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    kate_nisee

    @kate_nisee

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    kate_nisee

    DONEおふとんさんが頑張って資格試験に合格したのでおめでとうございますのキモチ!
    以前におふとんさんが呟いていたネタを丸パクリしました!すみません!あの夏の夜の尾月があんまりかわいかったもので!お気に障れば消去します!
    月に蛍とウシガエル「お前、そういうのよくないぞ」
     夏掛け布団を捲り上げ、自分の隣にするりと滑り込んできたその相手に、月島は押し殺した声を上げた。その咎めるような響きを一切無視するように、伸ばされた腕が回される。
     宛がわれていた客用の布団は、ふかふかで清潔で、その家の主が月島を心から歓迎してくれていることを表すように柔らかく心地よい。だが当然ながら、成人男性が二人で寝ることは想定されていない。したがって、あとから入って来た相手は、無理矢理布団の端に身を落ち着けているわけなので、たぶん背中側の半分が布団からはみ出しかけているような気がする。
     そう考えながら、月島は背後から抱き締められた体勢から、なんとか躰を反転させ、自分の体を少しだけずらして、隣にスペースを開ける。その動きに合わせるように、隣にいる相手は月島を今度は正面から抱き締めつつ、自分の躰を布団の真ん中のほうへ移動させてくる。
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    kate_nisee

    PAST絵じゃないんですが、最初の宇佐月タグ用。初めて書いた宇佐月はリーマンパロでした。まだ手探りだった懐かしい時期
    初描き宇佐月(たぶん2020年の10月くらい…?) 事務室にまだ明かりが皓々とついていることに宇佐美は驚き、そして部屋の中にいた月島はこの時間に事務室に入って来る者がいたことに驚いた。
    「あれ、お疲れ様でーす!」
     ヘルメットを小脇に抱え、作業服に安全チョッキというスタイルの宇佐美が声をかけ、それに対し幾分くぐもった声で、打ち合わせ卓のところに座っていた月島が「お疲れ」と返した。そして口の中にあったものを飲み下し、「お前も食うか?」と目の前に並べ立てている諸々を指し示す。
    「何食べてんですか?」
     晩飯にしちゃ寂しいんですけどぉ。そう荷物一式を自分のデスクに置いて近付いてきた宇佐美は、その段ボールの前に屈みこんだ。
    「こないだ入れ替えしただろ?」
     備蓄の非常用食料。そう月島は答える。その声を聞きながら、ああそういえばこの間、災害対策物品のうち、そろそろ賞味期限の切れそうな非常食一式が総入れ替えになったなあと宇佐美は缶詰のパンを手に取りながら思い出していた。そして古いほうの食料品や缶詰は、適当に持って帰っていいぞと言われていたことも。
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