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    syk_1529

    @syk_1529

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    syk_1529

    DONE🥷🎍後半戦(前半の続き)
    ※セックスしてます ベッド脇に置いてあった潤滑剤を手に取り、その場所に触れてみる。「ん…」と彼の体が気持ちよさそうにもぞもぞと動くのと同時に、するりと招かれたように指が一本入り込んでいった。
     挿れられるなど慣れたものなのだと感触で伝わる。力むこともせずされるがままに任せているのは、こうやって普段からも受け入れているからなのだろう。
    「こういうこと、したことあるの?一氏くん」
     予想もしなかったことを二つ同時に言われ、不意に指を奥へと挿し入れてしまった。急にはマズかったか?と反省したものの、彼は気にしていない様子だ。
    「したことあるように見えますか?」
    「だって、手慣れてるし…」
     まずは先の質問からだ。そんなに慣れているように見えたのか?と指を引き抜き己の手を眺めてみる。もちろん男の中に挿れるのは初めてだし、そのための潤滑剤を使うのも初めてだ。ふと、ぬるりとした感触を纏う指先で彼の胸を弄ってしまった。彼が気持ち良さそうに吐息を漏らす。「やだ…やめてよ」と言われても、あまり意識せずにしてしまったことだ、すみませんと言うしかない。やめてと言うくせに拒む仕草は見せないので、更につねってみた。指を少し滑らすだけでピクリと跳ねる体に「好きなんですね」と投げかけてみると、眉間に皺を寄せて照れ臭そうな顔をされた。つまり、好きなのだろう。つい先程胸は弄るまいと思ったばかりなのに自分も大概だな…と、彼の感度の良い乳首を撫でながら質問に答えた。
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    syk_1529

    CAN’T MAKE利三に愚痴る先輩の話(🚬🐉🎍の続き)
    カフェテリアで延々と利三にくだまいてる半兵衛。
    それまでの流れはポイピクのログにて。
     カフェテリアは人もまばらで、談笑するカップルや友人グループ、一人で読書をする者など様々だ。半兵衛は自動販売機で買ってきたコーヒーを一口飲むと、レポート課題に手をつけている利三に話しかけた。
    「大体僕に当たり散らしたって何にもならないのに」
    「……」
    「道三様も道三様だよ。義龍様のこともっとちゃんと見てくれなきゃ」
    「……」
    「聞いてる?利三」
    「聞いてない」
    「聞いてよ!」
     バン、と机を思わず叩いてしまう。口の開いたコーヒー缶が倒れてしまわないように、半兵衛は慌てて手で缶を押さえた。
    「あまり大声を出すと傷が開くぞ」
    「もう開いてるからいいよ」
     裂けた唇の傷は喋るたびに口内に鉄の味を置いていく。ついイライラとして爪で引っ掻いてしまうので、塞がるものも塞がらない。昼ご飯の後マスクをつけ忘れたままゼミに行ったら、クラスメイト達にザワつかれた。顔の傷はどうしたのかと心配する者、不審な目を向け下世話な想像をする者、反応は様々で、曖昧な笑いで誤魔化した半兵衛はゼミの間一言も喋らず俯いていた。こうなるからひた隠しにしていたのに、と己を恨んでもどうしようもなく、ゼミの終わった教室からカフェテリアにいる利三を探すまでずっと掻いてしまっていた。食べる気にならずほとんど手をつけなかった昼ご飯の代わりにサンドイッチでも買って食べようかと売店を覗いたが、掻きむしり開いた傷が痛く、とりあえず何でもいいやと缶コーヒーを買って席についたのだった。
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