Tìm kiếm gần đây
    Bạn có thể gửi nhiều Biểu tượng cảm xúc hơn khi tạo tài khoản.
    Đăng kí đăng nhập

    よーでる

    推敲に超時間かかるタチなので即興文でストレス解消してます。
    友人とやってる一次創作もここで載せることにしました。

    ☆yên lặng theo dõi Yell với Biểu tượng cảm xúc 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 61

    よーでる

    ☆yên lặng theo dõi

    DOD2続き。DOD2設定資料集発売当時考えてたやつなので、それ以降に明らかにされた設定とは違う点が多々あります。あとノベライズのシーンを参考にしてる描写あり。
    タイトル、翼を生やし愛から逃げて、のほうがよかったかな…まぁ推敲するときに考えよう。

    ##二次創作
    #DOD

    罪の終わり、贖いの果て(2)「ホントウに?」

     幼い自分の声が低く濁る。無垢な笑みが悪意を滲ませるのは、途方もなく醜悪だった。
     これが、あの頃の自分なのだ。ドレスの裾を握りしめ、目を逸らしたくなる衝動と戦う。
     神が未だに己の中に巣食っているのは、わかっていた。恩恵である読心の力――恐らくは母の機嫌を伺い、母の愛を求めたために授けられた力――は、変わらずマナと共にあったのだから。

    「去りなさい。あなたに主導権を渡すつもりはありません」

    「ホントウに?」

    「本当です。わたしは、償いを諦めなど」

     しない、と。断言するより先に、神が上目遣いに己を覗き込んできた。

    「ホントウに?」

     唇が震える。心の中で思い描いただけの自分の体が、悪寒を感じて縮こまる。
     これは、自分だ。自分の声だ。神は途方もない悪意の塊であり、人類を滅ぼそうとする意志は確としているが、その形は憑依した人間に寄り添う。
     だからこれは、わたしの罪だ。わたしが、十八年前、世界を滅ぼした。わたしを愛さなかった里を滅ぼした。幸せな男女を、両親に囲まれて過ごす子どもを、その人生を破壊した。覚えてる。忘れない。そう誓った。だから。

    「認めます。確かに、挫けそうになっていました。カイムが……死んでしまったから」

     声に出すだけで、言葉にして思い出すだけで、喉を切り裂きたくなった。
     カイム。わたしが故郷を、両親を、親友を、妹を奪ってしまった人。そして今、その生命も、最愛の相手さえ、わたしの過ちで、的はずれな償いで、奪ってしまった。
     彼に引きずられて、世界を放浪した六年間を思い出す。壊れた街、荒んだ人心を肌に感じて、罪の重さを思い知らされる日々だった。

     手首に巻いたブレスレットに触れる。カイムに渡されたコレは、マナが罪を忘れないための戒めだった。
     かつてはカイムと生き別れた妹の絆の証。今は、マナの罪の証。

    「わたしは、誰より、カイムに償いたかった。彼に、許されたかった。
     そんな日が来ないのはわかっています。けれどわたしは、その道を歩むことを止めてはいけない。それを思い出しました。
     だから、」

     神が、嗤った。楽しそうに、心から楽しそうに、一音一音、噛みしめるように、マナの目を覗き込んで、尋ねる。

    「ホントウに?」

     闇が晴れた。頭上に曇天が広がる。地面には荒野と廃墟。髪をなぶる荒涼とした風。砂埃が舞い、陽射しを曇らせ温もりを遠ざける。
     ここがどこだかわかって、マナは瞠目した。カールレオン王国。滅びたカイムの故郷。ここがいつだかわかって、マナは怯えた。

     幼いマナがいる。神ではない。六歳よりも成長して背が伸びて。顔は卑屈に――セエレのように心細げにしかめられ。髪は変わらず丁寧に切り揃えられている。
     それをしてくれたのが誰だったか思い出す。滅びた王国を見回す、黒い男がいる。
     カイム。呼びかけは喉で潰えた。静かな黒い眼差しが、幼いマナを見下ろす。

    「やめて」

     この先の光景を知っていたから、マナは唱えた。
     カイムが手を伸ばす。覚えている。マナに向かって。覚えている。剣を握る荒れた手が、マナの頭に伸びる。

    「やめて……!」

     哀願が届くはずもなく。カイムはマナの頭に触れて。
     ぐしゃぐしゃと、マナの髪をかき混ぜた。
     不器用な手つきを覚えている。子どもへの触れ方を忘れた手。力強さに翻弄されて頭が揺れて、離れていった後もくらくらした。
     それから、思い出したようにカイムは腰をかがめた。マナの手を取って。己の手首からほどいたブレスレットを、マナの手首に巻いた。

    『いいの?』

     幼い自分が尋ねる。思いがけない贈り物に、どう反応したらいいかわからなくて。
     見上げた先で。カイムは。
     微笑んだ。
     雲間から覗いた太陽のような、偽りのない澄んだ笑顔だった。

    「ごめんなさい!!!」

     絶叫が喉を掻きむしった。過去の情景が遠ざかり、赤黒い洞へと舞い戻る。
     だがマナの赤い目には、さっきの、かつての情景が焼き付いていた。
     覚えている。六年間の旅路。カイムの声にならない言葉。憎しみ。
     忘れるな。忘れるな。おまえの罪は死んでも消えない。生きて、目を見開いて、己の罪を見つめ続けろ。

    「ホントウに?」

     神の問いに、今度こそマナは耳を塞ぎ、目を閉じて絶叫した。
    Nhấn để toàn màn hình.Đăng lại bị cấm
    Hãy gửi phản ứng!
    Câu trả lời từ người sáng tạo

    よーでる

    PHÁT TRIỂN完!! うおおお、十数年間ずっと頭の中にあったのでスッキリしたぁ。
    こういうカイムとマナが見たかったなー!!という妄執でした。あとどうしてカイムの最期解釈。
    またちょっと推敲してぷらいべったーにでもまとめます。
    罪の終わり、贖いの果て(7) 自分を呼ぶ声に揺すられ、マナはいっとき、目を覚ました。ほんのいっとき。
     すぐにまた目を閉ざして、うずくまる。だが呼ぶ声は絶えてくれない。求める声が離れてくれない。

    (やめて。起こさないで。眠らせていて。誰なの? あなたは)

     呼び声は聞き覚えがある気がしたが、マナは思い出すのをやめた。思い出したくない。考えたくない。これ以上、何もかも。だって、カイムは死んだのだから。
     結局思考はそこに行き着き、マナは顔を覆った。心のなかで、幼子のように身を丸める。耳を覆う。思考を塞ぐ。考えたくない。思い出したくない。思い出したく、なかった。

     わからない。カイムがどうしてわたしを許してくれたのか。考えたくない。どうしてカイムがわたしに優しくしてくれたのか。知りたくない。わたしのしたことが、どれだけ彼を傷つけ、蝕んだのか。取り返しがつかない。償いようがない。だって、カイムは、死んでしまったのだから。
    3697

    công việc liên quan

    công việc được đề xuất

    よーでる

    vẽ nguệch ngoạcどんどん敬語が剥げてますが語りじゃなく講義だからということで……
    あと大まかな国の特徴語ったらひとまず単発ネタ書き散らす作業に入れるかなぁ。
    ぶっちゃけお話の途中で世界観説明しようとすると毎回語りすぎたりアドリブで知らん設定出たりするのでその事前発散が狙い……
    巫術と法術について 今の世界の魔法は大きく分けて2種類あります。1つは精霊に語りかけて世界を変えてもらう魔法。王族が使っていたのがコレだね。
     精霊……王祖の末裔じゃなくても、精霊の声を聞きその力を借りれる人は増えています。それが龍王国衰退の遠因になったわけだけど、今はいいか。
     この方法は【巫術】と呼ばれています。長所は知識がなくても複雑な事象が起こせること。細かい演算は精霊任せにできるからね。代表的なのが治癒。肉体の状態や傷病の症状を把握するに越したことはないけど、してなくても力尽くで「健康な状態に戻す」ことができます。
     欠点は精霊を感知する素養がないと使えないこと。だから使い手は少ない。それと精霊の許しが出ない事象は起こせない。代表的なのが殺傷。自衛や狩りは認められてるけど、一方的で大規模な殺戮は巫術でやろうとしてもキャンセルされるし、最悪精霊と交感する資格を剥奪されます。
    1226

    よーでる

    vẽ nguệch ngoạc公主は本来プリンセスという意味ですが、祭り歌では公国の代表という意味の言葉になってます。アデラさんは武闘家系ギャルです。
    ほんとは東西南北それぞれの話するやるつもりだったけど西と南はちょっとド鬱なのでまたの機会にします。子どもに無配慮に聞かせたら怒られるやつ……
    一通りの世界観の説明が終わったので、明日からはこの世界観で単発話を量産する予定です。
    公国の興り(2)凍てず熔けぬ鋼の銀嶺 道行く花に光を灯しながら、アデラティア公子一行は海に臨む丘にたどり着きました。丘に咲く白い菫を見渡して、公子は軽やかに宣言します。

    「ここにわたしたちの都を作りましょう」

     こうして光る菫の咲き誇る白き都コノラノスは作られました。号は公国。龍王国最後の公子が興した国です。
     公子は精霊の声を聴く神官を集め、神殿を築きました。血ではなく徳と信仰で精霊に耳を澄ませ、精霊の祈りを叶え、世に平穏をもたらし人心を守る組織です。
     国の運営は神殿の信任を受けた議会が行います。アデラは神殿の代表たる公主を名乗り、花龍ペスタリスノの光る花【霊菫(たますみれ)】を国に広めました。

     霊菫は花龍の息吹。花の光が照らす場所に魔物は近寄らず、死者の魂は慰められ、地に還ります。公国が花の国と呼ばれる由縁です。
    3002