たり前のように俺の長屋で生活を共にし始めたセイバーに戸惑いながらも翌朝にはひと晩にして変わってしまった何もかもに対して、それがずっと続いてきた事柄であったかのように受け入れられてしまっているのだから自分も大概なのかもしれない。本来なら名前すらも知らない、どこの誰であるかもわからぬ者を家に入れるほど不用心でもなければお人好しでもない。生活にそんな余裕もない。
2228「む?」
口いっぱいに朝餉の米を夢中で掻き込んでいたまるい瞳がこちらへ向く。
俺の暮らす長屋は数日前からセイバー ―― 目の前で美味そうに朝餉を平らげる小柄の、黙っていれば女子と見紛うほどにうつくしい男、が寝食を共にしている。
彼は英霊、サーヴァントという存在であり人の身ではない。そして彼のマスターに選ばれた自分は彼と運命共同体、つまりは一蓮托生になるのだという。
当たり前のように俺の長屋で生活を共にし始めたセイバーに戸惑いながらも翌朝にはひと晩にして変わってしまった何もかもに対して、それがずっと続いてきた事柄であったかのように受け入れられてしまっているのだから自分も大概なのかもしれない。本来なら名前すらも知らない、どこの誰であるかもわからぬ者を家に入れるほど不用心でもなければお人好しでもない。生活にそんな余裕もない。
kuromituxxxx
DONEカルデア時空剣伊(※剣不在)【剣伊】夜の端、夢の隙間 食事も睡眠もサーヴァントには必要のないものだと知ったのは自分の身がセイバーと同じそれになってからだった。
カルデアには厨房や食堂があるし、与えられた部屋にはベッドがあったけれど、食事も睡眠も必要不可欠なものではないサーヴァントにとってそれは嗜好品に近いものなのだという。
なるほど、確かに食事も睡眠も取らずとも問題なく動き続けていられるし、だからひと晩じゅう剣の稽古だってしていられる。
よくよく考えればもう死んだ、生身の人間の体ではないのだ。勝手が違うのは当たり前といえば当たり前だ。
そんなことひと言も云ってなかったじゃないか。
ベッドに横たわって思い出していたのは自分が現界した江戸によく似た街で幾らかの時間を共に過ごした、かつて自分のサーヴァントであったというセイバーのこと。
1119カルデアには厨房や食堂があるし、与えられた部屋にはベッドがあったけれど、食事も睡眠も必要不可欠なものではないサーヴァントにとってそれは嗜好品に近いものなのだという。
なるほど、確かに食事も睡眠も取らずとも問題なく動き続けていられるし、だからひと晩じゅう剣の稽古だってしていられる。
よくよく考えればもう死んだ、生身の人間の体ではないのだ。勝手が違うのは当たり前といえば当たり前だ。
そんなことひと言も云ってなかったじゃないか。
ベッドに横たわって思い出していたのは自分が現界した江戸によく似た街で幾らかの時間を共に過ごした、かつて自分のサーヴァントであったというセイバーのこと。
waffun12
DOODLE前につぶやいた異聞帯の王ヤマタケオルタ×その鯖伊織(狂)の落書きですが元ネタ読まないと何もわからんからこのツイートから下のツリーいくつか読んでから見てくださーい↓https://twitter.com/waffun12/status/1769877810569744752?t=L9Ph9zW5cRa4dmwMjupLaw&s=19
読んだ?
エロじゃないよ!!OK?
kuromituxxxx
TRAININGカルデア時空剣伊。弊カルデアに早くヤマトタケルが来ますように【剣伊】さよならいつか がっかりしたでしょう、と己のマスターとなった少女はどこか申し訳なさそうに云った。
「何が?」
「ここにはまだヤマトタケルはいないから」
「そうなのか」
ここはカルデア。自分のマスターとなった少女の所属する組織、とでもいうのだろうか。彼女のサーヴァントとなった俺はこれからここで過ごすことになるという。
案内するね、と連れ出された館内は見たことのないものばかりで、あいつがいたら目を輝かせてすぐにあちこち駆けて行って見失ってしまいそうだ、なんて思って頬が緩んだのも束の間、どうやら彼はここにはいないらしい。
ヤマトタケル。
心の中でそっとその名をなぞる。
かつて自分は彼のマスターとして彼と共に在ったのだという。そんな自分が今度はサーヴァントとして現界し、かつての江戸とよく似た場所で彼と再び巡り合ったのだから、なんだかおかしな話だ。
1418「何が?」
「ここにはまだヤマトタケルはいないから」
「そうなのか」
ここはカルデア。自分のマスターとなった少女の所属する組織、とでもいうのだろうか。彼女のサーヴァントとなった俺はこれからここで過ごすことになるという。
案内するね、と連れ出された館内は見たことのないものばかりで、あいつがいたら目を輝かせてすぐにあちこち駆けて行って見失ってしまいそうだ、なんて思って頬が緩んだのも束の間、どうやら彼はここにはいないらしい。
ヤマトタケル。
心の中でそっとその名をなぞる。
かつて自分は彼のマスターとして彼と共に在ったのだという。そんな自分が今度はサーヴァントとして現界し、かつての江戸とよく似た場所で彼と再び巡り合ったのだから、なんだかおかしな話だ。
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PROGRESS剣伊♀のエロの導入エロを書く導入にエロ書いてる(????)
「ぅんんッ!」
腕で顔を覆っているせいで快楽でびくりと腰を浮かせる様も、ぴんと紅く張った胸の飾りも、全てが強調されているようでより一層いやらしく見える。
「イオリ、力を抜け。私の背中に手を回していいから…」
「はぁっ、あ…」
己の首に腕を掛けさせんと伊織の手を優しく取ろうとすると、ぐっとその腕に力が入る。
「っ駄目だ…!」
「イオリ…」
「頼む、セイバー…。顔を見られたくないんだ」
顔を覆う腕の隙間から見える瞳は快楽に蕩けているものの、やはり僅かに正気が残っている。
目尻に溜まる涙を見て、セイバーは今夜も仕方なく伊織の腕から手を離した。
発端は、只の魔力供給の筈だった。
太夫や鄭からサーヴァントとの魔力供給の方法を幾つか聞くと、できる限り側にいる事や血液からの摂取が主といった事だったので、セイバーと伊織はそうしていたのだが。
1702腕で顔を覆っているせいで快楽でびくりと腰を浮かせる様も、ぴんと紅く張った胸の飾りも、全てが強調されているようでより一層いやらしく見える。
「イオリ、力を抜け。私の背中に手を回していいから…」
「はぁっ、あ…」
己の首に腕を掛けさせんと伊織の手を優しく取ろうとすると、ぐっとその腕に力が入る。
「っ駄目だ…!」
「イオリ…」
「頼む、セイバー…。顔を見られたくないんだ」
顔を覆う腕の隙間から見える瞳は快楽に蕩けているものの、やはり僅かに正気が残っている。
目尻に溜まる涙を見て、セイバーは今夜も仕方なく伊織の腕から手を離した。
発端は、只の魔力供給の筈だった。
太夫や鄭からサーヴァントとの魔力供給の方法を幾つか聞くと、できる限り側にいる事や血液からの摂取が主といった事だったので、セイバーと伊織はそうしていたのだが。
hibaru_q
DONE※既にできてる関係※バレストも少し含みます
元ポスト
https://twitter.com/hibaru_q/status/1758856137737375824
剣伊初書きでした。この二人書いてて楽しかったです。
剣伊/内風呂でまったりこれも福利厚生の一つなのだという。
人理を守る為、苛烈な戦いに赴くサーヴァント達にも時にはガス抜きが必要。年末年始の里帰りの他、此処カルデアにも休養できる場所を用意しているらしい。
レクリエーションルームで当世のゲームに興じたり、あるいはシミュレーターで模擬戦闘の後に温泉に入ったり。
だが、このカルデアでヤマトタケルの性別を知るものはなく。現代の銭湯のように男湯女湯が分かれている場所では気軽に入ることもできないだろうと、マスターの厚意で個室に内風呂を用意してもらえることになったのだった。
「イオリ、風呂だ、風呂!」
はしゃいだ声とともに長い三つ編みを揺らし、部屋の廊下を駆けていく。向かう先は。
「だとして、何故俺の部屋に作ったんだ……」
2235人理を守る為、苛烈な戦いに赴くサーヴァント達にも時にはガス抜きが必要。年末年始の里帰りの他、此処カルデアにも休養できる場所を用意しているらしい。
レクリエーションルームで当世のゲームに興じたり、あるいはシミュレーターで模擬戦闘の後に温泉に入ったり。
だが、このカルデアでヤマトタケルの性別を知るものはなく。現代の銭湯のように男湯女湯が分かれている場所では気軽に入ることもできないだろうと、マスターの厚意で個室に内風呂を用意してもらえることになったのだった。
「イオリ、風呂だ、風呂!」
はしゃいだ声とともに長い三つ編みを揺らし、部屋の廊下を駆けていく。向かう先は。
「だとして、何故俺の部屋に作ったんだ……」
ごんぼぶぅ
DOODLE現パロ幼馴染剣伊。深く考えずに。愛の形はひとつじゃないのさ「イオリ!お泊まり会をしたい!」
「なんだ藪から棒に」
それは何てことの無い放課後、受験も少し遠い高校一年。試験も先、季節も合間ってどこかのんびした空気が流れる冬の日だった。
厚めのインナーにネックウォーマーをつけ、指先までカーディガンの袖を伸ばした伊織とは対照的に、セイバーはシャツに薄手のカーディガンのみの装い。教室には暖房が効いているとは言え、元気な子にも程があると伊織はボソリと口に出す。
「そうと決まればまずは買い出しだー!おかしおかし!高校生のお菓子代は三千円までだぞ!」
「決まってないし一緒に住んでいるし高校生でもお菓子代は千円以内だ」
「ぶー!イオリのケチ!」
「お前が昨日モスで阿呆な量を食べたお陰で小遣いがすっからかんなんだ、計画性というのを持て。月初だというのに」
2783「なんだ藪から棒に」
それは何てことの無い放課後、受験も少し遠い高校一年。試験も先、季節も合間ってどこかのんびした空気が流れる冬の日だった。
厚めのインナーにネックウォーマーをつけ、指先までカーディガンの袖を伸ばした伊織とは対照的に、セイバーはシャツに薄手のカーディガンのみの装い。教室には暖房が効いているとは言え、元気な子にも程があると伊織はボソリと口に出す。
「そうと決まればまずは買い出しだー!おかしおかし!高校生のお菓子代は三千円までだぞ!」
「決まってないし一緒に住んでいるし高校生でもお菓子代は千円以内だ」
「ぶー!イオリのケチ!」
「お前が昨日モスで阿呆な量を食べたお陰で小遣いがすっからかんなんだ、計画性というのを持て。月初だというのに」
aonamideko
DOODLEコラボイベント前の滑り込み投下ー!剣伊です。線画かつ若干間が少ないので強引です。2周目エンド後ネタバレ注意。1枚目は没表情
読んだ後に
剣:伊織を眷属にしたので満足。連れ回す。
伊:急に眷属にされたのには吃驚したが、自分の願いを叶えてくれた剣に対し恩義を感じているし嫌ではないので、連れ回される。
ぐだ子ちゃん:徒歩で人が来たのでびっくりした。 9
19Tgr
DONE異愽にて櫛(求婚の意味)を贈ることができるセイバー×櫛の意味をまっっっっったく気付かずに「わかったわかった(わかってない)」と言って退散した伊織くんやることやってます👐
(私が髪の毛おろした伊織くんが描きたかったので髷をおろしてます) 2
Kur
DOODLEThat's the continuing story I drew, r18 but there's nothing here❗Crossdresser
Pass: are you 18? (yes/no) 4