Recent Search
    Sign in to register your favorite tags
    Sign Up, Sign In

    ケイト

    @kategtm

    ☆quiet follow Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 10

    ケイト

    ☆quiet follow

    ひさしぶりに会った七にちゅーをしかける五(五七)

    #五七
    Gonana

    おひさしぶりです五条さん「なーなみっ!」
    「何の用ですか。」
    「冷たいっ!1週間ぶりに恋人の顔を見たときの態度じゃないよ!」
    「わたしこれから一件控えているので急いでるんです。用件だけ手短にお願いします。」
    「今日はその一件終わったら僕ん家帰ってきてね♡明日僕も休みになったから!夜からイチャイチャしよ♡」
    五条と付き合いの長い七海は、なぜ自分のオフを把握しているのか目の前の男に尋ねても無駄だと知っている。
    「わかりました。では失礼します。」
    「待って。」
    立ち去ろうとする七海の腕を五条は咄嗟に掴んで素早く向かい合うとうなじを捕まえて顔を近づけた。……がくちびるに触れたのは五条の期待していた柔らかさではなかった。
    「ここ高専ですよ。誰かに見られたらどうするんですか。」
    不意打ちのキスを手のひらで阻止した七海は冷静な態度を崩さない。
    「見られてもいいじゃん。僕ずっと我慢してたんだよ?ちゅーしてくれないと今からの任務頑張れないよお〜」
    「ダメです。1週間我慢できたならあと数時間くらい訳ないでしょう。」
    「七海のいじわる!鬼!」
    手のひらで口を覆われたままの五条はモゴモゴ文句を言い続けていると今度は七海の方から顔を近づけてきて、自分の手のひらにくちびるを押し当てた。七海が伏せていた目を上げると吸い込まれそうな澄んだ瞳とぶつかった。僅かのあいだ、深いキスの代わりとでもいうように視線を絡めながら至近距離で見つめ合う。ちゅっと可愛らしいリップ音と共に七海の顔が離れていった。
    「我慢してるのがあなただけだとでも?」
    「……え。」
    「では五条さんまたあとで。」
    ポカンとしてる五条をよそに七海は踵を返して歩き出す。


    廊下を進んでいった七海は角を曲がると伊地知が所在なさげにおろおろしていた。
    「あっ七海さん。わたしは何も見ていないので、その、五条さんの迎えに来ただけで。今来たので!」
    「伊地知くんおつかれ様です。みっともないところを見せてすみません。あの人が正気に戻る前に引きずって連れて行ってください。」
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    💘💘🙏😍😭👏👏💒💒💘👍👍👏👍💘💯
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    ケイト

    DONE同名の曲の雰囲気が自分の思う五七すぎて書きなぐったまとまりのない完全に自己満足の短文です。
    五七は静かな激情を湛えているふたりだなと感じていて。ふたりとも大人で聡明な人物だから自分たちの状況も行く末も見えていて、その上でお互いを慈しみながら今を過ごしていたのかなって思って。でもそうやって悔いのないように過ごしてきたつもりでもやっぱりそのときが来ると苦しいだろうなあ。
    五七に狂わされる毎日です。
    三文小説海風が気持ちいい。隣を見ると以前より少しくすんだ金髪の男が、風で乱れた前髪を整えている。
    「あ〜優秀な後進をたくさん育てておいてよかったなあ。優秀な元生徒たちのおかげで心置きなく毎日ダラダラできるってもんだよ。きっと最強じゃなくなった僕のことなんかみんな忘れちゃってるね。」
    「あなたもおじさんになりましたもんね。」
    虎杖くんたちに会っても気づいてもらえないかもしれませんね、と七海が笑っている。
    「ひどーい!そんなことないでしょ!だって髪の色は生まれたときからずっと白で変わんないでしょ?イケメンなのもずっとだし?年とっても一発でGLGな五条悟だって分かるでしょ!」
    「そうでしたね。あなたはいつまでたっても子どもですもんね。きっと気づいてもらえますよ。」
    2091

    related works

    recommended works

    yu_kalino

    DONE2021-02-13 五七版ドロライ お題「バレンタイン」
    ※1時間ではここまでが限界でした。
    ※後日追記します(多分)。
    ※(2021-02-15)追記しました。
    普段、前触れもなくやってくる五条にしては珍しく、事前に約束を取り付けてきた。
    バレンタインだからとアピールして時間だけでなく、七海の部屋に行きたいと主張までしていた。
    一つ年上の恋愛関係にある男ではあるが、学生の頃と変わらない傍若無人さと圧の強さはいつも七海をたじろがせる。
    五条の願いを受け入れるのが嫌だというわけではないが、唯々諾々とわがままを叶え続けるのは調子に乗らせるだけである。そういう思いもあって、時折渋って見せ、仕方がないという風を装い、結局の所は己の男のわがままを受け入れるのだ。

    しかしながら呪術師などという仕事をしていると、突発的な案件にスケジュールが変更になることなどはよくあることだ。
    特に五条のような上層部と対立をしていても実力だけは確かな男は、あれこれ言われながらも重宝される存在なのだろう。約束を承諾した七海としては(反故になるか時間がずれ込むだろうな)と口には出さないものの、これまでの経験則から予想をしていた。期待をしすぎるのは良くない。と、七海は過去の己からきちんと学習している。

    だが、今日に限っては五条ではく七海のほうが約束に遅れることとなった。
    そもそも 4360

    yu_kalino

    DONE2021-02-27 五七版ドロライ お題「喧嘩」パンッ、と小気味の良い音が余韻を残すような静寂。
     それとは裏腹に張り詰めた緊張感が二人の間にあった。

     七海がよく口にする「引っ叩きますよ」はあくまでポーズのつもりであった。
     五条にとって威嚇にも牽制にもならないそれは、謂わば気に食わない、不愉快であると言ったような感情を七海が彼に対して伝える手段でもある。
     恋人相手に手を上げるような野蛮な行為をするつもりはない。しかし、他人の機敏を無視しがちな男相手には、そのくらいの言葉の強さで丁度よいと考えていた。誰よりも強い男は、七海の知る誰よりも面倒くさい性格をしていた。
     
     実際に今の今まで五条は七海に手をあげられたことなど無かった。仕事で少し無理なお願い(無論、七海にならできるという信頼があってのことだ)をしても、ベッドで多少の無茶をしようとも、舌打ちや少し棘のある言葉で五条は許されてきた。
     七海が繰り返すその言葉は、つい加減が効かない己に対するブレーキであるとは理解している。それなのに、ついいつも許してくれるからと調子に乗ってしまったのだ。
    「──ゴメ、」
    「殴ってすみません。頭を冷やしてきます」
     言葉を遮って五条の下から抜 1385