悪くない日 「遅いぞ、お前」
「いたっ、」
軽くチョップされティファリアは声を上げる。
「お前が言ったんだろ、庶民の遊びを教えるって」
「あはは…そうでした」
違う学校に通うザフォラとティファリアはある日出会い仲を縮めた二人。今日はティファリアの誘いにより、ザフォラの言った通り庶民の遊びを学ぶためと所謂放課後デートをしているのだった。
「ゲームセンターって…想像していたよりもやっぱり騒がしいな」
「あはは…まあそういうものだからね。でも、絶対絶対ザフォラも気にいると思うの!」
そうか?と首を傾げるザフォラの手を引っ張り連れて行く。そして一台のUFOキャッチャーにティファリアの視線が止まる。
「ねえ、ザフォラ。あの子、ラディに似ていると思わない?」
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