Recent Search
    Create an account to bookmark works.
    Sign Up, Sign In

    hydroxidestar

    @ReinesReines

    ツバサ(紅)です。好き勝手に書いてます。よしなに

    ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji 💖 👍 🎉 😍
    POIPOI 35

    hydroxidestar

    ☆quiet follow

    刀剣乱舞のぶぜとまつ。豊前が破壊寸前の重傷から回復して、まつとイチャイチャする話です。

    #ぶぜまつ
    japaneseClethra

    オリオンをなぞって1か月間のリハビリを経て豊前は日常生活に戻ってきた。リハビリでは医療班も驚くほどの回復ぶりを見せて驚かせていたが、裏には豊前の血の滲むような努力があったことを僕は知っている。ほんとにすごいよ、君は。
    僕はそれがもう嬉しくて嬉しくて、審神者であるナベリウス・カルエゴ卿に1週間の有給を申請した。状況を把握しているだけあって、すぐに許可をもらえた。それはもちろん、豊前との時間を過ごすため。半年間は短いようで長かった。

    「泣くなって」
    「泣いて、ない…」

    豊前が笑っている。こうして目の前にいるのが奇跡のようだよ。

    「だけどね。ちょっと手加減してほしい、のだ、けど…!?」
    「なんで?」
    「もう、ダメって言ってるじゃないかっ、っあ!」
    「体はめちゃくちゃ反応してるのに、か?」
    「っっ…!!」
    「怪我して回復するまでの半年、すっげー長かったんよ。何回、頭の中で松を犯したかわからねえ。松井もずっとこうしたかったんじゃねえのか」

    少し眉を下げた表情で言うのはズルい。僕が逆らえないのを知って言っているくせに。

    「…したかったよ、君と。ずっとふれあいたかった……」
    「松井……」
    「…豊前、好き…だから、もっと、して…」

    豊前に触れられると、頭がどうにかなりそうでこわい。
    それでも……久しぶりの豊前の匂い、体温、声に、脳が染められていくみたいでなんだか幸せだ。




     「まつい、ちょっと休むか?」
    「……やだ、抜かないで…」

    豊前の優しさは嬉しい。けれど、いまの僕は離れたくなかった。もう大丈夫だと頭で理解しているのに、ここで離れたら二度と会えないような気がしてしまったんだ。広い背中にしがみつくと、豊前がふっと笑った気配がした。

    「……っ、あ、な、なにっ」

    腕を掴まれたと思ったら、膝の上に座るカタチになっていた。奥の奥まで入ってくるから、全身がびりびりする。ああ、だめだ、だめになる、こんなの。こんなに甘やかされたら僕は、豊前なしでは生きられない体になってしまうよ。

    「まつ、動けるか?」
    「え、あ、な、なんで……」
    「回復したご褒美くれよ?な?」

    そんな言い方はずるい。けれど、これが惚れた弱みっていうのかな。なんでも言うコトを聞きたくなってしまうんだ。円を描くように腰を回したり、上下に揺らしてみる。豊前の気持ちいところを僕は知っている。快楽で歪んだ豊前の表情を見れるのも、息が詰まった声を聞けるのは、僕だけ。僕だけの秘密。

    「……っ、ふ、うっ」

    埋め込まれたものの質量がずんと増えて、つま先に力が入らない。首に腕を回して「動いて…」と囁くと腰を掴まれて突き上げられた。
    気持ち良すぎて、声が、出ない。
    熟した粘膜に豊前が快楽を植え込んでくるのがわかる。身体の中に豊前が刻み込まれていくみたいだ。互いを失いたくない気持ちは同じで。
    望むままに僕たちは快楽を分かち合った。

    (君を失わないためにも、もっと強くなるから)
    Tap to full screen .Repost is prohibited
    😍💯💖💙😍💘👏👏💞
    Let's send reactions!
    Replies from the creator

    related works

    hydroxidestar

    DONE戦闘の余韻抜けなくてキスしちゃう

    松井の腰が抜ける

    ぶ「キスだけでいかせてやんよ」

    事に及ぶ

    「指舐めて」と松井の口へ近づける。

    これで書けばよくない?と思い、書きました!!
    身も恋も溶かすのはきみヒトリ「やあ、松井江。出陣お疲れ様」
    「蜂須賀虎徹、ただいま。今日は君が昼当番なんだね」
    「ああ。すぐに食べるかい?」
    「そうしたいのだけど豊前が帰還途中から眠そうでね……。寝かせてきたらすぐ食べるよ」
    「了解した。きみたちの分は取り分けておくね」
    「ありがとう」

    上手く誤魔化せただろうか。
    豊前が眠いというのは、嘘だ。僕も豊前も戦闘の興奮がまだ体に燻っていて、興奮している。周りに悟られないよう平静を装っているが、それにも限界がある。なんとか部屋に辿り着くなり、豊前は噛み付くようなキスをしてきた。熱い、溶けそうだ。
    唇が合わさっただけなのに、全身が沸騰したように熱くなっている。お互いのジャケットは畳の上に放り投げた。後で畳まないと皺になるなあ、なんてことを考える余裕はこの時まで。豊前はキスを続けながら、僕の胸を弄る。つねったり摘まんだり。裾から入り込んだ長い手が伸びてきて、胸や腹をまさぐる。うそれだけで思考は停まりそうなのに、豊前はキスを止めない。何度も何度も舌を絡め取られて、豊前の唾液が僕のと混ざる。
    2064

    recommended works

    aiporonica

    DONEこれはまだ、俺が刀剣男士になれていなかった頃の話。

    本丸が出来て間もない頃、同じ平安刀のよしみで共に出陣を繰り返していた三日月宗近と鶴丸国永は島原の乱に出陣することになる。二人が向かった先はかつて山田右衛門作が暮らしていたという口之津村。その港口に潜んでいた歴史遡行軍と遭遇するが……
    酷薄のインフェるノ②「オロロン、オロロン、オロロン、バイ」
    「変わった歌だな」
     男は幼子を大切そうに抱えながらその歌を謡っていた。
     皺が寄った口元に、穏やかな表情を浮かべて。
    「この土地に伝わる子守歌です」
    「へぇ」
     物珍しそうに近寄れば、彼は眉尻を下げて何かを懐古しながら嬉しそうに微笑んだ。
    「私が謡うとすぐに寝付くものだから、子守歌を謡うのは私の役割だったんですよ」
    「なあ、俺にも教えてくれるかい?」
    「はい、もちろんです」

     ―――これはまだ、俺が刀剣男士になれていなかった頃の話。


         ◆

    「今回の任務もあなたたち二人にお願いします」
    「島原の乱か、……厳しい出陣になりそうだな」
    「なに、鶴丸と一緒ならば平気さ」
     本丸が出来て間もない頃、刀剣男士の数も少なく少数精鋭で歴史改変の阻止に赴かなければならない頃があった。二振りで出陣なんていうものはザラにある。中でも同じ平安刀であるよしみから、三日月宗近と鶴丸国永は中でもより難度が高いとされる地に出陣させられていた。顕現したばかりの刀剣男士はまだ感情が定まっておらず、出陣に支障を来すことが稀にある。特に、自分たちが辿ってきた歴史の地に出陣した時には自らの感情に飲み込まれてしまう者も少なくはなかった。
    9367