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    はるつき

    @htso917

    左右完全固定派字書き。
    ロカリュ(SN2)とちーとど(忘バ)多め。時々シンセイ。
    可愛い攻めとかっこいい受けが大好き。
    リアクションありがとうございます!

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    はるつき

    TRAININGちーとど。
    日常の話。オープンにしない秘密恋愛のつもりで書いたけど練習が必要すぎる…………。
    けーちゃんママのいれたカルピスくらいうっっっすいちーとどになってしまった。
    うっす……ちーとどうっす……(´;ω;`)
    aoiちゃん姉妹バフででぃずにー、さんりお、じぶりは一通り押さえてたら可愛いと思う。
    秘密と日常「千早、ここどうすんの」
    「そこはさっき言った公式の応用でいけますよ」
    「さっき?」
    「俺の話聞いてたんですよね?」
    「んん……いちおー……」
    放課後、期末考査まであと一週間というタイミングでいよいよ藤堂は千早に泣きついた。
    謝礼として明日の昼は千早の分も弁当を作ってくるという伝家の宝刀を抜いて千早を自宅に招いて勉強を教えてもらっている。
    考査で赤点を取ると補講が入るということで、野球をする時間が大幅に減るということだ。最悪部活停止もありうるのでそれはなんとしても回避したかった。もちろんそう思っているのは藤堂だけに限った話ではないため千早もこうして協力している。
    藤堂は勉強というものがすこぶる苦手である。
    授業中は寝るつもりがなくてもいつの間にか眠ってしまう。そして最悪なことに隣の席の男は全く起こしてくれない。最初は「社会のゴミを発酵させてる最中ですので」という理由だったが恋人になってからはその理由が「気持ちよさそうだったので」とか「寝顔が可愛かったので起こすのがもったいなくて」なんて真っ当に聞こえる文言に変わっていた。半分本音で半分は意地悪なのが透けて見えて腹立たしいが根本的には授業中徹頭徹尾寝てしまう自分が悪いので何も言えない。
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    はるつき

    DOODLEちーとど。
    多くを語らないちぱやともっとちぱやのことが知りたいあおいちゃんの話。
    キッスも手も繋がない少女漫画BL。

    初めて書いたちーとどの後軸の話。
    初書きの奴は手探りがすぎるのでダメージ食らうけど解釈としては結構あってたのかもしれないなと思います。
    君と話がしたいのだ「好きだなぁ」
    ロッカールームで無意識にこぼれた千早の本音。泡沫のように消える前に藤堂がそれを易易と拾い上げた。
    「俺も」
    キャッチボールのように言葉を返すと珍しく千早がそれを取りこぼした。
    イップス克服のための練習の時ですら必ず捕球していたのに珍しいと藤堂は顔をあげて千早の顔を見る。
    「俺今なんて言いました?」
    耳まで真っ赤なのに額から目元はやや青白い。器用な男は顔色も自由自在なのかと感心する。
    「好きだって言うから。オレも好きだって返した」
    藤堂からしたら僥倖だった。最近気になる相棒から好意を伝えられて断る理由はない。むしろ千早も同じように思ってくれていたならこれ以上の幸運は無かった。
    この後藤堂のそんな思いを知る由もない千早に言うつもりはなかったので忘れてくださいと泣かれたのは予想外だったが、とにかく二人はこうして恋人関係となったのである。
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    はるつき

    DONEちーとど。

    ショタちがでます。
    布団の中でごろごろいちゃいちゃしてるのが好きでいっぱい書いてしまう。
    相思相愛「……て………い」
    ぺちぺちと小さな手に頬を叩かれる感触。胸に乗っているのだろうか息苦しいが苦痛に感じるほどの重さではない。なにかに例えるならちょうど中型犬1匹分位の重さだ。
    「…きて……さい」
    高くて細い声は聞き覚えがない。妹の声はもう少し違った種類の高さだった気がする。じゃあこれは誰だ。
    「ねぇ、起きてくださいよ」
    舌足らずの少し甘い滑舌で敬語。返事をしないでいるともう一度ぺちぺちと頬が叩かれた。頬に当たる紅葉みたいな小さな手のひらは柔くて熱くて気持ちいい。眠りに再度落ちそうになるのをなんとか耐えて目を開けた。
    赤が強めの茶髪と同系色の大きな目が俺を見ていた。どこかで見たことがある顔の子供。
    落ちそうなくらい大きな黒目がちな瞳にすっと通った鼻筋、薄い唇からちらりと覗く小さな白い犬歯。千早に子供が出来たらこんな感じなんかな。ごめんな手放す気無くて。一生千早の子供の顔も俺の子供の顔も見せれる予定がなくて全方位に謝罪してもしたりない。それとも千早の子供の頃はこうだったのか。眠すぎて何もまとまらない。
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    はるつき

    DOODLEちーとど。
    藤堂姉妹に外堀埋めるどころか塀まで建てられて逃げられなくなった話。
    どうしてもFAの一環としてシルバニアがカバンから出てくるあおいちゃんエピソードを入れたかった。
    両片思いが強制的に両思いになるちーとどの話日曜日の昼下がり、藤堂家に千早は手土産を持って訪れた。
    何度も来ているはずなのに緊張した面持ちでインターフォンを鳴らす。
    「はーい」
    直ぐに可愛らしい少女の声がしてがちゃりとドアが開いた。視線を下げた先には藤堂の妹が向日葵のような笑顔で千早を出迎えていた。
    「しゅんくん!いらっしゃい」
    「こんにちは×××ちゃん。これみんなで食べてください」
    少し屈んで目線を合わせて紙袋を差し出す。小さな手が嬉しそうに受け取って胸に大事そうに抱えて姉に報告に行く背中を見送るのと入れ違いに本命が現れた。
    「別に気ぃつかわんでいいのに。上がれよ」
    「家にあった余り物ですからお気になさらず」
    部屋に先に通されたかと思うと息をつく暇なく部屋のふすまがすっと開いた。視線を向けると妹が小さな両手いっぱいにお菓子と女児向けの玩具を抱えて入ってくる。躓きかけたのが見えて思わず手を差し伸べた。どうにか転ばずに済んでテーブルにお菓子をそっと置いて、妹は千早の膝の上に腰を落とす。だいぶ懐かれている事実に千早はじわりと頬が熱くなるのがわかった。
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