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    uncimorimori12

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    みずいこ100質Web再録
    個人サイト作ってWebオンリーで大暴れした時の名残です。何これ?

    #みずいこ
    waterLake

    みずいこ100質1 あなたの名前を教えてください
    生「生きてる駒に達人(たつじん)で生駒達人」
    水「水上敏志」

    2 年齢は?
    生「ピチピチの28」
    水「27」

    3 性別は?
    生「男!」
    水「男」

    4 貴方の性格は?
    生「えー、性格? 自分じゃ分からんわ。水上分かる?」
    水「そっすねえ。例えば……」
    生「あ、まってまって。かっこいい、男前、最高。この三つから選んで、怖いから」
    水「えらいポジティブな選択肢っすね」
    生「そう? そんでどれ選ぶん?」
    水「じゃあポジティブで」
    生「あれ? 選択肢にはいっとら」
    水「俺は合理的とか、冷静とか、そんなんすかね。はい次」
    生「水上?」

    5 相手の性格は?
    生「上でぜんぶ言うてもうたわ」
    水「いや、まだ俺言われてないんすけど」
    生「ほんまや。んー、水上、水上なあ。うーーーん」
    水「悩みますね」
    生「やっぱまず、優しいよなあ。そんでノリ良くて、おもろくて、気が利いて」
    水「……」
    生「なのにかわええし、そんで」
    水「次行きましょ」
    生「みずかみー?」

    6 二人の出会いはいつ?どこで?
    生「それは今は昔、桜けぶる年度始めの春の日のこと」
    水「関西地区のボーダースカウト一括スカウトの時のオリエン」
    生「語らせてや」

    7 相手の第一印象は?
    生「大喜利うまそう」
    水「あざす。俺は最初表情変わらんでずっとボケたこと言うてるんで、イコさんのこと天然やと思ってましたね。すぐボケ倒してるだけや分かりましたけど」

    8 相手のどんなところが好き?
    生「俺さっきほぼ言うてもうたわ。水上は?」
    水「…………こないだ天丼屋行ったやないですか、二人で」
    生「うん」
    水「そん時イコさんタレご飯うっかりシャツに落としてシミ作って。そんでボソッと『悲しみ……シミだけに』とか言うてたやないですか。小さい声で」
    生「うん……」
    水「そん時けっこうグッときましたね」
    生「んー、着眼点がツウやな」

    9 相手のどんなところが嫌い?
    生「んー。嫌いいうか、直してくれると嬉しいなあって所はあるかも」
    水「なんすか」
    生「こう……お前ホップステップすっ飛ばしていきなしジャンプいくやん? あれビックリするからホップからやって欲しいかも。二人で暮らし始めた時ビビったもん。いきなり鍵渡されて、来週退去ですっていきなり言われて、気づいたらお前と住所一緒になってて。言うてや、事前に」
    水「せやから言うたやないすか、一週間前に」
    生「出来れば次からは物件選びくらいから相談してくれん?」
    水「善処します。イコさんは……」
    生「お? なんでも言うてや。頑張って直すわ」
    水「…………俺の言うことぜんっぜん聞いてくれん所、っすかね」
    生「え? 言われた通り引っ越して、お前と暮らしてるのにまだ足りんの? マジ?」
    水「足りないっすね」
    生「むず〜」

    10 貴方と相手の相性はいいと思う?
    生「そらええよ〜。バターと醤油くらいええよ。な、水上」
    水「……」
    生「……」
    水「…………」
    生「…………」

    11 相手のことを何で呼んでる?
    生「水上」
    水「イコさん」

    12 相手に何て呼ばれたい?
    生「そういえばあんま考えたことなかったな。どうする? この機会にグレードアップしてみる? 『ハニー』とか」
    水「やってもいいっすけど、多分誰もツッコんでくれませんよ」
    生「やめよか」

    13 相手を動物に例えたら何?
    生「パタスモンキー」
    水「なにそれ」
    生「霊長類最速の生き物。ほら、お前俺が預かり知らん所で爆速でいろいろやるの、得意やし」
    水「それ褒めてます?」
    生「お前は?」
    水「あー……、アフリカゾウかな。草食でおっとりしてるけど、でも怒らせたりしたら強いとことか」
    生「むっちゃ真面目に答えてくれるやん」
    水「イコさんも真面目に答えてくださいよ」

    14 相手にプレゼントをあげるとしたら何をあげる?
    水「マンション?」
    生「相談してくれ言うたやろ、さっき」
    水「冗談です」
    生「ほんまか?」
    水「イコさんは何くれるんですか?」
    生「これなあ。物もええねんけど味気ないし。そうなるとやっぱ俺からお前へアコースティックギターで奏でる想いを込めたラ」
    水「シンプルに要りません」
    生「最後まで言わせてや」

    15 プレゼントをもらうとしたら何がほしい?
    生「えー? 醤油?」
    水「そういや切れたんでしたっけ」
    生「うん。帰り買ってこ」

    16 相手に対して不満はある?それはどんなこと?
    生「さっきも言うたけどパタスモンキーに似てるとことかかな。そこ以外はないかなー」
    水「パタスモンキーってやっぱチクチク言葉やったんかい」
    生「いや、そういうわけちゃうで。あいつ霊長類最速やし」
    水「猿言われて喜ぶやつそうおらんやろ」

    17 貴方の癖って何
    生「なんやろ。むっちゃ食うとか?」
    水「それって癖なんすか」
    生「確かに。でも癖って自分で分かるもんでもなくない?」
    水「それはそう」

    18 相手の癖って何?
    水「よお謎の自作の鼻歌うたってますよね」
    生「自信作です」
    水「それは知りませんけど」
    生「水上はなー、考え事してるとき口半開きになってる」
    水「俺めっちゃアホっぽくないですか、それ」

    19 相手のすること(癖など)でされて嫌なことは
    生「俺特にもう無いかなー」
    水「……俺も」
    生「ほんまか? また溜め込んどらんか?」
    水「無いっす」
    生「言うてお前それで大爆発起こすやろ〜」

    20 貴方のすること(癖など)で相手が怒ることは何?
    生「そう。付き合いたてとか俺結構友達の家で宅飲みとかしてたんやけどな、暫く経って水上が『男だろうと宅飲みすな』って怒ってん」
    水「あー……」
    生「そんで話し合って、友達でも三人以上で飲み行く、飲み行く前はちゃんと共有する、って約束してん。まあそっからは俺も気をつけてるけど。けどお前結構我慢しいやからまたストレス抱え込んでないか心配やわー」
    水「…………イコさんは、嫌やないんすか。俺がそうやって交友関係に口出すの」
    生「いや? 別に、それより不満あったら言うてくれた方が助かるわ」
    水「甘やかさんといてもらえます?」
    生「逆ギレ?」

    21 二人はどこまでの関係?
    生「どこ、っていうのもむずない? 俺ら同僚で、先輩後輩で、チームモテないで、恋人で、っていっぱいあるし」
    水「今余計なもん入ってませんでした?」
    生「え?」
    水「なんすか、その謎のチーム」
    生「隠岐が連絡取れない時間帯についての真相を探るチームやけど」
    水「チームやったんや」

    22 二人の初デートはどこ?
    生「どこやったっけ」
    水「イコさんが前から気になる言うてた筋肉レストラン」
    生「あ、せやせや」
    水「昼前に集合してそこでまず飯食って、そん後すぐ近くに遊園地あるから回数券買ってジェットコースターと観覧車とゴーカートに乗りました。んでパーク内の広場を少し散歩した後、併設してるカフェに入って休憩しました。俺はアイスのブレンドコーヒー、イコさんはストレートティーとミルクレープを」
    生「まってまって、めっちゃ覚えとるやん。食ったもんまで覚えてるとかすごない?」
    水「初デートに何食ったか事細かく覚えてるなんて常識ですよ、世間の」
    生「そうなん?」

    23 その時の二人の雰囲気は
    生「楽しかったよな。俺ゴーカートあん時初めて乗ってん」
    水「イコさんいつもと変わらんかったっすよね」
    生「そう?」
    水「こっちの気も知らんといつも通り飯をうまいうまい言うて食うし、観覧車も俺が隣座っても平然としてるし、しかも、」
    生「あれ? あんま楽しくなかった?」
    水「そうは言うとらんやないですか」
    生「むずかしいわ〜」

    24 その時どこまで進んだ?
    水「結局悉く空振りに終わったわけっすけど最終的に帰り道人気少ないとこで手を繋ぐとこまでは漕ぎ着けて。でもそれも『恋人みたいやな』って言うた後イコさんまたベラベラ全く変わらん様子で喋り続けるからこの人実は手の感覚ないんかって一瞬疑いましたね。てか感想として『恋人みたいやな』っておかしいやろ、恋人やねん。ほんま意味わからんやろ、じゃああの一日ってなんやね」
    生「ごめんて」

    25 よく行くデートスポットは?
    生「モール?」
    水「生活必需品の買い物っすね」

    26 相手の誕生日。どう演出する?
    生「だいたい皆で祝った後部屋で改めて二人で祝うパターンよな」
    水「それなんすけど、俺はまだしもイコさんの誕生日、来年はちゃんと祝わせてくれません?」
    生「え?」
    水「イコさん大体いつも弓場さんたちと一緒に泊まりがけで祝ってるやないすか。あれ、来年は当日俺にくれません」
    生「あーーー、うーん……」
    水「ダメっすか?」
    生「いや、ダメなわけとは違うんやけど、ただもう来年もみんなと約束してもうて。再来年ならええねんけど……」
    水「……」
    生「再来年一緒に祝ってな」

    27 告白はどちらから
    水「俺」

    28 相手のことを、どれくらい好き
    生「そんなんめっちゃ好きやわ。なあ」
    水「はあ」

    29 では、愛してる
    生「そらもちろん。なあ」
    水「ははっ」
    生「笑うとこ?」
    水「いや、なんか。いいっすね、素直で」
    生「素直が一番やろ」

    30 言われると弱い相手の一言は
    生「『ダメ?』はちょっと、あかんかも」
    水「大体これでゴリ押し出来ますもんね」
    生「勝てんわ〜」

    31 相手に浮気の疑惑が どうする
    生「話し合う」
    水「突き止める」

    32 浮気を許せる
    生「それは話し合いしてみんと分からんなあ」
    水「え、許すとかあるんすか」
    生「事情とかあるかもしれんし」
    水「イコさんほんま壺とか買わされんよう気をつけてくださいね」
    生「俺そんな騙されそう?」

    33 相手がデートに1時間遅れた どうする
    生「普通に茶とかしばきながら待つな」
    水「任務で遅れるとかしょっちゅうですもんね」

    34 相手の身体の一部で一番好きなのはどこ
    生「髪?」
    水「イコさん知ってます? 髪ってすでに死んでる細胞なんすよ」
    生「こんなに元気そうなのに?」
    水「量は関係ないんすよ」
    生「残念やわー。で、俺は?」
    水「イコさん、イコさんは、イコさん……」
    生「魅力有り余りすぎて選べん感じか?」
    水「そうっすね」
    生「えー、照れるわ。毎日美肌マッサージしててよかったー」
    水「んなことしてたんすか」

    35 相手の色っぽい仕種ってどんなの
    水「飯食ってる時、喋りたいけど口含みながら話すんは多分できなくて、むっちゃ頑張って飯呑み込もうとしてる仕草」
    生「なんて???」
    水「言ったまんまっすけど」
    生「そっかあ」

    36 二人でいてドキっとするのはどんな時
    生「飯作ってる時知らんうちに背後に立たれてた時、あれドキッとしたわー。お前気配消すん上手いよな」
    水「別のドキッすねえ」

    37 相手に嘘をつける 嘘はうまい
    生「俺なー、実は嘘むっちゃ下手やねん」
    水「知ってます」
    生「嘘つくってむずいよなあ。水上は得意やもんな、今度教えてくれん?」
    水「言い方」

    38 何をしている時が一番幸せ
    生「なんやろ。最近は隠岐オススメの猫の動画見てる時かもしらん」
    水「俺もです」
    生「お、水上も猫の魅力に目覚めた?」
    水「別にそれはないですけど」
    生「無いんや」
    水「でもイコさん見てるから、楽しいっすよ」

    39 ケンカをしたことがある
    生「さっきも言うたけどそらあるよ」
    水「たまにありますね」

    40 どんなケンカをするの
    生「でも大体俺が同期と勝手にご飯食べ行って怒らせたり、幼馴染の話いっぱいして怒らせたり、友達と二人で遊び行って怒らせたり……」
    水「まあ……」
    生「俺怒らせてばっかやな」
    水「俺を甘やかしてどうしたいんすか」
    生「なにが?」

    41 どうやって仲直りするの
    生「そんで大体水上が怒った理由説明して、俺が次回から直す、みたいな」
    水「……」
    生「でも喧嘩するのも悪いことや無いもんな。仲直りできてるし」
    水「…………精進します」

    42 生まれ変わっても恋人になりたい
    生「ええなあ、この質問。むっちゃロマンチックやん」
    水「そうですか?」
    生「俺は結構ドキドキしてまうねんけど、水上はちゃうの?」
    水「生まれ変わっても執着されるって怖くないっすか?」
    生「執着て、言い方の問題やない?」
    水「ははっ」

    43 「愛されているなぁ」と感じるのはどんな時
    生「水上が帰ってくる時さ、たまにミスドの新作とか買ってきてくれるやん? たまたま目についたからって。あれ俺好き」
    水「そら買って帰った甲斐ありますわ」

    44 「もしかして愛されていないんじゃ・・・」と感じるのはどんな時
    生「あるー? 俺思いつかんのやけど」
    水「ノーコメントで」
    生「まって?」
    水「黙秘権を行使します」
    生「俺の愛伝わってない感じ?」
    水「次行きましょ」
    生「うそ、全然目合わせんやん。まじか? 水上、うそ、えー?」

    45 貴方の愛の表現方法はどんなの
    生「俺結構好きとか、言ったり、してたつもりやったんやけど」
    水「はい」
    生「逆に水上あんま言わんよな」
    水「水上家は代々年間に好きと言って良い回数が決まってるんです」
    生「マジか。それは辛いな」

    46 もし死ぬなら相手より先がいい 後がいい
    生「待ってや。胸キュッとなる。長生きしてな」
    水「はあ」
    生「お野菜も好き嫌いせんと食わなあかんで」
    水「はい」
    生「一緒に120まで生きような」
    水「金さん銀さん?」
    生「せやって残すんも残されるんも嫌やろ」
    水「俺はどちらかと言えば後がいいっすけどね」
    生「そうなん? なんで?」
    水「喪主とかやりたいんで、あんたの葬式の」
    生「そんな目標あったんや」

    47 二人の間に隠し事はある
    生「そらあるやろ」
    水「え、あるんすか」
    生「うん。え、水上もしかして無いの?」
    水「いや……」
    生「せやろー。でも恋人やからって全部言う必要も無いしな」

    48 貴方のコンプレックスは何
    生「……顔?」
    水「そうですか?」
    生「やって俺こわない? こんなんが刀振り回してたら子供泣くやろ」
    水「それいつも言いますよね」
    生「水上はそう思わんの?」
    水「思いますけど」
    生「ほら、な?」
    水「でも俺としてはよかった思いますけどね」
    生「なにが?」
    水「倍率は低い方がええってことです」
    生「?』

    49 二人の仲は周りの人に公認 極秘
    生「公認」
    水「ていうか、イコさんがゲロっちゃったんっすよね」
    生「気づいたら……言うて、もうてて……。秘密にせなあかんって言われてたのに……」
    水「まあ全然別にいいすっけど」

    50 二人の愛は永遠だと思う
    生「出来れば末長くがええよな」
    水「ですね」
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    💖❤❤❤❤❤❤❤❤❤❤👏👏🙏💖💞💞💞🙏🙏🙏💖💖💯💖❤💞💞💞💖💖💖💖💖💖💖💖💖💖🙏🙏🙏🙏🙏🙏☺☺☺
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    uncimorimori12

    PASTみずいこ
    Webオンリーで唯一ちょとだけ理性があったとこです(なんかまともの書かなくちゃと思って)
    アルコール・ドリブン「あ、いこさんや」
     開口一番放たれた言葉は、普段の聞き慣れたどこか抑揚のない落ち着いたものと違い、ひどくおぼつかない口ぶりであった。語尾の丸い呼ばれ方に、顔色には一切出ていないとはいえ水上が大変酔っていることを悟る。生駒は座敷に上がると、壁にもたれる水上の肩を叩いた。
    「そう、イコさんがお迎え来たでー。敏志くん帰りましょー」
    「なんで?」
    「ベロベロなってるから、水上」
    「帰ったらいこさんも帰るから、いや」
    「お前回収しに来たのに見捨てんって〜」
    「すみません生駒さん」
     水上の隣に座っていた荒船が申し訳なさそうに軽く頭を下げる。この居酒屋へは荒船に誘われてやって来た。夕飯を食べ終え、風呂にでも入ろうとしたところで荒船から連絡が来たのだ。LINEを開いてみれば、「夜分遅くに失礼します」という畏まった挨拶に始まり、ボーダーの同期メンツ数名と居酒屋で飲んでいたこと。そこで珍しく水上が酔っ払ってしまったこと。出来れば生駒に迎えに来て欲しいこと。そんなことが実に丁寧な文章で居酒屋の位置情報と共に送られて来た。そんなわけで生駒は片道三十分、自分の家から歩いてこの繁華街にある居酒屋へと足を運んだのである。
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    uncimorimori12

    DONEみずいこ
    書きながら敏志の理不尽さに自分でも爆笑してたんで敏志の理不尽さに耐えられる方向けです。
    犬も食わない「イコさん」
     自分を呼び止める声に振り返る。そこには案の定、いや声の主から考えても他の人間がいたら困るのだが、やっぱり街頭に照らされた水上ひとりが憮然とした顔でこちらに向かって左手を差し出していた。はて、たった今「また明日な」と生駒のアパートの目の前で挨拶を交わしたばかりだと言うのにまだ何か用があるのだろうか。生駒は自身のアパートに向かいかけていた足を止めると名前の後に続くはずの水上の言葉を待つ。すっかり冷え込んだ夜道にはどこからか食欲をそそられる香りが漂ってきて、生駒の腹がクルクルと鳴った。今晩は丁度冷蔵庫に人参や玉ねぎが余っていたのでポークシチューにする予定だ。一通り具材を切ってお鍋にぶち込み、煮えるのを待ちながらお風呂に入るという完璧な計画まで企てている。せっかくだしこのまま水上を夕飯にお誘いするのも手かもしれない。うん、ひとまず水上の話を聞いたら誘ってみようかな。そこまで考えて辛抱強く水上の言葉を待ち構えていたのだが、待てども暮らせども水上は口を開くどころか微動だにすらしない。生駒は訳が分からず水上の白い掌と顔を交互に見比べた。
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