Xpekeponpon @Xpekeponpon @Xpekeponpon主にTRPG関連の絵をぶっこむ ☆quiet follow Send AirSkeb request Yell with Emoji Tap the Emoji to send POIPOI 104
Xpekeponpon☆quiet followDOODLE show hide show all(+20 images) Tap to full screen (size:900x1300).Repost is prohibited Let's send reactions! freqpopularsnackothersPayment processing Replies from the creator Follow creator you care about!☆quiet follow XpekeponponDOODLEウルホワとエルシンの前日譚 クロスオーバー的な龍児くんと閃白の前、黄金の前 ● R町は寂れた郊外の町だ。いつもと違うことがあれば、あっという間に町中に広まる。 なんでも、町内の体育館(地域活性化の為を謳って無駄に税金を注ぎ込んで造られた無駄に立派な箱物)を貸し切って、学生層のキックボクシングの合宿が行われるらしい。そこにジュニアチャンプが来るとかなんとか。 つえーんだろーな、おい喧嘩売ってみよーぜ――そんな、不良学生達の下らない会話が道すがらに聞こえた。囲んでボコせば勝てるっしょ、みたいな下品な笑い。 目を合わせたら面倒だから一瞥もしない。親からちょっとしたお使いを頼まれた龍児は夜のアーケードを歩く。 ジュニアチャンプ……ってことは日本一強い高校生(か中学生か大学生?)ってことだろうか。やっぱムキムキでバキバキで屈強な奴なのかな、なんて道すがらの暇つぶしに想像して――…… 6284 XpekeponponDOODLEストレンジャーズ🆚富雄『黒い揺籠』 ● 「総員突撃!」 獰猛な敵意に満ちた発破。 廃墟の工場へ、雑草やガラスの破片を踏み仇して突入するのはストレンジャーズ部隊。ここに居るという『バケモノ』を駆除する為に彼らは居る。安全装置を外した小銃を手に、彼らの目は飢えた猟犬がごとくギラついていた。 かくして。 部分的に崩落した天井から、こんな緊迫とは裏腹に麗らかな日が差し込んでいるそこに――『標的』は居た。 巨躯の、さながらSF映画かゲームのような、漆黒のロボット。 キュイ、と赤いアイカメラが『来訪者』を捉え――空気がピリついた。張り巡らされたワーディングは、ストレンジャーズ隊員らが着けた対ワーディングマスクによって無効化される。同時にそれは、隊員らに「目の前にいるのは憎きレネゲイドの怪物だ」と認識させる。 2889 XpekeponponDOODLEダブクロリレキャン前日譚あそび因果の糸口 ● 今日の部活も終わり。「お疲れ様でした」と言葉を交わし、シャワーを浴びて着替えをして……支度を終えたところで別の部の友達が顔を出した。「よー」「お疲れ」なんて会話をしながら、同じ帰路に就く。空はもう夕焼けだった。 こがねが丘、なんて名前に沿うように、この町の夕焼けは綺麗だ。夕焼けにビルとか車とか街路樹とか――空や雲までも――町の全てが、こがね色にキラキラしている。まるで町が伝説の黄金都市になったかのようだ。多分、この町の名前を付けた人は、この風景から着想を得たに違いない。 「――でさ、次の大会の階級どうすっかなって――」 イチョウ並木の歩道――秋には道路がイチョウのこがね色に染まる――を行く。隣では柔道部の友達が、自分の階級についてあれこれ悩んでいる。 1248 XpekeponponDOODLEファンプラセッション前日譚 富雄目線14歳の銀河● 放課後になって、リュックを背負って、いつもの空き教室へ走る。吹奏楽部や他の部活で使われないし、茶化してくる部外者も居ない、俺達の秘密基地シークレットベース。 息を弾ませ、心を弾ませ――退屈な授業を数時間も耐えたのは、この時の為。わくわくする気持ちと共に、ガラガラガラと戸を開ければ、もう友達が待っていた。今日は俺が一番最後だった。 「やほー!」 授業の合間とか、昼休みとかも顔を合わせてお喋りしたけど、やっぱ放課後に会うのが一番アガる! せせこましい時間制限もないし! 皆が俺の名前を呼んで、迎えてくれる。この瞬間が俺はけっこー好きだったりする。ああ、俺の、俺達だけの特別な場所だなぁって、帰ってきたみたいな心地がするから。 1248 XpekeponponDOODLE卓の絵 23 XpekeponponDOODLE閃のテキスト セッション前日譚まだ少年は何も知らない ● こがねが丘高校。 スポーツに力を入れているそこは、他の学校ではあまり見かけない部活がチラホラある。キックボクシングとかレスリングとか相撲とか。 フルコンタクト系格闘技の男子同士でつるむようになったのはいつからだったか。昼休み、柔道場の畳の上でダラダラ寝そべったりマットで取っ組み合って遊んだりするのが、閃のいつもの日常だった。 そうして今は、レスリング部の友人が寝転がってスマホのパズル系ソシャゲをポチポチしているのを、閃は横に寝そべって覗いている。近くでは柔道部と相撲部がそれぞれジャンプを読んだり昼寝したり好きなことをしていた。 「あのさぁ」 スタミナ切れでアプリを閉じたレスリング部が、スマホをしまいながら座り直す。 1491