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    鶴見←アルファ
    鯉登←アルファ
    月島←オメガ
    のおめがばーす鶴鯉月を書いてみたいなと思った

    #鯉月
    Koito/Tsukishima
    #鶴月
    craneMoon

    おめがばーす鶴鯉月初めて鯉登音之進が月島軍曹を見た感想は【冴えない小さな男】であった。以前から鶴見により名前は幾度も聞かされており、尚且つ優秀で屈強な兵士と聞いていたので実物を目にした鯉登としては拍子抜けをし、些か信じがたいものがあった。
    鯉登が正式に第7師団に入隊が決まったので月島を補佐役に、という紹介の場を鶴見が設けたのだ。鶴見から紹介された月島は軍人の手本というに相応しい敬礼をし、『先程鶴見中尉殿より紹介預かりました月島と申します。僭越ながらこれから鯉登少尉殿の補佐役として就かせて頂きます故、何卒よろしく申し上げます』と落ち着いた声色ながらもはっきりとした語調で言った。鯉登は上から下まで遠慮の無い視線を月島に浴びせながら『ああ、これから宜しく頼む』とだけ少し不服そうな声で答えた。


     鯉登は新居にまだ調度品の支度が間に合ってないという事で一足先にその場を後にした。部屋に残されたのは鶴見と月島の二人だけである。椅子にゆったりと背を持たれさせていた鶴見が月島に語りかけた。
    『月島、分かっていると思うが鯉登少尉はアルファだ』
    『はい、存じております』
    『鯉登少尉にはお前はベータだと言ってある。…そう、この第七師団でお前がオメガなのを知っているのは私だけだ』
    『……』
    『鯉登少尉には子作りよりしてもらわないといけない仕事が山程ある。月島、分かっているな?』
    『はい…私は【貴方の物】ですから。誰とも番になりませんし、子供も作りませんよ…。俺の全ては貴方の物なんですから』
    『ふふ、そうだな。【月島軍曹】は私の物だ。しかし【月島基】は私の物にならんようだな』
    月島はちらりと鶴見を見たがその言葉には返事をしなかった。
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