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    bell39399

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    bell39399

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    ディアンヌ感謝祭。

    残りのメンバーは隣のテーブルで様子をうかがっているのですw

    #エレイン誕2022
    elaineBirthday2022
    #バンエレ

    「キングとバン、仲良しになったの?」
     自分の連れ合いと、最近ほんの少しだけ見直した仲間が同じような格好でテーブルに伏しているのを見たディアンヌは、放っておけずについに声をかけた。寝てはいない証拠に、二人共とも時々ブツブツと言葉をかわしているようだ。
    「なんでそうなるんだよ♫」
    「そんな訳ないじゃない、ディアンヌ!」
     ほとんど同時に顔を上て否定する。この子たち、意外と気が合うんだよね、と内心苦笑しつつキングの隣に腰掛けた。
    「バンが急いでお家に帰らないなんて珍しいからどうしたのかなって」
    「おう、もう今日は帰ろうと思ってた♫」
    「それでいいの、バンは。まだ何も決まっていないのに」
    「時間の無駄だぜ、分かってねぇモン同士で話ししたってラチがあかねぇだろ♫」
    「ねぇねぇどうしたの、何の話?」
     興味津々といった様子でバンとキングの会話に首を突っ込んできたディアンヌに、バンは些かうんざりした顔をし、そんな義弟を引き止めつつキングは経緯を語って聞かせた。そして聞けば聞くほどディアンヌの眉根は寄って呆れ顔になっていく。遂に「なんだそんな事かぁ」とため息混じりに呟いた。
    「でもエレイン来ないし、何かもっと深刻なのかと思ったからホッとしたよ」
    「オイラ達にとっては一大事なんだよ」
    「俺はもうプレゼントは見切りつけたぜ、悩む事に時間使う位ぇなら、そのぶんエレインの側に居たい♫」
    「バン、またそうやってキミは……」
     いつもの口喧嘩になりそうなところに、まぁまぁとディアンヌが割って入る。それからキングの方を向いて「でも今回はボクもバンに賛成かな」と言った。
    「大事なのはお祝いしたい、感謝を伝えたいって気持ちをきちんと本人に伝える事だよ。プレゼントやパーティーの内容のアイデアが思いつかないならもうそれでもいいじゃない。離れていたぶん大事にしたいなら、今はできるだけエレインと一緒の時間を過ごす事のほうが大切だよ」
     色々なトラブルに邪魔され遠回りを強いられてきたディアンヌの言葉はことのほか重い。バンはやっぱり帰る、と扉に向かい、キングは目からウロコが落ちたような顔をした。
    「まぁ、ボクはエリザベスと、とっときのプレゼント準備してるけどね〜!」
     ―― そして、コケた。
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    bell39399

    MAIKINGバンエレ水浴び一人アンソロその1(2以降があるかは謎)

    途中まで書いたやつポイ。
    一人称に直すかも。なんとなく
    それを見た時、バンは幻を見たのかと思った。もしくはまだ寝ぼけているのか。
     

     夜中、水音を聞いた気がしてふと目が覚めた。もとより熟睡することのないたちだったが、この森に来てからは妙によく眠れる。にもかかわらず、だ。それに何故か少し冷える。
     その原因に気づき、思わず自嘲した。なんの事はない、隣で寝ていたこの森の聖女がいなかっただけの事だ。
     この森も、この森である秘宝を守っているという少女も奇妙な事だらけだった。安らぎやぬくもりとは無縁の生活を送ってきたバンだったが、ここに来てからは気持ちが凪いでいる。不思議なことだが本能で警戒する必要がないと感じていた。
     エレインと名乗る妖精少女(本人曰く千年は生きているらしいが)とのやり取りも実に愉快だった。彼女はバンの他愛のない話を夢中で聞いて、四季のようにくるくると表情を変えながらバンの言葉の一つ一つにいちいち反応する。時には金色の睫毛を伏せ、時には頬を膨らませ、そして何よりよく笑った。バンは彼女の笑顔で初めて「花が綻ぶような」という形容の意味を知った。
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